『麒麟がくる』第33話あらすじ・ネタバレ感想!比叡山に棲む魔物は帝の弟・覚恕

『麒麟がくる』第33話あらすじ・ネタバレ感想!

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長く続く織田軍と反織田軍の戦を治めるため、光秀(長谷川博己)は単身で延暦寺へ潜入し、朝倉義景(ユースケ・サンタマリア)と和睦を試みます。

しかし、朝倉以上に信長に腹を立てているのは、延暦寺のトップ・覚恕(春風亭小朝)。

この覚恕に謁見すると、光秀は信長(染谷将太)への恨み、そして兄であり帝の正親町天皇(坂東玉三郎)への私怨を口にします。

膠着状態が続くうえ、反織田軍が一気に攻めてきたことで、信長はもう京を離れると言い出しますが…。

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『麒麟がくる』前回第32話のあらすじと振り返り

『麒麟がくる』第32話

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金ヶ崎を撤退し、戻って来た信長(染谷将太)を敗北したと卑下する摂津晴門(片岡鶴太郎)に対し、今回は引き分けだったと弁明する光秀(長谷川博己)。

急ぎ次の戦に備え300挺もの銃を手に入れるため、今井宗久(陣内孝則)の元を訪ねます。

しかし、すでに別の者に250挺売る約束があるから無理だと言う宗久。

すると彼は、光秀を茶会に招きます。

茶会に出席する者の中に、筒井順慶(駿河太郎)の名を見つけた光秀は、松永久秀(吉田鋼太郎)と戦をしている彼こそが250挺もの銃を欲した人物と察し、茶会の前に銃を譲ってほしいと同席した駒(門脇麦)と共に交渉します。

銃を譲る条件として、駒には公方・足利義昭(滝藤賢一)を、光秀には信長に合わせてほしいと言う順慶。

これを受け入れたことで、光秀は無事あまたの銃を確保することに成功。

これを持って進軍を進める織田軍であったが、朝倉が比叡山の僧兵と手を組んだことで敗走。

自分が出陣すれば士気が上がると言われたのに、敗北をしたことで義昭は苛立ちます。

なぜ比叡山の僧は自分に牙を剥けると怒る信長。

信長は奪い、朝倉は与えると光秀が堪えているその時、朝倉義景(ユースケ・サンタマリア)は、一向宗に小判を与えるのでした。

【ネタバレ】『麒麟がくる』第33話あらすじ・感想

朝倉と和睦するため、光秀(長谷川博己)は比叡山へ

比叡山に陣を引いた朝倉義景(ユースケ・サンタマリア)は山を降りて来ず、じっと信長を見下ろします。

浅井・六角・三好・本願寺一向宗にも囲まれた信長(染谷将太)はまさに四面楚歌。苦しい状況が続くのでした。

この状況を打開するため、光秀(長谷川博己)は山崎(榎木孝明)と文で連絡を取り、比叡山へと単身で向かい、朝倉に和睦を持ち掛けます。

光秀を目の前にすると、昔美濃から落ちのびた若武者を拾ったものの、その恩を返さずに牙を剥けてきたと文句を言う朝倉。

お互いに苦しい状況を打開するため和睦をしないかと持ち掛けても、苦しいのは信長だけだろうと言われてしまいます。

しかし、情報に抜かりない光秀。

もう間もなく冬になると、越前へ帰るのも困難。

しかし、春になるまで兵を養うことも難しいと踏んだ光秀は、ここでの和睦はお互いのために良いと進言するのでした。

KAMUI

きっと山崎情報ですが、抜かりない光秀様。お見事です。

帝の弟であり比叡山の天台座主・覚恕(春風亭小朝)が持つ、信長(染谷将太)への私怨

この戦いは潮時だから和睦の道を考えてほしいと朝倉に進言する光秀ですが、ここで朝倉は比叡山を牛耳る覚恕(春風亭小朝)に会ったことはあるかと聞きます。

京の都には、覚恕が手にした領地や金を信長が奪ってきたことに腹を立てているため、ないがしろにはできないと語る朝倉。

お経を唱える者との戦は勝ち目がない、手ごわい。

戦を止めたくば覚恕に跪けと光秀に言います。

すると光秀は、「どのように跪いたらいいか教えてもらうため、会わせてほしい」と言い出します。

そうして光秀は覚恕への謁見を叶えたのですが、そこで聞かされたのは兄であり帝・正親町天皇(坂東玉三郎)への私怨でした。

兄は幼いころから美しく、自分は幼いころに醜いと言われ、出家をさせられたと語る覚恕。

美しいものに頭を垂れて生きることなどするものか、金と力をもって生きようという信念を貫いた結果、誰もが自分に金を求め、そのかわりに領土を得ることができた。

そして帝も今では金をくれと頭を垂れる。美しいものに勝ったと喜んでいたのにも関わらず、信長がそれをかすめ取っていったと苛立ち、今に至るのです。

「あの都はわしのだ。返せ。わしに返せ」と、覚恕は光秀に訴えるのでした。

KAMUI

見た目はお坊さん。ですが輿に乗り、女性を侍らせお金に溺れる…とんだ生臭坊主じゃないですか。出家をさせたのは跡目争いをさせないためでしょうけどそんなの聞く耳持たない。人として終わってるとしか言えない…。

