ふいに涙が頬をつたう…そんな日はありませんか?
第8話「南さん」では、働くお母さんの南裕子(堀内敬子)が“頑張っているのに誰にも認めてもらえない”という欠乏感で涙しちゃいます。
報われない母を癒す、想像を遥かに超えてきたスナックキズツキのびっくり仰天な新サービスとは!?
ドラマ『スナックキズツキ』前回第7話のあらすじと振り返り
パートナーを5年前に亡くし、今は独身息子の未来が心配でしょうがない佐藤ヨシ子(丘みつ子)。
「新しい友達でも作れば?」
母の心配をよそに、同居中の息子・悟志(塚地武雅)は“お一人様”を楽しむようすすめてきます。
ずっと家族に尽くしてきた人生。
今更自分だけが老後を楽しむなんて…もはや、楽しみ方ももうわからないし。
途方に暮れていると、店前でトウコ(原田知世)に誘われてスナックキズツキへ。
そこで、ヨシ子は人生初のオニオングラタンスープを経験。
最後はトウコのアコーディオン演奏とともに懐かしのシャンソンに心の渇きをのせて熱唱!
若い頃にハマったシャンソンの楽しさを思い出し、ステキな初体験に勇気をもらって店を出たヨシ子。
さっそく気が合いそうな女性をシャンソン公演へ誘い、人生の新しい一歩を踏み出しはじめました。
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第8話の裕子(堀内敬子)が抱える“どうしようもなく切ない感情”も、共感度高め。
第8話は、頑張る女性の心の琴線に触れてくるストーリーです!
【ネタバレあり】ドラマ『スナックキズツキ』第8話あらすじと感想
熱々を「いただきます!」…トウコ(原田知世)&上田健一(浜野謙太)のほっこりキートーク!
甘い香りが漂うスナックキズツキの店内。
トウコ(原田知世)がシュークリームに入れるカスタードを煮詰めています。
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トウコはこの間のメロンのお礼にと、出来たてをご馳走。
「いただきます!」2人は美味しそうにハフハフしながら頬張ります。
「出来たての熱々は格別!甘いものって疲れてると無性に欲しくなります!」と上田。
“追いカスタード”をトウコが許可すると、ますます上田のテンションは爆上がりします。
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そして、出来たては美味いことと疲れてると甘いものが欲しくなるという3点。
特に「いただきます」については、自らの思春期を思い起こして反省。
皆さんもきっと…心当たりがあるのでは?
鈴木裕子(堀内敬子)こと旧姓・南裕子は、ほぼ1人で家を切り盛りするワーキングママ!
鈴木裕子(堀内敬子)は、仕事で忙しい夫と娘と息子の4人家族。
昼間は、ホームケア四つ葉という会社で訪問介護ヘルパーとして働くママさん。
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留守がちな夫のかわりに家を守りつつ働く裕子。
ある日、娘の芽衣(吉柳咲良)とケーキを買いに来た裕子。
高校の同級生・中島香保(西田尚美)と偶然出会います。
香保の息子の京大合格に対してお祝いの言葉をかけ、またねと言葉を交わし解散。
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第6話の香保回でも描かれたこのシーン。
第8話の裕子回を見ると…このときの各々の心情が理解でき、より感慨深い場面に。
裕子は「お金持ちの香保はエステ行ってるかも」と笑って返します。
内心、傷ついた裕子。
家に帰り、たまにはおしゃれでもとマニキュアを出してみますが中はカピカピ。
彼女は、日常に追われて“自らを省みる暇もない”のです。
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NO挨拶&NO感謝…ワガママ三昧の子供たち!思春期に苦戦中の裕子(堀内敬子)
夕飯時ともなると3口のコンロを全て駆使して、慌ただしく食事の準備を行う裕子。
娘にヘルプ要請するも、「動くと損!」とスルー。
息子も同様、母に協力する気持ちは皆無。
食卓についても…2人は裕子を待たずに黙って食べはじめます。
「いただきますは?」注意されて、渋々手を合わせる子ども達。
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自らの愚行を思い出すと2人を咎められないけど…
夕食中、「塾を辞めて、家庭教師に変えたい!」と言いだす姉弟。
成績を上げると約束して2人が望んで入った塾なのに…裕子は耳を疑います。
裕子が約束を念押しすると、姉弟はだんまり。
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「ママが困る訳じゃない!」とめんどくさそうな顔をする娘。
特に17歳の芽衣は、三者面談も控え進路決定が迫る時期なのに進路を聞いてもはっきりせず。
いまいち危機感のない子供たちに、裕子のもどかしい気持ちが募ります。
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意気消沈の仕事帰り、生理現象が裕子(堀内敬子)をスナックキズツキへ導く!
