アニメ『後宮の烏』第4話あらすじ/ネタバレ感想!彷徨える雲雀の幽鬼を楽土へ。そして寿雪と九九が喧嘩をする?

©白川紺子/集英社,「後宮の烏」製作委員会

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夜明宮に雲雀が飛んでくるも、それは幽鬼。楽土へ行くことが出来ずに彷徨う魂でした。あれはとある公主が可愛いがっていた雲雀だと気づいた九九は、これを救ってほしいと寿雪にお願いをします。

今まで宮女を抱えることがなく一人で暮らしていた寿雪は、とあることをきっかけに九九を怒らせてしまいます。理由がわからない寿雪はこれを高峻に相談すると彼もちょっとムッとした様子…一体寿雪の何が彼ら彼女らを怒らせたのでしょうか。

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アニメ『後宮の烏』第3話のあらすじと振り返り

高峻の幼馴染であり、二の妃・雲花娘(うんかじょう)は、亡くなった恋人の魂がやってくれば鳴るはずであろう笛が音を出さないことで、この原因を寿雪に相談します。彼女の恋人の欧玄有(おうげんゆう)の魂が楽土には行っていないということが分かると、寿雪達は彼の死の素性を探り始め、「月真教」の存在に辿り着きます。

その日の夜、花娘の女官が陛下から献上された壺を持って行方をくらませます。寿雪は女官の名前を札に書き、これに彼女の髪の毛を巻いて鴉に化かせ、消息を追いかけます。
欒冰月(らんひょうげつ)と言われる男に体を乗っ取られていた女官は、寿雪、温螢の手によって解放され、壺の中に封じられた欧玄有の魂も解放されると、花娘が持つ花笛の音が鳴り、彼女は恋人が楽土へと旅立ったと知るのでした。

欒冰月に「なぜ後宮に閉じこもることを甘んじているのか」と聞かれた寿雪は、母を亡くして独り身になると、先代烏妃から字や呪術を教わり、人に素性を知られないこと、誰にも頼ってはいけないと教えられてきた身。高峻や花娘からの贈り物に困ります。

帝と烏妃は相容れないものだと言って寿雪から突っぱねられると、高峻は改めて烏妃とは何なのかを調べ始めるのでした。

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【ネタバレあり】アニメ『後宮の烏』第4話あらすじと感想

迷い込んだ雲雀は幽鬼。楽土へと送るため、寿雪は公主の素性を探る

楽土に渡りそびれた雲雀の幽鬼が夜明宮に迷い込み、寿雪の元へとやってきました。これはきっと雲雀公主が可愛がっていたものだと九九は教えてくれます。公主は足を滑らせてなくなってしまい既に帰らぬ人。雲雀を不憫に思った九九は、寿雪にこれを楽土に送ってほしいとお願い事をします。本来ならば対価が必要ですが、雲雀一羽くらいなら構わないと承諾する寿雪は、彼女にもっと公主の話を聞かせてほしいと頼みます。

KAMUI

第1話と見比べても、寿雪の表情は明らかに朗らかになりました。周りにいるもののおかげですね。

雲雀の未練を断ち切るため、原因となる公主のことを調べるため、寿雪は滄浪殿(そうろうでん)に足を運びます。姫の気配がすでにないことから、彼女は既に楽土へ向かったと分かりますが、残された家を見るとずいぶんひどい扱いをされていたと思われます。しかし、彼女が落ちた池に花束を見つけると、彼女と親しかったものがいたのではいかと考えました。女官たちの話から、その者は泊鶴宮の侍女・羊十娘だと知ることが出来ました。

寿雪の行動が、九九と高峻を怒らせる

護衛役の温螢と共に雲雀公主のことを調べていた寿雪は、姫は侍女にものを与えることがあるという話しを聞かされます。それが侍女に対する当然の行動だと知った寿雪は、九九に簪を渡します。自分じゃなく温螢をお供にして公主のことを調べ回ったことに不服を抱いていた九九ですが、物欲しそうにしていたと寿雪に思われたことにも腹を立てます。妃としての自覚がないと怒る九九ですが、それを外に愚痴を言えば、寿雪の本当に好きだなのだなとなだめられてしまいます。

九九の機嫌を取ってどうするつもりなのだろう……木で鳥を掘りながらも悩む寿雪は、彼女を元の宮へと返すべきだと考え始めます。木彫りの鳥を投げ出したところに高峻がやってくると、彼はこれを手に取り、アナツバメを掘り始めます。彼の手先の器用さに驚くと、これは丁藍に教えてもらったのだと言います。

