金田一一(道枝駿佑)が通う不動高校には、学園七不思議と呼ばれる七つの謎がありました。
中でも、詳細不明の七つ目の謎について真相を知った者は、旧校舎に潜んでいると言われる『放課後の魔術師』に呪い殺されてしまうといいます。
ミステリー研究会の七瀬美雪(上白石萌歌)は、部活としてその謎を探る事に。
ある夜、美雪は部長の桜樹(大友花恋)から呼び出され、一と旧校舎に駆けつけます。
しかしそこで目撃したのは、『開かずの生物室』で首を吊る桜樹の姿だったのです!
目次
ドラマ『金田一少年の事件簿』 見どころ
今作は1995年の初放送からメガヒットを記録し、幅広い世代の支持を得て来た、言わずと知れた大人気シリーズドラマです。
原作である『金田一少年の事件簿』も、連載30周年を迎え、累計世界中にファンがいるというメガヒット漫画となっています。
新シリーズは数あるエピソードの中から厳選されたストーリーを現代の視点で再構築したもの。
主役の5代目金田一一を演じるのは、なにわ男子の道枝駿佑さん。美雪役は上白石萌歌さんが務め、若きスターたちの新しい『金田一少年の事件簿』がここに開幕です!
学園七不思議
不動高校『ミステリー研究会』では、学校で語り継がれている学園七不思議について調べを進めていました。
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2年生の七瀬美雪(上白石萌歌)や部員たちは、ことさら謎の多い七つ目の謎を探る事に。
しかし、七つ目の謎を解明すると、旧校舎に潜む『放課後の魔術師』に殺されてしまうという噂がありました。
高校生にして賞を獲り、天才ミステリー作家として活躍している真壁(細田佳央太)は、「そんなものあるわけない」と鼻で笑います。
その頃、職員室では旧校舎の取り壊しについて反対する脅迫文が届いていました。
手紙の主である『放課後の魔術師』は、旧校舎を取り壊せば七つの呪いが降りかかると警告しています。
金田一一登場
そんな時、裏庭から煙が出るという騒ぎが起きました。
それは、2年生のお調子者、金田一一(道枝駿佑)が焚火で芋を焼いていたせいでした。
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その日の夕方、ミス研部長の桜樹(大友花恋)は部室である発見をし、美雪に「見せたいものがある」と電話で呼び出します。
美雪は、一を連れて学校に向かいます。
すると、他の部員たちも部長からメッセージで呼び出されたと、学校に集まってきていました。
「10時に開かずの生物室で死の儀式が行われる」
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ところが、一たちは警備員の立花(杉本哲太)に見つかり、叱れてしまいます。
開かずの生物室
その時、新校舎の廊下から向かい側の生物室のドアが開くのが見えました。
そこには、首を吊られた状態の桜樹部長の姿が!
そばには、不気味な仮面をつけた『放課後の魔術師』と見られる人物が立っています。
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一たちが急いで旧校舎に向かい、ドアを蹴破って生物室の中に入ると、部屋の中には何もありませんでした。
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ところが翌朝、桜樹は生物室で遺体となって発見されました。
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ミス研部員の尾ノ上(前田航基)は、生物室に遅れてやってきた真壁を疑います。
「お前の秘密をバラされたら困るから!」
真壁は、ゴーストライターに書かせた小説で賞を獲っていました。
しかしそれは、真壁と実際に書いた1年生の佐木(岩崎大昇)しか知らないはずでした。
「バラされたら終わりだ・・・」
次の日、尾ノ上が旧校舎の印刷室で殺されているのが見つかりました。
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見立て殺人
尾ノ上が発見された印刷室は、学園七不思議の『手首が這う印刷室』の舞台となっている場所でした。
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捜査に来た剣持警部(沢村一樹)は、桜樹と尾ノ上どちらとも揉めていた真壁を重要参考人として連行しました。
一は常に動画を撮っている佐木から、真壁が生物室に着くまでの時間を確認します。
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その頃、部室に忘れ物を取りに来た美雪が、パソコンに桜樹が残したと思われるファイルがあることに気がつきます。
ファイルには、数字の羅列が書き込まれていました。
美雪は、暗号だと思い、これを解けば何かわかるかもしれないと思いましたが、何者かにハンマーで襲われ、大けがを負います。
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じっちゃんの名にかけて!
