アニメ『後宮の烏』第6話あらすじ/ネタバレ感想!烏妃を調べ、辿り着いたのは隠された「雙通典」。烏妃と皇帝の真実の関係が明かされる

©白川紺子/集英社,「後宮の烏」製作委員会

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柳の下に現れる銀髪の幽鬼が明珠公主であることを突き止めた寿雪。美しいと言われた公主の姿を収められた屏風を見せられると、そこにあの男の姿も記されていることを知ります。

書物を読み漁り、皇帝が「夏の王」、烏妃が「冬の王」と呼ばれていることを知った高峻は、烏漣娘娘に仕える冬官から話を聞き、自分の知らないもう一つの歴史書「雙通典」があることを知ります。それを持っているのは烏妃。

寿雪はどうして高峻と関わることを避けるのか、近くに人を置かず、ずっと一人でいようとしているのか、すべての真実は歴史書の中に…。

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アニメ『後宮の烏』第5話のあらすじと振り返り

銀髪の幽鬼が柳の下に現れるから、これを調べてほしいと高峻から言われた烏妃・寿雪。柳の下へと行くと、確かに銀髪の女の幽鬼がそこにはいました。腰から下げた瑪瑙の玉が手掛かりになるのではと思った寿雪は、心当たりがないかと高峻に進言。宝物庫にあると聞いた寿雪は、高峻に調べる許可をもらいました。

巫術師・欒冰月について調べようとした高峻だが、母と丁藍の幽鬼が枕元に立つようになってから、日に日に憔悴して言っていました。衛青は寿雪に言おうとしましたが、高峻によって口止めされてしまいます。今の関係を続けていけば、寿雪は高峻にとって頼れる存在から災いの対象となりかねないことから、衛青は烏妃に言葉を改めるよう進言。これにより、寿雪と烏妃は衝突します。
高峻の負担を減らすため、衛青は自ら巫術師のことを調べようとしました。が、自身の生まれ故郷であり、消え去りたい過去を目の当たりにし、彼の心は痛く苦しみます。これに気づいた高峻は、別の者に調べさせることを決めます。
皇帝・高峻に大事にされていると改めて理解した衛青は、寿雪の元を再び訪れ、先のことを謝罪。そして、密かに幽鬼のことを相談するのでした。

現れる話を聞いた高峻は、これが何者か突き止めてほしいと烏妃に依頼。欒冰月なのではないかと思う寿雪ですが、それとは違う幽鬼の様子。全貌を調べるために動き出す中、衛青は高峻が憔悴する姿を見て胸を痛めます。原因は夜な夜な彼の母と丁藍の幽鬼が現れ出したため。これを烏妃に相談したいが、高峻は口止めをします。

烏妃とは他の妃とは違う特別な妃。それゆえに、衛青は寿雪と衝突してしまいます。そして、隠された彼の過去が明らかに…。

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アニメ『後宮の烏』第6話のあらすじと感想

柳の下に現れる幽鬼の正体が明らかに

凝光殿(ぎょうこうでん)の庫を改めると、寿雪が見た幽鬼が身に着けていた縞瑪瑙の玉珮(ぎょくはい)がありました。羽衣がいうに、これは欒王朝最後の帝の二番目の公主・明珠公主の持ち物であることを知ります。禁軍が後宮に押し寄せた時、彼女は柳の下で自害。それ以来、彼女は花が咲く時期には幽鬼となって表れるようになったのだと寿雪は知るのでした。

明珠公主は屏風に収められていたのですが、その隣には、欒冰月の姿がありました。冰月は帝の孫、巫術師として様々な逸話があると、羽衣から聞かされるのでした。

KAMUI

この羽衣、欒冰月や明珠公主のことも知っているから結構な年らしいのですが…ホントいくつなのでしょう。

歴史書「雙通典」は二つある

衛青から聞かされた高峻の母と丁藍の幽鬼が現れる話を聞いてみるも、彼は深くは話しません。その足で高峻が向かったのは、烏漣娘娘に仕える冬官・魚泳の元へと足を運びます。とある書物に烏妃のことが書いており、これを記したのは「はくえん」と呼ばれる冬官。しかし、過去を遡ってもそんな冬官はいなかったことから、現冬官の魚泳にこれを聞こうというのです。最初こそはぐらかそうとした魚泳でしたが、「はくえん」とはオナガガモのこと。そしてはくえんとは冬官のことを指すのだと彼は説明します。

