ドラマ『金田一少年の事件簿』 第5話 トイレの花子さん殺人事件! 卓球好きの一のミスで事件が動く!?

金田一少年の事件簿

出典:金田一少年の事件簿公式ページ

”じっちゃん”の影響で、卓球が好きな一(道枝駿佑)。佐木(岩崎大昇)に誘われ、美雪(上白石萌歌)も交えて卓球台が置いてある民宿を訪れると、そこで居合わせた美大生たちと肝試しをすることに。

肝試しの会場となった廃病院のトイレには、『花子さん』の霊がいるといいます。

翌日、その肝試しのメンバーの一人が死体となって発見されます。

一は、警察が押収した遺留品に違和感を感じて・・・。

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ドラマ『金田一少年の事件簿』 前回振り返り

家族で旅行中の一(道枝駿佑)と美雪(上白石萌歌)は、とある殺人事件を追う剣持警部(沢村一樹)と遭遇します。

その白蛇村で、3人は怪しげに顔をマスクで顔を隠した男が、旅館に隣接する酒造に入っていくのを目撃します。その男は『白蛇酒造』の次男・蓮月だと言います。

一たちは、酒蔵見学中に樽の中に浮かぶ蓮月の死体を発見します。その後長男の左紺も殺されてしまいます。

実は、白神家には三男がいました。事件は、顔を変えて新入り職人として忍び込んでいた、この三男が酒造と父を思うあまり、起こしてしまった悲しき事件でした。

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【ネタバレ】ドラマ『金田一少年の事件簿』第5話あらすじ・感想

いざ勝負!

卓球好きの“じっちゃん”の影響で、卓球好きになった一(道枝駿佑)。

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なんと、じっちゃんつまり金田一耕助は、町内会のシルバー大会のチャンピオンだったそうです(笑)

ところが、佐木(岩崎大昇)の祖父はオリンピック候補だったとのこと。
一は何故かむきになり、佐木に勝負を挑みます。
そこで、佐木は卓球台がある親戚がやっている民宿に行こうと提案し、ついでに美雪(上白石萌歌)も誘いました。

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佐木には、一と美雪の仲を取り持とうという魂胆がありました。

美大生たち

休日に一たちが山の中にある民宿を訪れると、先客の美大生4人がいました。
夕食後、一たちは美大生の1人、鳴沢から肝試しに誘われます。

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鳴沢は、仲間の1人からパシリに使われていました。

なんとしても卓球をやりたかった一ですが、美雪と佐木が肝試しに乗り気だったため、仕方なく一緒に参加することに。
まずは、この民宿の近辺で語り継がれている『トイレの花子さん』の怪談で雰囲気を盛り上げます。
順番はくじ引きで決められました。
いたずら電話で席を離れていた伊能が最後にくじを引き、彼が最後に出発することになりました。

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伊能は鳴沢をアゴで使っている人物です。

廃病院

肝試しの会場は、近所の廃病院です。
そこの2階の女子トイレの奥の個室に2回ノックした後、「花子さん、遊びましょ」と声をかけ、個室の中にある缶からピンポン玉を持ってくるというルールです。

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一は震えが止まりません。殺人事件は平気でも、おばけは怖いみたいですね。

ところが、いざ出発という時に鳴沢が「やっぱりやめませんか?」と言ってきました。
この地域が地元の鳴沢は、昔もよくこの廃病院で遊んでおり、花子さんネタでふざけた女の子がその後交通事故で死んでしまったことがあったというのです。

しかし、伊能が「これは遊びだから」と言って無理やり肝試しを始めることに。
1人10分間隔で建物の中に入って行き、一は4番目でした。

中では先に入っていた佐木が待っており、美雪を待って3人で行こうと言われます。
佐木は、「吊り橋効果」で一が肝試しのドキドキで美雪を意識するようにしようと考えていました。

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ところが、一が頼ったのは佐木のことで、吊り橋効果は佐木に対して効いてしまいました。

女子トイレ

指定の女子トイレに着き、美雪が奥の個室を確かめると、一番奥は物置になっていました。
改めて一つ手前の個室のドアを開けると、缶が置いてあります。

一たちがそれぞれミッションを終えて、入口に戻ろうとすると、外から何やら揉める声が聞こえます。
見ると、伊能が一緒に来た真紀に言い寄っていて、それを獅子島が止めていました。

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真紀と獅子島はカップルで、伊能は真紀の元カレのようです。狭いサークル内で三角関係になっています。

夜11時。
最後に伊能が病院内に入っていきました。
ところが、1時間経っても戻って来ず、連絡しても応答がありません。
皆でトイレに様子を見に行くと、ピンポン玉は全部なくなっていたので、伊能はこのトイレに立ち寄ったことがわかります。

その時、美雪が床に赤い血のような痕がついているのを見つけます。
それを辿っていくと、「花子之墓」と刻まれた石があるところに行き当たり、石はベッタリと赤いもので染まっていました。

