映画『魔女の宅急便』は1989年に宮崎駿監督率いるスタジオジブリによって製作されたアニメーション映画で、現在でも根強い人気を持つ作品です。
また本作の特徴の一つとして世代を選ばず愛されているという点があげられます。
本作が地上波で放送されるたびに高視聴率を生み出していることにも納得がいきます。
- 駆け出し魔女のキキが大都会で奮闘する姿に元気をもらえます。
- 可愛い黒猫のジジや母性あふれるパン屋のおソノさんなど魅力的なキャラクター達に注目です。
- 「働くこと」の喜びや楽しさを思い出させてくれる。子供だけでなく大人でも楽しめるストーリーは必見です。
初公開から三十年近くたっても色あせない不朽の名作であると自信を持ってお伝えできます。
目次
アニメ映画『魔女の宅急便』作品情報
作品名 | 魔女の宅急便 |
公開日 | 1989年7月29日 |
上映時間 | 102分 |
監督 | 宮崎駿 |
脚本 | 宮崎駿 |
原作 | 角野栄子「魔女の宅急便」 |
出演者(声優) | 高山みなみ 佐久間レイ 戸田恵子 山口勝平 加藤治子 |
音楽 | 久石譲 |
アニメ映画『魔女の宅急便』あらすじ
魔女の少女が魔女になるための修行をしていく過程で様々な経験を積み成長していく姿を描いた長編アニメーション。
13歳の魔女キキは、古い一族の掟に従い、黒猫ジジと修業の旅に出る。そして、海辺の大きな街で修行をすることに。
箒で飛ぶ以外に能がないのキキは、空飛ぶ宅急便を始める。
しかし、最初の仕事でいきなり荷物を無くしてしまう……。
出典:allcinema
アニメ映画『魔女の宅急便』を視聴できる動画配信サービス
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【ネタバレあり】アニメ映画『魔女の宅急便』感想レビュー
落ち込んだ時に観たい!一生懸命頑張るキキの姿にパワーを貰える作品
実は私、この『魔女の宅急便』が数あるスタジオジブリの作品の中でも特に大好きで、何度も視聴しているリピーターです。
本当に魅力的な作品で見どころが山のようにあるのですが、一番の魅力は何にでも一生懸命頑張る主人公のキキから元気を貰えるところです。
仕事で失敗してしまって落ち込んだ時や、なんとなくやる気が起こらないときなど、『魔女の宅急便』という作品には何度もお世話になりました。
初めての一人暮らしや初めての仕事に困惑しながらも前向きに頑張ろうと努力するキキの姿を観ていると、不思議と自分も頑張ろうと思えてきます。
私は子供の頃から『魔女の宅急便』が大好きですが、年を重ねて大人になってからの方がより一層この作品の魅力に気づけるようになりました。
小さい頃に一度観たきりで歳を重ねてから『魔女の宅急便』を手に取ったことがないという方は、この機会に視聴していただきたいです。
きっと大人になると忘れてしまいがちな「働くこと」の喜びや楽しさを思い出させてくれると思います。
仕事や学校で失敗した時の立ち直り方に悩んでいる方に朗報です。
自分の中でこの『魔女の宅急便』という作品は落ち込んだ気分を取り払って、日々生きる中で抜け落ちてしまう大切なことを思い出させてくれる最高の作品であると自信を持ってお伝えできます。
人間の言葉を喋れる黒猫のジジが超可愛い!猫が飼いたくなる
『魔女の宅急便』の主人公・キキは魔法使いですが、古くから魔法使いは使い魔を使役していたそうです。
そして今作にも可愛い魔法使いの使い魔・黒猫のジジが登場します。
このキャラクターが本当に可愛らしくて観ているだけで癒されます。
しかもこの黒猫のジジは人間の言葉が話せるのです。
この設定は魔法の存在する世界観をより強く印象付けてくれるもので、個人的にはとても気に入っています。
ジジの見た目は可愛らしいのですが、中身は少し生意気でキキの使い魔というよりはお目付役に近いかもしれません。
でもそんなちょっときつい性格もまた愛らしいです。
キキが初めて依頼された仕事でミスをしてしまった時も、身を挺してピンチを救ってくれたジジは本当にカッコよかったです。
そんなジジに物語の中盤以降で大きな変化が訪れます。
この「変化」についての謎がいまだにハッキリとはしていなくて視聴者の中で考察が膨らんでいます。
どうしてジジに「変化」が起こったのか考えながら『魔女の宅急便』を視聴するとより一層物語を掘り下げられると思いますので、初めての視聴ではない方にはオススメの視聴方法です。
魅力的な登場人物が織りなす心温まる人間ドラマに胸が熱くなる
『魔女の宅急便』の大きな特徴の一つとして、登場人物に悪い人間がほとんどいないという点が上げられます。
ストレスフリーで鑑賞することができることも『魔女の宅急便』の魅力の一つだと思います。
人の人情味がつまったハートフルな作品であると断言できます。
私は作中の登場人物がみんな大好きなのですが、特に印象に残っている登場人物はキキの面倒を見てくれるパン屋の夫婦と空を飛ぶ魔法が使えるキキに憧れる青年・トンボです。
キキと彼らのかけあいは観ていて非常に優しい気持ちになれます。
同時に人間関係の大切さや人の温かみを再認識させてくれました。
落ち込んでいる時に観ると、うっかり泣いてしまいそうになるので注意が必要です(笑)
主題歌を歌った松任谷由実の優しい歌声に癒される
『魔女の宅急便』はストーリーや登場人物も素晴らしいですが、「ユーミン」の愛称で親しまれる松任谷由実の歌う音楽も非常にクオリティが高かったです。
個人的にいちばん好きな曲はエンディングで流れる「やさしさに包まれたなら」です。
リリースは1974年と古いですが今でも人気は根強く、Youtubeの公式チャンネルの動画再生数は1,200万回を超えています。
この素晴らしい曲が作品の爽やかなラストシーンと相まって心地よい余韻を生み出します。
視聴後の満足感を二倍にも三倍にもしてくれる後世に伝えたい名曲だと思います。
このような美しい音楽に触れることができる『魔女の宅急便』は、ぜひ多くの方に観ていただきたい素晴らしい作品だと自信を持ってお伝えできます。
アニメ映画『魔女の宅急便』まとめ
以上、ここまで『魔女の宅急便』について感想を述べさせていただきました。
- 落ち込んだ時に元気を貰える作品。
- 大人になると忘れてしまいがちな大切なことを思い出させてくれる。
- 人情溢れる登場人物たちに注目。