アニメ『薬屋のひとりごと』第15話あらすじ/ネタバレ感想!猫猫の噂は宮中を巡り、一人の男を引き寄せることに…

©日向夏・イマジカインフォス/「薬屋のひとりごと」製作委員会

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食糧庫の爆発事件を李白とともに解決したことで、猫猫の噂が宮中に広まると、1人の武官が彼女に興味を持ち、かつての同僚である高順にとある謎解きの依頼をします。

河豚の毒で食中毒を起こしたと思われるこの事件。過去にも同じ事件があったことから、猫猫は自身の知識を元に謎を解き始めます。

何とか猫猫に構ってもらおうとする壬氏。そんな彼も、猫猫に興味を持った武官に目を付けられてしまい、それを聞いた猫猫は…。

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アニメ『薬屋のひとりごと』第14話のあらすじと振り返り

阿多妃の後任として柘榴宮へと入った新たな淑妃・楼蘭妃がやってきたタイミングで、猫猫は玉葉妃・梨花妃の推薦によって妃教育の講師をすることとなりました
やり手婆より教材を取り寄せた猫猫は、上級妃とその侍女だけを部屋に入れ、女の園における門外不出の秘術を彼女達に伝授。追い出された壬氏は扉の外で聞き耳を立てるが中の様子は聞こえません。やっと扉が開いたので中に入ってみると、推薦人の2人は満足気なことに対し、里樹妃は意気消沈、この教育に全く興味を示すことなくそっぽを向いていた楼蘭妃は、1人お茶を飲むのでした。

宮中で爆発騒ぎが起き、李白がこれを調査。たまたま居合わせた猫猫は、爆発が起きた場所は食糧庫であり、近くに煙管が落ちていたことから、小麦粉に煙管の火が引火して起きた爆発だろうと推理。

これがまた猫猫にとって新たな展開の引き金となっていきます。
猫猫の宮廷生活、波乱の幕開けです。

【ネタバレあり】アニメ『薬屋のひとりごと』第15話あらすじと感想

武官・羅漢

食糧庫の爆発事件を李白と噂が広がると同時に、壬氏が身請けした下女・猫猫の噂も武官たちの中で広まっていきました。

傍からこれを聞いていた武官の羅漢は、その下女は知的で冷たい目つきの美女だと聞くなり、彼らに詳しく教えてほしいと言い出します。

KAMUI

第2シーズンになってからちょこちょこと出てきている羅漢がついに動き出します!
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河豚を使った鱠で食中毒?類似した事件に関わった高順が猫猫に尋ねる

部屋付下女として働く猫猫に、高順は声をかけ、河豚の鱠(なます)に当たって食中毒が起きたという10年前の事件の資料を見せます。これは過去に高順が仕事で関わっていた事件であり、かつての同僚から同じような事件が起きたことで、彼は猫猫に話を持ち掛けてきたのです。

KAMUI

あれ、元同僚として出てきているのが羅漢。元々つながりもあったんですね。

官僚が河豚の鱠を食べて昏睡状態に…。河豚の皮と身を湯引きしたものを使われたというのですが、河豚の毒は肝などの内臓に多く、身には毒が薄いため、猫猫は違和感を覚えます。

厨房のゴミから内臓は使われていない上、鱠には別の魚を使ったため、河豚を使っていないと料理人は証言。被害者である2人の男は共に美食家であることから、河豚をたしなんでいたと言いますが、明確な原因が見つからず今に至るのです。

これだけでは情報が足りないと感じた猫猫は、高順にさらなる情報を求めるのでした。

壬氏様は構ってほしい

高順に聞かされた事件について思考を巡らせていると、「なんの話をしてたんだ?」と言って壬氏がひょっこり現れました。突然現れた主人に対し、猫猫は驚きの表情を見せます。

KAMUI

楳図かずおかな?と言わんばかりのスゴイ表情をしてますが…

高順の話を親身になって聞いていることが気になって近寄った壬氏に対し、面白い話ならば耳を傾けて当然と返す猫猫。自分と話す時には途中で逃げるというのに…と思う壬氏は、今回もすべて言い終わる前に猫猫に逃げられてしまいました。壬氏は追いかけようとするも、水蓮に髪を拭かれているために身動きが取れず。

