アニメ『鬼滅の刃』刀鍛冶の里編・第8話あらすじ・ネタバレ感想！時透の忘れた過去

小鉄のおかげで、なんとか壺の形をした水の中から脱出することが出来た時透。

そのあと、忘れていた家族のことを少しずつ思い出します。

忘れていた記憶を取り戻し、自分というものも取り戻した時透の瞳には、光が戻りました。

頬に模様が浮き出た時透は、小屋の中を襲っている玉壺（ぎょっこ）のもとへ行き、鉄穴森たちを助け出します。

それではさっそく『鬼滅の刃』刀鍛冶の里編・第8話をネタバレありでレビューします。

アニメ『鬼滅の刃』刀鍛冶の里編・第7話のあらすじと振り返り

喜怒哀楽の鬼が合体し憎珀天（ぞうはくてん/CV:山寺宏一）という鬼になり、さらに強くなりました。

威圧され怯む竈門炭治郎（CV:花江夏樹）たちですが、憎珀天（ぞうはくてん）の「極悪人」という言葉に炭治郎は怒り、改めて倒すことを決意します。

その頃、小屋の中へ狙いを変えた玉壺（ぎょっこ/CV:鳥海浩輔）がいなくなり、その隙に小鉄（CV:村瀬歩）が時透無一郎（CV:河西健吾）を助けようと動きます。

手が刃の形になっている小さい金魚に傷を追わされながらも、小鉄は時透を助けることが出来たのでした。

【ネタバレ】アニメ『鬼滅の刃』刀鍛冶の里編・第8話あらすじ・感想

双子の兄・有一郎

水の中から出ることができた時透でしたが、針の毒にやられて体中が痺れていて思うように動くことができません。

手が刃物の形になっている小さい金魚が小鉄に襲いかかろうとしていますが、時透は動けないと諦めかけていました。

そのとき、時透の父親（CV:杉山紀彰）が「無一郎なら大丈夫。さあ、立って」と声をかけました。

その言葉をキッカケに、時透は忘れていた過去を思い出します。

時透の母親は寝込んでいて、一生懸命看病していました。

父親は荒れた天気の中、崖に生えている薬草を取ろうとして、足を滑らせて亡くなってしまいます。

母親も同じく亡くし、時透は10歳で1人になってしまったと思いましたが、隣に似た顔をした男の子が立っていて、11歳の頃に1人になったと思い出します。

時透は双子で時透有一郎（CV:河西健吾）という兄がいました。

「巡り巡って自分のところに返ってくる」という言葉を無一郎が言うと、有一郎は「死んだ人間の言うことは当てにならない」と返します。

亡くなってしまった両親のことを有一郎はよく思っていない様子で、無一郎と言い合いになりました。

「無一郎の無は無能の無」「無一郎の無は無意味の無」と言われ、無一郎は悲しい顔をして下を向きます。

そのときのことを思い出した時透は、記憶のない頃の自分は兄に似ていた気がすると思いました。

始まりの呼吸の子孫

兄弟の仲は良くなく、息が詰まるような生活を送っていました。

ある春の日、無一郎が水をくみに行くと産屋敷耀哉（CV:森川智之）の妻・あまねがやってきましたが、有一郎が追い返してしまいます。

その後、夕飯の準備をしていた有一郎に、無一郎が始まりの呼吸の子孫だと興奮していましたが、「剣士になろうよ！」と言うと、「ご飯も1人で作れないお前に何ができる！」と怒鳴りました。

困っている人を助けたいと思う無一郎に、有一郎は両親と同じで楽観的すぎて似ていると続けます。

危ないからやめてと言ったり、休んでと何度も言っても聞かなかった両親のことを、有一郎は怒っていました。

人を助けられるのは選ばれた人だけで、自分たちができるのは犬死にと無駄死にだと言って、有一郎と無一郎は会話をしなくなります。

有一郎の思い

暑い夏の夜に、無一郎が水を飲んでいると鬼が現れました。

有一郎も暑さで目が覚めていて、鬼が無一郎に襲いかかったところを助けますが、有一郎は腕を切られてしまいます。

有一郎を支えながら家の端に逃げ込む無一郎に、鬼は「いてもいなくても変わらないようなつまらねぇ命なんだからよ」と言い放ちました。

無一郎は朝日が昇るまで戦い、日の光で消えていく鬼を見ながら、動かない体を引きずって有一郎の元へ行くと、有一郎はぼそぼそとなにか言っています。

それは、神に弟を助けてほしいこと、今までの行いの罰として弟を生かしてほしいこと、無一郎の無は無限の無なんだと言うことでした。

無一郎の無は無限の無

「無一郎の無は無限の無」という兄の言葉を思い出した時透の頬に、雲のような形の模様が浮き出ました。

襲いかかる小さい金魚を一気に片づける時透の瞳には、光が戻っていました。

小鉄から小屋にいる鉄穴森鋼蔵（かなもりこうぞう/CV:竹本英史）と鋼鐵塚蛍（はがねづかほたる/CV:浪川大輔）と刀を守ってほしいと頼まれ、時透は音もなく玉壺（ぎょっこ）へ近づいて切りかかります。

水の壺の中から脱出できていた時透に驚きつつも、気づかなかった自分は集中できていたと喜ぶ玉壺（ぎょっこ）。

しかし、時透の頬にある模様を見て焦りました。

壺からタコの足を出し、小屋を吹き飛ばしますが、鋼鐵塚は気にせず刀を研ぎ続けます。

一方、鉄穴森と時透はタコの足に捕まってしまいましたが、時透が捕まる前に受け取っていた自分の日輪刀を手にしていて、タコの足を細かく切り刻みました。

「俺のために刀を作ってくれてありがとう。鉄穴森さん」と”さん”付けで感謝の言葉を時透は言います。

時透の最初の刀鍛冶である鉄井戸（CV:斧アツシ）は、心臓の病で亡くなってしまいましたが、記憶を失った時透を心配していました。

鉄井戸が作った刀は時透が握るとしっくりくるもので、次々と技を繰り出して玉壺（ぎょっこ）へ切りかかります。

「無一郎は他人のために無限の力を出せる、選ばれた人間なんだ」という有一郎の言葉通り、時透無一郎は鬼に襲われている人たちを守るために戦います。

アニメ『鬼滅の刃』刀鍛冶の里編・第8話あらすじ・ネタバレ感想まとめ

時透の忘れていた記憶が戻って良かったと思うと同時に、悲しい過去でもあって、思わずうるうるとしてしまいました……。

言葉のきつい兄の有一郎は、不器用ながらも弟の無一郎を守っていたんですね。

素直になれたら、もっと違っていたのかもしれません。

記憶を取り戻した時透は、口調が少し変わっていましたね！

次回も時透の回になりそうなので、このあとの活躍も楽しみです♪