組長娘の世話係を放棄した“ヤクザ潰しの悪魔”の暴走がとまらない…
第11話「花火と約束と」は、背筋がゾクゾクするバイオレンスなシーンからのスタート!
最終話の1つ前、復讐に駆られた男の末路はいかに!!
目次
アニメ『組長娘と世話係』の第10話あらすじと振り返り
組長娘と世話係が、来年の誕生日も一緒にお祝いしよって約束しながら歩いていた夜道。
桜樹八重花(CV.和多田美咲)の微笑ましい姿を、隠れて盗撮する輩がいました。
盗撮を命じたのは、霧島透(CV.細谷佳正)に執着する男・真白悠莉(CV.神谷浩史)。
真白は受け取った組長娘の写真を、霧島に潰された組の元組員・辰元(CV.石川英郎)へ。
「アイツの大切なものを奪ってやる!」
霧島への復讐に燃える辰元は、子分の亥川(CV.小林康介)と矢野(CV.高橋伸也)を連れて、八重花を誘拐!
そして追ってきた霧島の目前で八重花に危害を加えます…
ブチ切れた霧島は、組長の忠告を無視し、1人で辰元たちの元へ向かってしまいます。
ボッコボコにされる矢野たち。
その場には、悪魔に戻った霧島の暴走を嬉しそうに見守る黒幕の真白がいました。
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第11話でも、この2人の狂気がさく裂します。
最後に“救われる”のはどっちか…!?
【ネタバレあり】アニメ『組長娘と世話係』第11話あらすじと感想
ヤクザ潰し悪魔の暴走!荒ぶる彼を止めたのは…?
瞳孔が開き切った眼で怒りに頭を支配された霧島透(CV.細谷佳正)が、鉄パイプを振り上げてお嬢を襲った矢野(CV.高橋伸也)にトドメをさそうとしています。
絶体絶命…矢野が死を覚悟したそのとき!
駆けつけた桜樹一彦組長(CV.竹内良太)が、霧島を一喝して止めます。
そして、命令を無視して暴走した霧島を一発ぶん殴ります。
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勝手な行動をしてしまった霧島。
組長は、霧島の胸ぐらを掴んで咆えます。
「目は冷めたか?こんな所で汚い血を浴びて…俺はお前に何をしろと言った??」
霧島は組長の言葉にハッとします。
「ウチに手出して…簡単に終わらせねーからな!」と、鬼の形相で矢野を睨む組長。
うなだれた矢野が組員たちに運ばれていきます。
自分の所業を悔いて、俺は変われなかったと嘆く霧島。
そんな彼に、組長はこう言います。
「過去をなかったことにはできない。でも、1つだけ確かなことは…今のお前が“ヤクザ潰し”ではなく“世話係”だということだ。世話係だった時間を、たった一度の衝動で無駄にするな!」
すると、組長の元へ八重花が目覚めたという報告がきます。
怖い思いをさせて申し訳ありません…
八重花の病室へ走り込む霧島。
目を開けた八重花に手を差し出そうとしますが…
汚い血にまみれた自らの手が視界に入り、躊躇します。
そんなことを気にしない八重花が、霧島を何度も呼びながら指を握ってきます。
「怖い思いをさせて…」
八重花と霧島、2人の頬に涙が流れます。
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八重花の頭をそっと撫で…ホッとした霧島は、その場で倒れるように眠りこみます。
寝息をたてる彼の頭を、今度は八重花がそっと撫でてあげるのでした。
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ほどなく、元気に退院した八重花が自宅に戻ります。
大事をとって学校はしばらくお休み。
その間も、八重花は、サラ(CV.菅野真衣)たちが届けてくれた宿題を計画的にコツコツこなします。
「急に深夜呼び出す霧島さんにも、この計画性を見習って欲しい…」とボヤく杉原。
霧島はこの日、八重花に1日付き合えるからやりたいことはないか?とたずねます。
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悲しい計画。儚く散った線香花火の約束。
やりたいことと聞かれて、八重花は一緒に花火大会に行ったのが楽しかったからとリクエスト!
しかし、残念ながらもう花火大会シーズンは終了。
そこで、霧島はおともだちを呼んで家で手持ち花火大会をすることを提案します!
