横暴になっていく信長（染谷将太）から次々と人が離れていく中、信長討伐の書状を諸大名へ贈り続ける義昭（滝藤賢一）。
戦がいつまでも続く中、光秀（長谷川博己）はどうすれば「平らかな世になるのか？」を改めて考え始めます。
すでに朝廷も自分の思い通りに動かすことができると思っている信長。
そこで帝（坂東玉三郎）はどう思っているのかと、光秀はその心中を聞こうと動き出します。
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そして、秀吉（佐々木蔵之介）は、光秀の庭に菊丸（岡村隆史）を見つけると、「近くに置いておいていいのか」と警告してきました。
長い間助けられた菊丸を守るため、光秀は…。
目次
『麒麟がくる』前回第40話のあらすじと振り返り
出典:U-NEXT
大和を筒井順慶（駿河太郎）に任せるという判断をした信長（染谷将太）。
信長の決定を許すことができない松永久秀（吉田鋼太郎）は、織田軍の味方をすることをやめてしまいました。
軍を抜ければ、斬首は免れません。
しかし、信長は「松永の茶道具を寄越せば考える」と言い出します。
信長に絶対に従わないと決めた松永は光秀（長谷川博己）を呼び出し、信長が一番欲していた「平蜘蛛の茶釜」を彼に預けると言い出します。
松永と戦をしたくない光秀は「そんなものいらない」と拒絶しますが、松永は茶道具もろとも自身の城に火を放って命を絶ってしまいます。
光秀は、この結末を受け入れるしかありませんでした。
後日、信長に「平蜘蛛の茶釜のありかを知らないか？」と聞かれると、光秀は知らないと答えます。
しかし、秀吉（佐々木蔵之介）からの情報で、光秀と松永が密かに会っていたことを知っている信長は「光秀が初めて自分に嘘をついた」と静かに怒るのでした。
帰蝶（川口春奈）の心もすでに信長から離れた今、光秀は「自分も信長に歯向かうようになっている」と気づくと笑いだします。
伊呂波太夫（尾野真千子）から茶釜を受け取ると、光秀は「帝が今、信長をどう思っているのか尋ねたい」と言い出すのでした。
【ネタバレ】『麒麟がくる』第41話あらすじ・感想
世を平らかにするため、光秀（長谷川博己）は人を斬らず、田畑を耕すように言う
信長（染谷将太）から次々と離れる者が生まれる中、義昭（滝藤賢一）は信長討伐の書状を諸大名へ送り続けていました。
そんな中、丹波との戦を続ける光秀（長谷川博己）は、戦で勝つと敵を捕らえて話をします。
光秀は、彼らを斬首にはしません。
「堕ちた城跡には、新たな城を作らず、壊れた橋は直し、踏み荒らした田畑を元通りにしてほしい。」
そう言って光秀は敵将を送り出しました。
さらに、彼は聞きます。
「なぜ丹後は戦うのか？」と。
すると彼らは、「足利家に恩があるからだ」と答えたのです。
それを聞いた光秀は「この世から戦を失くしたい、世を平らかにしたい。そのために戦わなくてはならないのは、備後にいる義昭なのか？」と改めて思わされるのでした。
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秀吉（佐々木蔵之介）の思惑を暴く光秀（長谷川博己）
自宅に戻り、平蜘蛛の茶釜を眺めていると、播磨へと出発する秀吉（佐々木蔵之介）がやってきます。
庭からは菊丸（岡村隆史）が薬草を持ちながらやって来ますが、秀吉は菊丸を見かけると、何やら怪訝な表情を浮かべます。
しかし深くは関わらず、秀吉は光秀の元へ行き、播磨へ行くための挨拶を済ませました。
秀吉の出世を褒める光秀。
「いやいや」と謙遜しますが、そこから光秀は「信長の機嫌を利用し、自分をうまく貶めたな」と言い出します。
何のことやらという顔をする秀吉でしたが、何と光秀は彼の前に平蜘蛛の茶釜を出してきました。
秀吉はたくさんいる弟たちに松永のことを探らせており、光秀と松永の密会や、平蜘蛛の茶釜を手にしたことも聞いていました。
それを察した光秀は秀吉に対して「自身の出世のために情報を流したな？」と問い詰めます。
「どこにそんな証拠がある？」と秀吉は抵抗しますが、「その弟が松永の家に忍び込んで、明智との会話を盗み見きしたと言って回っている」と言われて何も言い返すことができず、頭を下げます。
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「世を平らかにしたのちにお詫びをしようと思っていた」と秀吉は言います。
「貴殿の言う平らかな世とは？」と光秀が問うと、秀吉は「自分のような貧しい人間がいない世だ」と答えました。
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答えを聞いた光秀は「この一件は、貸しにしておく。口の軽い弟に注意をしておいた方が良い」と釘をさします。
光秀（長谷川博己）の警告により、菊丸（岡村隆史）は姿を消す。
明智の屋敷を去る前に、秀吉は光秀に対し「菊丸という男を近くに置いて大丈夫か？」と警告します。
「ただの薬売りと思っている」と光秀は答えますが、「私にはそうは見えませぬ」と返し、秀吉は去ります。
光秀は、秀吉が残した言葉の意味を考えるのでした。
東庵（堺正章）に鍼を打ってもらおうと訪れると、そこでは菊丸が薬を作っていました。
