高校時代に思い描いていた夢や希望を忘れかけていませんか?
進路に迷う17歳女子(吉柳咲良)の夢と恋のリアルが描かれる第9話「芽衣ちゃん」。
いまと未来に揺れながら、全力で片想いする姿にキュン必至。
特に甘酸っぱい青春の記憶を持つ大人にはたまらない青春物語です!
ドラマ『スナックキズツキ』前回第8話のあらすじと振り返り
訪問介護ヘルパーとして働きながら子育てを頑張るママ・鈴木裕子(堀内敬子)。
家では、思春期を迎えてワガママ三昧の娘と息子の世話を…
仕事では、癖強めの利用者さん宅で小言を言われつつも懸命にお世話。
思いやりに欠ける言葉をかけられる度に、耐えられず地団駄を踏みたくなります。
蓄積した“キズツキ”と休まらない心を抱え、裕子は1軒のスナックに辿り着きます。
そこでトウコママ(原田知世)特製のアイスコーヒーとシュークリームを食べた裕子。
「誰かが作ってくれたもの…贅沢で美味しい」と思わず涙。
裕子の傷を察したトウコは、タップダンスを一緒に踊るよう提案します。
裕子は日頃の鬱憤をめいっぱい足に乗せ、“地団駄タップ”を楽しく踏みまくり!
心地よい疲れと共に家に帰った裕子は、心のままに“本日家事休業”を堂々と宣言できたのでした。
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母に甘えまくりの娘は、実は人生を素敵な視点で見られる女子で…
真っ直ぐストレートな“芽衣語録”に胸打たれます!
【ネタバレあり】ドラマ『スナックキズツキ』第9話あらすじと感想
どうしても捨てられないもの…トウコ(原田知世)もキズついている!?
大掃除中のスナックキズツキ。
ふと、棚にあるA4サイズの黄色い封筒が目に留まり、手に取るトウコ(原田知世)。
封筒の中には数十枚の用紙束。
「もう5年か…」とトウコは物憂げにそれを見つめます。
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そこへ、こぐま屋酒店の上田健一(浜野謙太)がやってきます。
「生きてるぶんだけ荷物も多くなって…片付けないと溜まっていく。でも、どうしても捨てられないものってあるんすよね…」
“捨てられないもの”に心当たりあり…トウコが持っている黄色の封筒へ視線を向けます。
封筒について上田が問いますが、トウコははぐらかして封筒を再び棚へ戻します。
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まっすぐぶつかって傷つき、その度に傷だらけになったと…。
トウコの過去を探るピースが第9話には多々登場!
17歳の悩めるJK(吉柳咲良)は、恋と進路で頭がいっぱい。
鈴木芽衣(吉柳咲良)17歳の高校生。
大好きなのはケーキ。
そして、中学が一緒だった佐伯くん(同じ高校になっても密かに片想い中)。
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健康的なルックスの子犬系男子!
そのための進路希望表の提出期限が明日に迫っています。
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前回までは…母に甘えてワガママ放題の芽衣ちゃんという印象。
しかし、第9話を最後まで観ると、芽衣ちゃんの印象がガラッと変わるんです!
きょうは、佐伯くんたちがボール遊びをしているのを見ながら屋上ランチ。
友だちの望月が「日曜日、ケイセイ女子大のオープンキャンパス行かない?」と芽衣を誘ってきます。
この高校からのケイセイ女子大の推薦枠は2つ。一緒の大学に行こうよというお誘い。
せっかくの誘いに、芽衣は「ちゃんと考えててえらいな」と返すばかり…一緒に行くとはなぜか言いません。
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芽衣(吉柳咲良)の将来の夢とは?佐伯との恋も進展か!?
将来のことを悩みながら帰宅する芽衣。
Carrefourというケーキ屋さんの前で歩みが止まります。
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ここはストーリーの中で、立ち寄ったことで芽衣のターニングポイントとなる大事な場所!
