アニメ『薬屋のひとりごと』第24話(最終回)あらすじ/ネタバレ感想!枯れた青い薔薇の意味とは。身請けされた妓女を想い、猫猫は夜な夜な一人で舞う

©日向夏・イマジカインフォス/「薬屋のひとりごと」製作委員会

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猫猫との約束通り、緑青館の妓女を選ぶこととなった羅漢ですが、どの女性の顔も彼には白い碁石にしか見えません。それならば世話をしてくれた梅梅にするのが妥当だと考える羅漢。
彼に想いをよせながらも、妓女としてのプライドを持つ梅梅は、そっと外への扉を開けました。そこから聞こえてきたもの、それが青い薔薇の意味に繋がります。

花街では1人の妓女が身請けされたことでお祭り状態。妓女が身請けされた時には舞を踊るのが習わし。そこで猫猫は1人、塀に登って舞を始めます。

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アニメ『薬屋のひとりごと』第23話のあらすじと振り返り

象棋の5局勝負を羅漢に仕掛けた猫猫。負ければ彼の正式な娘になると約束し、いざ対局がスタート。負ければ微量の薬が入った蒸留酒を飲むという条件を付けたため、猫猫は2敗して酒を2杯。薬入りを3杯も飲めば猛毒になる状況でピンチの猫猫ですが、手加減を下羅漢が一敗。これで羅漢がこれ以上負ける必要はなくなったのだと壬氏がハラハラしていたその時、下戸の羅漢は酒に酔ってゲーム継続不能に…この勝負は猫猫の勝利となりました。

猫猫が勝利したさいには、緑青館の妓女を1人身請けするようにという条件だったことで、眠った羅漢は妓楼に運ばれます。その間彼は、唯一顔がはっきり見える妓女・鳳仙との日々を思い出します。3ヶ月に1度彼女と会っては碁や象棋を楽しんでいたというのに、遊学で3年もの間彼女と会えなかった羅漢は、戻ってきた時に見つけた彼女の指を見つけます。鳳仙は自分との子供を身籠って身請け話を破談にさせ、自分を待っている間に客をとって帰らぬ人となったことに、羅漢はひどく嘆く…そこで彼は夢から覚めます。

梅梅から手渡された青い薔薇は枯れてもなお美しい。猫猫から送られたとされるこの薔薇の意味とは…。

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【ネタバレあり】アニメ『薬屋のひとりごと』第24話あらすじと感想

羅漢が選ぶ妓女は…

猫猫を正式に自分の娘に出来なかったことを悔やみつつ、壬氏が3度も猫猫の肩に触れていたことに苛立つ羅漢。そんな彼はやり手婆に言われるがまま、並べられた緑青館の妓女の中から身請けする相手を選ぶこととなります。

羅漢からすれば、どんなに着飾った美女だとしても顔は碁石。それならば、今までたくさん世話を焼いてくれた梅梅を選ぶべきかと考え、彼女の前に立ちます。

KAMUI

この中からすれば妥当な決断でしょう。しかし、ここで終わるわけがないのです。

枯れてもなお美しい青い薔薇

羅漢が自分を選んでくれるならば喜んで受け入れるという梅梅。しかし彼女は妓女としてのプライドを持ち合わせた女性。選ぶならばちゃんと選んでほしいと言って、彼女は緑青館の扉を開けます。

かすかに聞こえてくる懐かしい歌。それは鳳仙が歌っていたものだと気づいた羅漢は、やり手婆の制止を遮って、離れへと走っていきました。猫猫が寄越してきた青い薔薇に意味があるというのなら…そう思いながら、彼は必死に走ります。

離れにやって来た羅漢が目にしたのは梅毒で体を蝕まれ、鼻が削げ落ちた女。変わり果てた鳳仙の姿を目にした羅漢は、涙ながらに彼女を身請けすると言います。

1人布団の上で碁石を並べる鳳仙。そんな彼女の手に自分が持っていた碁石を乗せ、2人はあの時のように碁を楽しむのでした。

KAMUI

枯れてもなお美しい…それは姿は変わってしまったとしても、鳳仙はまだ生きているというサインだったのでしょう。そして羅漢はそれに気づいた。さすが親子です。

自分ではなく、鳳仙を選んだ羅漢の幸せそうな姿を見た梅梅は、少しほほ笑みながらも、もっと素直になっていればと泣き崩れてしまうのでした。

KAMUI

禿の時から良くしてもらっていた相手ですから、選ばれたい気持ちもあったことでしょう。ですが、羅漢が鳳仙を想う気持ちの方が大きかったということですよね。梅梅は可愛そうですが、これはどうしようもない。

