いつか、人間がロボットに支配される未来がやってくるのでしょうか?
もしかすると、ロボットは私たちの想像を遥かに超え、人間の感情をも学ぶことができる日がくるかもしれません。
ドラマ『キミはロボット』は、人間とロボットが共存し合える未来を夢見させてくれるような、韓国ドラマ初の人工知能ロボットをテーマにした、ファンタジーロマンスです。
それではさっそく『キミはロボット』をネタバレありでレビューしたいと思います。
▼動画の無料視聴はこちら▼
目次
『キミはロボット』主要キャスト
ソ・ガンジュン / 役:ナム・シン(人間:財閥3世)
- PKグループの御曹司
- 性格は典型的なチャドナム(都会的な冷たい男)
- 整ったルックスとは対照的に、乱暴な言葉遣い、パワハラ蛮行などは当たり前
ソ・ガンジュン / 役:ナム・シンⅢ(人工知能ロボット)
- 脳科学および人工知能分野の世界的権威者であるロラ博士によって造られた人工知能ロボット
- 事故に遭ったナム・シンの代わりにソウルへ行く
- 見た目、知能、力、性格、すべてにおいて完璧
コン・スンヨン / 役:カン・ソボン(人間ナム・シンのボディガード)
- ナム・シンの警備、SPをしている
- しかし、写真を撮り記者に売っていたことがバレて解雇される
- ナム・シンⅢが人間ではないことにいち早く気がつくが、だんだん心が惹かれていく
【ネタバレ】『キミはロボット』あらすじ・感想
ソ・ガンジュンが対照的な人間とロボットの難しい一人二役を好演!
irumi41
幼いころに受けた心の傷によってひねくれて育った人間と、新たにロボットとして生まれた新生児のようなピュアなロボットの、まるで対象的な二人を好演します。
ソ・ガンジュンの新たな魅力が満載でみどころがたくさん。
irumi41
ソ・ガンジュンが演じる人間ナム・シンは、シンの祖父であるPKグループ総理事が後継者として育てようと、ナム・シンが幼い頃に母親と引き離してしまいます。
シンの母親ロラは人工知能研究者として活躍中でした。
突然、愛する息子と引き離されたロラは、韓国を離れチェコに身を潜めますが、息子を想うあまりシンと瓜二つの人工ロボットを作ることを研究し続け、シンの成長に合わせながらナム・シンⅠ、ナム・シンⅡを作っていきます。
そして、さらに研究を重ね、ついに大人になったナム・シンⅢが誕生するのです。
息子に捧げられなかった愛情をナム・シンⅢにすべて注ぎ、いつしか本当の親子のように過ごしていました。
その頃、韓国に住む人間ナム・シンの方は、財閥の御曹司として我がもの顔で荒れる日々を過ごしていました。
そんな人間ナム・シンも、幼い頃に引き離された母親に会いたかったのでしょう。
監視の目をすり抜け、母親に会いにチェコへ向かいます。
ところが、PKグループの後継者を狙う総括専務であるソ・ジョンギルに監視され、追われている最中に不慮の事故に遭ってしまい、意識不明の重体に陥ってしまうのです。
ロボットのナム・シンⅢ(ソ・ガンジュン)とカン・ソボン(コン・スンヨン)の出会い
ロラは会いたくてたまらなかった息子にようやく再会できたものの、息子の無残な姿に悲しんでいる間もなく、意識不明のナム・シンの後継者の立場を守るために、ロボットに人間のフリをさせてPKグループに潜入させようとします。
そこで出会う、人間ナム・シンのときのボディガードであったカン・ソボン(コン・スンヨン)にいち早くロボットであることがバレてしまいます。
人間のナム・シンの横暴さを知っていたカン・ソボンは、ロボットであることを頭ではわかっているものの、ナム・シンⅢの純粋さに次第に惹かれていきます。
ナム・シンⅢも感情はないはずなのに、人間ナム・シンの代わりとしてではなく、ナム・シンⅢそのものを見てくれる唯一の人間であると次第に信頼を寄せていきます。
果たしてロボットであるナム・シンⅢは、無事に人間ナム・シンの代わりを果たせるのでしょうか?
irumi41
ロボットと人間に生まれる特別な感情にキュンとくる
ロボット役のイメージ通り、ビジュアルも完璧なソ・ガンジュンですが「こんなロボット欲しい!」と女性が言うセリフにもあるように、近未来でこんなロボットが売っていたら絶対買うだろうなという妄想を膨らませ、楽しませてくれます。
特に、ロボットと人間の間で生まれる特別な感情をうまく取り入れながら、胸キュンさせてくれるラブストーリーも展開していきます。
そしてロボット特有のアクションシーンもあり、見た目、知能、力、性格、すべてにおいて完璧なナム・シンⅢの魅力が爆発し、多くの女性の心を鷲掴みにするはずです。
ロボットと人間の共存イメージを湧かせてくれるドラマ
きっかけは、子供のころに引き離された母親ロラが、息子ナム・シンに会いたい一心から作られたロボットでした。
ですが結局、人間という生き物は相手がロボットで感情がないこともわかっているのにも関わらず、情が湧いてしまう生き物。
一緒に過ごしていくうちに本当の息子になっていく様子が感動的でした。
人間のもっともピュアな部分と、もっとも欲深い部分が同時に垣間見えるところがおもしろいです。
『キミはロボット』まとめ
なぜ感情をもたないロボットが、特定の女性に対して特別な感情を抱くようになったのか?
その辺が少し曖昧ですし、個人的にロボットは年を取らないので、女性だけがどんどん老いていくのかなぁ~とつい先を想像してしまいますが、そういった細かい点が気にならなくなるほど、ピュアなロボット役のソ・ガンジュンに癒されるのは間違いありません。
そして、人間はなんて身勝手で都合よく考える生き物なんでしょう。
はじめはロボットの飛躍的な活躍をたたえておきながら、なにか問題が起きるとそれ見ろ!と言わんばかりにすぐに裏切り、ロボットや他人のせいにしようとします。
そんな人間の傲慢さがあるからこそ、ロボットを作るという事態を起こしてしまうのでしょうね。
でも、そんな愚かさこそが人間であり、愚かだからこそ余計に愛おしくなる感じもしました。
テーマはあくまでロボットなんですが、人間本来の良さと悪い部分を見せて、人間は過ちを認めれば新たに人生をやり直せるのだという前向きな気持ちにさせてくれます。
同時に、ロボットにも人間と同じような感情を抱く未来がやってくるのかもしれないという希望を持たせてくれる、そんなことを感じたドラマでした。
▼動画の無料視聴はこちら▼