『この音とまれ!』第9話あらすじ・ネタバレ感想!箏の合同勉強会に参加し全国レベルの演奏を肌で感じるメンバー

アニメ『この音とまれ!』第9話ネタバレ感想!

出典:『この音とまれ!』公式ページ

凰かずさからの誘いがあり、箏の合同勉強会に参加するため、明陵高校に出向いた筝曲部一同。

そこで目の当たりにした凰かずさたち姫坂女学院の圧倒的な演奏に、愛や武蔵たちは思わず圧倒されてしまいます。

そんな中、明陵高校に因縁のある武蔵は、自身のつらい過去を引きずってしまい愛にきつく当たってしまうのです。

全国の圧倒的な実力、そしてまたもや亀裂が入りかけている筝曲部一同は、この事態を乗り越えられるのか。

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『この音とまれ!』第9話あらすじ

アニメ『この音とまれ!』第9話「突き刺さる言の音」あらすじ①

アニメ『この音とまれ!』第9話「突き刺さる言の音」あらすじ②

さとわを追いかけて時瀬高校箏曲部の部室に乗り込んできた少女、かずさ。

「あなたたちじゃ、さとわちゃんにはつり合わない!」

そう主張する彼女に言われて、関東の強豪である姫坂女学院と明陵高校の箏曲部が行う合同勉強会へ見学にやって来た愛たち。

しかしよりによって明陵は武蔵が受験に落ちた因縁の高校だった。

かずさたち姫坂の演奏を聴いて打ちのめされた武蔵は、あることがきっかけで愛と言い合いになり――。

アニメ『この音とまれ!』第9話「突き刺さる言の音」あらすじ③出典:『この音とまれ!』公式ページ

【ネタバレ】『この音とまれ!』第9話の感想

勉強合同合宿に参加するため明陵高校へ!

箏の家元・華凰会の跡継ぎである凰かずさの誘いがあり、箏の勉強合同合宿に参加することを決めた愛たちは、会場である明陵高校へと出向きます。

しかし、部長の武蔵は明らかに1人表情が晴れない表情をしていました。

彼は過去に、この明陵高校を受験して落ちており、箏のコンクールで辛い経験があり、この場所には近づきたくないようです。

会場に着くや否や、その圧倒的な部員の数や充実した設備に圧倒される武蔵たち。

そして、さっそくさとわを見つけたかずさがさとわに抱き着いてきます。

が、それを慣れているかのようにサッとかわすと、かずさは愛に飛びついてしまいます。

あまりの衝撃にかずさは泣き出し、消毒までする始末。

当然その状況を見て怒り狂う愛でしたが、他の部員に取り押さえられることになります。

周りの姫坂女学院の部員が、愛の暴力的な態度にざわつき始める中、この中では珍しい1人の男子部員が、愛たちに近づいてきたのです。

またもやその暴力的な態度を批判されるのかと思いきや、彼にとって男子の筝曲部員は珍しく感じ、熱い抱擁や握手をしながら大喜び。

彼の名前は桐生 桜介きりゅう おうすけ。明陵高校の一年生で数少ない男子部員です。

しかし彼を観ていると、当たり前のように女部員にも抱き着いているあたり、相当チャラいキャラクターですね。

かずさいわく「あの男はしょうもないから近づくない方が良い」とボロクソな評価です。

終始かずさの男に対する態度にイラついていた愛は彼女の箏の実力を疑い始めますが、しかしかずさら姫坂女学院は神奈川県トップどころか、全国でも上位常連なほどの実力だと桜介から告げられます。

「揃っていることは全国では大前提」

桜介の言葉に突然大きな不安を感じ始めた愛たち。

しかし全校生徒の前での演奏、ぞして最近の練習を見ても愛たちの演奏も次第に揃ってきているように感じていました。

なので、演奏がみんな揃っていることなど、当たり前のような感覚だったのですが、彼女らの演奏を実際に聞くことでその考えは間違っていたと再認識されられます。

これが全国レベル!姫坂女学院の圧倒的な実力!