猫猫の思う羅漢・鳳仙とは

馬閃と共に緑青館に羅漢を送り届けてきた猫猫は、壬氏の部屋へと戻ってきます。猫猫は羅漢を恨んでいるのだろうと思っていた壬氏ですが、彼女はそこまで思っていません。むしろ羅漢は鳳仙に計られたのだろうとさえ思っているくらいです。月の道の周期を理解していれば、、妊娠をしやすい時期を把握するなど容易なこと。そして、人の顔が認識できない羅漢は可愛そうなやつだと羅門から聞かされていたことで、猫猫は彼を恨むことはなく、むしろ今は羅門の娘として生きていることに喜びさえ思う。猫猫にとって羅漢と鳳仙は、父や母ではなく、種馬であり自分を身籠ってくれた人という認識なのです。

KAMUI

境遇としてはかなりきついのに、どうしてここまでクールになれるものなのでしょう。それも親の遺伝?

夜な夜な一人塀に登って舞う

数日後、梅梅から手紙が届きました。そこには羅漢が誰を身請けしたのかが書かれていたと言います。一緒に送られてきたのは綺麗な衣。妓女が送られてくるとき、他の妓女は舞って送り出すという風習があり、猫猫もそれに倣い、夜な夜な一人塀に登り、花街の方に向かって舞うのでした。

KAMUI

緑の髪に赤と紫の衣というなんとも素敵な姿。しかもその姿もキレイ。前半OP『花になって』のサビのシーンとも違う雰囲気の舞でずっと見ていたくなります。

一通り舞終わると、そばには壬氏がいました。これに驚いた猫猫は危うく塀から落ちそうになります。間一髪で壬氏に助けられると、女が兵に登って何かしようとしている報告を受けてやって来たと聞かされ、こっそりやっていたつもりがしっかりバレていたと気づかされます。

KAMUI

見つけた兵は猫猫のことを知っていて壬氏に報告したとか。バレないようにと思っていても、すでに有名人?

羅漢が誰を身請けしたのか、壬氏はそれを知りません。しかし、身請けを決めたことで10日は休み、花街で身請けの宴を開き続けることを聞かされており、いささか迷惑なことだと話してきます。

身請けされた妓女は表に出ることはないため、すべてはやり手婆の思うがままにお金が回ったと思わされます。

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猫猫が壬氏に告白?

自分の今までの人生、鳳仙との関係に想いを馳せていたその時、猫猫は踊って体が熱くなったために足の傷がまた開いてしまったことに気づきます。

薬の実験で痛覚が鈍くなっている猫猫は、自分で足を縫うため、針と糸を持ち出しました。この状況に青ざめる壬氏は、彼女を抱えて塀から飛び降り、そのまま彼女を抱えて宮中へと戻ります。

KAMUI

今作2度目のお姫様抱っこ!壬氏様ホントに体できてるなぁと思わされます。その上美しいはホントにズルい

運ばれている最中、猫猫は今まで壬氏に言いそびれていた大切なことを口にしようとします。目を潤ませる彼女は壬氏の頬に手を当ててこう言います。

「五黄をください」

呆れた壬氏は猫なで声で縋ってくる猫猫に頭突きを一発。大人げない対応をされたと思う猫猫ですが、その方が接しやすいなとも思うのでした。

KAMUI

良い雰囲気をぶち壊してくれるんですからぁ。頭突きで済んで良かったわね。

猫猫の物語は始まったばかり

前にもらった冬虫夏草を見つめてニヤニヤしている猫猫は、いつものように壬氏に呼ばれていきます。

「面白い話がまわって来てな。頼みたいことがあるんだ」

またかと呆れる猫猫ですが、彼女はいつものように返します。

「で、私は一体何をすればよろしいのでしょうか?」

次はどんな事件に巻き込まれるのでしょうか。

KAMUI

ここで第1期終了!ロス確定!続きはよです!

アニメ『薬屋のひとりごと』の次回に期待するもの

羅漢との話は終わりましたが、翆玲の話はまだ決着がついていない状態で終了。2期制作決定を喜ぶ反面、これは確実に薬屋ロスになるでしょう。

最後の最後にラブロマンス展開があるのかと思わせておいて「五黄をいただけますか」と猫なで声。そしてイラッとした壬氏様の頭突きは最高でした。2人の関係はまだこれが良いと思えてしまいます。

またも面白い話を持ってきた壬氏と、それに耳を傾ける猫猫。しばらく続きは拝めませんが、続きが放送されるその日まで、期待して待ちます!

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