反織田軍の襲撃により覚恕(春風亭小朝)と摂津晴門(片岡鶴太郎)は不敵な笑みを浮かべ、信長(染谷将太)は京を離れると言い出す

「膠着状態が続いてる最中、反織田軍が信長の陣営を襲撃し、大打撃を与えた。これで信長は袋のネズミだ」と、摂津晴門(片岡鶴太郎)は覚恕と共に不敵な笑みを浮かべます。

「このまま都から信長がいなくなれば古き良き都が蘇る」と笑いますが、この話を床の下で菊丸(岡村隆史)が盗み聞きし、これを光秀に文で伝えます。

その頃、3年守った京から去ると光秀に訴え始める信長。

父ならばきっと褒めてくれると言うが、美濃の民や帰蝶(川口春奈)は笑うだろうと思うと、信長は光秀に「ほかに手がないだろうか」と相談をします。

信長(染谷将太)の願いを聞き届けた帝(坂東玉三郎)は、覚恕(春風亭小朝)との和睦を取り持つが、ここで新たな問題が浮上

この状況を打開するため、義昭(滝藤賢一)に間を取り持って和睦を考えますが、覚恕は将軍など眼中にありません。

そこで信長は、帝に文を出し、和解をしたいという旨を伝えます。

金を持っているのに御所の屋根を直すことなどせず、酒や女、博打に溺れた愚かな弟を嘆きながらも、屋根を直してくれた信長を助けるため、帝は動き出すのです。

無事に和睦をした信長と比叡山。

すると摂津晴門は、覚恕に今度は武田を上洛させ織田の動きを封じようと目論みながら、将軍の養女の夫として筒井順慶(駿河太郎)に白羽の矢を立てます。

平和になった京で、祝いの席で能を見ることになったのだが、摂津はその席に松永久秀(吉田鋼太郎)を同席させたのです。

仕組まれたことだと怒る松永は、これが幕府だと光秀に訴えたうえで、幕府と闘うと言って離席。

これもすべて摂津が仕組んだことだと分かると、光秀も苛立ちます。

戦はもう終わったと笑う摂津ですが、「信長の戦は古き悪しきものが消えない限り続く」と光秀は言い放つのでした。

KAMUI

筒井順慶、どっちかというと摂津サイドだったかぁ…。しかし、この摂津が本当に厄介です。

ついに比叡山へ動き出す織田軍は、火を持って無惨な屍を積み上げる

1571年。信長軍は一向一揆と対峙し、さらに比叡山へを攻めます。

その方法は残虐極まりなく、軍は女子供までも切り捨て焼き討ちにするのでした。

そこには、かつて駒(門脇麦)の芳仁丸を勝手に売った子供が、覚恕の元に売られた妹を取り返すために薬を売っていた子供も…。

KAMUI

光秀様が攻めた時は女子供は逃がせと命じましたが、それ以外は…これが信長を魔王と言わせた戦の一つですが…背景を見ると何とも言えませんね。

『麒麟がくる』第33話あらすじ・ネタバレ感想まとめ

和睦して一度はおさめましたが、このまま戦が終わるわけなどありません。

しかし、義昭はだんだんと摂津サイドの意見を聞くようになり、信長を見下す発言が増えてきました。

覚恕といい義昭といい、なんだか本当に仏門で修業をしていたのだろうかと言いたくなるようなことばかり言うのですが…時代がそうさせたのかもしれませんね。

世を平らにするために今は戦をしないとダメだと腹をくくった光秀様も、もう攻めるところは攻めねばという意向。

しかし、この比叡山の戦は、信長のやり方は残虐極まりないと言われても仕方がない。戦を治めるためには致し方ない。

堂々巡りな感じもしてきました。

もう話し合いでは収まらないところまで来ているのですが、ここからどうして光秀様が信長討伐に至るのか、そのあたりもそろそろ気になってきました。

まずはこの1件がどのようになっていくのか、次回に期待です。

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