ドラマ『スナックキズツキ』第4話 亡き母を恋しく想う青年(小関裕太)が、おふくろの味に涙した夜…

出典:スナックキヅツキ公式ページ©『スナック キズツキ』製作委員会

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“心に残っている思い出の料理”はありますか?

私はその味をふと思い出して、無性に恋しく泣きたくなることがあります。

第4話「瀧井くん」は、亡き母へ“恋しさ”を感じながらマジメに生きる若き青年・瀧井潤(小関裕太)の話。

愛に飢え、お金にコンプレックスを抱く彼。

その凍えそうな心を温めたのは、スナックキズツキの一味もふた味も変わったサービスで。

束の間だけど“食べたあの日の幸せが蘇る”とびきり優しいストーリーに、ほろり…

お金は大事だけどお金が人生の全てじゃないと思わせてくれるラストに救われます。

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ドラマ『スナックキズツキ』前回第3話のあらすじと振り返り

出典:スナックキヅツキ公式ページ©『スナック キズツキ』製作委員会

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実家住みで独身、広告代理店に勤める会社員の佐藤悟志(塚地武雅)。

結婚の予定もなければ、昇進の兆しもない…“めでたいこと”に縁遠い毎日。

「あげるばっかりで、気の毒…」と一緒に暮らす母(丘みつ子)から、なかなかお祝いしてもらうことが起こらない息子を不憫に思う言葉がかけられます。

会社に入社し28年。下戸な悟志は、同僚と楽しくスナックへ飲みに行くことすらなく…

やるせない心を抱えた彼は、トウコ(原田知世)がいる“お酒なしのスナック”に導かれます。

悟志は、ママの案内でフィンランドへのバーチャルエア旅行をしながら絶品の北欧風珈琲を堪能!

そして最後は、エアギターで“28年分のキズ”をシャウト!!

エア三昧で超スッキリ。翌朝の悟志は笑顔でネクタイを締め、会社へ向かうのでした。

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スカッと元気になった悟志。

第4話は彼の部下・瀧井潤(小関裕太)がスナックキズツキへ…

“弾き語り系”とはまた違う趣の新種の“沁みるサービス”が初登場!

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【ネタバレあり】ドラマ『スナックキズツキ』第4話あらすじと感想

ひょうきんな酒屋・上田健一(浜野謙太)の高級メロン話

出典:スナックキヅツキ公式ページ©『スナック キズツキ』製作委員会

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トウコ(原田知世)の営むスナックの出入りの酒店の配達員・上田健一(浜野謙太)。

この日は、箱に入った高級マスクメロンを持参。

話によると、タワマン最上階マダムのお手伝いをしたお礼で頂いた品だそう。

昼間からホームパーティするそのセレブ宅からは、シャンパン8ケースもの注文が入ったのだと興奮気味に話します。

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巧みにマダムの真似をする上田w

上田の子供の頃からの夢は、真っ二つに割ったメロンを食べること。

その思いを汲んで、トウコがメロンを切ってあげます。

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セレブな集まりと高級なお酒…異世界感を感じた様子の上田。

毎話、上田とトウコの井戸端トークは重要な鍵!

お金持ちと接して実感した“格の違い”…それにキズつく青年が今回の主人公なんです。

広告代理店勤務のイケメンな青年・瀧井潤(小関裕太)

出典:スナックキヅツキ公式ページ©『スナック キズツキ』製作委員会

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広告代理店・大雄企画勤務の瀧井潤(小関裕太)。

イケメンな彼は2年交際している彼女と少し倦怠期気味…だけど、他の女性の誘いはちゃんと断るマジメ青年。

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第1話の中田さん(成海璃子)は、瀧井くんの彼女。

彼女みたいに聞きに徹し、自分の意見を発せないってつらいと…

倦怠期カップル事情に共感者多数。

でも、やるせない思いを抱えていたのは彼女だけではなく…彼も!

潤は母を亡くしており、彼には仲良しの兄・和也(八嶋智人)がいます。

ときどき食べたくなる瀧井兄弟の定番の味は、おうち焼肉の赤ウィンナー。

そして、亡き母のだし巻き卵。

出典:スナックキヅツキ公式ページ©『スナック キズツキ』製作委員会

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兄は結婚して実家に住み、兄夫婦には息子が1人います。

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亡き母との思い出の味“だし巻き”がストーリーの中で大事な役割を果たします。

第1話の続き、瀧井くんのデート帰りから物語がはじまります。

帰りのコンビニで、潤がサンドイッチと缶珈琲を買い、ついでに振込用紙で支払いを済ませます。

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支払ったのは奨学金…月々の返済額は、12684円。

彼は奨学金で大学に進学したようです。

レジ担当は、次の第5話主人公・冨田希美(徳永えり)。

学費返済中の瀧井潤(小関裕太)には、セレブすぎなBBQ

高校の同級生・ミドリ(武田梨奈)から潤への連絡。

明日、遠方でダイビングスクールのBBQがあるという彼女が潤に運転手を頼んできました。

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実はミドリ、潤のことが好きらしく…時折垣間見える彼女の恋心にヒヤヒヤ。

次の日、ミドリと一緒に来たのは池袋にビルを持ち会社を経営する一家の娘・葵(石川瑠華)。

スクール社長主催のBBQ。辿り着くと、駐車場は高級車ばかり。

自然の中、広大なウッドデッキに置かれたおしゃれな家具。

テーブルには高級食材、贅を尽くしたBBQ!

