幸せは長く続かない…そんな怖い言葉が発せられる第8話「お久し振りです」。
堅気になった元若頭が桜樹家を訪れ、彼が組を抜けて幸せになったいきさつが明らかに!
そして、組長娘には新たな“おともだち”ができちゃいます。
9割9分が幸せいっぱいなストーリーだけど、ラストに不穏な兆し…
後半戦へのフラグ尽くしの第8話、ファンがザワついた最後の台詞に要注目です!
目次
アニメ『組長娘と世話係』の第7話あらすじと振り返り
中学のときに初めてボッコボコに負けた因縁の相手・霧島透(CV.細谷佳正)。
霧島への復讐に燃える速水雅也(CV.福山潤)。
久しぶりの再会…柄にもなく世話係を全うする霧島に、雅也は憤ります。
その様子を見ていたのは、雅也が所属する柿原組の組長・柿原洋二(CV.利根健太朗)。
霧島にかみつく雅也を揉め事回避のために強制回収します。
同じ頃、杉原恵(CV.石川界人)は兄貴分の霧島抜きで組の仕事をこなしていました。
杉原は、“ニセモノ”を見抜き、悪徳社長を成敗します。
5年前、彼は窃盗グループのトップでした。
杉原は霧島にお茶の淹れ方を褒めてもらったことが嬉しすぎて、舎弟になりました。
速水雅也と杉原恵…2人の運命を変えたのは、霧島透という男との出会いでした。
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2人の男たちについて描かれた第7話。
第8話のキーワードも“出会い”。
元若頭が語る“組み抜けした事情”に、感動必至です。
【ネタバレあり】アニメ『組長娘と世話係』第8話あらすじと感想
お久し振りな元若頭が、桜樹家へ!
約束の時間まであと20分。
桜樹家の門の前に立つ、桜樹組の元若頭・葵塔一郎(CV.前野智昭)。
緊張した面持ちで門をくぐる心構えを整えます。
その横で家の大きさにはしゃぐ息子の洸輝(CV.向井莉生)は、父の緊張など知る由もありません。
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洸輝は最近、どこにでもついてきたがるらしいw
意を決して玄関を開けた葵を、黒崎香菜美(CV.小林未沙)たちが笑顔で出迎えます。
葵は、桜樹家に来るきっかけをくれた桜樹八重花(CV.和多田美咲)に丁寧に挨拶します。
「大丈夫。心配ないですよ。」
元舎弟の霧島透(CV.細谷佳正)から励まされながら、葵は組長が待つ部屋へ。
「久しぶりだな!」と桜樹一彦(CV.竹内良太)は友好モード。
葵は「お久し振りです…」と声を絞り出します。
不義理をした恩人に二度と会うことは叶わないと思っていたのに…
会えた喜びが胸にグッときて、葵は思わず泣いてしまうのでした。
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組長の会いたいキモチを察した霧島が、会いに来るように葵に連絡したそう。
8年前の桜樹組…ヤンチャ盛りな20歳の霧島と妊娠中の組長妻。
あんなに手がかかって落ち着きがなかったのに…
葵は、八重花の世話係をちゃんとこなす霧島の変貌ぶりに驚いたと一彦に話します。
一緒に暮らしてた頃を懐かしみながら、2人はふと8年前を思い出します。
その頃、桜樹美幸(CV.中原麻衣)のお腹には八重花がいて妊娠中でした。
27歳の葵は、揉め事を頻発する問題児・霧島の世話を焼く毎日。
桜樹組が何かと騒がしい時期でした。
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一彦は、生まれてくる赤ちゃんのために骨董コレクションから桜柄のお茶碗を出し…
すでに親ばかぶりが垣間見えます。
「みんなが大好きよ。あなたを慕って集まった家族だもの。」
どんなに騒々しくても、美幸は穏やかに微笑んでいました。
事故に遭う前、あの頃の美幸は元気だった…
でも、いまは病院のベットで目覚めず、容体は変わりません。
一彦は「お前の嫁の体調はだうだ?」と葵の家族を気遣います。
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葵の組み抜けは、彼の妻・沙苗(CV.三澤紗千香)の体調不良がきっかけでした。
誰かの家族の輪の一員ではなく、俺自身が大切な誰かと家族になりたい。
桜樹家に八重花がうまれたあたりで、沙苗の妊娠が発覚します。
当時の葵は、沙苗の妊娠中もヤンチャな霧島のお守りで大忙しで…
ある日、霧島に恨みを抱いた輩のせいで、葵は胸を刺されてしまいます。
幸い重症ではありませんでしたが、血が滲むシャツを見た沙苗は過呼吸を起こします…
その一件以来、沙苗は精神的に不安定になりました。
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誰かの家族の輪の一員に入れてもらうのではなく、俺自身が大切な誰かと家族になりたい…
血のつながった家族を知らない葵は、本当の家族に憧れて生きてきました。
「桜樹組はあなたにとって“家族”…どんな形であろうと家族のことを大切に思える葵くんだから、私は一緒に生きたいって思う。」
こう言って、組にいる自分を受け入れてくれたかけがえない人・沙苗。
葵がのぞむ幸せのために彼女がずっと我慢してくれていたことに気がつきました。
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葵の葛藤を察した一彦は告げます。
「組の他にもう1つ守るものがあるなら…その選択肢から組を外せ。命を懸けて守るものは1つしかいらない。」
組を守る者には代わりがいるけれど、家族を守る者に代わりはいないと一彦。
組長からの言葉を受け、葵は抜けることを決意します。
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幸せは1つだけ…今は胸を張って幸せだと言えます!
