松茸を見つけた猫猫はヤブ医者と一緒にこれをこっそり食べていると、呪いに罹ったと騒ぐ宦官がやってきて薬を処方することに。
また、翡翠宮では園遊会の準備が着々と行われ、猫猫も自分のできることをやります。そして当日には、同僚の侍女たちにガッチリ抑えられ化粧を施されることにより、猫猫が隠し続けていた真実が明らかに。
壬氏も唖然とする猫猫の美しい姿は必見!そして、その裏に隠された真実に…
目次
アニメ『薬屋のひとりごと』第4話のあらすじと振り返り
梨花妃の容態が一向によくならないことから、帝は玉葉妃の侍女で、噂の薬師である猫猫に診るように命じます。診てほしいは治せと同義語と理解する猫猫。断れば首を刎ねられるだろうと考え、明に従って梨花妃がいる水晶宮に足を運ぶこととなりました。
おしろいの毒素を外に出す消化の良い食事を作るも、梨花妃の侍女たちに追い出されてしまいます。帝からの任務を阻まれ、胴と首が離れるのも時間の問題かと考えていたところ、壬氏が侍女たちを丸め込んだことで打開しました。
梨花妃に粥を食べさせるもうまく呑み込めないことから、容体は思った以上に悪いことを理解した猫猫。それよりも問題だったのは、宮中で使用禁止となって回収されたはずのおしろいが今も梨花妃の肌に塗られていたことでした。
侍女は梨花妃のためだと考えて隠し持ち、今もおしろいで美しくいてもらおうと考えて塗っていたのです。これを知った猫猫は激怒し、侍女を張り倒して引きずりまわし、おしろいを頭からかけてしまいます。自分たちの看病が間違っていたこと、そして猫猫を怒らせることによる恐怖を知った水晶宮の侍女たちは、猫猫に従い、献身的に梨花妃の看病に当たります。息子を亡くして生きる気力がなかった梨花妃でしたが、粥を食むということは生きようとしている証拠だと猫猫に言われ、彼女自身も回復に向けて前向きに。その結果、数か月後にはすっかり元気になりました。
帝の命を1人でこなした猫猫は疲労困憊。また子供を成すことができるだろうかと不安を抱く梨花妃に対し、赤面させるような助言をして水晶宮を去ります。
翡翠宮に戻った猫猫は仲間の侍女に心配されながら普段の生活に。そして、梨花妃が回復してからは、帝の翡翠宮への通いが減り、玉葉妃は睡眠不足から解放されると安堵するのでした。
【ネタバレあり】アニメ『薬屋のひとりごと』第5話あらすじと感想
松茸発掘で大喜びの猫猫は共犯者を探す
夜遅く、壬氏は馬閃という若者と剣の稽古をすることに。
KAMUI
汗を流した壬氏は高順に、猫猫は少しは肥えただろうかと様子を伺います。水晶宮から戻って来た彼女を気遣い、誰もが猫猫に点心を与えて回復させようとさせようとしていたのでした。が、猫猫はそれを小蘭に分け与えていました。
猫猫本人は宮中の草むらで松茸を見つけて大喜び。これをどこで食べようか考えた結果、彼女は医官にこれを見せます。これを焼き、醤と塩で医官にこれを食べさせ共犯を作ったところね猫猫もこれを堪能するのでした。
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呪いで手が赤く。怯える宦官に猫猫は科学的検証で解決させる
医官と共に松茸を堪能していると、1人の武官がやってきて、呪いを解く薬を作ってほしいと言ってきたのです。宮中ででたごみを燃やす仕事をしている彼は、見覚えのない木簡を見つけて炎の中に投げ入れました。すると炎の色が変わって燃え上がり、気づけば手は赤くなっていたため、自分は呪いに罹ったのだと考えたのです。
医官に言われて薬を調合する猫猫。しかし炎は炎色反応によって色が変わったのだろうと考えました。小さな枝に火を灯し、そこに粉をふりかけ「こんな色でしたか?」と言って見せてお驚かせます。そして猫猫は、宦官の手の赤はかぶれたのだろうと判断し、塗り薬を煎じて渡すのでした。
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一連の出来事を目の当たりにしていた壬氏は、炎色反応について猫猫に詳細を聞こうとしましたが、専門外なので分からないと言われます。壬氏は腕にやけどをした者を探すよう高順に人知れず命じ、猫猫には「私は土瓶蒸しが好きだ」と言い、松茸の下りからみていたこと、自分にも松茸を持ってくるようにと、少ない言葉で命じるのでした。
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園遊会準備に侍女たちは大忙し?
