『恋は雨上がりのように』あらすじ・ネタバレ感想!45歳の店長に恋をする女子高生の青春物語

映画『恋は雨上がりのように』あらすじ・ネタバレ感想!

出典:U-NEXT

2015年度コミックナタリー大賞第2位を受賞した人気漫画「恋は雨上がりのように」が待望の映画化。

アニメにもなっており、各方面から注目を集めている本作です。

私は漫画、アニメ、映画すべて見ましたが、それぞれに楽しめる要素のある作品だと感じました。

ポイント
  • ハマり役の豪華キャスト陣
  • 恋愛と部活のはざま
  • 陸上競技復帰への道

それではさっそく映画『恋は雨上がりのように』レビューしていきます!

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『恋は雨上がりのように』作品情報

作品名 恋は雨上がりのように
公開日 2018年5月25日
上映時間 111分
監督 永井聡
脚本 坂口理子
原作 眉月じゅん
出演者 小松菜奈
大泉洋
清野菜名
磯村勇斗
葉山奨之
松本穂香
山本舞香
濱田マリ
戸次重幸
吉田羊
音楽 伊藤ゴロー

【ネタバレ】『恋は雨上がりのように』あらすじ・感想


バイト先の店長に恋をする女子高生

主人公の橘あきら(小松菜奈)は17歳の女子高生で、ファミレスでバイトをしています。

あきらは、バイト先のさえない店長・近藤正己(大泉洋)に恋をしていました。

近藤正己役の大泉洋が出てきたときの冴えなさとオーラの無さに「あっ、これはハマり役だ」と思いました。

また、ここまでオーラを無くすことができる大泉洋、すごい!

なんなら他の主要ではないキャストの方がオーラあるくらいで。

そして、小松菜奈も目つきが悪くクールな橘あきらそのもので、ハマり役でした。

私はこのキャスト陣は間違いないと冒頭で思いました。

あきら(小松菜奈)がバイトを始めた理由

あきらがバイトを始めた理由と、店長に恋をした理由がわかるシーンが出てきます。

あきらは陸上部でしたが、足を怪我してしまい走ることができなくなりました。

病院の帰り道、偶然あきらが雨宿りに立ち寄ったファミレスが今のバイト先です。

その時に、コーヒーを出してくれたのが店長でした。

店長はあきらに「ブラックは苦手だったかな?」と、手品でミルクを出してくれるという粋なはからいをしたのです。

そのことがきっかけで、あきらは店長に密かな恋心を抱き、バイトをする決心をします。

私は心が落ち込んでいる時に、こんなことされたらそりゃ恋に落ちるよと思いました。

また、走ることができなくなったあきらは、恋に打ち込むことで心の穴を埋めていたのだと思いました。

それから時は経ち、あきらは店長に「好きです」と伝え、デートの約束をしました。

あきら(小松菜奈)の恋を邪魔するバイト先の男

あきらにいつもまかないのご飯を作ってくれる、バイト先の先輩・加瀬亮介(磯村勇斗)。

ある日、あきらと亮介は休憩時間が一緒になりました。

勉強をしながらご飯を食べるあきらの教科書を、亮介は「懐かしい」と言いながら手に取りました。

あきらは教科書に店長との相合い傘を落書きしていて、亮介に見られてしまったのです。

「知られたくなければ俺とデートして」と言います。

あきらは仕方なくデートをすることにしました。

その時のあきらのデートの格好がなんともラフなもので笑いました。

また、その後すぐ店長とのデートシーンが出てきますが、亮介とのデートの時とギャップがすごく、可愛くバッチリ決めたあきらがものすごく可愛かったです。

店長とのデートはどんなものだったかというと、亮介とのデートコースをそのまま真似したものでした。

あきらの不器用なりに考えた気持ちが伝わってきて、私は笑うと同時にあたたかい気持ちになりました。

デートがひと段落し、この後どうするかとなった時、「店長が好きな場所に行きたい」とあきらは言います。

すると、店長はあきらを図書館に連れていきました。

実は店長、大学時代に文芸部に所属しており、今も作品を書いていたのです。

文芸部仲間の言葉

本作で私が一番好きなセリフがあります。

店長はあきらと図書館へ行ったことがきっかけで、大学時代の文芸部仲間・九条ちひろ(戸次重幸)の本を読みます。

九条の本を読んだことをきっかけに、九条と再会するのです。

別れ際、九条は近藤(店長)に対して、「俺たちは大人じゃない、同級生だ」と言います。

私が一番好きなセリフです。

走りたい、でも怖い

喜屋武はるか(清野菜名)は、あきらの陸上部仲間であり、幼馴染の親友です。

あきらが走れなくなってから、二人の関係はぎくしゃくしていました。

そんなある日、あきらのバイト先へ倉田みずき(山本舞香)が訪れます。

みずきは過去にあきらと同じ怪我をしていました。

ですが、あきらの走る姿を見て、もう一度走りたいと思い復帰したのです。

あきらに陸上競技へ復帰してほしい気持ちから強い口調でつっかかりますが、そのことが後にあきらの陸上復帰へ繋がります。

また、店長はバツイチで子供がいました。

店長はあきらに「子供に走り方を教えてほしい」とお願いします。

走り方を教えたその日、店長はあきらへ「もうずっとシフト入らなくていいから」と言います。

店長はあきらに陸上競技へ復帰してほしいという気持ちを伝えたのです。

あきらはバイトを辞め、陸上競技へ復帰し、はるかとも仲直りすることができました。

店長(大泉洋)との恋は…?

時系列は前後しますが、店長が風邪を引いて店を休んだ日、あきらは店長の家へお見舞いに行きます。

その時に、「橘さんの気持ちには答えられない」とはっきりと振られています。

そして、亮介は店長との距離に悩むあきらをフォローしたりと、実はちょっとだけいいやつでした。

店長(大泉洋)との再会

ある日、河川敷で練習をしていたあきらたちの陸上部の横を白い車が通ります。

白い車は停まり、なんと中から店長が出てきたのです。

あきらは足を止め、店長に話しかけます。

「私たち友達ですよね?友達だったらメールとかしますよね?」

というセリフで本作は幕を閉じます。

その後にエンドロールで流れる、神聖かまってちゃんの「フロントメモリー」を鈴木瑛美子と亀田誠治がカバーした曲がとてもいいのです!

『恋は雨上がりのように』まとめ

いかがでしたでしょうか。

女子高生という多感な時期の恋愛と青春を描いた映画『恋は雨上がりのように』。

ただの恋愛キラキラ映画ではなく、人間の感情と人間模様を感じることができる映画となっています。

本当に大事なものとは何なのか?

それが分からなくなった人に、ぜひ観ていただきたい映画です。

また、大泉洋のオーラの無さだけでも観てみてください。本当にびっくりしますよ!

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