KAMUI

花娘が決して口にしてはいけないと言った高峻の亡くした親友のこと。それを自分の口から話すというのは、これも寿雪を信頼している証拠と言えるでしょう。

高峻は、食べ物を寿雪に持ってくるため夜明宮を訪れました。これに喜んだ寿雪は、自分は衛青になにか贈り物をしたことがあるかと問います。さらに、自分は九九に簪を贈ったら怒られてしまったことを話す寿雪。すると高峻は、九九は物目当てで遣えていたのだと思われていたことが心外で腹を立てたのだろうと言います。そして、この話を聞いた高峻は少し不機嫌に…。自分が寿雪のために送った簪を侍女に渡したことに腹を立てます。いらなければ捨てても良いと言いはしたが、人にあげて良いとは言っていません。そして高峻は、寿雪を殺さないという約束の元にあげた琥珀の魚だけは人にやってくれるなと釘を刺します。丁藍に作ってもらったそれは証明。だからこそ寿雪に持っていてほしいと、高峻は言い、途中の木彫りをもって彼は去っていきました。

星烏廟の冬官・薛魚泳を呼びだし、烏妃のことを知ろうとする高峻。烏漣娘娘の巫女と言われるのが烏妃。烏漣娘娘に詳しい魚泳なら何か知っているのではと思って呼び出しましたが、彼は烏妃のことは知らないと言います。寿雪が言った「烏妃が望めばすべてを得られる」「烏妃と帝は相容れない」の言葉の真意を探ろうとする高峻。烏妃と皇帝との間に何かしらの秘め事があるのではと考える高峻でしたが、魚泳はその答えを導いてはくれず、烏妃に聞けばいいと返します。そして彼は高峻に対し、顔色が悪いから烏妃に眠りを妨げる邪気を払ってもらった方が良いと進言するのでした。

KAMUI

待って、「烏漣娘娘」ってなんですか?烏妃は一体何を背負っているの?

雲雀は侍女の想いを背負って楽土へ

水辺で羊十娘を見つけた寿雪は、雲雀を贈るため、公主のことを教えてほしいと言います。体が弱かった姫は、元気な時には庭仕事をし、十娘にも優しくしてくれていました。しかし、ある日2人は言い争いをしてしまい、顔を合わせづらくなってしまったのです。翌日、十娘の元に雲雀が飛んできて何かを訴えるも、彼女は気まずさから公主の元へ向かうことはせず、後に行けに落ちて命を落とした彼女の姿を見て、深い後悔の念を抱くようになってしまったのです。

雲雀は公主そのもののように感じる十娘からも、楽土へ導いてほしいと頼まれます。さらに調べていくと、公主が行けに落ちたのは、咳を鎮めるための花を取ろうとしたのだと寿雪は考えました。自らの手で田畑を耕していた公主は薬草に詳しく、季節の変わり目になると咳が出る十娘のために、この花を取ろうとしたのだと考えます。無理をしなくてはならなかったのは、十妃の為。その想いを汲み取った寿雪は、高峻が作ったつばめの木彫りに術をかけて空へと飛ばし、雲雀に追いかけさせました。そして雲雀に、十娘は今も公主を思っていると伝えるようにいい、寿雪はこれを楽土に見送るのでした。

KAMUI

彷徨う雲雀の陰にこんな悲しい物語があったとは…でも無事楽土に行けたのは嬉しいですね。お互いを思ってのことだと思うとより

寿雪と九九、高峻と丁藍

立派なアナツバメを掘ってくれた高峻に感謝をする寿雪。すると高峻から、九九とは仲直りしたのかと問われます。未だ関係が修復していないが、高峻は丁藍との話を始めます。

心の底から信頼していた丁藍が、自分好きな葵を取りに行くために出かけたのが最期。彼は皇太后の手の者に嬲り殺されてしまったのです。いなくなってからでは遅い。だからこそ高峻は寿雪に九九と仲直りをするよう勧めます。

夜明宮に戻った寿雪は、自分は愚かしいことをしたと謝ります。すると九九は、主人に口答えする召使はいないと反省していたのです。ずっと張り詰めた状態で日々を過ごす寿雪が心配な九九。そんな彼女は、寿雪が髪を染めていることも知っていました。蘇紅翹も九九も、このことを誰にも言うことはないから、気を緩めてほしいと言われ、寿雪は笑顔を見せます。

高峻に言われた通り、紅翹と九九に食べ物を渡すと、これを3人で仲良く食べます。

KAMUI

あれ?それも高峻がくれたやつ…まぁ、仲直りできたから良いのです。むしろ仲直りをするための食べ物でしたか。

その日の夜。眠りにつく高峻は何かの気配に気づいて目を覚まします。そして目の前にいたのは、血まみれの母と丁藍でした。

KAMUI

え!なぜ!?

アニメ『後宮の烏』第4話まとめ

今まで侍女を置いたことがない寿雪としては、妃らしく何かした方が良いのではと思ったのでしょうがそれが空回り。人との関りが一切なかったからこそ出てきてしまった失敗。それはそれで可愛らしいなと思ってしまいました。九九は九九で紅翹に怒られてしまったらしく、無事に仲直りが出来て良かったように思います。いい関係が気づけているのは微笑ましいです。あとは寿雪がもう少し高峻に心を開くようになればまた楽しいなと思います。

が、そんな最中に母と丁藍の幽鬼が彼の前に現れたのは、また大きく物語が動くことを意味しているのかなと思えます。第4話はどうなるのか非常に楽しみです。

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