顔がよくて嫁がいるという天元を妬む妓夫太郎だが、天元の過去はそんな華やかなものではありません。今明かされる、忍・宇随天元の過去とは…。
そして、毒に侵された天元に加勢するかの如く、伊之助、善逸、そして炭治郎が登場。映画顔負けのド派手な死闘が、今幕を開けるのでした。
目次
アニメ『鬼滅の刃 遊郭編』第7話のあらすじと振り返り
住次郎を助けるため、箱より飛び出した禰豆子は、堕姫との攻防の中で鬼化し、圧倒的な力で彼女を攻撃。笑いながら堕姫を踏みつけます。
目を覚ました炭治郎は急いで禰豆子を抑え込みますが、人の血にも飢え始めた彼女を止めるのに一苦労します。そこで宇随天元が登場すると、地味に子守歌でも歌ってやれと、炭治郎は言われます。
死線から離れた炭治郎が亡き母が歌ってくれた子守唄を口ずさんだことで、禰豆子の中には母との思い出がよみがえります。そして、自我を取り戻した禰豆子は大泣きし、そのまま眠りについてしまうのでした。
一方その頃、柱が来たと堕姫は笑うが、あまりの弱さから上弦じゃないと天元に言われて大騒ぎ。あっさりと首を斬られますが、それでも彼女の身体は朽ちることはありません。泣きながら「お兄ちゃん」と叫ぶ堕姫。すると彼女の背後から、もう一人の上弦の陸・妓夫太郎が姿を現すのでした。
【ネタバレあり】アニメ『鬼滅の刃 遊郭編』第8話あらすじと感想
天元は才能がある?忍として育った宇随天元の過去
顔は良くて格好をつけ、女房が3人いる天元は生まれた時から才能があるのだろうなと妓夫太郎は彼を妬みます。しかし天元からすれば、自分ごときで才能があると見えるなら、お前の人生は幸せ、世間知らずだなと笑います。この国は拾い。すごい奴らがたくさんいると、他の柱を思い返します。
忍の家系である天元。兄弟は9人いたが、父の意向により、統領を決めるための殺し合いが発生したことを振り返ります。死闘の末、生き残ったのは自分と一つ下の弟のみ。父と同じ考え、言動をする弟は無機質だったため、あんな人間になりたくないと願った過去があります。
自分を選んだ道を否定しながらも戦いの場に身を置き続けることは辛いねと、葛藤を続けながら前に進み、闘ってくれるのだと産屋敷耀哉に言われたことで、天元は彼の元で力を尽くしたいと思うようになったのでした。
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天元の姿はあの人を彷彿とさせる
忍であるが故、妓夫太郎の血鎌の毒は効かないと豪語していた天元ですが、だんだんと息が上がってきます。効かないなんて虚勢を張ってみっともないと笑う妓夫太郎に対し、全然効いていないと言い張る天元。元気な証拠に、彼の身体の上にいた堕姫を蹴り飛ばし、火薬をばらまきます。
特殊な火薬玉で、鬼の身体を傷つける威力を持つこれを堕姫が帯で切ってしまったことで大爆発。彼女の首は再び胴体から切り離されてしまいます。あとは妓夫太郎の首を斬ろうと、天元は攻撃を仕掛けます。堕姫と妓夫太郎、2人の首を同時に切り落とせば一気に消滅することを見抜いた天元ですが、毒が聞いていることから自分たちが優勢だと妓夫太郎は言います。
しかし、ここで伊之助・善逸、そして炭治郎が加勢。彼らの派手な登場に天元の士気は上がっていくのでした。
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堕姫が死んでいないことから、妓夫太郎が本体、本物の上弦の陸だと思う炭治郎。手を震わせながらも妓夫太郎に挑もうとするのですが、天元が毒に侵されていると聞き、炭治郎は動揺し始めます。しかしそれでも天元は弱音を吐くどころか言って聞かせてくれるのです。
「余裕で勝つわボケザコが。毒回ってるくらいの足枷あってトントンなんだよ」
「人間様をナメんじゃねぇ」
この時炭治郎は、天元の姿を見て、亡き煉獄杏寿郎の面影を重ねるのでした。
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鬼殺隊と鬼との攻防はド派手に繰り広げられる
妓夫太郎と堕姫の倒し方はわかったものの、強敵には違いありません。多くの柱を倒し、食べてきた2人の鬼は、そんな簡単な話じゃない。夜は自分達の味方だと豪語します。
堕姫が天元に帯を伸ばした瞬間、寝ぼけた善逸が彼女に一閃。耳を引っ張って怪我をさせた女の子に謝れと言います。何をしても許されるわけじゃないと説教するも、お前のような不細工が善逸は自分と対等じゃないと言って否定。自分がされて嫌だったことはしちゃいけないと善逸が言うと、堕姫はこれを否定。人にされて嫌だったこと、苦しかったことを、人にやって返して取り立てる。自分が不幸だった分は、幸せだったものから取り返すのだと彼女は言います。そして、そんな彼女の額には、妓夫太郎の片目が現れるのでした。
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天元と炭治郎が妓夫太郎と対峙するも、カマキリのような太刀筋に悪戦苦闘。
善逸と伊之助が堕姫と闘うも、帯の攻撃が天元の方にも及びます。これを炭治郎がカバーするのですが苦戦を強いられます。
強い力に対し、強い力で止めようとすれば弱い方が負ける。力の流れを見誤らず受け流すため、炭治郎は水の呼吸を繰り出し、天元に加勢します。
帯と血の刃のせいで鬼に近づけない。だからこそ炭治郎は帯を止めるなどして勝利の糸口を見つけようとします。炭治郎の負傷の具合に気づいている天元は、自分が毒を食らったのが悪いと思いながらも、早く鬼を倒さねばと急ぎます。
そんななか、屋根の上から大量の苦無が降り注ぎます。放ったのは天元の嫁の1人・雛鶴。これを捌くと、隙をついて天元が妓夫太郎の足を切断。藤の花から抽出したものが苦無についていた為、彼の足は再生がせず。間髪入れず、炭治郎が妓夫太郎の首に刃を振うのでした。
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アニメ『鬼滅の刃 遊郭編』第7話まとめ
妓夫太郎の登場によって、苛烈するバトル。おかげでバトルシーンが本当にド派手!宇随天元の回なのだからこれくらいやらなくちゃ!という気合が伺えました。
しかも、本編終了後に流れるコソコソ話では、煉獄さんが登場。天元の剣技を美しいと語り掛けてくれる煉獄さんの姿に、天元様ファンの私、号泣でした。
炭治郎、善逸、伊之助を頼むぞと託されて消えた煉獄さん。ホント、次回も楽しみな展開を作ってくれましたよ!!