妓夫太郎の首と元に刃を突きつけるも、あと一歩のところで斬り離すことが叶わない天元と炭治郎。そして妓夫太郎の刃が雛鶴に及ぶと、天元も黙ってはいられません。しかし、帯に邪魔をされて近づくことが出来ずに悪戦苦闘。そこで、マークをされていない炭治郎が持てる力を使って踏み出します。
炭治郎たちは妓夫太郎の首元に刃を突き立てることができているのに、堕姫に近づくことがさえできないと憤慨する伊之助。そこで善逸は焦る彼を落ち着かせます。冷静になり、機転を利かせた伊之助は、大勝負に出るのでした。
目次
アニメ『鬼滅の刃 遊郭編』第8話のあらすじと振り返り
出典:鬼滅の刃遊郭編公式ページ
才能あるイイ男だと言って妓夫太郎は天元を妬みますが、忍として地味に生き、才能あふれる柱に囲まれて生きる天元は、自分には才能なんてものはないと否定します。
妓夫太郎と堕姫、2人の首を同時に斬ればふたりとも消滅すると察した天元は、火薬玉を駆使して2人と交戦。毒に侵されながらも強気発言の宇随天元。間もなくして炭治郎達がやってくると、天元は彼らを大いに賞賛し、そんな彼を見た炭治郎は、亡き煉獄杏寿郎の姿を重ねていました。
今まで幾人もの柱を倒し、その肉を食らって来た妓夫太郎と堕姫は一筋縄ではいかず、さらなる攻防が繰り返される中、炭治郎は刀に手を固定させて布で縛り上げ、必死に突破口を見つけようと奮闘します。善逸と伊之助は堕姫の首を取ろうと奮闘するも、妓夫太郎の片目を額に宿した彼女の力は尋常じゃなく高まり、悪戦苦闘を強いられます。
活路が見いだせずにいたその時、天元の妻の1人・雛鶴が放った苦無により、妓夫太郎の意識は一瞬逸れます。天元が妓夫太郎の足を斬り、動きが鈍くなったその瞬間、炭治郎の刃が妓夫太郎の首元に…
【ネタバレあり】アニメ『鬼滅の刃 遊郭編』第9話あらすじと感想
天元と嫁たちの過去。上弦の鬼を倒したら…
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物語は回想から
宇随家の墓へと赴き、墓参りをする天元と3人の嫁。兄弟たちが生きていたら、一緒に酒を買わすことが出来ただろうかと思いながらも、天元は墓の前で嫁たちと酒と弁当を堪能し始めます。
亡くなった兄弟たちのことを今でも忘れていない、嫁3人と共に里を飛び出したのも昨日のことのようだと天元は言います。須磨、まきを、雛鶴の前で天元は言います。「俺はいつか地獄に落ちる」「兄弟たちのためにも、めいいっぱい派手に生きてやる。お前らとな」
風が吹き、桜の花が舞うと、雛鶴の頭に花びらが一枚。これを天元がとると、まきをが自分もとってと主張を始めます。そして雛鶴は、天元がとってくれた花びらをもらい、ほほ笑むのでした。
KAMUI
そして別の日には、上弦の鬼を倒したら普通の人として生きていこうと雛鶴は天元に言います。その時4人が揃っていなくても恨みっこなしです…と、雛鶴はほほ笑むのでした。
妓夫太郎の首まであと一歩。自分に出来ることをするため、炭治郎はヒノカミ神楽と水の呼吸を混ぜ合わせる
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天元と炭治郎の刃が届きそうというところで、妓夫太郎の足が再生してしまいます。広範囲の血気術により炭治郎が吹き飛ばされます。一方天元が音の呼吸を使って応戦すると、背後からまたも帯が。
帯は自分を惹きつけるから妓夫太郎を探してほしいと雛鶴が声を上げると、妓夫太郎は彼女の元に。
藤の毒を自分に植え付けたことを恨み、妓夫太郎は彼女を放っておくことはしません。
雛鶴の危機的状況をどうにかするため、すぐにでも妓夫太郎を止めたいものの、帯に邪魔をされて近づくことが出来ない宇随天元。
また人が殺される、庇われてばかりではいけないと思う炭治郎も、このままではいけないと立ち上がり、ヒノカミ神楽を使おうとします。
しかし、体力の消耗がひどく、踏ん張ることが出来ない炭治郎は、自分に出来ることはないかと模索。その結果、彼は水の呼吸とヒノカミ神楽を併せて使い、雛鶴から妓夫太郎を引き離します。
富岡さんのように水の呼吸を極められずとも、鱗滝さんから教わったことを生かした炭治郎に腹を立てた妓夫太郎は、彼に襲い掛かろうとしますが、今度はその背後を天元がとり、再び首元に刃を振うのでした。
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伊之助の手に寄り堕姫の首が！！
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妓夫太郎の首元に刃を突きつける光景を目にした伊之助は、堕姫の首を取るどころか近づくことさえできないことに焦りを覚え始めます。しかし、まったく同時に斬る必要はないと言いい、善逸は伊之助を落ち着かせます。
そして、またあと一歩のところで妓夫太郎は天元と炭治郎の刀を鎌で止め、血気術を使って応戦。妓夫太郎から引き離された炭治郎は、善逸と伊之助に加勢して堕姫と対峙します。
何のために修行してきた、何のために修行を繰り返してきたのだと苛立つ伊之助。しかし、炭治郎が加勢したことにより、堕姫が飛ばしてくる帯の量が減ったと感じた伊之助は、2人の力を借り、獣の呼吸を使って一直線に突撃。帯を潜り抜け、ついに伊之助は堕姫の喉元に双剣を当て、ノコギリのようにして彼女の首を斬り落とすことに成功し、彼はその首を持って遠くへと走り続けるのでした。
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首がなければ帯の攻撃も弱くなると笑う伊之助。しかし、そんな彼の背後に妓夫太郎が…。伊之助の胸を一突きした妓夫太郎に堕姫の首は取られてしまいます。
妓夫太郎の存在に気づくことが出来なかった炭治郎は、横たわる天元を見つけ、またも自分の不甲斐なさを嘆くのでした。
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アニメ『鬼滅の刃 遊郭編』第9話まとめ
これであとは妓夫太郎の首を斬れば…と思っていたらいやいや待って。妓夫太郎がどう考えても強すぎます。これが上弦の鬼の力といわれればそうなんですが、天元様倒して即堕姫の首追いかけて背後を取るって…。ビビりますよ。どんだけ足が速いんですか。
横たわる天元様をみた炭治郎の脳裏には、きっと煉獄さんの最後が浮かんでいるはず。彼らはもう誰も失いたくないと頑張るのに、この報われなさに苛まれる瞬間は辛いですね。
しかしそれでも朝は来る。次はどんな展開になっていくのでしょう！楽しみです。