ドラマ『競争の番人』第11話(最終話)あらすじ/ネタバレ感想!不当廉売とは何なのか?四国支所に異動になった小勝負勉(坂口健太郎)が、不当廉売の証拠を暴く!

競争の番人

出典:競争の番人公式ページ

四国支所に異動になり、故郷にある父・誠のお墓参りをする小勝負勉(坂口健太郎)。

小勝負が“みかんパン”を探しながら商店街を歩いていると、お店が沢山潰れているのを目にします。

新しくできたスーパー・エースマートで、他の店の半値以下で売られているみかんパンを買い‥。

実は、スーパー・エースマートの安売りは、独占禁止法に違反する行為だったのです!

スーパー・エースマートの安売りは、何が問題だったのでしょう。

最終話は、故郷に帰って来た小勝負が、そこで目にした独占禁止法違反を解決するお話になります。

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ドラマ『競争の番人』前回第10話のあらすじと振り返り

談合の手がかりを掴むため、ラクター建設を立入検査する第六審査。

東京湾岸地区再開発プロジェクトの入札まで残り3日ですが、談合の手がかりを見つけることが出来ません。

そんな中、藤堂清正(小日向文世)がある法案を成立させようとしていて‥。

昔の藤堂は不正を許さない役人でしたが、藤堂の考えを変える出来事が起こり、談合を推進するようになったのです。

第六審査のメンバーたちは協力して証拠を集め、藤堂を捕まえることに成功するのでした。

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【ネタバレあり】ドラマ『競争の番人』第11話(最終話)あらすじと感想

みかんパン

愛媛にある父・誠のお墓に、藤堂清正(小日向文世)の不正を暴いたことを報告する小勝負勉(坂口健太郎)。

その後、小勝負は、商店街を歩きながら“みかんパン”を探します。

みかんパンはなかなか見つからず、その代わりに沢山のお店が潰れているのを目にしました。

ようやく、スーパー・エースマートで見つけたみかんパンは、50円(他の店では128円で売られていた)という安さで売られています。

小勝負は安すぎる値段に驚きながら、他の商品の値段を見ていました。

その姿を不審に思った店長・松尾は、小勝負が万引きしていると勘違いし‥。

ミルトモ 編集部

地元の人にお店を宣伝するために、新しくできたスーパーが安売りするのはそれほど珍しい事ではない気がします。それでも、ほとんどの商品が通常の1/3位の値段で売られているのにはビックリしました。そこまで安いと、利益がでるのか心配になります。

潰れたケーキ屋

事務所に連れて行かれた小勝負が店長・松尾と話しをしていると、突然、人の悲鳴が聞こえます。

店の中に猟銃を持った男が現れ、その男に見つかった小勝負と店の従業員たちは人質になってしまいました。

店の外を警察官が包囲する中、猟銃を持った男は、人質の命と引き換えにエースマートの社長・大谷を連れて来るよう警察官に言います。

実は、猟銃を持った男は、エースマートの近くでケーキ屋を営んでいた店主・田嶋でした。

父親から受け継いだ田嶋の店は、地元の人達から愛される評判のケーキ屋でした。

しかし、値段が安いエースマートが出来たせいで、お客を取られて潰れてしまったのです。

小勝負は、「公正な競争の結果店が潰れたのであれば、確かに、ただの逆恨みです。でも、そうじゃないかもしれません」と言い、エースマートで不正が行われていた可能性を指摘するのでした。

ミルトモ 編集部

田嶋の主張は、ただの逆恨みにしか思えませんでした。近所に安い店が出来ても、常連客であれば変わらず通い続ける気がします。エースマートで不正が行われていたとしても、潰れた理由はそれだけではない気がしました。

不当廉売

小勝負は、エースマートが不当廉売している可能性を指摘しました。

不当廉売は、売値が原価より安いかどうかがポイントになります。

しかし、店長・松尾は、地域のお客様に喜んでもらうために頑張っているだけと言い、不正はしていないと主張しました。

小勝負は、商品が異常なほど安い事が気になっています。

田嶋から1時間の猶予を与えられた小勝負は、エースマートの帳簿や伝票を調べることに‥。

さらに小勝負は、第六審査にも応援を求めました。

ミルトモ 編集部

不当廉売という言葉を初めて知りました。安売りでも、賞味期限間近な商品やキズモノ商品、バーゲンセールなどは、不当廉売にはならないようです。どんな行為が独占禁止法違反になるのか、知らない人も多い気がします。

責任の所在

その頃、第六審査のメンバーたちは、愛媛のスーパーで起こっている立てこもり事件のニュースを見ていました。

小勝負からの電話を受けた白熊楓(杏)は、エースマートが排除措置命令を受けたことがあるかを調べることに‥。

一方、立てこもり事件現場に社長・大谷が到着し、証拠を探す小勝負は時間切れになってしまいます。

小勝負は、仕入伝票と実際販売されている値段が、不当廉売の証拠になると言いますが、それだけでは社長・大谷と本社の不正を暴くことは出来ません。

そんな中、店長・松尾は、みんなを助けるために不正を認めて‥。

ミルトモ 編集部

雇われている身の店長が、社長の命令に背くのは難しい気がします。弱い立場の人が、全ての責任を負わされるようなことが無いようにしたいですね。しかし、普通だったら赤字になるところ、普通に営業できるのは何故でしょう。

不正の証拠

白熊からの電話で、過去にエースマートの支店が不当廉売で排除措置命令を受けていたことが分かります。

エースマートで買ったみかんパンを食べた小勝負は‥。

店長・松尾は、社長から指示されて値段を下げていましたが、来月から価格を元に戻すよう言われていました。

しかし、それは口頭による指示の為、社長と本社の不正を証明する事は出来ません。

お店に突入した警察官の前には、猟銃を持った田嶋と小勝負がいます。

第六審査のメンバーたちは、テレビに映る小勝負を見て驚きました。

テレビに映る小勝負は、社長・大谷が不正に加担している証拠を暴こうとしています。

小勝負は、社長・大谷がマイナー業者(あまり知られていない業者)に協賛金を要求(優先して販売することを条件にお金を要求)していた可能性を指摘しました。

第六審査は、エースマートの本社を立入検査し、不当廉売と優越的地位の濫用でエースマートに排除措置命令を出します。

その後、四国支所に出社した小勝負は、大好きなみかんパンを食べながら、職場の人達に挨拶をするのでした。

ミルトモ 編集部

無事に解決できて良かったですが、猟銃を持って人を脅すようなことはせず、初めから公取に相談していれば良かったのではないかと思いました。

ドラマ『競争の番人』第11話(最終話)まとめ

ドラマを通して、どんな行為が独占禁止法に違反するのかを少しだけ知ることが出来ました。

最終話で扱った不当廉売も、ドラマを観なければ独占禁止法に違反する行為だと気づかなかったと思います。

公正な競争を実現するために存在するのが公正取引委員会(公取)ですが、実際には、不正に気付かず泣き寝入りした業者(人)もいるかもしれません。

少し難しい内容でしたが、仲が良い第六審査のメンバーたちの活躍が見られて楽しかったです!

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