芽衣が心の中で「パティシエいいな」と憧れを抱きながら、店内を覗いていると…
ケーキを買いに来た佐伯に会います。
「ケーキ好きならさ、2個選んで!」と、佐伯にお願いされて店内へ。
ショーウィンドウを2人で眺め、芽衣はドキドキ。
佐伯は、芽衣にアドバイスをもらいながら一生懸命ケーキを選びます。
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「誰にも言ってないんだけど…俺は美容師になりたい!」と佐伯。
「すごくいい!似合う!」と芽衣。
佐伯は「なれたら髪きりに来て!」と言いながら、ヘアスタイルをどうしようか考えるために芽衣をガン見。
視線を向けたままで、前髪にそっと触れてきます。
とっさに芽衣は照れて顔を背け、それに気づいた佐伯にからかわれます。
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残酷な事実を告げるメールバイブ音…芽衣(吉柳咲良)の密かな片想いの行方。
佐伯とバイバイした後、急に太陽が雲に隠れて雨が降り出します。
芽衣が雨宿りに駆け込んだのは、スナックキズツキの軒先テント。
「スマホ詳しい?」トウコに声をかけられます。
トウコは親切に教えてもらったお礼にと芽衣にホットサンドをご馳走します。
チェダーととろけるチーズにハムが挟んであるホットサンド。
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歩きながら携帯のバイブが鳴ると急いで返信を打つ佐伯。
「すぐ返信しないと彼女機嫌悪くなるんだ…今日、誕生日でさ。」
芽衣の気持ちを知る由もない、唐突で残酷な告白でした。
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トウコ(原田知世)がすすめるアオハルの決着法…想い打った高速入力からの50cmダイブ!
「スマホの高速入力で、いまの気持ちを早打ちして」とリクエストしたトウコ。
<大人は将来のことばっか…将来って、いまより大事なの?…今ここにいる私って、価値がないってこと?>と早打ちする芽衣。
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スナックをやることとは全然別の夢を持ち、叶ったこともあったと。
「夢は叶っただけじゃダメ。離れないよう、背中にくくりつけて歩き続けなきゃ。もう持ち上がんないくらい重い…私は下ろしたけどね。」
「そんなに重いんだったら、誰にもとられないから安心」と芽衣。
救われたように「確かに」と呟いて笑うトウコ。
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「たとえ将来の夢が叶わなくとも、夢見てる“今の私”を覚えていたい!17歳の自分を丸ごと全部忘れたくない!」と芽衣。
「簡単な方法を思いついた!距離にして50cm…1歩前に出るだけ。制服でずぶ濡れになったら、きょうをずっと忘れないんじゃない?」
バシャーン…大きな水飛沫をあげ芽衣がどしゃ降りにダイブ!!
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ワガママ娘(吉柳咲良)脱却!夢への第1歩…母も喜ぶバナナチョコホットサンド!
「通り雨にあわなかった?」
帰宅した裕子が、芽衣を心配してたずねます。
自らずぶ濡れになったとは言えず…照れ隠しもあって「お腹すいたー」と芽衣は夕飯の催促へ話題を変えます。
「ママ、今日は寝る!成せばなる…冷蔵庫に食材はある!!」
思ってもみない返答に、目を丸くする芽衣。
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芽衣の1日を知ってからだと、もうワガママ娘に見えてこない。
この後、芽衣に“50cmダイブ効果”がさっそく現れます!!
「成せばなる」という言葉に押され、芽衣はホットサンド作りをはじめます。
ケーキ好きの芽衣らしい、バナナチョコホットサンド!
母に食べてもらうと「おいしい!」と満面の笑み!
勇気が出た芽衣は、自分がパティシエになりたいことをはじめて打ち明けます。
「いいじゃない!」娘の夢を聞いた母は嬉しそうにします。
ほどなく、製菓専門学校のオープンキャンパス案内を顔を寄せ合って眺める母娘の姿がありました。
ドラマ『スナックキズツキ』の次回に期待するもの
あの頃を呼び起こしてくれる感慨深いストーリーでした。
「大人になっても、まだ傷つかなきゃなんだ…」という芽衣の言葉が耳に残りました。
忘れたくない思い出たちをたくさん脳内に留めておきたいものです。
さて、トウコの過去にも触れてきそうな第10話は瀧井和也(八嶋智人)のお話。
第4話では瀧井兄弟の母について触れていましたが、今度は彼らの父について語られそうです。
なんと、スナックキズツキの名付け親は瀧井父らしい…これは期待できそうです!