『キングダム』あらすじ・感想!邦画実写化作品の歴史を変える壮大なスケールの快作【ネタバレなし】

映画『キングダム』あらすじ・感想!

出典:映画『キングダム』公式ページ

あの超人気漫画『キングダム』の実写化です。

邦画の実写化基準を一気に引き上げることになる一作となるであろう快作です。

ポイント
  • 圧倒的スケール感とアクション
  • 原作に忠実なキャストたち
  • 熱いストーリーをそのまま描いた英断

原作ファンは必見の映画『キングダム』をさっそくレビューしていきます。

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『キングダム』作品情報

映画『キングダム』

(C)原泰久/集英社 (C)2019映画「キングダム」製作委員会

作品名 キングダム
公開日 2019年4月19日
上映時間 134分
監督 佐藤信介
脚本 黒岩勉
佐藤信介
原泰久
原作 原泰久
出演者 山﨑賢人
吉沢亮
長澤まさみ
橋本環奈
本郷奏多
満島真之介
阿部進之介
深水元基
六平直政
髙嶋政宏
要潤
橋本じゅん
坂口拓
宇梶剛士
加藤雅也
石橋蓮司
大沢たかお
音楽 やまだ豊
主題歌 ONE OK ROCK「Wasted Nights」

『キングダム』あらすじ・感想【ネタバレなし】


ついに見られた国内映画、本気の実写化!

みなさん、『キングダム』が実写化されると聞いて、率直にどう思われたでしょうか。

アバターシライシ

最初から素直に応援していたでしょうか?
映画『キングダム』

(C)原泰久/集英社 (C)2019映画「キングダム」製作委員会

SNSを見ていると、実写化発表の2018年4月の段階では「また実写化かよ」「山﨑賢人はイメージ違う」「あのスケールを邦画でできんの?」「中国の話なのに日本人がやるの?」などなどの文句が飛び交っていました。

アバターシライシ

まぁ、こういう意見が出てくるのも無理はありません。

なぜなら今まで日本の漫画ファン、映画ファンは中途半端もしくは著しく低レベルな漫画実写化映画を粗製濫造されて苦しんできた歴史があるからです。

技術が追いつかない、作り手の原作への愛が感じられない、そもそも作るべきではなかったと言える作品が日本映画史に死屍累々と積み重なっているのは紛れもない事実です。

キングダム』の監督である佐藤信介も『GANTZ』『アイアムアヒーロー』『いぬやしき』『BLEACH』など、今までたくさんの実写化を担当してきました。

アバターシライシ

私の印象としては、比較的高水準な作品を作ってきた佐藤監督ですが、それでも文句を言われることが多いのが漫画実写化です。正直不出来な映画もありました。

しかしもちろん、上手くいってない作品で一番悔しい想いをしているのは作り手本人。

そしてその反省を生かして見違えるような作品を作ることは往々にしてあります。

『キングダム』は、佐藤監督にとって今までのフィルモグラフィの集大成的な作品になっています。

映画『キングダム』

(C)原泰久/集英社 (C)2019映画「キングダム」製作委員会

彼は今までも『アイアムアヒーロー』で日本初の本格的な大作ゾンビ映画を作り、『いぬやしき』ではロボット化した主人公2人の肉体にリアリティを持たせるために、ハリウッドの最新技術を持ち込んでド迫力のVFXを披露してみせました。

彼は見慣れた日本の風景にスペクタルあふれる映像を展開して、邦画の可能性を広げてくれる作家です。

しかし、古代中国の広大な世界が舞台の『キングダム』実写化は、佐藤監督にとってもかつてない挑戦だったようです。

これは無理だという彼のチームのスタッフも多かったそうですが、佐藤監督はそれでもひるまず映画を作り上げました。

アバターシライシ

これは本当に歴史的なことだと思います。

今までも『進撃の巨人』や『鋼の錬金術師』など異国風の世界観の漫画が日本で実写化されてきましたが、どれも違和感は拭えないのが正直なところでした。

しかし今回、とうとう中国を舞台にほぼ違和感も安っぽさもない堂々たる歴史劇を日本映画界が作り上げたのです。

アバターシライシ

こんな嬉しい話はありません。

それだけで今すぐみんなに見に行って欲しい映画だと言えます。

もちろん今『アベンジャーズ/エンドゲーム』や『シャザム!』など面白い映画はいっぱい公開されていますが、今までは地雷だったような本国の企画が、ハリウッド作品と肩を並べられる水準まで来ていると喜べるのは本作だけです。