きょうは仕事の日。利用者の坂本さん宅は、急な坂道の上。
息を切らして辿り着くと、挨拶も無しに坂本さんから冷たい言葉が放たれます。
「はやく掃除して!洗剤使いすぎんなよ!」
シンクから溢れ出ている大量のゴミと食器たちを見て気が滅入ります。
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ほんの数分見ただけでも、気苦労の多い仕事だというのが理解できます。
仕事帰りは何だか憂鬱な気分。
そんなとき、裕子の視界に入って来たのはスナックキズツキの看板。
急いで店内に入ると、トウコママ(原田知世)にアイスコーヒーを注文。
すぐに、トイレを借ります。
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いただきますの尊さを知る女性(堀内敬子)が思わず涙…挽きたて&焼きたての“あれ”!
「贅沢だな…」裕子は、漂う珈琲の香りにうっとりと目を閉じます。
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挽きたての豆を丁寧にドリップして淹れたトウコのアイスコーヒー。
「美味しくて疲れが取れる…」
ホッとしたら、急に甘い香りがすることに気がつきます。
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再び、丁寧に「いただきます」と言って、裕子が愛おしそうに頬張ります。
「こんな美味しいの食べられて、きょうはいい1日だ…」と裕子がしみじみ。
すると、トウコは何も言わずにそっとティッシュ箱を裕子のそばへ。
それを見て、初めて裕子は自分の頬に涙がつたっているのに気がついたのでした。
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涙しながらシュークリームを頬張る姿にグッときました。
トウコ(原田知世)の自己流タップ!裕子(堀内敬子)が日頃の鬱憤を地団駄しまくる!
「靴のサイズ、何センチ?」食べ終えた裕子に、トウコが問います。
「私はすでに履いている…さあ、履いて!」
裕子は、不可解に思いながらもまんまとタップシューズを履かされてしまいます。
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トウコから習ったのは基本のシャッフルステップのみ。
すぐに、ラジカセから流れる軽快な音楽に合わせて上級編へ。
「私、時々無性に地団駄踏みたくなって。感謝の言葉が欲しい訳じゃないけど、誰かわかってくれてもいいのに…」
抑えていた思いが大爆発!音楽が鳴りやむまで一心不乱に踏み鳴らします。
店を去る裕子に、笑顔でトウコが「ナイス地団駄!」と激励します。
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家に帰ると、娘の第一声は「お腹すいたー」でした。
それに対し「ママは疲れたから寝る!冷蔵庫に食材はある、成せばなる!」と裕子。
楽しげに地団駄タップを踏みながら部屋へ。
急な母の変化に、芽衣はただただ困惑するのでした。
ドラマ『スナックキズツキ』の次回に期待するもの
他の人のつくってくれたものを食べることに、とても癒される瞬間があります。
誰かに「いただきます」と言える尊さを、改めて感じました!
第9話は、裕子の娘である芽衣(吉柳咲良)のストーリー。
どうやら彼女は、“将来”と“いま”に悩んでいる様子。
思春期の多感な少女に、トウコはどんな“導き”をするのか…楽しみです!