テレシータ(ガウ)の依頼を受け、クソ夫・緒方(松澤匠)と息子の宗介の親権の二つを同時に強奪作戦中のヒナコ(武田玲奈)。
すでに緒方はヒナコにベタ惚れでしたが、親権強奪のために義母の君江(宮田早苗)にも近づき、信頼を獲得します。
一方、オフィスCATをハニートラップ集団だと嗅ぎまわるゴシップ記者・古宮(村田秀亮)はヒナコたちの張り込みを続けていて・・・。
果たして、テレシータの親権は? オフィスCATの運命は?
目次
ドラマ『あなたの恋人、強奪します。』 前回振り返り
フィリピン人女性テレシータ(ガウ)は、DV夫・緒方(松澤匠)と離婚調停中。
息子の親権も奪われそうになって途方に暮れていたテレシータは、陽介(渡邊圭祐)の手引きでクソ夫と息子の強奪を依頼します。
息子と義母と暮らす緒方の家に潜入するべく、ヒナコ(武田玲奈)は梨沙(渡邉美穂)の協力を得て緒方に近づきます。
一方、梨沙の元カレ・英之(駒木根葵汰)から“ハニートラップのプロ集団がいる”とタレコミを受けた週刊誌記者・古宮(村田秀亮)はヒナコたちをつけ狙っていました。
ドラマ『あなたの恋人、強奪します。』第8話のあらすじと感想
モラハラ夫強奪作戦
フィリピン人女性・テレシータ(ガウ)から、モラハラ夫・緒方(松澤匠)の強奪と、彼が連れ去った息子・宗介の親権の強奪をWで請け負ったヒナコ(武田玲奈)。
ヒナコは梨沙(渡邉美穂)をバイトとして潜入させた店で緒方を酔わせ、自宅まで送り届けたことで、家の中に入ることに成功しました。
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緒方の母・君江(宮田早苗)は、テレシータと同じくワンオペで宗介の面倒を見ています。
ヒナコはいつものように君江に同情しながら話を聞き、君江の信頼を得ていきました。
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一方、ヒナコたちオフィスCATが“悪質なハニートラップ集団”だと聞き、取材を始めたゴシップ記者の古宮(村田秀亮)は、バイト帰りの梨沙にわざとぶつかり、盗聴器を仕掛けるなど常時オフィスCATをつけ狙っていました。
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その後ヒナコは緒方とデートを重ね、「最初からヒナコに会いたかった」と言われるぐらいベタ惚れされました。
テレシータは定住ビザをなんとか取得出来る見通しが立ったと言います。
日本が好きで、日本はフィリピン人に友好的だと聞いて移住をしてきたテレシータ。
今回の件で間違いなく差別は存在するのだと思い知ったと言います。
「差別のせいで息子と離れるなんて、耐えられない・・・」
ヒナコは「私たちが絶対になんとかする」と断言しました。
「そろそろ決着をつけましょう」
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親権のための布石
ヒナコは緒方家への訪問の中で、親権を強奪するための布石を打っていました。
初めは人当たりの良い雰囲気だったヒナコでしたが、だんだんと横柄で傲慢な態度になっていき、君江はヒナコに対してなんとなく不信感を持つようになってきました。
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ヒナコが遊びに来ても、君江と宗介は浮かない顔をしています。
宗介はヒナコに話しかけられた時素っ気ない返事をしてしまいました。すると、ヒナコは怒り出し部屋を飛び出していきます。
慌てて緒方が追いかけると、ヒナコは「前の奥さんとの子なんて可愛がれる自信がない」とため息をつきました。
一方、宗介はヒナコが新しいママになるのではないかと危惧していました。
君江がなんとか取り繕おうとすると、宗介は「ママがいなくなったのはパパとばぁばのせいだ」と君江を責めます。
「大っ嫌いだよ!」
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ママはずっとママ
調停の日がやってきました。
調停員は改めて2人に親権取得の意思を確認します。
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さらに、調停員は「本当にテレシータさんによる息子さんへの虐待はあったのか」と尋ねます。以前緒方側の弁護士から提出した証言と今回改めて調査した報告とでは内容が正反対だというのです。
緒方は、新しい証言者が自分の母親だと気がつきました。
君江は、テレシータは良い母親で、虐待の事実もなく、彼女が親権を持つべきだと証言したのです。
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緒方は反論せず、「母の言う通りだ」と答えました。
そして、テレシータに親権を渡すことを認めます。
調停が終わりテレシータが外に出ると、君江と一緒に宗介が待っていました。
久しぶりの再会に抱き合って喜ぶ母子。テレシータは宗介に「ずっと一緒にいる」と約束しました。
一方、緒方はすぐにヒナコに連絡をし「親権は渡したから安心してほしい」と言いました。
すると、ヒナコは「あれはただの愚痴だったのに、子供を捨てるなんてサイテー!」と言って電話を切ってしまいました。
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古宮の突撃取材
テレシータはその後就職先も決まり、この件は一件落着となりました。
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そんな時、記者の古宮が事務所を訪ねてきました。「皆さまの活動についてお話を聞かせて欲しい」と言うのです。
古宮は記事のゲラ原稿をヒナコたちに見せ、裁判所を欺いたことで罪に問われる可能性があると主張しました。
ヒナコは「それは困りますね」と答えます。
報酬がたったの10万円だと知った古宮は、何が目的でこんなことをやっているのかと問います。
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「私は後を継いだだけなんです」
ヒナコは語り始めました。
オフィスCATを始めたのは“リンカ”という女性で、彼女は「私を救った人」だとヒナコは言います。
リンカに会った時、ヒナコは児童養護施設での虐待に耐えかねて逃げ出したところでした。
リンカは法では救えない人を救うことを信条として活動しており、ヒナコのことも放っておけず保護してくれたのです。
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4年前のある日、リンカは1人で仕事に向かいました。
ヒナコは「今思えば、かなり危険な依頼を受けたんだと思う」と振り返ります。
当時のヒナコはそれに気づかず、ずっとリンカの帰りを待っていました。
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「ごめんね、ヒナコ」
ヒナコがリンカの声を聞いたのはそれが最後でした。
話を聞いた古宮は「くだらねぇ~!」と一言。
ただ、記事はビリビリに破いてしまいました。
「が、ゴシップ雑誌の記事よりはマシだ。」
“ジャーナリストの端くれ”を名乗る古宮にとって、誰かのためになっている仕事を邪魔するのは本望ではありませんでした。
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古宮はふと、リンカの事件が4年前だということを思い出しました。
「もしかしたら、心当たりがあるかもしれない」
ドラマ『あなたの恋人、強奪します。』 第8話 感想&まとめ
モラハラ夫から逃げ出したものの、夫の横暴と差別によって親権を奪われそうになったフィリピン人女性のテレシータさん。
ヒナコたちのおかげで無事離婚して親権を取ることが出来ました。良かったですね!
安心したのも束の間、今度はオフィスCATに危機が訪れます。しかしジャーナリストである古宮さんはリンカの事件に心当たりがあるそうです。その証言は事件解決の糸口になるのでしょうか?
さらに、次回はなんと陽介(渡邊圭祐)がターゲットになります。ヒナコは陽介を落とすことが出来るのでしょうか?見逃せません!