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しかし、それは血ではなくインクでした。

これは、きっといたずら好きの伊能の仕業だと腹を立てた真紀は、先に帰ろうと言って宿に戻ってしまいました。
時刻は既に深夜1時になっていました。

事件発生

翌朝、「花子之墓」のそばで伊能の死体が発見されました。
地元の警察によると、死亡推定時刻は夜10時から0時の間。

被害者のポケットからはピンポン玉が見つかっており、スマホも携帯もなくなっているため、警察は通り魔の犯行だろうと考えました。

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一は、その警察の見立てに違和感を感じます。

一は通り魔に見せかけた犯人のミスリードではないかと思っていました。
何故なら、ポケットに入っていたピンポン玉について、説明がつかないからです。

そのため、犯人は肝試しの参加者である美大生3人の中にいると断定しました。

「この事件の真相は必ず俺が暴いて見せる。じっちゃんの名にかけて!」

壁の白い線

一が再度トイレの個室の中の様子を確認すると、壁に白い線がついています。
一は、剣持警部(沢村一樹)に頼んでその線のことを調べてもらうことにしました。

剣持警部によると、伊能の死因は毒殺によるものだったことがわかりました。

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缶の中に針のようなものが仕込まれており、即死だったそうです。怖い!

その頃、民宿では獅子島と真紀が揉めていました。

「あのコンクールの絵のせいじゃねぇよな?」

「私じゃないって言ってるでしょ!」

騒ぎを聞きつけた美雪が、獅子島に訳を尋ねると、かつて伊能がコンクールで受賞した作品が写真を使用したコラージュで、そこに女性の裸の写真が使われていたことが発端だったと言います。

当時伊能と交際していた真紀は、自分の裸だと思い込み、訴える!と大騒ぎ。
伊能は「ほいほい写真を撮らせたお前が悪い」と悪びれていなかったと言います。

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つまり、真紀には殺す動機があるということです。

謎は全て解けた!

一は伊能が肝試しに出かけてからの佐木のビデオを確認します。
死亡推定時刻の間は、皆一緒に行動していました。

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そして、何故石にインクをつけたのかが気になります。

その時、トイレの物置の壁についていた白い線が、石膏で、しかも新しいものだということがわかりました。

「そういうことか!」

白い線は、犯人がうっかりつけてしまったミスで、赤いインクは一たちを外に誘導するためにつけたものだったことがわかりました。

一が残るくじ引きの仕掛けについて、頭をひねって考えている時、剣持警部から余計な電話がかかってきたことで、ひらめきが訪れました。

「謎は全て解けた!」

トイレのトリック

肝試しの時、一たちは一番奥の個室が花子さんのトイレだと言われました。
しかし、実際はそこは物置でした。

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それは、犯人が仕掛けた心理誘導だったのです。

犯人は、最後の伊能の時にだけ、石膏で作った偽の便器を置いて物置をトイレに見立てます。

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思い込みとロウソクの光では一瞬偽物とはわからないでしょう。

伊能は偽トイレの中で何の疑いもなく缶に手を入れ、針についた毒で絶命しました。
トイレの扉は内開きになってるので、ドアに倒れかかってしまえば身体が外に出ることはありません。

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こうして自動殺人装置の出来上がりです。

そして、インクの誘導によって一たちは外に出されました。

くじ引きのトリック

この作戦は伊能が最後にならなければ成立しません。でも、順番はくじ引きで決めたはずです。

犯人ははじめから6番と7番のくじを入れずに、手の中に隠し、自分が6番を引いたふりをします。
そして途中で伊能に電話をかけて伊能を外に出し、最後に引くように仕向けたのです。

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くじ引きを主導したのは、パシリ扱いされていた鳴沢でした。

「違う、僕じゃない!」

しかし、一は鳴沢である証拠がピンポン玉に隠されていると言います。
一は、実はあの時トイレの中に残りのピンポン玉を落としてしまっていて、佐木のマイボールを缶の中に入れていたのです。

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佐木のボールは「佐」の文字が入っている特別なものです。

しかし、伊能と鳴沢が持っていたボールにはマークが入っていなかったのです。

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これが、一が最初に感じた違和感の正体です。

鳴沢の動機

伊能にパシリに使われていたからって、何も殺すことはない。
皆、そう思っていました。
でも、鳴沢にとってパシリ扱いされることなんてことはどうでもいい事でした。

「俺はあいつに復讐したかっただけだ」

去年、鳴沢の高校生の妹が自殺をしました。
その原因が、妹を弄んだ伊能だったのです。

それがわかったのは、あのコンクールの絵でした。
裸の女性の写真を見た時、その脚に鳴沢と妹しか知らないはずの火傷の痕がついていたのです。

それとなく鳴沢が聞いた時、伊能は「ちょっと遊んだだけの女」のものだと言いました。

妹は死ぬ程苦しんだのに、伊能は遊びだと言った・・・だから殺してやったと鳴沢は言います。

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気持ちはわからないでもないですね・・・。犯人に同情してしまうのは、金田一あるあるです。

でも、鳴沢は肝試し直前に「やめよう」と言いました。

「こんなことしても誰も救われないとわかっていたんじゃないのか?」

一がそう問うと、鳴沢は見栄っ張りな伊能を確実に肝試しに参加させるためだと言い残して、警察に連行されていきました。

ドラマ『金田一少年の事件簿』 第5話 感想&まとめ

今回はノベライズを初実写化したエピソードでした。

今回も、非常に可哀そうな動機でしたね。そして、死体はそこまでショッキングな登場の仕方ではありませんでしたが、死因が「毒殺」という大変ショッキングなものでした。

美大生がどうやって即死レベルの毒を手に入れたか気になります!

次回は一が遂に容疑者になってしまいます。どんな展開が待っているのか、楽しみです!

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