自分を避ける猫猫に不満を抱くのでした。

KAMUI

身請けした主人に塩対応。いや、ここで変わらないのが猫猫です。そんな猫猫、壬氏様も好きだから良いじゃないですか。

馬閃に連れられ問題の厨房へ。猫猫が見つけたものは

翌日、高順は調理所を猫猫に持ってきました。主人に出すものはすべてここに記載されているのですが、鱠の作り方に特におかしなところはありません。しかし、何を使って作ったかがわかりません。しかし、鱠の材料に大根や人参ではなく、海藻を使ったと聞いた猫猫、その家の厨房を見せてもらいたいと願い出ます。

KAMUI

話しに混ざりたい壬氏様。厨房を見せるように手配したのも彼かな…。猫猫さん、事件を捜査するのに便利な人が近くにいるなぁと思えてしまいます。

若い武官・馬閃に連れられて問題の厨房へと足を運ぶ猫猫。毒の一件以来使われていないこの厨房へ足を運ぶと、屋敷を代わりに取り仕切っている役人の弟が登場。勝手に厨房へ入れるなと騒ぎます。

役人の奥方に許可は貰っているしこれは仕事だと言って馬閃が彼黙らせると、猫猫は早速怪しいものを探します。そこで見つけた一つの瓶。そこには役人が良く食べていたと言われる海藻を手にします。

毒の正体は海藻?

苛立つ役人の弟をよそに、猫猫は早々に退散。あっさり引き下がったように見えるが、この時猫猫は海藻を一部持ち出していました。

この海藻は今の時期にとれるものではなく、塩漬けにしておいたとしても、今の時期まで持つものではないと。猫猫は言います。さらに、宮廷の近辺で採れたものでもなく、交易で仕入れた可能性があると聞かされた馬閃は仕入れ先を調べ、これは南方から来たものだと突き止めます。

しかし冬場にこの海藻を食べることはなかったと下男は証言し、料理人からは、この海藻は普段から使っており、毒であるかのうせはないと言われたため、これが原因とは考えにくいもの。

猫猫は外廷に戻り、猫猫は海藻を2つに分けて水にさらして、高順や馬閃の前に出します。

KAMUI

除け者扱いされたくない壬氏様もちゃっかり参加しています。暇なのか?

同じ海藻なら毒がないというわけではありません。南ではあまり食べられない海藻だが、これを好んで食べるものがいると知るなり、交易商が塩漬けにして送ったのだろうと猫猫は考えます。

世の中には、毒が無毒になることがある。本来毒をもつウナギの血を抜いて無毒化させるように、この海藻は石灰水に付けることで無毒に出来るのだと猫猫は解説しました。

石灰水に付けたものとそうでないものを用意し、猫猫は片方の海藻を一口。一夜漬けで無毒化できるかどうか試したいがために食べた者の、壬氏に嘔吐薬を飲まされたことでこれが叶うことはありませんでした。

しかし、交易商人に海藻の塩漬けを持ってくるように提案した者が犯人だろう。食中毒を起こした本人が取り寄せれば自業自得ですが、結局犯人は役人の弟でした。

KAMUI

だから厨房に入るなってすごい剣幕でやってきたわけですよね。まぁ、明らかに怪しかったので…。

次男の自分がのけ者にされていたことに苛立ったため、長男を亡き者にしようとして起こした犯行であることもわかり、海藻の毒についても、酒場で偶然隣に居合わせな男に教えてもらったのだということがわかりました。

KAMUI

偶然…ホントか?しかし、のけ者にされて犯行に及んだ役人の弟と、のけ者にされても首をツッコむ壬氏様。2人ののけ者の違いが見えたような気がしました。
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猫猫の笑顔は壬氏に猛毒かもしれない…

毒の残っている海藻を食べられなかったと残念がる猫猫は、冬虫夏草の使い方を考えてニヤニヤし始めます。薬酒にしようか、丸薬にしようか…そんなふうに思考を巡らせている最中に主人が帰宅。満面の笑みで「おかえりなさいませ」と振り返ると、壬氏は狂ったように柱に頭を打ち付け始めるのでした。