色付きの木簡を使うということはなにかの暗号。そんなものをわざわざ使うのは公に出来ない内容だからなのかとひとりごとを口にしながら翡翠宮へと帰る猫猫。
そして翡翠宮に戻ると、園遊会で着る衣装の試着をさせられます。年に2回、宮廷に帝と上級妃が集められる宴が行われるため、玉葉妃とその侍女たちは出席することになります。来る宦官にも愛想を振り撒くようにと言われますが、壬氏もやってくると思うと断りたい気持ちでいっぱいの猫猫。しかし、自分は翡翠宮で一番下の上、毒見役は必要不可欠だなと考え、出席せざるを得ません。
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突風が吹く屋外で出し物を見て食事を食べ、挨拶に来る官たちに笑顔を振りまく…そう考えると猫猫は生姜と蜜柑を使った飴を作り、肌着にカイロを入れるためのポケットを縫い付けるなど、防寒対策を始めます。これをしった紅娘は、ポケットを全員部作ってほしいと懇願。切実そうに頼まれたため、猫猫は断ることをせず針仕事を始めます。すると、噂を聞きつけて壬氏や高順までもがポケットを依頼。さらには後宮お抱えのお針子や料理係までもが作り方を教えてほしいと言って猫猫の元にやってくるのでした。
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猫猫の秘密がついにバレる。美しくなった彼女に壬氏も唖然
昼間は宮中の仕事をしながら夜には針仕事。そんな日々すぎ、園遊会当日になりました。
赤い着物がよく似合う玉葉妃に侍女たちも惚れ惚れ。そして玉葉妃は侍女たちに変な虫がつかないようにと、綺麗な髪飾りや耳飾りを渡します。猫猫には首飾り。これに感謝をしたのも束の間で、彼女は他の侍女たちに腕を押さえられ、化粧をすることに…。
さっそく猫猫の顔を拭いたのですが、ここでとある事実が発覚。侍女の誰もが驚きました。
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妃たちの元を回って挨拶する壬氏は、賢妃・梨花妃、淑妃・阿多妃、徳妃・里樹妃の元へと挨拶したのち、玉葉妃の元へと向かいます。玉葉妃のところにいるお気に入りのオモチャがどんな姿をしているのか楽しみな壬氏は、一瞬で猫猫だと気づけないほど美しくなっていて驚きます。
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そばかすは化粧で消したのだろうと壬氏はいいますが、化粧をしたから消えたのだと話す猫猫。混乱する壬氏を見て、素直に言うべきじゃなかったと後悔しつつ、真実を語り始めます。
化粧は美しくなるためのものだけじゃなく…
猫猫の鼻の上のそばかすは、乾いた粘土でつけられた化粧。猫猫はいつも醜女になるよう化粧をしていたのです。そんなことをしていたのは、路地裏に連れ込まれないようにするため。花街育ちの彼女は、肉付きの良くない醜女を演じることで、強姦や人攫いから身を守っていたのです。連れ込まれたことがあるのかと聞かれるも、どうやら未遂。しかし、化粧が落ちかけていた時に人攫いに遭い今に至ります。買い手は人攫いか口減らしかの判断などつかないものだと分かっているため、猫猫は壬氏に腹立たしさを感じることはありませんが、それでも壬氏は「申し訳なかった」と言葉をこぼしながら、彼女の髪に簪をさして去っていくのでした。
男物の簪を頂いた猫猫。侍女たちは「羨ましい」「欲しい」と言って寄ってくる中、「私だけの侍女じゃなくなったじゃない」と言い、玉葉妃はその簪を猫猫の髪に再び差すのでした。その意味を理解する間もなく、宴の太鼓が鳴り出し、園遊会が始まるのでした。
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アニメ『薬屋のひとりごと』の次回に期待するもの
好意だったり自分のものよという意味で簪を送っていると思うのですが、そこで鈍感発揮する猫猫が一周回って可愛いんですよね。しかも壬氏も壬氏で、キラキラモードではなく、ちょっと照れながらの「やる」というのがまた可愛い!キュンとさせてくれますわ!
園遊会が何もなければいいのですが、何も起きないわけがなく、原作も見ている人間からするとここからが楽しみです!
美しくなった猫猫がもっとも魅力的になる瞬間がここでくるのかと思うと、第6話が楽しみです。
しかし、木簡の話もしっかり解決したとは言えない状況。壬氏が探しているものはなんなのか、そしてそこに隠された真実も、明らかになること楽しみにしています!