ここは、キュートな店主トウコ(原田知世)が営む“スナック キズツキ”。
第1話「中田さん」では、コールセンター勤務の中田優美(成海璃子)が来店。
クレーム客(平岩紙)からの圧&彼氏(小関裕太)への気遣いでガチガチに凝り固まった彼女の心を、トウコがふんわりほぐします。
なんだか心が重ダルい…そんな夜にオススメ。
いつの間にかキズついた心を癒してしまう心地いいスナック、気になりませんか?
ドラマ『スナック キズツキ』の見どころ
キズついた者だけが入れるお店“スナック キズツキ”。
スナックだけど喫茶店っぽく、お酒の提供一切無し。
だけど、店主トウコ(原田知世)によるちょっと変わったサービスありw
今日も心に溜まったストレスを抱えた客が、吸いこまれる様にこの店にやってきます。
トウコママに出会って、ひとときを過ごすと…あら、不思議!
店を出る頃には、お客達の“心のもや”が晴れているんです。
観終えると、ほのかに“明日を生きたい”って気持ちが湧いてくる…
泣きたいほど優しい、心を少し軽くしてくれるドラマがはじまります。
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映画「すーちゃん まいちゃん さわ子さん」を観てから、彼女の描く世界にどハマり。
心をそっとなでてくれる益田作品、今回も期待値高めです!
【ネタバレあり】ドラマ『スナック キズツキ』第1話あらすじと感想
しょっぱなから沁みる…耳に嬉しい冒頭ナレーション(大和田伸也)!
ドラマ「スナック キズツキ」は、イイ声の語りからスタート。
“誰かに騙されたわけじゃない、誰かに裏切られたわけでもない。
泣きたいほどひどい目に遭った訳ではないけれど、ほんの些細な出来事に傷つくことがある。
なんでもないような顔をしてやり過ごしても、少しずつストレスは溜まっていく。
まるで、タンスの裏の綿ぼこりみたいに…”
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大和田伸也さんが低くて渋いボイスで穏やかに語る冒頭!
この30秒を聞いただけでも十分癒されますよ。
トウコママ(原田知世)が営む、“スナック キズツキ”の独特なシステム。
主人公は、一風変わったスナックを営むトウコ(原田知世)。
舞台は開店して5年になる“スナック キズツキ”。
この奇妙な店名は、トウコですら誰が命名したのかわからないのだとか…謎である。
そして、不思議なことにキズついてない人は店の存在に気づかないことが多いらしい。
店内は、赤いラジカセやステンドグラスライト等、どこか懐かしい素敵なものに囲まれています。
レトロなもので溢れるこの空間は、まるで昭和にタイムスリップしたかのよう。
スナックといえど、トウコはお酒が飲めないのでお酒のメニューはありません。
だから、喫茶店のようなメニュー表。
でもリクエストすれば、アルコール以外ならアレンジドリンクを作ってくれます。
料理もおいしいお店のようで、第1話ではトウコ特製のドライカレーが登場します。
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あと、この店には世にも不思議なサービスがもう1つ…そちらは後ほど!
綿ぼこりのようにストレス蓄積…中田優美(成海璃子)の憂鬱な金曜午前。
ユニゾンお客様センターに勤める中田優美(成海璃子)回である第1話。
家具販売をしているユニゾンで、お客様の声を聞いて対応するのが彼女の仕事です。
週の疲れが蓄積して少し気怠い金曜の朝。
この日最初のお客様は、北欧風ローテーブルを購入した安達よしみ(平岩紙)でした。
「脚が1本短い」と初期不良クレーム。
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第2話は安達回。次回予告も兼ねた秀逸な構成、安達の言動にも注目!
「急がないし、面倒…脚だけ送って!」
そこからも安達の商品への不満は止まらず、通話は続いてランチタイム突入。
リカバリーしたいランチタイム、彼氏(小関裕太)との電話でアガる!
話を聞き続け、やっと納得してもらえそうになったのに…
不運にも交換品が品切れで手配不可と発覚!
「急いでるから今週中にして!あなたお名前は?」と中田に対して威圧的に凄む安達。
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頼みの上司に視線を送るも助けてくれず…
結局、安達は怒ったまま電話を切ってしまいます。
落ち込んだ気持ちでランチを食べる中田。
ほんの少し救われたのは、付き合って2年になる彼・瀧井潤(小関裕太)からの電話。
広告代理店の大雄企画に勤めて忙しい彼とは、最近すれ違い気味です。
でも、きょうは久しぶりに会えそうなのです!
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デートでうきうきのはずなのに…中田(成海璃子)のうらさびしい夜
忙しい瀧井は、待ち合わせの居酒屋たつみやに遅れてきます。
お腹ペコペコの中田は皿うどんを欲しながらも、彼が来るまで注文を我慢。
しかし、彼のお腹は減っておらず。
彼は彼女に食べたいものを聞くこともなく、自分の好きなものだけを注文します。
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せっかくの土曜に予定もない彼女は、その話を聞きながらどこか寂しげ。
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潤回では、このBBQが描かれそう。
去りゆく彼の背中を、名残惜しそうに中田が見送ります。
傷んだ中田(成海璃子)がキズツキへ…ほっこりソイラテ&絶品キーマカレーを食す!
積もったものを抱えながら、夜道を歩いていた中田。
いつの間にか“スナック キズツキ”の前へ。
「いらっしゃい」お店に入ると、天使の微笑みを浮かべたトウコが迎えます。
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一発で心掴まれる志玉の微笑みは眼福。
トウコはハンドドリップで丁寧に珈琲を淹れます。
飲み口広めのカップに注がれた温かくてソイラテを飲んだ中田。
おいしさでほっこり。
安達から受けたクレームが体の外へふわっと流れていきます。
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カレーの香りとトウコの声に誘われ、中田のお腹はもう限界!
注文した半熟目玉焼きがのせキーマカレー。
「思ってたより本格的でスパイシー…黄味と混ぜたらマイルドでこれもおいしい!」
ひと口頬張るごとに変化する味。
口内の幸福感で、彼とのわびしい時間に溜まったものが1つずつ解き放たれます。
幸せそうに食す中田を、トウコがそっと見守ります。
弾き語り“本音カラオケ”で熱唱wトウコ(原田知世)が行う独特なサービス!
「あんた、カラオケのキーは低め?」
完食して満足感に浸る中田に、トウコが質問しながらマイクを持たせます。
そして、トウコはギターを弾きはじめ…
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何を歌えばいいのか…最初は戸惑う中田。
トウコに「今の気持ちを歌えばいい」と言われ、中田が言葉を紡ぎだします。
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メロディーに乗せて歌った2番までの歌詞に中田のホンネがさく裂!
気持ちいい展開にスッとします。
要所で挟まれるトウコの合いの手にクスッとさせられますw
ドラマ『スナック キズツキ』の次回に期待するもの
トウコさんがお客さんにかける「きょうもお疲れさん」の癒しパワーに、ちょっとほわほわしちゃいました。
ラストは逆再生で、安達よしみ(平岩紙)視点を描いて第2話予告!
非常に興味をかきたてられるおしゃれな予告篇に大満足。
クレーマー安達さんの心にはどんなキズがあるのでしょう…気になるので次回も見逃せません。
お疲れの週末に心を軽くしてくれるドラマ、また一週間頑張れそうです。