ドラマ『君に届け』 第11話 自分の中に生まれた感情・・・ずっとあった気持ち。

©椎名軽穂/集英社・「君に届け」テレビ東京

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爽子(南沙良)は、自分の夢を叶えるために風早(鈴鹿央士)のいる地元から離れた大学に進学するか迷い続けていました。

そんな中、あやね(久間田琳加)は、自分と真剣に向き合ってくれるピン(三浦翔平)に恋心を抱き始めます。

一方、相変わらず厳格な父(杉本哲太)と衝突していた風早でしたが、母の入院をきっかけにある事実を聞かされます。

ドラマ『君に届け』前回振り返り

3年生に進級し、風早(鈴鹿央士)が18歳を迎える頃、受験モードは本格的になっていました。爽子(南沙良)は、教師になる夢を叶えるために進学について真剣に考え始めます。

一方、あやね(久間田琳加)も自分の夢のために地元を離れることを決め、健人(鈴木仁)とも別れることに。

そんな中、高校野球最後の大会に挑んでいる龍(櫻井海音)と千鶴(中村里帆)の関係にも進展がありました。

【ネタバレあり】ドラマ『君に届け』第11話あらすじと感想

母の入院

爽子(南沙良)は、風早(鈴鹿央士)のいる地元から離れるかまだ決めかねていました。

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風早くんは「大丈夫」と言いますが・・・。

「だって、みんなバラバラになっちゃう」

爽子はなかなか踏ん切りをつけられません。

一方、龍(櫻井海音)と付き合い始めた千鶴(中村里帆)は、「自分が龍の帰る場所になる」と決めてから、腹が据わったと言います。
あやね(久間田琳加)は、少しでも合格ラインに近づくべく勉強に勤しんでいました。

ある日爽子がもう一度進路のことを話そうと風早に電話をすると、風早は母が入院したため、弟の面倒を見ていると聞かされました。
爽子は急いでおかずを持って風早の家へ。

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風早弟と爽子を気に入っている父(杉本哲太)は嬉しそうにしています。

風早は相変わらず厳格な父と衝突していました。頑固な父は、風早が店を継ぐことに反対しています。

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2人はまだまともに話が出来ていません。

次の日、爽子と風早は母のお見舞いに行きました。
風早は自分のことが気に入らない父が、何をしたら喜ぶのかいまだにわからないと話すと、母は風早が生まれた時の父の様子を話してくれました。

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息子が生まれた時、父はそれはそれは喜んだみたいです。

「帰ったら、タンスの上の右側見てごらん」

風早がタンスの引き出しを開けてみると、そこには小学生の時に父の日にあげた「肩たたき券」が。
当時、これをあげた時には、父は「そんなことより宿題をしろ」と言っただけで、風早は気に入らなかったのだと思っていました。

moyoko

本当は嬉しかったんですね。

風早は父に「話をちゃんと聞いてほしい」と、自分がお父さんに憧れて本気で店を継ぎたいと思っていること、スポーツトレーナーの資格を取って、近所の部活などをサポート出来るような新しい店にしたいと思っていることを真剣に父に話しました。
すると父は肩たたき券を取り出して「これはまだ有効か?」と聞いてきました。
息子にその素質があるかどうか、確かめるためです。風早は父の肩をマッサージしてあげました。

moyoko

どうやらわかり合えたみたいで、良かったですね!

あやねの初恋

爽子は後日改めて風早と進路の話をします。
爽子はずっと風早と同じ大学に行こうと思っていたけれど、夢と向き合う皆の姿を見て、生徒に寄り添える教師になるために、自分も夢と向き合うことにしたと伝えます。

「私、札幌教育大学を受験します!」

風早は「2人なら離れていても大丈夫」と言いました。そして爽子を優しく抱きしめます。

「大丈夫。頑張れ!」

moyoko

うん。2人なら大丈夫!

一方、あやねはピンに進路相談をする中で、本気で自分と向き合ってくれるピン(三浦翔平)への恋心に気づいてしまいました。
近頃あやねの様子がおかしいと心配する千鶴。ただ、爽子はあやねの気持ちに気がついていました。
誰にも言わずに卒業するつもりだったあやねは、思わず泣き出してしまいます。

moyoko

あやねの初恋です。千鶴はただただビックリです。

12月のある日の塾帰り、あやねは「合コンに行く」というピンとばったり会います。
その時あやねは、「合格したら何かご褒美が欲しい」というお願いをしました。
ピンは、「考えといてやる」と言って、あやねを家まで送ってくれました。

moyoko

合コンに行く気が失せたと言いますが・・・多分合コンはウソなのでしょう。

年が明け、あやねの合格発表の日がやってきました。
結果はなんと合格。本当ならすぐに学校に報告に行くところですが、あやねはなかなか学校に足を向けられませんでした。
何故なら、ピンとちゃんと話せるのは今日しかないからです。もし今ピンと会ったら泣いてしまうかもしれない。そうしたら、自分の気持ちに気づかれてしまう・・・。でも会いたい。あやねの心は揺れていました。

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ピンはあやねが来るのを待ってくれています。

あやねは千鶴と爽子の2人と電話で話し、背中を押してもらいました。

辺りが暗くなった頃、あやねはようやく職員室に向かいました。
ピンはあやねが落ちたと思い込み、あの手この手であやねを励まそうとします。

「受かったよ、第一志望」

ピンは拍子抜けした様子で「心配かけやがって」と憎まれ口を叩きながらも、嬉しそうにしています。
あやねはピンに自分の気持ちを話そうとします。その空気を察したピンは「言わない方がいいぞ」と釘を刺しました。

でも、あやねは前に進むために、今言うと決めていました。

「あたし、ピンのことが好き。初恋なの」

ピンは、深く息を吸って「ば~か!10年早ぇんだよ!」と茶化しました。

あやねが「やっぱダメか!」と笑ってごまかし帰ろうとすると、ピンはあやねを呼び止めて、新しい消しゴムを渡してくれました。

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合格祝いだそうです。

そして、この1年あやねが頑張ったことを褒めたたえ、「矢野ならこの先何があっても大丈夫」と太鼓判を押してくれます。

「矢野、合格おめでとう!」

「ありがとう、先生」

moyoko

あやねの初恋に決着がつきました。

その後、風早も志望校に合格することが出来ました。
次は、いよいよ爽子の番です。

ドラマ『君に届け』 第11話 感想&まとめ

今回は、あやねの初恋がフィーチャーされました。

あやねが初めて好きになった人は、なんと担任のピンでした。実は、原作の方で新たにその後の2人が描かれた連載作品が出るなど、ファンの中でも人気の高いカップルです。

皆、着々と大人の階段を上がっていっています。爽子は志望校に合格することが出来るでしょうか? 次回は最終回になります!

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