最終話は、大波乱の幕開け。
とうとう、復讐に身を焦がした上司（渋谷謙人）の精神が崩壊…！
そのせいで、大変な事件が起こります。
くすぶり主婦から会社員へと進化できたばかりの彼女（西田尚美）は、
せっかく手に入れた正社員という居場所を失う事態に！
そして、いいたいことをすん止めしてきた令和女子（香音）は、
体に違和感を感じ産婦人科へ…体にある重大な異変が見つかります。
もう弱くはない！
もう1人じゃない女たちが、襲い掛かる試練に強く立ち向かいます。
心に“なにか”が残る強く優しいラスト…必見です！
目次
ドラマ『くすぶり女とすん止め女』前回第7話のあらすじと振り返り
イケメン優男だと思っていた八田 誠（渋谷謙人）はヤバい人でした。
八田から、婚約者だと聞いていた綾乃（大久保桜子）…実は違いました。
「思い込みと執着心が異常…八田には深入りしない方がいい。」
綾乃はこう語ります。
八田と綾乃は付き合ってすらなく、
彼女と婚約したと勝手に八田が妄想を膨らませただけ。
その後、八田のことを山本 武（勝村政信）に相談するうちに綾乃と不倫関係に！
八田は、綾乃を奪った武への恨みを募らせて復讐へ！！
結果、八田の復讐は成功し、武は会社を追われました。
上司のリアルを知り、危険を感じた工藤ほのか（香音）はすぐに動きます。
八田の家に子ども2人と居候中の同僚・山本郁子（西田尚美）に電話をしました。
「お子さんに何かあったらでは遅い…その家、はやく出た方がいい。」
すぐに、郁子たちはほのかの家に避難します。
職を失い、どん底の武に離婚を告げていいものだろうか…？
郁子は悩むも、人生最大の大勝負（離婚すること）を決めます。
離婚のサインをもらうとき…
郁子は、懇意にしている社長さんの所での再就職先を武に紹介しました。
一方、ほのかも人生最大の大勝負（告白）へ！
気になる彼・本間隼斗（中川大輔）を呼び出し、1時間以上モジモジした末に告白します。
結構序盤からすでにほのかを想っていた隼斗。
キュンキュンなバックハグとキスをして…
ふたりは付き合う事になりました。
ひとりだけ…幸せからほど遠い、ダークサイドにいる八田。
綾乃に会いに行き、冷たくされます。
そして彼は、郁子が武に再就職先を紹介したことを知ったのでした…！
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第8話（最終話）、八田のヤバさが倍増…
炎上寸前の壊れ具合に、今夜も鳥肌が止まりません。
【ネタバレあり】ドラマ『くすぶり女とすん止め女』第8話（最終話）あらすじと感想
壊れたイケメン上司（渋谷謙人）
第二営業部部長の八田 誠（渋谷謙人）の復讐は…
婚約者を奪った第一営業部部長・山本 武（勝村政信）が退社して終わったはずでした。
八田は、まだ好きで堪らない綾乃（大久保桜子）から衝撃の事実を知らされます。
味方と思っていた武の別れた妻で八田の部下でもある山本郁子（西田尚美）の裏切り。
郁子は、武に再就職先を紹介していたのです…！
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そして、憎き武には横領の疑いをかけさらなる追い込みをかけます。
「あの人（山本武）はもうすぐ職を失うよ…僕らはお互い理想の相手だ」
一切返信のない綾乃に向けて、八田は一方的にメッセージを送信します。
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「黙れ…俺は全部見えてんだよ。」
自分の思い通りにならないと怒鳴り、第二営業部に重苦しい空気が流れます。
第二営業部の空気が変わった日、工藤ほのか（香音）はお休みでした。
生理が遅れ、体に違和感を感じ、産婦人科へ。
検査結果を持って病院を出てきたほのかは、暗い顔をします。
“それもひとつの手”を互いに伝え合う。
出社したものの出勤停止になってしまった郁子。
体の異変にとまどって落ち込むほのか。
時間を持て余したふたりが、時間差でともに暮らす家に戻ってきました。
洗濯物を畳みながら、互いに起きたことを語り合います。
「もし再就職決まらなかったら…自分だけならまだしも、子どもがいるのに。」
ぽつりとこぼした郁子の母親としての言葉が、きょうのほのかには刺さります。
彼女はきょう、産婦人科で子どもができないかもしれないといわれました。
子どもをのぞむなら、いまのうちにつくるか、卵子凍結をと。
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そんな母へ、仕事の参考にしたいと質問してみます。
「孫の顔、見たかったりする？」
子どもを授かるのは巡り合わせ、今は思わないと母。
できないかもしれない…
そう言われるた途端、子どもという存在がとても気になります。
「もし郁子さんが私の立場だったらどうします？」
郁子は彼氏とよく話し合うかなと答え、ほのかはそれもひとつの手だと感じます。
今度は郁子が同じ質問をほのかへ…
ほのかは元旦那さんと話すと答え、郁子はそれもひとつの手だと感じます。
悩んだ末に…女たち（香音×西田尚美）動く！
女性だらけの新職場で、山本武はイチから揉まれていました。
郁子は一度話そうと会いに行きますが…
武が踏ん張ってる姿を見て、そっとしようと決めました。
郁子はひとりで腹を決め、八田に辞表を提出！
それは、八田が考えていた展開とは違いました。