「羽振りいいな…」と潤の本音が漏れます。

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スクールの社長宅は、お金持ち。

会費なしの奢りで、生徒の知り合いも誘ってOKという気前の良さ!

シャトーマルゴーに歓声があがり、潤も場に合わせて拍手。

「高いお酒ですか?」

葵に問われ、潤は本当は知らないのに知ってる風で「うん」と答えてしまいます。

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小さな見栄はりがち…

同じようなことが高校時代も…美大に憧れるも、188万の高額学費で諦めた高校3年の潤。

友達にはお金がないから美大に行けないと言えず、「家近の大学にした」と強がりました。

マジメ青年・瀧井(小関裕太)が抱えるお金持ちコンプレックス

会場でレストラングループのCEOの松原に出会った潤。

「地方の物産展に携わっている」と聞くなり、松原は潤の仕事を小規模と言わんばかりの態度。

あからさまに話に興味を失い他へ。

「なんか、場違いだ…」取り残された潤は、何ともいえない表情をします。

今度は葵と話す潤。

一族の会社には入らず、来月から前から興味のあったドイツへ語学留学するという葵。

それを聞いた潤は、なんともいえない居心地の悪さを感じるのでした。

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葵のように素直にシャトーマルゴーを知らないと言え、

親の会社に入らずに興味のあることに挑戦できること…夢を諦めてきた潤には眩しかった。

疎外感を感じていると、兄から甥っ子の写真付きメッセージが届きます。

「来週出張だから、一緒に飯でも食わないか?」

兄家族の存在に、潤の心が一瞬和みます。

蹴った小石でアクシデント!スナックキズツキと、人生を変える一節に出会う潤(小関裕太)

出典:スナックキヅツキ公式ページ©『スナック キズツキ』製作委員会

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セレブ疲れでクタクタの帰り。

やりきれない思いをこめて潤が小石を蹴ったら…スナックの看板が破損!

謝って弁償しようとおそるおそるスナックキズツキの店内へ入ります。

「そんなことより、電球替えて?…お礼に珈琲どうぞ。」

トウコに促されるがままに着席。

コポコポと珈琲を淹れる音が響き、どこか懐かしさを覚える店内。

温かさに肩の力が抜けてホッとします。

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北欧繋がりで、村上春樹著の「ノルウェーの森」の話題に…

読んだことがない潤へ、トウコが「ノルウェーの森」の一節をなぞって1つ、質問を投げかけます。

「お金持ちであることの最大の利点って何だと思う?」

知りたがる潤に「お金がないって言えること」と教えるトウコ。

聞いた潤は、考え深げに黙ります。

「本当にお金がない人は“お金がない”とは言えない…惨めになるから。」

トウコに教わった小説の一節は、潤のこれまでの人生に刺さるものでした。

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言い出せずに苦慮しているのは、潤も一緒…切ない!

第1話のデートで主食系の注文を渋ったのも、節約で!?

トウコママ(原田知世)の斬新すぎる創作朗読サービス&沁みる号泣だし巻き!

「朗読でもしよっか?」と渡された、全ページ白紙の本。

トウコは「(中身は)創作で!」と、半ば強引にBGMを流して雰囲気作り。

「知らないとあっけらかんといえるのが金持ちなんだ…選択できることが富を持つ者の最大の利点なんだって。何が選択できたかさえも僕は知らなかった…」

圧されて、自分の心の内を吐露した潤。

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きょう、改めて直視した“現実”に絶望する彼の思いが詰まった朗読。
出典:スナックキヅツキ公式ページ©『スナック キズツキ』製作委員会

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置き所のない気持ちを出し切った潤がリクエストした“だし巻き卵”。

黄金色に焼けた卵を頬張りながら、母への恋しさとあのときの温もりが蘇ります。

彼の頬に大粒の涙がつたい…

「逃げることもできたのに、アンタは店に入ってきた…」

トウコは微笑みながら彼の行動を称えると、青年を店から再び送り出しました。

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言葉をかけられ少年のように笑う潤。

このときの彼の柔和で素敵な表情がとても印象的!

帰路につきながら、兄と笑顔で通話する前向きな彼がいました。

ドラマ『スナックキズツキ』の次回に期待するもの

第1話の中田さん編と、第4話の瀧井くん編。

同じ居酒屋デートも、各々のバックボーンを知った上でリピートすると全然違う!

「言いたいのに言えない」という誰しもが抱えるジレンマ。

根本からゼロにすることは不可能でも、少しだけ楽になる方法はあるんだなと。

このドラマには“ちょっとした救い”があります。

ないのとあるのじゃ大違い、瀧井くんの心情を思って涙がでました。

第5話は、コンビニで働く冨田希美(徳永えり)回。

人生を焦る彼女を癒す“世界一うまいココア”が登場…楽しみです!

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