姫坂女学院の演奏曲は「2つの個性」。

その曲名を聴いた瞬間、さとわだけはその意味に気づいてしまいます。

この人数でこの曲を弾くことの凄さ。

さとわは経験からそれを一瞬で感じ取ったのです。

そしていざ演奏が始まると、他の部員も嫌でもそのレベルの高さに気づかされるのです。

本来2人組で弾くこの曲。

2つのパートを交互に演奏するこの曲は、少しでもタイミングがずれると1つの曲のようには弾けません。

しかし彼女らはそれを、大人数かつ速いスピードで、まるで1人の人間が演奏しているかのように完璧に合わせているのです。

完璧に演奏し続ける姫坂女学院の演奏は、徐々に愛や武蔵たちから自信を奪っていきます。

武蔵はこれまで全国の舞台で打ちのめされ、それでも筝曲部を存続させるために頑張ってきました。

先日、やっと全校生徒から認められるところまで這い上がってきたのです。

そして桜介の一言が愛たちに突き刺さります。

「全国目指しているなら、この演奏の上をいかないとね。」

武蔵や愛、さとわらが現実に直面した瞬間です。

演奏が終わると、さっそくかずさがさとわのところに飛んできます。

さとわから絶賛の評価をもらうと、そんなさとわを姫坂女学院に転入させるため手を引くのですが…そこでさとわを止めたのが愛でした。

さとわの体をグッと引き寄せて、愛の胸に抱きしめると、かずさの批判を振り払うように「自分たちがさとわのレベルに追いつければいい」と宣言。

思わず、さとわの顔がリンゴの様に真っ赤になります。

筝曲部のみんなの絆に、優しい表情で答えるさとわ。

彼らの友情が再認識できるいいシーンなのですが、武蔵はやはり浮かない表情を見せながら、みんなの意見には賛同できないようです。

しかも顧問である滝浪は、そんな武蔵の過去をよく知っている様で何かを察している様子。

そんな武蔵の気持ちには部員の誰も気づかずに、一同会場を後にします。

しかしその帰り道、武蔵はその辛い過去に無理やり向き合う結果になるのです。

部長失格!辛い過去と向き合う武蔵

武蔵は、明陵高校に進学した元同級生に出会ってしまったのです。

元同級生たちは、武蔵が筝曲部で箏を弾いていることを知り馬鹿にし始めます。

そんな態度が気に入らない愛は、自分が以前武蔵にしてもらったように助けるのですが、ここで武蔵とぶつかり合ってしまうのです。

愛は、元同級生に何を言われても言い返さなかった武蔵にきつく当たってしまうのですが、その言葉が気に入らなかった武蔵も普段見せないような態度で、愛にきつく当たってしまうのです。

「久遠くんには分からないよ…」

お互いが自分の気持ちを上手く伝えられない状況を見かねた顧問の滝浪が止めに入るのですが、すでに遅かったようです。

しかし、さすがは顧問。武蔵の態度に少々喝を入れてくれます。

後輩にあんな表情をさせてしまったことや、自分の気持ちに嘘をついていること。

滝浪からは部長失格のレッテルを貼られてしまいました。

ですが、滝浪のきつい言葉が、その後の武蔵を大きく成長させてくれる結果になります。

翌日、部活で愛の練習に付き合う武蔵でしたが、その表情はやはり曇っています。

そんな様子を心配そうに見つめている他の部員。

愛は部室にいるのが気まずくなり、1人で練習するために部屋を去ります。

武蔵も部室を去り、残された部員もどうしていいか分からないといった様子です。

しかし、愛にはそんな状況で力になってくれる心強い友達がいます。

ここで愛は哲生から助言をもらうのです。

「武蔵は先輩だから、後輩の愛には相談しにくい部分がある」

「自分の兄貴も絶対本気の相談は自分にしない」

哲生の的確なアドバイスに、愛も少し武蔵の気持ちに気づいてきたみたいです。

簡単にはもう崩れない!筝曲部の強い絆!

部屋で1人、箏のコンクールの映像を見て研究していた武蔵の元に妃呂が尋ねてきます。

つまり武蔵の実家に妃呂がやってきたということです。

彼女はしょぼくれるばかりの武蔵に喝を入れるためにやってきました。

妃呂は「部長だからって1人で何でも抱え込むな」と武蔵に伝えます。

そして、なんと妃呂は誰も知らないところで筝曲部の副部長になったそう。

そして武蔵の暗く沈んだ態度と言葉にイラついたように、

「そうやって塞ぎ込まれている方がよっぽど迷惑。だから何でも相談してほしい。」

意外とこの2人もいいコンビなのではと思ってしまいます。

妃呂は、筝曲部の明るく本当に楽しんで演奏するその姿に憧れて入部しました。

だからこそ、そんな筝曲部の良さを守りたいのです。

そんな本音を恥ずかしがりながらもしっかりと伝えてくれた妃呂は本当に良い子なのかもしれません。

その時、武蔵は弟に筝曲部を批判されて怒るのですが、明らかに武蔵の中で何かが変わり始めている証拠だと思います。

そして父親と母親からも、そうやって怒れるのはそのことを大切に想っているからだと気づかされます。

素敵な仲間に囲まれて、廃部寸前の筝曲部をここまで守ってきたからこそ、もっと武蔵は自分に自信を持つべきなのです。

全国に行けなかったことで自信を失うことはないのです。

その後、武蔵は実康たちから「部室で愛が武蔵のために何もできない自分を責めている」ことを知り、一目散で愛の教室に向かいます。

そして武蔵は自分の自信の無さや態度を後悔し、愛に謝るのです。

自信のない自分と、相手に平気で自信満々に言い返す愛を比べて、自信を失っていた武蔵は羨ましくさえ思っていたそうです。

足りないものをお互いに補い合っている筝曲部。

妃呂の言った、この言葉はあながち間違っていないのです。

部室の戻ると、みんなが2人を迎えてくれます。

彼らはもう1つなのです。

そして全国の目標に、このメンバーで挑みたいと改めて誓う武蔵。

今度はみんなで全国の目標を1人ずつ紙に書き、彼らはまた新しい一歩を踏み出すのでした。

『この音とまれ!』第9話あらすじ・ネタバレ感想まとめ

全国の壁を改めて思い知らされる筝曲部の一同。

武蔵は去年のトラウマが蘇り、打ちひしがれた挙句に愛とも対立してしまいますが、本気で向き合いたい愛と、武蔵の気持ちを察して支えてくれた妃呂のおかげで、彼らはまた絆を強くできました。

要点まとめ
  • 全国のレベルの高さ!筝曲部は果たして全国の舞台に立てるのか?
  • 武蔵のトラウマ。愛を傷つけ部長失格。
  • そう簡単には崩れない。お互いに補い合う筝曲部!

みんなで支え合って乗り越えようとする筝曲部の姿勢は素晴らしくて感動します。

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