薬を売って歩くことで、いろいろな情報が手に入ると話す菊丸。
「三河の殿に、それを報告するのだな」
光秀のこの言葉で、菊丸の手が止まりました。
光秀は「秀吉はすでに菊丸に目をつけている。何かあればすぐに秀吉が信長に伝え、菊丸が危険な目に遭うやもしれぬから逃げろ」と言います。
菊丸は「駒（門脇麦）と共に薬を作る今が楽しく、三河のことを忘れられる」と心中を語り、東庵や駒を巻き込む前に去ることを決意するのでした。
1歩外に出れば、秀吉の刺客に命を狙われる菊丸。
しかし、彼はうまく逃げ回り、姿を消すのでした。
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たま（芦田愛菜）の悩み
光秀と菊丸の話を外で聞いてしまった駒。
部屋の中に入ることを辞め、たま（芦田愛菜）と共にその場を離れると、たまは駒に誰にも言えない心中を語り始めます。
それは彼女の嫁ぎ話でした。
母・煕子（木村文乃）がいない今、自分は一生光秀の側にいたいと思うと語るたま。
たまは、縁談が来ても光秀のために断っていました。
いずれは、家から離れなければとも気づいていますが、何が正しいのかわからないたま。
そんなたまに駒は、「自分の行く末をじっくり考えてください」と告げるのでした。
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そして天正6年秋、たまは細川家へと嫁ぐことを決意するのでした。
平蜘蛛の茶釜を差し出す光秀（長谷川博己）の思いは信長（染谷将太）へ届くのか
近衛前久（本郷奏多）と共に鼓を楽しむ信長。
すっかり意気投合した2人は「毛利を倒せば本願寺は崩せる、安土城の完成が楽しみだ」と、光秀の前で笑顔で語らいます。
二条（小藪千豊）に関白を辞めてもらい、近衛を据えようと考える信長。
「二条は評判が悪い、今の自分の方が評判が良いので頼めば、これをなしえるだろう」と言うと、光秀は「それはどなたが言っておられましたか？」と尋ねます。
一気に険しい表情へと変わる信長。
皆が言っていると声を荒げると、光秀は、ではなぜ松永（吉田鋼太郎）は、義昭は背いたのかと言って引き下がりません。
信長の前にある物を包んで持ってくる光秀。
包みを開けたその中には、平蜘蛛の茶釜が…。
光秀は「知らぬと申し上げましたが、痛く後悔をした」と言います。
手元に置かない方が良いと思ったことから、勝ち祝いとして光秀は、信長に献上するのでした。
「正直に言うと申したな。何が言いたい？」
「平蜘蛛の茶釜は、持つ者の覚悟が必要。だから、清くいてくれ」と光秀は茶釜を献上しつつ、自身の本音を信長に伝えます。
すると、信長は今井宗久（陣内孝則）を呼んで覚悟ごと売ろうと鼻で笑い、信長は去っていきました。
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帝（坂東玉三郎）は、月を見ながら光秀（長谷川博己）に思いを告げる
書物を読みながら物思いにふける光秀。
最近の信長に困っていることが実澄（石橋蓮司）に見透かされると、彼も信長への不満をぶちまけ始めます。
信長は今、帝も朝廷も変えようとしているのだろうと意見を共にすると、実澄は光秀と共に帝（坂東玉三郎）の元へ向かいました。
月を見ながら帝は「あの月には、奇妙な男が住んでいるというのだ。その男の名を存じているか？」と聞きます。
「それは桂男と呼ばれるもので、男は木から不老不死を授ける花をふるい落とし、あの月へ閉じ込められたのです」と、光秀は答えました。
「やはり、月はこうして遠くから眺めるのが良い。美しきものに近づき、そこから何かを得ようとしてはならない。なれど、力ある物は皆、あの月へ駆け上がろうとするのだ」
「多くの武士があの月へ登ろうとするのを見て来た」と言う帝。
続けて「しかし、誰も帰ってこない。」言います。
そして、光秀を見つめ「信長はどうか？」と問うのでした。
「こののち、信長が道を間違えぬよう、しかと見届けよう」
帝の言葉に、光秀は頭を下げるのでした。
『麒麟がくる』第41話あらすじ・ネタバレ感想まとめ
第41回、ご覧いただきありがとうございました！
今週の「トリセツ」は・・・
将軍・義昭は、いま？#麒麟がくる #公式_麒麟トリセツ
▼「第41回トリセツ」はこちら▼ pic.twitter.com/o7L44H4uRi
— 【公式】大河ドラマ「麒麟がくる」毎週日曜放送 (@nhk_kirin) January 17, 2021
とにかく、今回は菊丸が姿を消した瞬間が1番寂しかったですねぇ。
ここに至るまで、光秀様は菊丸も含めて多くの人に助けられてます！
見ている身としても、本当に頭が下がりますね。
そして、帝も「信長は大丈夫だろうか？」と言いますが…。
そもそも、蘭奢待を毛利にあげちゃったのもきっかけですからね！
室町幕府が滅亡しても、抗い続ける義昭。
もう、全てがどうなっていくのだと怖くなりますね！
これからも衝突が続きそうな信長公と光秀様。
これがどう本能寺の変に繋がるのでしょう！
刻一刻とその時は迫ってきています。
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