ドラマ『金田一少年の事件簿』 第10話 オペラ座館 ファントム殺人事件 解決編!ファントムの正体とは!?

金田一少年の事件簿

出典:金田一少年の事件簿公式ページ

怪人ファントムの犯行と思わせる殺人が続き、剣持警部(沢村一樹)も行方不明の中、レオナ(山本舞香)を襲った犯人と同じ仮面が劇団員の城(増田昇太)の部屋から見つかり、城が疑いをかけられるものの、その城もファントムの手にかかってしまいます。

完全な密室殺人の謎が解けず、悔しい思いをする一(道枝駿佑)。

オペラ座の怪人をなぞるような一連の犯行。それは全てファントムと呼ばれ行方をくらましている霧生(古川雄大)による復讐だったのでしょうか?

一が最後の難問に挑みます!

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ドラマ『金田一少年の事件簿』前回振り返り

一(道枝駿佑)が、舞台『オペラ座の怪人』を観るため、音楽家の響(霧島れいか)がオーナーを務めるオペラ座館へとやってきました。

やがてリハーサルが始まり、演出家の指示で劇団員のいずみがステージの中央に立ちます。

しかしその瞬間、シャンデリアが落下し、いずみが下敷きになって死んでしまったのです。

ライターの白神(戸塚純貴)は、館に潜む“ファントム”の仕業だと言います。

その影は、剣持警部(沢村一樹)らの前にも現れ、次々と惨劇が起こって行きます。

剣持警部は無事なのでしょうか?

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【ネタバレ】ドラマ『金田一少年の事件簿』第10話あらすじ・感想

ファントムの仮面

舞台下の地下空間で、一(道枝駿佑)の足を引っ張ったのは、なんと剣持警部(沢村一樹)でした。

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剣持警部、無事で良かったです!

その頃、本館では劇団員の城(増田昇太)の部屋からレオナ(山本舞香)を襲った犯人と同じ仮面が見つかり、城がファントムなのではないかと疑われていました。
当然城は否定しますが、もし犯人でなかったとしても、次に狙われるのは彼かもしれないとレオナが言い出したので、城は一番安全な劇場にこもることになりました。

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劇場は鍵が一つしかないので、簡単に出入りが出来ないため安全とされたのです。

周囲が信用できない城は、二人一組で劇場を見張らせ、お互いのことを監視するように言いました。

毒蜘蛛

昼になり、レオナが昼食を城に持って行こうと、引き出しから鍵を取り出すと、袋の中にタランチュラのような大きな蜘蛛が入っていました。

レオナは驚いて、一に袋ごと蜘蛛を暖炉に入れるように言いつけました。
そして暖炉の火の勢いが強く、すぐに鍵を取り出せないため、火が弱まるのを待つことにしました。

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火が弱まるまでは2~3時間を要しました。それにしても、タランチュラって!

しばらくして鍵を暖炉から取り出し、劇場に食事を持っていくと、城は腹を刺されて絶命していました。

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鍵は暖炉の中に入っていたので、完全なる密室殺人ということになります。

記者の白神(戸塚純貴)は、ファントムである城の自作自演ではと言いますが、現場に凶器がなく、その説には無理がありました。

塔のロウソク

一は、回復した剣持警部に襲われた時の状況を尋ねます。

剣持警部は塔の階段で捜索をしていると、懐中電灯の電池が切れてあたりが暗くなってしまいました。
すると、青白く光ったゴムのようなものを見つけたと言います。
しかし、その瞬間に警部は後ろから殴られてしまいました。

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青白く光らせたのは、暗闇の中で何かを探しやすくするためでしょうか?

再度塔のらせん階段を調べていると、一は真新しい画鋲を踏んでしまいます。
その画鋲を見た時、一は初日に塔のロウソクを消して歩いたのは人間ではないと確信しました。

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それは、ファントムがいると思わせるための演出だったのです。

一は、これは頭のおかしなストーカーが起こした事件ではなく、悪魔の知恵を持つ怪物の仕業だと言います。

「ファントムの正体を必ず暴いてみせる。じっちゃんの名にかけて!」

密室トリック

しかし、一番の難題は城殺しでの密室トリックです。
一は確かに鍵袋を暖炉に入れ、火が弱まるまでその場で待っていました。取り出した鍵も確かに劇場の鍵でした。

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犯人はどうやって鍵を持ち出し、元に戻したのでしょうか?