烏漣娘娘に仕える者達が伝承しているのは烏妃の成り立ちであり「本当の史実」と魚泳は話します。

KAMUI

後宮内で帝が一番だと思いきや、帝の手でもどうにもできない烏妃の存在というのは本当に不思議ですね。

帝に代々受け継がれた書「雙通典」とは別に、烏妃が受け継がれている「雙通典」があると知った高峻は、寿雪の元へ行き、これを見せてほしいと言います。寿雪は1人ぼっち。それが哀れだから烏妃のことを探っていた高峻ですが、これを聞いた寿雪は激怒。雙通典を投げつけ、これを読んでも同じことが言えるのかと言い放ちます。

烏漣娘娘はこの地を見つけると、枝に見は根を休め、夏の王と冬の王に成した…。寿雪が先代烏妃の元へと来てから何度も読んだこの「雙通典」の内容は、彼女の口から語られるのでした。

夏の王、冬の王

夏の王は代々王家の者が継ぐが、冬の王は烏漣娘娘から選ばれた娘が選ばれる習わし。冬の王は烏漣娘娘から術を教わり、2人で国を支えていたが、恋慕によって夏の王が冬の王を殺してしまったのです。

それから数百年、夏の王の軍勢と冬の王の軍勢は争い続けました。国は荒廃し、興っては滅びるを繰り返してきたのですが、銀将軍と呼ばれた男・欒夕が冬の王に選ばれた少女・香薔を見つけ出すと、彼女の力を借りて戦を治めました。

冬の王が欠ければ夏の王も滅びる。冬の王を殺したことにより烏漣娘娘は夏の王に長い罰を与え、このようなことが起こったのだと寿雪は話します。

夏の王であり続けるためには冬の王を失ってはいけない。そこで欒夕は夜明宮を作らせ、香薔をそこに閉じ込め「烏妃」と名付けたのでした。欒夕を愛していたからこそ香薔もこれを受け入れ、1人夜明宮に居続けました。そして欒夕は雙通典に夏の王と冬の王の話を秘めたものを作り、帝に伝えてきたのでした。

KAMUI

今まで寿雪が高峻を突っぱねていたのはこの歴史を知っていたから。自分の感情だけではどうにもならない真実。これで夏の王である高峻から哀れと言われるとそれは苛立っても仕方がないですね。

真実を知っても烏妃を哀れと思う高峻。寿雪は…

戦を引き起こさないためにも、烏姫は帝と相容れぬ存在でいなくてはならない。関わってはいけないということが分かったが、高峻はあっさりとこれを受け入れることなどできません。言い伝えで烏姫が夜明宮に閉じ込められることを受け入れたとして、王の名を奪われたままでいいのかと、高峻は寿雪に問いかけます。

どうすることもできないことだと返す寿雪。烏漣娘娘に選ばれた寿雪は烏妃をも辞めることが出来ません。烏妃の命は烏漣娘娘が握っている。だから自分はここから動くことなどできない、それを知ったうえで自分が哀れだと他人事のように言えるのかと、寿雪は感情を露わにしました。

怒りに身を任せて湯飲みを机に投げつけると、その破片は床へと。九九がこれを拾い上げると、彼女の眼は赤く…。欒冰月に体を乗っ取られた九九は、拾い上げた湯飲みの欠片を自らの首に向けるのでした。

KAMUI

ここにきて欒冰月出てくるのはかなりビックリしました。しかも今度は九九の体を乗っ取って…巫術師としてすごい人と言われましたが、死んでもなおですか。

アニメ『後宮の烏』第5話まとめ

夜に子どもが外を出歩けば夜游神(いぇいうしぇん)という闇の中に現れる人攫いの神が現れて連れて行かれるぞという話が出てきましたが、寿雪が烏妃に選ばれたのはこれであったと、話が繋がるとは思いませんでした。母を亡くし、1人外で声を出さないようにこらえていた寿雪は、烏漣娘娘という名の夜游神に目を付けられたのだと…。偶然だと寿雪は言うでしょうが、きっとそんなことはないのでしょうね。

冬の王・烏妃がいるから国は平穏を保ち続けられる。烏妃が望めばすべてが手に入るというのはそういうことなのでしょう。しかし、烏妃はこれを望みません。それでも欒冰月は彼女に関わろうとしてきます。ここがどうなっていくのか楽しみです。

そして、夏の王と冬の王の間にはどういう形でもあれ恋模様は浮かび上がってくるようですね。高峻と寿雪の関係もこれでは終わらないはず!一体どうなっていくのか楽しみだったりします。

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