杉原は、八重花の喜ぶことを即座に考え出す霧島に感動します。
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その夜、来てくれたサラと花火を楽しむ八重花。
でも、その様子を見ながら霧島はなんだか心ここにあらずな感じ…
八重花が心配し、霧島を線香花火に誘います。
花火をしても霧島はぼーっとしたままで、すぐに火球が地面に散ってしまいます。
ちょっとだけ残った線香花火を見て、八重花が霧島に言います。
「これは次にやるときまで…また一緒にやろう!」
すこしだけ間をあけて…霧島は「はい」とほほ笑むのでした。
どこか様子がおかしい霧島。
それもそのはず…この日、霧島は八重花が眠ってから桜樹家を去ったのでした。
翌日は雨。
早朝、霧島から杉原に「お嬢を頼む」という短すぎるメッセージが届きます。
ようやく異変に気づいた杉原は、組長に事情を聞きます。
世話係の家出&約束破り…高架下にて1人、ロシアンルーレット!
「自分はいまや桜樹組にとって迷惑をかけるだけ…大切なものを失う前に離れることを許して欲しい。」
霧島が組長にこう申し出てこの家を離れたことを、杉原は知ります。
「好きにしろ…だが、選択を間違えるなよ?」
一彦が、霧島に最後にかけてやれた言葉はこれだけでした。
気持ちの整理をどうつければいいか迷う霧島に猶予を与えたつもりの一彦。
このまま戻らないという無責任なことを霧島がする筈ないと信じています。
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舎弟なのに…置いて行かれたことに憤る杉原。
そこへ、起きたばかりの八重花が姿の見えない世話係の霧島を探しにきます。
父は娘に「霧島は少しの間休みだ…そのうち帰ってくる」と説明。
それを聞いた八重花は、霧島がいつ帰ってくるかわからないからと…
霧島の部屋の前でずっと待ち続けるのでした。
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家を離れたものの、行く当てなどない霧島。
高架下で死にゆくような目をして拳銃を手にします。
1発だけ弾を込めてシリンダーを回し、こめかみに銃口をつけて引き金を引き…不発!
死ねなかった霧島は、ため息をつきながら雨空を見上げます。
「また約束破っちまったな…」
霧島はふと、八重花とした線香花火の約束を破ることになるのを申し訳なく思います。
黒幕が姿を現す!ついに、直接対決!?
「霧島さん、家出したんです…俺、探して連れ戻してきます!」
霧島を健気に待ち続けるお嬢を見て、いてもたってもいられなくなった杉原。
一緒に行くと言ってきかない八重花。
2人は、霧島探しに繰り出します。
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「桜樹のとこでの騒ぎ…待てもできん野良を拾った代償じゃ。真白、この一件に絡んでないだろうな?」
桃山組組長・桃山秀成(CV.真殿光昭)が、組員である真白悠莉(CV.神谷浩史)に探りを入れます。
真白は素知らぬ顔をしてとぼけます。
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ほどなく、霧島がいる高架下に真白が現れます。
「半殺しにしたって聞いたよ…ボクは嬉しかった、本当のキミが死んでいなかったって!」
霧島の存在は、真白にとって裏社会を楽しくいきるための源であるらしい。
真白は、同じ組の傘下にいることを誇りに思うと淡々と語ります。
「お世話係なんてがっかりしたけど、まだあんなにムキになるキミがみられるなんてね!」
ニヤッと笑う真白の顔を見て、霧島は仕組まれたと気づきます。
悩んでいるなら、お前が捨てるのを躊躇っている方を選べ!
「悪魔くん、どうする?」撃ってみろと言わんばかりに背中を見せてくる真白。
殺意が込み上げる霧島。
でも、霧島の放った弾は…コンクリートの壁に深くきざまれました。
「無垢な子供となれ合ったくらいで、キミの本質は変わらない。」
高架下を離れる車内で、真白は冷たく呟きます。
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仕事帰りの元若頭の葵塔一郎(CV.前野智昭)は、夜の公園でもう憂げにタバコをふかす霧島に遭遇します。
舎弟だった頃の家出癖と弱みを見せたがらない所は変わらないと、察する葵。
「なにか大切なものについて悩んでいるなら、お前が捨てるのを躊躇っている方を選べ!」
兄貴の助言が、霧島の胸を貫きます。
素晴らしいタイミングで、世話係を見つけた八重花が霧島にしがみついてきます。
「家出しちゃだめー!」
杉原も霧島の胸ぐらを掴みながら訴えます。
「迷惑かけるなら謝って、大切なものはもっと強くなって守ればいい!」
今度は舎弟に心を動かされる霧島。
杉原は、霧島のかわりなんていないと強く強く掴んで離しません。
「離せよ…掴まれたままじゃ帰れない。」
目が覚めた霧島は、大切なものたちと一緒に家に帰ったのでした。
アニメ『組長娘と世話係』の次回に期待するもの
家出をたしなめて世話係にしがみつくお嬢が可愛すぎ!
約束って、簡単にできるけど“守る”のはとっても難しい…それを改めて感じました。
第12話(最終話)のタイトルは、「お嬢の世話係」です。
最終話をドキドキしながら待ちましょう!