高校1年生の黒沼爽子(南沙良)は、黒い長髪と青白い肌から“貞子”と呼ばれ、恐れられ、クラスで孤立していました。
そんな中、噂を気にせずに爽子に話しかけてきたのは風早翔太(鈴鹿央士)です。彼は明るく爽やかで男女問わず人気を集めるクラスの中心人物です。
そんな風早のようになりたいと憧れる爽子。風早と接するうちにだんだんとクラスに打ち解け始め、爽子の風早に対する気持ちも徐々に変化してきて・・・。
目次
ドラマ『君に届け』 見どころ
原作は『別冊マーガレット』で連載され、現在も絶大な人気を誇る椎名軽穂さんの代表作です。これまで映画、アニメ、ゲームなど様々なメディア化がされてきましたが、今回NETFLIXとテレビ東京がタッグを組み初テレビドラマ化となります。
“貞子”と呼ばれ恐れられていた黒沼爽子(南沙良)が、クラスの人気者風早翔太(鈴鹿央士)との交流によってクラスに打ち解けていき、成長していく姿を描いた青春ストーリーです。
【ネタバレあり】ドラマ『君に届け』第1話あらすじと感想
貞子と爽子
4月。桜の木の下に佇む一人の男子生徒がいました。
黒沼爽子(南沙良)は、彼から目を離すことができません。
その男子生徒、風早翔太(鈴鹿央士)は爽子と目が合うと、「新入生? じゃあ、一緒だ」と言って爽やかな笑顔を見せました。
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3か月後。
爽子はその黒い長髪と青白い肌から“貞子”と呼ばれ、クラスの皆から恐れられていました。
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「貞子と3秒以上目を合わせると不幸が訪れる」という都市伝説まで囁かれ、誰も彼女に話しかけてくる人はおらず、爽子はクラスで孤立していました。
ただ、一人だけ風早だけは、「おはよう」と声をかけてくれていました。
風早は、誰とでも分け隔てなく笑顔で接するので、男女問わず人気があり、クラスの中心人物でした。
そんな風早のように“爽やかな人”になりたいと、爽子は秘かに憧れを抱いています。
1学期の終わり。
担任のピン(三浦翔平)が、夏休み中に手伝いをしてほしいと人材を募集しました。
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常日頃「人の役に立ちたい」と思っている爽子は、手伝いを立候補します。
すると、風早が「黒沼っていつもそういうのやってね?」と、爽子が係を買って出ていることに気がついてくれていました。
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でも、自分はいやいややっているわけではないと爽子が主張したので、ピンの手伝いはそのまま爽子がやることになりました。
爽やか120%
放課後、爽子が花壇の世話をしていると、中学の同級生から話しかけられました。
同級生は爽子がいじめられているのではないかと心配しますが、爽子は風早が話しかけてくれると話します。
爽子は、風早のことを「爽やか120%」「爽やかが制服を着ている」「爽やかで出来ている人」と力説します。
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その話を、風早は爽子の後ろで聞いていました。
「それ、どういう風に受け止めたらいいのかな?」
爽子はすぐに「褒め言葉!」と説明しました。
すると、風早は笑顔で「了解!」と返してくれました。
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風早は、自分が爽子に嫌われていると思っていました。
爽子は信じられない思いで、自分が風早に憧れていることを正直に話します。
名前までも爽やかだと言うと、風早は不思議そうに言います。
「それ言ったら黒沼じゃん。爽子でしょ? 黒沼爽子」
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爽子が、風早が自分の本名を知っていることに驚いていると、風早は「当り前じゃん」と笑いました。
その帰り道。
同じクラスのあやね(久間田琳加)と千鶴(中村里帆)が、クラスで行われる肝試し大会について話をしていました。
「貞子がお化け役やってくれないかな」
千鶴が軽い気持ちでそう言うのを聞いて、爽子は思い切って二人に話しかけます。
「私にお化け役をやらせてもらえないかな?」
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爽子はクラスの役に立ちたい。そのために中学時代にも勉強していた怪談話などを改めて勉強しなおして来たと訴えます。
さらに、新しく白いワンピースを買ったものの、着ていく場所がないので活用したいと。
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「ただ一つ問題があって・・・私、霊感ないんです!!」
