岩を一丁（約109メートル）動かすことができた炭治郎に、悲鳴嶼は寺で過ごしていた過去の話をしました。
そこで子供の残酷さを知った悲鳴嶼でしたが、炭治郎の素直さは嘘偽りのないものだと感じ、間違った道へ行かないよう手助けをすると約束します。
一方、手紙を受け取った善逸はやるべきことを見つけ、一人静かに訓練をしていました。
そして、ついに因縁関係が動き出します。
それではさっそく『鬼滅の刃』柱稽古編・第7話をネタバレありでレビューします。
目次
アニメ『鬼滅の刃』柱稽古編・第6話のあらすじと振り返り
岩柱の悲鳴嶼行冥（ひめじまぎょうめい/CV:杉田智和）の簡単なようで過酷な訓練を受ける竈門炭治郎（CV:花江夏樹）たち。
滝の水の勢いに負けそうになり、太い丸太三本の重さに負けそうになりながらもクリアしていきます。
最後の岩を動かすことがなかなかできず、不死川玄弥（CV:岡本信彦）が炭治郎に“反復動作”をしてみるようアドバイスをすると、炭治郎は岩を少し動かせるようになりました。
【ネタバレ】アニメ『鬼滅の刃』柱稽古編・第7話あらすじ・感想
認めるということ
岩を動かす炭治郎を見て、我妻善逸（CV:下野紘）と嘴平伊之助（CV:松岡禎丞）が驚きます。
まだ完璧ではない状態に炭治郎がもう一度挑戦していると、伊之助も“天ぷら”を思い浮かべてから「猪突猛進」と言って岩を押し始めました。
伊之助も岩を動かすことができて善逸が焦っていると、チュン太郎（CV:石見舞菜香）が慌てて飛んできて善逸に手紙を渡します。
一丁動かすことができた炭治郎は脱水症状で倒れ、そこに悲鳴嶼が水を持ってやって来ます。
水を飲ませながら悲鳴嶼が、刀鍛冶の里で妹よりも里の者を優先した炭治郎のことを認める、と話し出しました。
誇れることだと言う悲鳴嶼に、炭治郎は「禰豆子が決断したのであって自分ではない」と返し、認められては困ると続けます。
保志メジェド
それを聞いた悲鳴嶼はふと子供たちを思い出し、子供は純粋無垢で弱くすぐ嘘をつき残酷なことを平気でする我欲の塊だ、と思うも、炭治郎は違うと感じ始めていました。
悲鳴嶼が思っていることに気づいていない炭治郎は、律儀に稽古のことなどの礼を言っていると、悲鳴嶼は「疑いは晴れた。認める」と言って、身寄りのない子供たちを昔育てていたことを話し出します。
悲鳴嶼行冥の過去
寺で数人の子供たちと食事を取る悲鳴嶼は、今のようにガタイは良くなく細身でした。
仲良く過ごしていたある日、暗くなっても寺に戻らなかった子が鬼と遭遇し、自分が助かるためにみんなを犠牲にし、鬼の苦手な藤の花の香呂（こうろう）を消してしまいます。
寺の中に入ってきた鬼は次々と子供たちの喉を切ってしまい、幼い女の子の沙代（CV:首藤志奈）だけが残りました。
そのときのことを悲鳴嶼は、自分は大きな声を出したこともなく、目も見えず細身だった自分は頼れない、と子供たちは判断したんだと言います。
幼い沙代を守るために拳で戦い、朝になるまで鬼の頭を殴り続けたものの駆けつけた村人に、「あの人がみんな殺した」と沙代は悲鳴嶼のことを話しました。
まだ4歳だった沙代は混乱したんだろう、無理もないことだと言いつつも、子供はそんなものだと続ける悲鳴嶼。
しかし、沙代にはねぎらってほしかった思いがあり、鬼の姿が消えて子供たちの亡骸だけが残った状況では、悲鳴嶼が鬼と戦った証拠がなく監獄に入れられてしまいました。
悲鳴嶼は産屋敷耀哉（CV:森川智之）が助けてくれたおかげで処刑をまぬがれたものの、疑り深くなってしまったと話します。
炭治郎の素直で真っ直ぐでひたむきなことは、簡単なようで難しいことだと悲鳴嶼が言い、道を間違わぬよう手助けをすると悲鳴嶼は約束しました。