「俺、欲張ってた。幸せは1つだけでいいのに。」
組を抜けた葵は、沙苗を抱きしめながら泣きます。
「一緒に泣けるって幸せって思った…」と沙苗。
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このできごとがきっかけで、習慣になり…
葵が堅気に戻ると、次第に沙苗は安定して今ではすっかり元気になりました。
「いまは胸を張って幸せだと言えます!」
再会した一彦に、葵は伝えます。
葵は感謝を述べながら、7年前と同じように組長に深々と頭を下げます。
組長も葵も、あの頃より断然いい顔をしていると感じた霧島は嬉しくなります。
組長との話を終えた葵は子供たちの元へ。
八重花と洸輝が、仲良く2人で猫のおはぎの絵を描いています。
それを見守る霧島の優しい眼差し…
八重花のことなど眼中になかった霧島が、世話係をしていることを不思議がる葵。
葵の記憶上、赤ちゃん八重花と霧島の接点は皆無!
でも、みんな知らないだけ。
赤ちゃん八重花とハタチの霧島が急接近した日があるのです。
みんなで食べよう、仲直りケーキ!
うまれたばかりの八重花が、霧島の足にしがみついて寝てしまったことがあります。
そのとき霧島は足をプルプルさせながら、起きてしまわないよう必死にそのポジションをキープ!
それを見た美幸は、意図的に2人を放置しますw
ついには足のキープに疲れ果てた霧島、その場で一緒に眠ってしまいました。
すやすやと眠る2人を見て、「本当の家族みたいね」と美幸は微笑んだのでした。
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霧島と八重花は、このことを覚えていないらしい…美幸のみが知るステキな記憶。
八重花に対する霧島の優男ぶりを見て、葵の不安は吹き飛びます。
「仲直りケーキ、食べよう!」
洸輝の提案でお土産に持ってきたケーキをみんなで食べました。
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葵家ではケンカの後は、沙苗が好きな“ケーキ”で仲直りするのが定番なのです!
葵と洸輝を見送りながら、霧島が八重花に言います。
「またおともだちが増えてよかったですね!」
お絵描きともだちができた…でも、こんな幸せは長くは続かない!?
おともだちと言えば…
サラ・ウィルソン(CV.菅野真衣)が、同じ小学校に転入してきました。
明るくて人懐っこいサラは、転校初日から大人気!
もっぱら1人でお絵描きしてすごす八重花とは違い、サラは校庭でおともだち達と走り回ります。
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休み時間は1人で過ごす八重花にも…実は1人、気になる子がいます。
その子は、明石楓(CV.矢作紗友里)ちゃん!
八重花と同じで絵を描くのが大好きな女の子です。
青いクレヨンがきっかけで、ついに2人は初めてお話することができました。
「一緒にお絵描きしない?きょうからおともだちだね!」
こうして、八重花にお絵描きともだちができました。
サラと楓、おともだちができた八重花。
その日から、霧島はすこし後ろで3人並んで帰る姿をそっと見守るのが日課になりました。
「いろんな出会いがあって、いろんな幸せがあって…私もすっごく幸せで。」
八重花の嬉しそうな声が聞こえてきます。
次の瞬間、声色が一変し、一気に悲しげになります。
「…でも、こんな幸せは長くは続かなかったのです。」
アニメ『組長娘と世話係』の次回に期待するもの
沙苗の「一緒に泣ける幸せ…」って言葉にグッときました。
嬉しい時や悲しい時に、抱き合って一緒に泣ける人がいるっていいですよね。
さて、八重花の意味深発言で幕を閉じた第8話!
続きが気になる第9話は、「霧島〇〇計画」という謎タイトル!
幸せすぎて、この後の展開が怖すぎるのは…私だけではないはずです。