アニメ『鬼滅の刃』柱稽古編・第8話(最終話)あらすじ・ネタバレ感想!永遠とは思いを紡いでいくこと

©吾峠呼世晴/集英社・アニプレックス・ufotable

©吾峠呼世晴/集英社・アニプレックス・ufotable 『鬼滅の刃』柱稽古編

産屋敷邸に現れた鬼舞辻に、産屋敷は血筋が繋がっていてそれ故に呪われてしまった、と話しました。

そして、永遠を欲する鬼舞辻に「永遠とは思いを繋いでいくこと」だと話します。

自身を囮にすることで柱たちが集結する時間稼ぎをし成功するも、鬼殺隊全員が無限城へと招かれてしまいました。

それではさっそく『鬼滅の刃』柱稽古編・第8話(最終話)をネタバレありでレビューします。

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アニメ『鬼滅の刃』柱稽古編・第7話のあらすじと振り返り

最後の訓練を終えることができた竈門炭治郎(CV:花江夏樹)に、岩柱の悲鳴嶼行冥(ひめじまぎょうめい/CV:杉田智和)は鬼に子供たちを売った子と、鬼から守った悲鳴嶼を「人殺し」と言った子の過去があり、子供を信用できなくなったと話します。

その日の夜、いつものように柱同士の稽古へとやって来た風柱の不死川実弥(CV:関智一)は侵入者に気づき、産屋敷邸に鬼舞辻無惨(CV:関俊彦)がやって来ていました。

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【ネタバレ】アニメ『鬼滅の刃』柱稽古編・第8話(最終話)あらすじ・感想

産屋敷耀哉と鬼舞辻無惨

産屋敷耀哉(CV:森川智之)の目の前までやってきた鬼舞辻に、苦しそうに途切れ途切れになりながらも産屋敷が話しかけ、産屋敷あまね(CV:佐藤利奈)が鬼舞辻の容姿を説明します。

鬼舞辻の邪魔をしてきた産屋敷のことを、自身の手で殺しに来ると思っていたと話す産屋敷。

皮膚は紫色になり、包帯を全身に巻いている産屋敷のことを「醜い。屍の匂いがする」と鬼舞辻は言います。

半年前から医者には「死ぬ」と言われていましたが、鬼舞辻を倒したい一心で生きていた産屋敷。

鬼舞辻と「血筋が同じ」だと産屋敷は話し、産屋敷家は生まれる子が皆、病弱ですぐに亡くなってしまうという状況になり、とうとう一族が途絶えそうになったとき、神主に助言を受けていました。

「同じ血筋から“鬼”が出ている。その者を倒すために心血を注ぎなさい。そうすれば一族は絶えない」と言われ、その通りにしてきたと言う産屋敷に「ヘドが出る」と鬼舞辻は冷たく言い放ちます。

鬼舞辻は「なんの因果関係もない」と、罰を受けていない自分は許されていると話しました。

保志メジェド

自分は何も悪いことはしていない、というような鬼舞辻の態度には驚きですね!

君の夢

そんな鬼舞辻に産屋敷は「君の夢はなんだい?」と問いかけます。

目障りだと思っていた産屋敷のことを「憎しみが沸かない。むしろ……」と不思議な感覚に陥る鬼舞辻のそばで、歌を歌いながら紙風船で遊ぶ産屋敷の子供たち。

その子供たちを見ながら、鬼舞辻は“奇妙な懐かしさ”と“安堵感”を感じていることに気色悪さを感じます。

そんな鬼舞辻に「君は永遠を夢見ている」と、先ほどの問いかけの答えを口にする産屋敷に「その通りだ」と否定しない鬼舞辻。

太陽を克服した竈門禰豆子を手に入れればその夢も叶う、と言う鬼舞辻に、思い違いをしている、永遠がなにか私は知っている、と産屋敷は言いました。

永遠は人の思いで不滅だと言い、鬼殺隊がずっと続いてきたのは人の思いが紡いだ証だと話します。

命を理不尽に奪った者を許さないという思いは永遠で、鬼舞辻は許されていないと続けました。

産屋敷は「自分を殺したところで鬼殺隊は痛くも痒くもない」と、自分が死んでも思いは紡いでいくことを話し、そのことに理解ができないだろう、と言います。

それは“鬼舞辻無惨が死ねば、他の鬼もすべて消えてしまうから”で、それを聞いた鬼舞辻は動揺して目を見開きました。

産屋敷は「自分が死ぬことは痛くも痒くもないと言ったが、自分が死んだら慕ってくれている鬼殺隊の子たちの士気が上がる」と話します。

保志メジェド

お館様の言葉一つ一つに重みがあって、心にきますね……。
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隠れた憎しみ

鬼舞辻が産屋敷に手をかけようと、人の手から鬼の手に変えて「話は終わりだな?」と問うと、話を聞いてくれるとは思わなかった、と産屋敷は「ありがとう」と礼を言います。

その頃、カラスから緊急招集を受けた柱たちが産屋敷邸へ向かっていました。

柱稽古が始まる前、柱合会議のときに「お館様のそばに柱二人付けるべきだ」と、産屋敷のそばに護衛をつけられないのか聞いていた実弥。

自分のために貴重な戦力を使うことはない、と言って聞かなかったことを悲鳴嶼は話します。

鬼舞辻と対面している場面へ戻り、柱たちが産屋敷邸のそばまでやって来ると、屋敷が大きな音を立てて爆発しました。

爆風に飛ばされた鬼舞辻の体は半分以上欠損し、怒りで声を上げながらも産屋敷のことを“仏のような笑みを貼り付けたまま、妻と子供もろとも消し飛ばす”と驚きが隠せず、鬼舞辻の知る人間の物差しとは違っていたことを実感します。