だから皆の期待には応えられないかもしれないとうつむいた爽子を見て、あやねと千鶴は大爆笑。
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あやねと千鶴は、クラスの皆に内緒にすると言ってくれました。
爽子は、帰宅後張り切ってお化けの練習をします。
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肝試し大会
翌日、肝試し大会が開かれました。
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そんな爽子はお化けとしてバッチリメイクでスタンバイしていました。
次々とクラスメイトを脅かし、時には追いかけてもみます。
次に一人でやってきた男子を脅かしてみると、それは風早でした。
風早は、爽子がいないせいで一人で行くはめになってしまったということ。
二人は少し話をすることに。
風早が何故爽子が貞子と呼ばれているのかと尋ねたので、爽子は小学校の時に呼び間違えられたのがきっかけだと説明します。
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“貞子”と呼ばれることについては、初めは戸惑いましたが、嫌ではないといいます。
おかげで皆が自分のことを覚えてくれたし、今日もそのキャラのおかげで役に立ってると話すと、風早は「すげぇな・・・」と感心しました。
風早は、爽子が実は明るい性格で、超ポジティブシンキングなことに気がつきました。
そんなことを言われたのは生まれて初めてだと、爽子は驚いて風早を見つめると、風早は「そんなに見んな!」と目をそらします。
爽子が3秒以上目を合わせてしまったことを謝ると、どうやらそういうことではないようです。
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これからも会いたい
肝試しは大成功に終わりました。
爽子は、皆が自分のおばけに喜んでくれて、風早と二人きりで話も出来て、なんだか夢みたいだと思いました。
翌日の終業式後、肝試しの結果発表が行われました。
爽子と話していた風早は最下位。
罰ゲームについて「貞子と1週間付き合える権利はどう?」と男子がふざけて言うと、風早は真面目な顔をして「それ以外ならなんでもやるよ」と返しました。
「そんなことを言うのは失礼すぎる。黒沼は女の子なのに」
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クラスは一瞬静まった後、風早が貞子を好きなのではないかとはやし立て始めました。
自分のことをかばうなんてと慌てた爽子は、立ち上がって「誤解です!」と言いました。
風早は皆と同じように自分と接してくれただけで、ただ自分が風早くんの明るさや爽やかさに惹かれたのは事実。
「それだけは何の誤解もありません!」
熱弁をふるった爽子は、恥ずかしくなって教室を出て行きました。
これで風早の名誉は守れたはず・・・自分は間違ったことは言わなかったはず・・・。
そう言い聞かせるも、夏休み明けにもしかしたらまた一人になってしまうかもしれないと思うと、寂しさがこみ上げてきました。
「一人でいることには慣れていたはずなのに・・・」
少しずつクラスに馴染んできた爽子。
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翌日、爽子は重い気持ちを抱えながら、手伝いのために登校します。
すると、そこには風早の姿が。
風早は、爽子にお菓子を渡してくれました。
それはクラスの皆からで、からかったお詫びと、爽子が肝試しでの影のMVPだったと称えるためのお菓子でした。
爽子は嬉しさのあまりぽろぽろと涙をこぼします。
風早が自分と口をきいてくれたことも嬉しくてたまりません。
「多分、黒沼は俺のことわかってないと思う」
爽子は、風早が気を遣って自分と接してくれているのだと思っていました。
「俺、期待しちゃってもいいんだよね?これからも黒沼に会えるって」
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爽子は、風早のことをすごく尊敬しているのだとまた熱弁をふるいます。
「尊敬か・・・」と遠くを見つめる風早。
風早は入学式でのあの桜の下を思い出します。
いつか、君に届けたい。あの時に感じた、そしてそのまま大きくなったこの気持ちを。
ドラマ『君に届け』 第1話 感想&まとめ
あの不朽の名作が、素敵なキャストでドラマ化されました。
皆さんとてもフレッシュで1話目から青春ど真ん中!といった印象です。
風早くんはとっくに自分の気持ちを知っていますが、鈍感な爽子はまだ自分の気持ちにさえ気づいていません。風早くんの気持ちは爽子に届くでしょうか?
次回も楽しみです!
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