トリックを考えている間、一は静歌(霧島れいか)が持っていた時間差のある砂時計で、ファントムが塔と本館の往復の時間を短縮した方法を思いつきました。

残るは最初の殺人です。
シャンデリアのワイヤーを切るとしたら、普通は舞台裏のリールの近くに犯人がいるはずです。
しかし、検証してみると計算が合いません。

舞台の下に降りてみると、はじめはワイヤーのトリックと犯人が残した決定的な証拠を見つけました。

「謎は全て解けた!」

真犯人はこの中にいる!
一は、皆を集めて塔のろうそくが何故消えたのか、実演してみせました。

犯人は、舞台で使うスモーク用のドライアイスを風船に詰め、画鋲で割ってらせん階段を下りる煙でろうそくの火を消し、そこにあたかもファントムがいるかのように見せかけたのです。

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ドライアイスの二酸化炭素は空気より重いので、上から下に降りていくのです。

「それを実行した真犯人はこの中にいる!」

シャンデリアを落としたのは、舞台裏のリールから舞台に開いている穴にワイヤーを通し、舞台下から客席の椅子にリールを巻きつけ、また舞台下にワイヤーを通してリールに戻せば、客席のワイヤーを切る事で、シャンデリアが落ちる仕組みになっていました。

その時ワイヤーが擦れたような跡がある席に座っていたのは、レオナでした。

「あんたがこの事件の真犯人、殺人鬼ファントムだ!」

moyoko

解決編が始まった当初から、レオナはかなり不自然でしたからね・・・。

レオナの仕業

レオナは、三木谷(六角慎司)に2人きりで話がしたいと誘惑し、塔に一人残るように仕向けました。

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彼は、1人になるために、足を挫いたフリをしていただけだったのです。

そして音声を使って自分がファントムに襲われたように見せかけ、急いで第二の道を通って、途中で三木谷と落ち合い、そこで三木谷を殺して、手首を持って来た道を戻りました。

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そうすれば、塔と本館の往復10分の道を半分に短縮できるのです。

そして自分の部屋で一たちが来るのを待ち、一緒に塔に行き、手首を見つけたフリをしました。

劇場の鍵については、鍵を燃えやすい素材の偽物とすり替えて一緒に蜘蛛を入れ、暖炉に放り込んでもらえば、偽の鍵は無くなってしまいます。
そして鍵を使って劇場に入り、城を殺したのです。

その後煙突から鍵を落とせば、本物の鍵が元に戻る事になります。

決定的な証拠

剣持警部が襲われたのは、最初の夜に劇場の鍵を預かってしまったからです。
レオナは鍵を奪うために仕方なく警部を襲い、鍵を奪いました。

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ところが、その時に決定的な証拠を残してしまったのでした。

レオナは、剣持警部を舞台下の地下空間に運んだあと、懐中電灯を落として電池を落としてしまいます。
しかし、暗闇で何も見えず、電池を拾えませんでした。
地下には古いろうそくが置いてありましたが、犯人は火恐怖症でマッチがつけられなかったのです。

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火が怖い人=レオナです。

レオナは「そんな懐中電灯は知らない」と言い張りますが、一は電池から剣持警部に指紋を出してもらいます。

すると、一の指紋の下にレオナの指紋があることがわかりました。
地下で電池を最初に拾ったのは一です。その下に指紋があるということは、レオナがその前に電池を触っていたということがわかるのです。

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もう言い逃れ出来ませんね。

愛の逃避行

実はレオナは、ファントムと呼ばれた霧生(古川雄大)と恋仲でした。
レオナの公演に霧生が現れたのは、レオナがチケットを送っていたからでした。

しかし、霧生はレオナから離れようとします。
「未来のスターのそばにいたら迷惑がかかる」と言うのです。

霧生と離れたくないレオナは、一緒に逃げ出しました。

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それが誘拐事件となってしまったのです。

しかし間もなく霧生はレオナの前から姿を消します。
必死で彼を探していると、レオナの捜索にあたった三木谷や城が、霧生を騙して樹海に置いてきたことを知ります。

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被害者の3人は、レオナをそばに置いてその栄光にすがりたかったのです。

レオナは、3人に霧生と同じ地獄を味わわせてやろうと、このファントム事件を企てたのでした。

永遠のさようなら

レオナは全てが終わったら霧生のいる樹海に行こうと思っていました。

「でも、もう終わりね」

そう言って、火が怖いはずのレオナが地下空間に火をつけます。
すると、火の中から霧生が現れました。

「君を連れて行くわけにはいかない。ここでさよならだ」

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霧生は全く悪い人ではなかったので、可哀そうでしたね。

はじめは身を挺してレオナを助け出しました。
そして、いつもレオナを見守っていた霧生の愛を受け取ってあげて欲しいと言いました。

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いつもとぼけているのに、急にしっかりする一ちゃんです。

ようやく日常が戻ってきた一たち。しかし、一に待っていたのは地獄の補習でした。
美雪(上白石萌歌)は、そんな一をそっと見守っているのでした。

ドラマ『金田一少年の事件簿』 第10話 感想&まとめ

全10回、7エピソードを展開した今回の『金田一少年の事件簿』。

今回もたくさんの死体が出ました。犯人は大体復讐のために事件を起こし、一が解決する時にはその復讐がほとんど遂げられているというのが、今作の特徴でしたね!

そういう意味でも、スッキリするドラマでした。

そして、5代目金田一少年は最初から最後までとにかく可愛らしかったです!

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