涙を流しながら「頑張ります」と言った炭治郎の頭を悲鳴嶼は撫で、幼き沙代と重ね合わせます。
保志メジェド
少しの休息
悲鳴嶼の訓練が終了し、玄弥と伊之助とご飯を共にする炭治郎。
継子は取らないと言いつつ、玄弥が鬼喰いをしていることを察した悲鳴嶼が、玄弥を弟子にしてくれるほど優しい人だと話します。
悲鳴嶼は体の調子を診てもらうよう蟲柱の胡蝶しのぶのもとへ行くよう言ったりし、そのたびにしのぶは嫌な顔をしながら説教をしたと続けました。
炭治郎が水柱の冨岡義勇（CV:櫻井孝宏）のところへ行くと話すと、玄弥はまだ一丁も動かせていないと返し、伊之助はもう少しだと得意げに言います。
呼吸が使えないとこぼした玄弥に、伊之助はバカにするように「雑魚だ！」と笑いながら言うとケンカが始まってしまいました。
それを炭治郎が伊之助を抑え込む形で終わらせ、怒っている玄弥に実弥に関することを伝えます。
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我妻善逸のやるべきこと
岩の上に座って集中する善逸に、炭治郎が次の訓練のところへ行くことを伝えると、善逸は「やらなきゃいけないこと、やらなくちゃいけないことがはっきりした」と言います。
様子がおかしい善逸を心配する炭治郎に「お前は本当にいい奴だ。ありがとう」と善逸が返すと、炭治郎は冨岡のところへ行ってしまいました。
炭治郎が道に迷っていると、木刀がぶつかり合う音が聞こえてきて向かってみると、冨岡と風柱の不死川実弥（CV:関智一）が技を出し合っています。
柱二人の動きが目で追えるようになっていた炭治郎が感動していると、「俺たちと違うんじゃねぇのか！？」と煽る実弥の声が。
冨岡の過去を知る炭治郎のみ「俺はお前たちとは違う」と言った意味を知っていて、強さの違いではない、と思います。
次々と技を繰り出していると木刀が折れてしまい、次は殴り合いをしようと指を鳴らす実弥に炭治郎が割って入りました。
おはぎの匂いがしていた実弥に、炭治郎がおはぎのことで怒っているのかと問うと、冨岡も「おはぎが好きなのか？」と実弥に聞いたところで、炭治郎が実弥に殴られて気絶します。
気がついた炭治郎が冨岡に「どうしてケンカをしていたのか？」と聞くと、「ケンカではなく柱同士の稽古だ」と返され、邪魔をしたことを謝る炭治郎。
しかし、冨岡は実弥の好物が知れてよかったと話し、今度会ったらおはぎを渡して仲良くなると作戦を練りました。
保志メジェド
動き出す因縁関係
夜、とある神社に蛇柱の伊黒小芭内も霞柱の時透無一郎もなくて柱稽古ができず、炭治郎の「おはぎの取り合いですか？」の言葉にイラついていた実弥でしたが、背後にやって来た“肆”と書かれた目を握り潰しました。
消えていく目玉をしばらく見つめていると、なにかが侵入したことを悟ります。
その頃、産屋敷邸の門を開けて入って来た鬼舞辻無惨（CV:関俊彦）は、屋敷を歩いていきました。
近くまで来た鬼舞辻に「やあ」と挨拶をした産屋敷と初対面となり、鬼舞辻は薄っすらと笑みを浮かべます。
保志メジェド
アニメ『鬼滅の刃』柱稽古編・第7話あらすじ・ネタバレ感想まとめ
悲鳴嶼のつらい過去が明らかになりましたね。
幼かった沙代の混乱状態がわかっていても、味方になってもらえなかったことが悲鳴嶼にとってショックすぎることでした。
善逸に届いた手紙の内容や玄弥に伝えた実弥のことも気になります。
最後に産屋敷と鬼舞辻が会ってしまいましたね……。
物語が大きく動き出しそうです！
次回の最終話も楽しみです！