KAMUI

私のせいじゃない!と言う猫猫。いや、残念ながらあなたが原因です。でも症状としてはキュン死にの末でしょ。悪くない展開。むしろ面白シーンでした。

ウマが合わない相手に絡まれて疲労困憊の壬氏様。猫猫は何かを察するが…

頭を打ち付けて混乱した壬氏は、仕事でウマが合わない男がいて苦労としていると吐露し始めます。

相手は頭の切れる軍部の高官。家柄は良いのに40歳を過ぎても独り身、甥御を養子にとって家のことを任せる変人で、碁と将棋と噂話が好きで、最近は毎日執務室に居座られると壬氏は言うのです。

その男について心当たりのある猫猫ですが、「よし、忘れよう!」と言って深くは追及しません。が、自分の嫌な予感は当たると、自分でわかっているのです。

KAMUI

察しが良すぎて嫌なこともスッと蘇ってしまうんですね。そでも切り替えて忘れようとするその精神は良いこと。彼女は自分マイナスな部分を人に見せたくないんだなとわかります。特に目の前にいるこの主人には!

原因は猫猫を身請けしたため。羅漢は緑青館の下女の話を始める

法案に関する話は済んだのにも関わらず、またも羅漢は壬氏の執務室へとやってきました。彼がこんなにも自分に絡むのは、緑青館に縁のある猫猫を身請けしたという噂を聞いたからだろうと、壬氏はわかっていました。

色ごとなど全く興味がないだろうと思っていたものの、緑青館に昔馴染の妓女がいたという話を振られたもので、壬氏はどんな妓女かと聞いてしまいました。

KAMUI

関わりたくないから何を言われてもスルーしようとしてたのでしょうが、無理でしたね。

その妓女は将棋では勝てるが碁では負けてばかり。芸は売れど身は売らない。客を客とも思わず、茶を継ぐときも下賤のものに施しを上げるような目をするといいます。背筋にゾクゾクとする感覚が溜まらないと聞くと、高順や壬氏は猫猫の冷たい視線を思い出します。

一度は押し倒したいと思ったこともある羅漢。身請けも考えていたものの、2人の金持ちがその妓女の身請け金を吊り上げててしまったため、彼の手の届かない人になってしまったのです。しかし、それでも諦められなかった羅漢は、彼女の希少価値を下げたと言います。

どんな方法か知りたいか?と壬氏に尋ねるも、その答えは言いません。その上、彼は壬氏の元に入った謎解きが得意な下女の話題に変えてしまうのでした。

KAMUI

興味を引いておいて言わない。ズルい男の手口ですね。

羅漢の興味はやはり謎解きが得意な下女

羅漢の知人に宮廷御用大使の彫金細工師が、後継者を指名することなくなくなってしまいました。3人の息子を弟子として育ててはいたものの、秘伝といえる技術を伝えぬまま行ってしまったことを不憫に思った羅漢は考えました。

KAMUI

絵の影絵はなにも不憫に見えない…。むしろ楽しそうなんですが。

思わせぶりな遺言を残したことで、ここに手がかりがあると思う羅漢は、秘伝の秘術の手がかりを下女に調べてもらえないかと言い出すのです。

降りやまぬ雨の中、とりあえず話を聞かせるようにと、壬氏は羅漢に返すのでした。

KAMUI

ここまで聞いたら引き下がれないですよねぇ。むしろ引き下がらせてもらえないですよね。

アニメ『薬屋のひとりごと』の次回に期待するもの

猫猫が後宮に戻ってきてから時々登場していた羅漢。武官の屋敷の上から猫猫を見ていたり、噂話を聞いたりとしていましたが、ついに猫猫の外堀を埋めるかのように壬氏に近づいてきましたね。

謎解きが得意だという下女を試すように持ってきた不可解な遺言のお話し。これが次週のメインになることは間違いないでしょう。果たして、猫猫はこれを解決することができるのでしょうか!?

また、今回の鱠の件も解決したように見えて微妙に解決していない模様。誰が海藻の話をしたのか、どうしてこうも10年前の事件と類似しているのか…ささやかな伏線がこの先どんな展開を生み出してくれるのか楽しみです。

そして、壬氏様はまた猫猫の幸せそうな笑顔の「おかえりなさいませ」に会うことができるのでしょうか?とっさのことでパニックを起こし、頭を打ち付けていましたが、きっとまた見たいと思っているハズ。ゾクゾクっとくる冷たい視線とのギャップを考えると猛毒間違いなし。そして麻薬成分としても極上。どこかでまた見れると良いですね。

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