爆薬の中にはマキビシが仕込まれており、マキビシを取りながら体を再生しなければならない状況に、時間稼ぎをされていることを悟った鬼舞辻は、次に何が来るのかと身構えました。

殺意を隠していた産屋敷を褒めつつも、次の手が何か気になり冷静さを失いつつある鬼舞辻。

体の再生が終わるとき、鬼舞辻の周りに血鬼術でできた肉の破片が取り囲み破裂します。

保志メジェド

産屋敷耀哉という存在に怯えているように見える鬼舞辻。たった数分、数十分話しただけで鬼舞辻を精神的に追い込むことができていて、流石お館様ですね。

珠世の償い

鬼舞辻の体にトゲが突き刺さり、体内にも無数に枝分かれしたトゲが体を固定し思うように動けなくなると、その血鬼術を取り込んでいきます。

その隙に珠世(CV:坂本真綾)が鬼舞辻のお腹に腕を突っ込み、気づかなかった鬼舞辻は「なぜここに!?」といるはずのない珠世に驚きました。

トゲの血鬼術は浅草で鬼にした人のものだと珠世は話し、愈史郎の血鬼術で姿を隠していた珠世に、なんのためにこんなことをしているのかわからない様子の鬼舞辻。

お腹に腕を突っ込んだ珠世の手を吸収した鬼舞辻に、“鬼を人間に戻す薬”が握られていたことを話します。

そんなものができるはずがない、と鬼舞辻は言うも、一人ではできなかったと言う珠世。

保志メジェド

焦る様子の鬼舞辻は、人間には戻りたくないんですね。鬼として、本当にずっと生きていたいんですね。

鬼舞辻は「逆恨みも甚だしい。自分の夫と子供を殺したのは誰だ?」と、食い殺したのは珠世自身だと続けます。

鬼舞辻の言葉に珠世の顔が曇っていき、目線を下に落としながらも「病で死にたくなかったのは、子供が大きくなるまで見届けたかったからだ!」と、食い殺すことがわかっていたら鬼にはならなかったと珠世は涙を流しました。

「楽しそうに人を食べていたように見えた」と鬼舞辻が返すと、「自暴自棄になって大勢殺した。その罪を償うためにお前とここで死ぬ」と言い「悲鳴嶼さん、お願いします!」と叫びます。

悲劇の元凶とご対面

珠世との会話に夢中になっていた鬼舞辻はハッとし、背後から来た悲鳴嶼に対応できず頭を潰されてしまいます。

悲鳴嶼は、産屋敷と初めて会ったのは自分が18歳、産屋敷が14歳のときだと思い出し、立ち振舞は4歳下のものとは思えず、寺でのことを「人を守るために戦ったことを知っている。人殺しではない」と、優しく声をかけてくれていました。

欲しい言葉を言ってくれる産屋敷は大人になっても変わらず、鬼舞辻を倒すために自分を囮に使うよう密かに悲鳴嶼に頼んでいたのです。

未来を見る力のおかげで数々の危機を回避してきた産屋敷家。

鬼舞辻は頚を斬っても死なずに再生し、それを産屋敷は「鬼舞辻を倒せるのは陽の光のみではないか」と読んでいました。

日が昇るまでの長期戦になることが決まった戦いに悲鳴嶼が一人立ち向かっていると、実弥が次に到着し、鬼舞辻の姿を捉えます。

そのあとすぐに到着した柱たちは、燃え盛る屋敷と悲劇の元凶でもある鬼舞辻の姿を捉えて息を呑みました。

初めて見た鬼舞辻の姿に柱の全員が「あれが鬼舞辻無惨……!」と怒りの表情を浮かべ、一気に技を仕掛けていくと鬼舞辻はニヤリと笑い、琵琶の音が鳴り響きます。

すると地面から障子が現れて一人ずつ落ちていき、炭治郎は水柱の冨岡義勇(CV:櫻井孝宏)と一緒にいたため、冨岡と共に落ちていく一方で鬼殺隊の隊士全員にも同じことが起こっていました。

無限城へと導かれた鬼殺隊の隊士たちは、困惑しながら下へ落ちていきます。

保志メジェド

ここで伊之助だけが楽しそうに落ちていくのが伊之助らしいです(笑)

鬼舞辻は「これで追い詰めたつもりか!?」と、これから始まる地獄のような戦いに幕を開けました。

アニメ『鬼滅の刃』柱稽古編・第8話(最終話)あらすじ・ネタバレ感想まとめ

柱稽古編最終話、すべてのシーンの見せ方が上手いですよね!

カメラワークやスローになる動作など、見入ってしまいます。

本当に映画を見ているかのようで、エンディングの歌詞が凄く刺さるものがありますね……!

柱たちの切羽詰まった表情や怒りをあらわにするシーンに、お館様を心から慕っているのがわかります。

最終話となってしまいましたが、無限城編は三部作の映画となっているので、そちらも楽しみですね♪

最後まで、ありがとうございました!

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