3学期。バレンタインを控えクラスはソワソワしていました。
爽子(南沙良)は、風早(鈴鹿央士)にチョコレートを渡そうとしますが、どうしても勇気が出ません。
さらにくるみ(香音)から風早は本命チョコは受け取らないと聞いてしまい、爽子は結局チョコを渡せないまま2年生を迎えてしまいました。
新しいクラスで隣の席になったのは、陽キャのイケメン・健人(鈴木仁)。健人が何かと爽子に絡むので、風早は苛立ちを隠せず・・・。
目次
ドラマ『君に届け』 前回振り返り
風早(鈴鹿央士)からクリスマス会に誘われた爽子(南沙良)。
途中からパーティーに合流した爽子は、自分を待っていてくれた風早とプレゼント交換をしました。
一方、徹(犬飼貴丈)への思いを整理できていない千鶴(中村里帆)は、龍(櫻井海音)に対して八つ当たりをしていました。そこへ徹がやってきて、千鶴は徹と話をして自分の気持ちに区切りをつけたのでした。
【ネタバレあり】ドラマ『君に届け』第6話あらすじと感想
下心入りのチョコレート
3学期。
席替えが行われ、皆席はバラバラになってしまいましたが、クラスメートはあまり爽子(南沙良)を避けなくなっていました。
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風早(鈴鹿央士)とは、クリスマスでいい感じになったものの、その後進展することなく一定の距離感を保ったままです。
そして迎えたバレンタインデー。
学校中がソワソワした空気の中、爽子は手作りチョコレートをあやね(久間田琳加)や千鶴(中村里帆)に配ります。
当然風早にも用意をしていますが、爽子は風早を意識するあまりなかなか渡すことが出来ません。
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そんな時、くるみ(香音)から風早は「義理チョコなら貰ってくれる」という情報を聞いてしまいました。
爽子のチョコレートは下心入りなので、結局渡せないまま春休みを迎えてしまいました。
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陽キャイケメン
春になり、爽子たちは2年生になりました。
爽子はあやね、千鶴、風早と同じクラスになりました。
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爽子の隣の席には、三浦健人という一見チャラそうな男子(鈴木仁)がいます。
健人は爽子の顔をじっと見つめ、突然前髪をかきわけます。
「だめだよ。眉間にしわ寄せちゃ。スマイル、スマイル!」
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「貞子ちゃん」と呼んで、何かと爽子に絡む健人の登場に気が気ではない風早。
あやねは見かねて「好きな子がいるなら協力しようか」と風早に持ち掛けますが、風早は「好きとかそういうのは本人に一番最初に言いたい」と言ってそれを断りました。
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放課後、風早はクラスの仕事をしていた爽子を待っていました。
風早は、自分が爽子にとって男子では一番近い存在かと思っていたけど、違ったみたいだと率直に話します。
「俺、うぬぼれてたかな?」
爽子は困惑してしまい、何も返すことが出来ませんでした。
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風早は、爽子のためにも時間をかけるつもりでしたが、健人の登場によって焦りを感じていました。
講習会
健人は、「世の中の女の子に皆幸せになってもらいたい」と公言する人でした。
そんな健人のことを、爽子は「師匠」と呼ぶようになっていました。
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健人は爽子が勉強を教えるのが上手いという噂を聞きつけ、講習会を提案します。
爽子もその気になり、講習会が開かれることに。
講習会は大盛況に終わり、爽子は去年風早が自分がみんなの役に立てると教えてくれたおかげで頑張れたと、改めて風早に感謝をしました。
すると風早は、爽子に「この前言ったことは忘れて」と言いました。
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風早が教室を出ると、健人が風早のことを待っていました。
健人は爽子のためにもあまり構わないでやって欲しいと言いました。
周囲にやっかまれてまた孤立してしまうかもしれないし、無駄に期待させるのはかわいそうだというのです。
健人のおせっかいに、風早は苛立ちを隠せません。
健人は風早に好きな子はいるのかと尋ねました。
風早は、イライラしながらも、「いるよ!」と答えます。
一方、爽子は風早を意識しすぎて、チョコも渡せず、メールも送れずどうしたらいいのかわからないと相談していました。
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あやねは風早に「爽子に誤解を与える態度を取らないで」と釘を刺しました。
とはいえ、風早が怯える爽子にどう対処していいのか困っていることも理解できます。
お互い好き同士なのに、爽子が引け目を感じたまま付き合うのは間違っています。
爽子が勇気を出すしかないので、あやねたちにはどうすることもできず、もどかしく感じてました。
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風早の好きな子
爽子の“師匠”健人は、もう風早がいなくても独り立ちできると、爽子に太鼓判を押しました。
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寂しそうな爽子に、健人は風早は悪気はないが、少し無神経だと批判しました。
でも、爽子は自分が勘違いしただけだと風早をかばいます。
健人は、もうあんまり風早に近づかない方がいいと言いました。
お互いのためにもそれがいいと。
「風早、好きな子いるよ。風早にだって迷惑かけたくないでしょ」
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爽子は思わず泣き出してしまいました。
爽子が本気で風早を好きだと気づいた健人は慌ててしまいます。
そこへ、2人の様子が気になっていた風早が駆け込んできました。
「何泣かしてんだよ!」
爽子は健人にはむしろ励ましてもらったのだと弁解します。
その時、教室に他の生徒たちが入ってきました。「修羅場だ」とはやしたてる男子たちに、風早は「そうだよ!」と認めます。
「風早、貞子のこと好きなの?」
「好きだよ! 俺は黒沼のことが好き。何かおかしい?」
爽子はとっさに「そんな言い方をしたら誤解されちゃう」と言いました。
男子たちは「自意識過剰じゃね?」と笑います。
風早は男子たちを一喝し、爽子に向き直ります。
「俺が迷惑ならそう言えばいいんだ」
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お互いの「好き」
出ていく風早を爽子が追いかけます。
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爽子はもう一度健人は慰めてくれていただけだと風早に伝えました。
ということは、自分が爽子を泣かせたのかと考えます。
「気を遣わせてごめんなさい。迷惑かけてごめんなさい」
しきりに謝る爽子に、健人の気持ちは好意と受け取り、自分の気持ちに対しては迷惑がかかっていると思われていることにショックを受ける風早。
風早が爽子にしていたことは、全て好意からしていたことです。
爽やかで、みんなに平等なんて思って欲しかったわけではありません。
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「俺、黒沼が好きだよ。黒沼は? 俺が好き?」
爽子はやっとの思いでうなずきます。
「でも、俺の好きと黒沼の好きは違うね」
風早は、爽子を残して去って行きました。
爽子は泣き崩れるばかりでした。
ドラマ『君に届け』 第6話 感想&まとめ
今回は、前回のうってかわって、とても辛い回になりました。
意外と鈍感だった健人のおせっかいが招いたことでもありますが、いつかは通らなければならない道です。
お互いを想うあまりにすれ違ってしまった2人。もう、頑張れ!という他ありません。
今度は爽子が頑張る番です。頑張れ!
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