息子二人を殺され、高政(伊藤英明)に家督を継がせたことは間違いだと分かった道三(本木雅弘)は大桑城に入り、戦支度をします。
高政と道三、どちらの軍に加勢するか、光安(西村まさ彦)にどちらにつくかを相談されると、光秀(長谷川博己)は真っ先に尾張の帰蝶(川口春奈)を訪ねました。
そして、美濃が二分される話が各国に広まると、駿河で足止めをされている東庵(堺正章)と駒(門脇麦)の耳にも届いてきたのです。
戦になる前に、美濃に行って確かめたいことがあると思った駒は菊丸(岡村隆史)にあるお願いをするのでした。
終わりから戻った光秀は、光安が高政に取り入ろうとする光景。
そして、高政は領地替えをしようと考えていることを聞かされ、これが光安の耳に入ると彼は道三の軍に加勢することを決めます。
戦をするなと道三を止めに行く光秀。
すると道三から、どうして家督を譲ったのかを聞かされます。
明智荘に戻ると、すでに戦準備で大騒ぎ、光秀が行く先は…。
目次
『麒麟がくる』前回第15話のあらすじと振り返り
高政(伊藤英明)に家督を継がせ、仏門へと入った道三(本木雅弘)。
しかし、高政が美濃の守護になることに納得のいかないものがいたのです。
それは帰蝶(川口春奈)を始めとした、正妻の子供たちです。
高政が美濃の政治をすれば、織田家との関係も見直される。
そして織田彦五郎が高政に近づくも、この彦五郎を暗殺して清須城を奪取するのでした。
高政を光秀(長谷川博己)に任せると言う道三。
しかし、次男の孫四郎(長谷川純)と、三男・喜平次(犬飼直紀)が高政に斬られたことで道三は怒り、高政に戦を仕掛けようと動き出すのでした。
一方、高政も「道三は父に非ず」と言い、戦の準備にかかるのでした。
【ネタバレ】『麒麟がくる』第16話あらすじ・感想
孫四郎(長谷川純)達の死が帰蝶(川口春奈)からの信用を失わせた
道三(本木雅弘)が高政(伊藤英明)と雌雄を決するため大桑城へと向かうと、美濃はついに臨戦態勢に。
家臣たちは、高政と道三、どちらに味方をするか揺れ動きます。
どちらにつくべきだろうかと、光安(西村まさ彦)が光秀(長谷川博己)に問うのですが、光秀は答えを出さず、尾張の帰蝶(川口春奈)を訪ねます。
すでに帰蝶は弟二人を殺されたことから、高政など兄とは思わぬと激怒。
光秀は帰蝶に美濃のことに口出しをしないように言いますが、高政が美濃の政治を行えば、信長(染谷将太)との同盟を白紙にするやもしれないと帰蝶は危惧。
光秀はそんなことはさせないと言いますが、孫四郎(長谷川純)を追い返したことで、帰蝶はもう光秀を信用できないと言います。
KAMUI
光秀と帰蝶、ふたりの会話を聞いていた信長は、光秀の気持ちも分かると言います。
道三の兵は2〜3千。対する高政は1万。
戦上手な道三であっても、これは不利だと言うのです。
信長も援軍を出せない状況下に置かれているため、戦をすれば確実に…。
そう聞かされた帰蝶は、伊呂波太夫(尾野真千子)を呼ぶよう侍女に遣いを出すのでした。
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美濃の噂を聞いた駒(門脇麦)は菊丸(岡村隆史)にお願い
今川の右腕を担っていた雪斎(伊吹吾郎)が病死すると、事を大きくしないため、東庵(堺正章)と駒(門脇麦)は事が落ち着くまでは城の中にいるようにと言われ、足止めをされてしまいました。
KAMUI
薬を届けに菊丸(岡村隆史)がやってくると、ふたりは美濃の内紛の話を耳にします。
戦が始まれば、自分を助けてくれた侍のことを知ることができない。
そう思った駒は、菊丸に抜け道を教えてほしいとお願いします。
KAMUI
高政(伊藤英明)の機嫌を伺う代償に激怒した光安(西村まさ彦)は大桑城へと動き出す
光秀が美濃へ帰り、稲葉山城へ足を運ぶと、酒を飲んで踊り、高政の機嫌を取る光安の姿がありました。
眉をひそめる光秀。
最初こそ光安は苦い顔をしましたが、気にせず続けます。
そして、高政と1対1で話をする光秀。
今でも自分は土岐頼芸(尾美としのり)が本当の父だと言い張っているのは、後々将軍家から官位をもらいやすくするためだと、高政は言います。
「賢いやり方だな」と毒のある言い方をする光秀。
そして、高政から聞かされたのは美濃内の領土の領地替え。
明智家も例外ではないと言うのでした。
KAMUI
高政がこの領地替えを家臣たちに言い渡すと、光安は激昂。
そして彼は、道三と共に高政を討つと決意するのでした。
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戦場へと向かう道三(本木雅弘)、光秀(長谷川博己)に「大きな国を作れ」と託す
光安が道三につくと聞くなり、光秀は2〜3日待てと言い、道三がいる大桑城へと向かいます。
出陣をやめろと言っても、道三は聞く耳を持ちません。
道三は今まで命を落とした家臣たちのことを思い出し、その名を口にして眠っていたのですが、最近忘れ始め、老いを感じていたと言います。
だからこそ、家督を譲ることを道三は決めたのです。
しかし、今の道三の胸中にあるのは「譲る相手を間違えた」という思いと、「間違いは正さなくては」という思いでした。
鶴山に陣を張ると号令をかける道三。
自分を止めようとする光秀に、彼は最後にこう言うのでした。
「大きな国を作れば、争いはなくなる。先代からそう言われたが、わしは美濃一国で終わった。」
「信長は面白い。あの男から目を離すな。」
「大きな国を作るのじゃ」
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光秀が明智荘に戻ると、光安はすでに道三に加勢。
最初こそ光秀は「自分はどっちにも付かない」と言いますが、鉄砲を持ち出し、道三から受けた恩家を振り返ります。
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決心がついた光秀は、戦に参ると宣言。
「行く先は何処!」
「伯父上を追う。敵は高政殿!」
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『麒麟がくる』第16話まとめ
第16回、ご覧いただきありがとうございました!
今週の「トリセツ」は・・・
・美濃国を二分する戦が勃発!#麒麟がくる #公式_麒麟トリセツ
▼「第16回トリセツ」はこちら▼ pic.twitter.com/T7KEjxEObM
— 【公式】大河ドラマ「麒麟がくる」毎週日曜放送 (@nhk_kirin) May 3, 2020
ずっと戦をしたくないと避けていた光秀様でしたが、ついに覚悟を決められてしまった様子。
これが美濃の未来、そして明智光秀という男の未来に影響を及ぼすことになります…。
高政と道三の戦いは、どんな形で決着をつけることになるのか。
しっかりと見届けたく思います。
▼次回第17話も続けて読む▼