実は、10年前にも同じく七不思議を調べていた生徒が行方不明になっていることが判明します。
学校内はもちろん、警察にも「放課後の魔術師がいるのかもしれない」という空気が流れ始めました。
しかし、一はこの事件には何か意味があるはずだと思っていました。
はっきりとわかっているのは、怪人のふりをした卑怯な殺人犯が存在するということです。
「俺がこの謎を解いてみせる。じっちゃんの名にかけて!」
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10年前の出来事
一は10年前の事件を調べることにしました。
何故か宿直室にあったミス研の会報によると、部員だった青山ちひろという生徒が、『学園六不思議』を調べている最中に行方不明になったとのこと。
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一は不動高校に一番古くからいる物理の的場先生(光石研)に七つ目の不思議について聞いてみました。
七つ目の不思議は、教師に無理心中させられた女性生徒の血が消えないという『赤い音楽室』というお話です。
でも、一番の謎はその音楽室がどこにあるのかわからないということでした。
一は音楽室の場所を探し始めました。
新校舎が出来たのは25年前。その時に旧校舎が壊されなかったのは何故なのか?
そんなことを考えていると、ミス研のパソコンに美雪の血がついていることに気がつきます。
ミス研の部室でパソコンを見ていた美雪が襲われたのではないかと考えた一は、佐木の動画でパソコンの画面が映っていないか確認します。
そして、動画にあったその暗号を解くと、棚の後ろに貼ってあるポスターをチェックします。
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謎はすべて解けた!
一は剣持警部に無理やり現場を見せてもらいます。
そこで壁にかかっている鏡を見つけた時、一にひらめきが訪れました。
「謎はすべて解けた!」
一は、3時間後にあの夜のメンバーに新校舎に集まってもらいます。
すると、剣持警部たちはあの夜、一たちが見たように、生物室で一が吊るされているのを目撃します。
皆が慌てて生物室に駆けつけた時、当然一はその場にいませんでした。
実は、皆が一だと思ったのは、人形でした。
あの夜、桜樹が吊るされていたのはここではなかったと一は言います。
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一は、生物室から90度曲がった隣の物理室に皆を連れていきました。
死の儀式は、その物理室で行われたのです。
犯人は、大きな鏡を廊下の分岐点に置き、生物室で起こっているように見せかけたのです。
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真犯人
犯人は桜樹を突発的に殺してしまったものの、美雪に連絡していることを知り、後のメンバーをメッセージで呼び出しました。
そして死体を目撃させ、生物室だと思いこませ、皆が生物室に行っている間に鏡を片付けたのです。
それは、犯人が自分だけが旧校舎にいたという致命的な事実を隠すためにした行動でした。
「放課後の魔術師はこの中にいる!」
あの夜唯一旧校舎にいたのは、物理の的場先生でした。
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暗号の答え
的場先生は自分はテストの採点をしていただけで、そもそも動機がないと関与を否定します。
そこで一はミス研の部室に皆を連れていきました。
なんと、ここが七つ目の不思議の舞台である音楽室だったというのです。
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桜樹が残した暗号は、国の位置を示す経度と緯度でした。
それを文字に書き出し、一つ目の文字をつなげると・・・。
「カベノナカニホネ」
皆、この事実に近づいたために襲われてしまったのです。
一は、壁のポスターを剥がします。
「10年前、あんたが殺した青山ちひろさんだ」
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校舎の下の死体
25年前。新校舎建設時に作業員6名が行方不明になるという事件が起きました。
実は、的場は当時建設会社の社員でした。
ずさんな管理で工事が進められていた中、下請け会社が有毒ガスで作業員6人を死亡させるという事故が起き、的場はそれを隠ぺいしてしまいます。
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その後、教員免許を持っていた的場は、死体の番人として不動高校に赴任したのです。
そして10年前、学園の謎を追っていた青山ちひろさんがたまたま遺体を見つけてしまい、的場はとっさに彼女を殺して埋めたのでした。
的場が真相を告白した時、突然立花が的場を刺しました。
立花は、ちひろさんの父親だったのです。
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的場は、一命を取り留めました。
怪我をした美雪も、無事目を覚まします。
しばらく経ち、旧校舎の発掘作業が行われ、6人の白骨遺体が確認されました。
こうして、不動高校にしばしの平穏が訪れました。
ドラマ『金田一少年の事件簿』 第1話 感想&まとめ
待望の大人気シリーズが遂に始まりました。
初回は令和版らしくデジタル機器が応用された新しいエピソードとなりました。
でも、トリックはアナログな方法でしたね!
1話で豪華なゲストと壮大なスケールで描かれていることがよくわかりました。
今後が楽しみです!