キャスト、脚本、アクション、美術、総合力で勝利した映画

本作は古代中国と原作の少年漫画的世界観を説得力をもって再現できています。

主人公・信を演じる山﨑賢人の野性味あふれる演技

映画『キングダム』

(C)原泰久/集英社 (C)2019映画「キングダム」製作委員会

信の幼馴染の漂と、後に秦の始皇帝となる若き王・嬴政えいせいの2役を演じる吉沢亮の演じ分け。

映画『キングダム』

(C)原泰久/集英社 (C)2019映画「キングダム」製作委員会

悪役の本郷奏多の小物演技。

映画『キングダム』

(C)原泰久/集英社 (C)2019映画「キングダム」製作委員会

山の王・陽端和役の長澤まさみの人間離れした美貌と存在感

映画『キングダム』

(C)原泰久/集英社 (C)2019映画「キングダム」製作委員会

伝説の将軍・王騎を演じるために増量&ビルドアップした大沢たかおの圧倒的な肉体の説得力。

映画『キングダム』

(C)原泰久/集英社 (C)2019映画「キングダム」製作委員会

など、キャストたちは最高の仕事を見せてくれています。

キングダム』で一番肝心なアクション描写に関しても、日本を代表するアクション監督・下村勇二が素晴らしい演出をつけてくれています。

日本刀とは違う中国の刀ならではの叩き切るような荒々しい剣戟にも注目です。

アバターシライシ

特に、本作終盤で信が戦うラスボス的存在の元将軍にして人斬りの左慈との戦いは、本作の白眉と言えるでしょう。

左慈を演じるのは日本屈指のアクション俳優・坂口拓

彼の身のこなしが早すぎるので、対する山﨑賢人は殺陣なしで本当に斬りかかって戦うように指導されたと言います。

アバターシライシ

クライマックスの戦闘シーンは、そのおかげもあって本当に切り合っているようにしか見えません。

また、実際に20日間に渡って中国ロケをしているので、ロケーションのスケール感は邦画の今までの範疇をはるかに超えています。

王宮や山や歩いている野山の絵面もとにかくすごい説得力で、全く安っぽくありません。

映画『キングダム』

(C)原泰久/集英社 (C)2019映画「キングダム」製作委員会

その他、コスチュームや山の民の仮面や宮殿の細部の美術までこだわり抜かれて作られており、全編通してこの世界観を信じられると思わせてくれるものになっています。

上記のようなことはハリウッドやインド映画、中国や韓国の大作なら当たり前にできていることですが、今までダメなものが多かった日本の漫画の実写化で、それがクリアされている時点で賞賛したい気持ちでいっぱいです。

もちろん手放しで褒められる傑作ではありませんが、今作は合格点をはるかに超えているので、50巻を超える原作の続きの実写化にも大いに期待が持てます。

これからは合戦のシーンが増えていくので、ファンがたくさん見て本作を支える必要があります。

アバターシライシ

主人公・信たちのように夢を見続けるには、我々ファン側が協力すべきでしょう。

この『キングダム』がシリーズ化して、日本映画の可能性を広げてくれることを大いに期待します。

『キングダム』まとめ

映画『キングダム』

(C)原泰久/集英社 (C)2019映画「キングダム」製作委員会

以上、ここまで映画『キングダム』について紹介させていただきました。

要点まとめ
  • 日本映画の現状でできる実写化としては最上級
  • 原作ファンとしての違和感は全くない
  • アクション、美術すべてがハイレベルで今後の日本映画界に希望が持てる

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