「そうじゃないって！」と、八田が憤ります。
社長が八田を呼び出します。
「山本の横領の件…お前のねつ造だな？」
こうして、八田の復讐計画第2弾はもろくも崩れ去りました。
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彼氏の本間隼斗（中川大輔）に子どものことについて相談しました。
「卵子凍結するのが一番じゃないかな？話だけでも聞きに行ってみない？」
フェムテックマイスターの隼斗は、ちゃんと考えて答えてくれます。
「頭ぐちゃぐちゃなときにいろいろ言ってこないで！もう訳わかんない！」
子どもを欲しい気持ちも膨らむし、いまはムリなのも理解してる…
隼斗に甘えて八つ当たりします。
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澪（河野彩吹）連れ去り事件！
事件は突然起こりました…
郁子の娘・澪（河野彩吹）が突然いなくなったのです！！
隼斗と一緒にいたほのかの所に、郁子から電話がきます。
「八田さん、関係ないですよね？」
ほのかのひと言に、郁子にイヤな予感が走ります。
郁子は、明（込江海翔）と一緒に八田の家に向かいます。
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澪は、八田の家で無事でした。
吹き抜けの2階部分から、八田が声をかけてきます。
ただならぬ雰囲気…そして、部屋に充満しているガスと灯油のニオイ。
あまり刺激しない方がいいと隼斗が言います。
「一瞬で引火しますから、動かないで！」
そう話す八田の手には、ジッポが握られています。
「僕はすべてを失った！だから、お父さんたちは僕と同じ目に遭わないといけないんだ。」
大切な人も、仕事も、思い描いていた未来も…
全部が山本夫婦のせいで失われたと、彼は思っています。
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どうやら、全部失って償わせることが目的らしい。
すべて失った世界で生き続けるよりマシ。
「信じらんない！女にフラれたくらいでここまでする？」
堪らずほのかが苦言を呈します。
澪が「別のどこかにもっといい人がいるよ」と、優しく教えてあげます。
正直な澪は現場の空気感を読まず、煽るような発言をしちゃいます。
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八田は、ここにいるみんなを道連れにしようとします。
「そうかもしれません…その世界にいる限り、そうやって自分を守っていくほかない。」
ずっと沈黙を貫いていた郁子が喋りはじめます。
生きるツラさを味わい続けるよりはマシ…
言葉の暴力受けてるけど、身体的な暴力受けるよりはマシ。
VRつけて抱かれてるけど、セックスレスよりかは…たぶんマシ。
受けてきたモラハラをあげながら、
郁子が「自分を守ることは決して悪くない」と語ります。
ホントに俺が論外です…
それでも、郁子は八田に伝えたいことがあります。
「世界は他にもあるんだって、教えてくれたのは八田さんじゃないですか！」
あのときにかけてくれた言葉が、郁子はウソだとは思えないんです。
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武が駆けつけ、土下座します。
自分は偉くもなんともない、人は思い通りにならない。
それに気づいた武が、床に頭を擦りつけて謝罪します。
「ホントに俺が論外です…。」
八田が唖然としてる隙に、ほのかがジッポを取り上げます。
直後、八田は取り押さえられました。
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明と武は、はじめて親子らしい他愛もない美容トークをしました。
「ヨリ戻すとかないよね？」
元山本家の団らんを見て、ほのかが隼斗に聞きます。
隼斗は「どうなるかわからないよ」とほほ笑みます。
私なんかって思う人生はもうやめた！
ほのかは“当たり前が、当たり前じゃなくなる怖さ”を感じました。
当たり前にできると思っていたことができないかもしれないと言われ…
欲しくもなかったのに、それがすごく大切なものに思えました。
でも、未来がどうなるかなんてわからない！
もう少し考えてみようと思い直しました。
ほのかと隼斗は手を繋いで歩き出します。
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ちーママ（MEGUMI）が、ずっと参考にしてきた「モラハラ夫から離婚して自立するまでの道」の作者だったことを！
憧れの作者を前に郁子は宣言します。
「私なんかって思う人生はもうやめようって決めたんです！」と。
シンデレラは結構厚かましいかもしれない…
継母の反対を押し切って舞踏会に行ったし、
ガラスの靴だって、もしかしたらわざと忘れたのかも。
彼女がもしも「私なんか…」と、1歩を踏み出さなかったら。
彼女の人生は変わらなかったんじゃないだろうか。
だからもうやめよう！私なんかっていろんなことを諦める人生は！
ドラマ『くすぶり女とすん止め女』まとめ
私なんかって思う人生はもうやめた！
力強いラストが、痺れるくらいカッコよかったです。
フツフツと生きるパワーが湧いてくるようなそんなドラマでした。