ドラマ『けむたい姉とずるい妹』 第3話 手に入らなかったものは、美しい・・・律の過去が明かされる!

©「けむたい姉とずるい妹」製作委員会

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引っ越しパーティーの夜。律(栁俊太郎)とじゅん(栗山千明)はキスをしました。

じゅんへの気持ちが高まっていく律。しかし、幼い頃から感情を抑えることをしてきた律は、自分の気持ちを押し殺していました。律もまた、母親から呪いをかけられていたのです。

一方、妹のらん(馬場ふみか)もじゅんに律を奪われるのではないかと不安に駆り立てられ「私は大丈夫」と自分に言い聞かせる毎日を送っていて・・・。

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ドラマ『けむたい姉とずるい妹』 前回振り返り

元カレで現妹の夫である律(栁俊太郎)から会いたかったと言われ、心を乱されるじゅん(栗山千明)。

ある日らん(馬場ふみか)は大勢の友人たちを招く引っ越しパーティーの準備をしていましたが、母が亡くなったばかりなのに無神経だとじゅんに注意され、姉妹は再び対立。

らんは、小さい頃から父親の違う姉のことが羨ましく思っていました。母は、じゅんの父親のことが世界で一番好きだったからです。だから、姉になろうとして姉のものを奪ってきました。

パーティーの夜、じゅんと律は軒先で隠れて煙草を吸ううちに、キスをするのでした。

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【ネタバレあり】ドラマ『けむたい姉とずるい妹』第3話あらすじと感想

女という生き物

律(栁俊太郎)とじゅん(栗山千明)がキスをしている間、らん(馬場ふみか)は律を探し歩いていました。

「りっくん、どこにいるの?」

らんの声を聞いた律は、じゅんから体を離しました。
そして、二人は家の前で偶然会ったように装って、それぞれ家の中に入ります。

じゅんがらんの前を通り過ぎた時、じゅんがらんを一瞥しました。

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その時にらんはシックスセンスが働きます。女の勘というやつです。

どんな感情もじっとしていれば通り過ぎる・・・律は、高まったじゅんへの気持ちを押し殺していました。

翌朝、らんから揺り起こされた律。
居間に行くと、自分の母がいたので驚きます。

moyoko

随分と長い間、母親には会っていないみたいです。

じゅんも起きてきたので、4人は同じ食卓を囲むことに。

moyoko

地獄の時間です・・・。

「お姉さんはいつまでここに?」

じゅんが、律とらん夫婦のところに遊びに来ているだけだと決めつけている母に対し、「ここは私の実家ですから」ときっぱり言い返すじゅん。

moyoko

そのやりとりに、思わず吹き出してしまう律。

どんな欲望もじっとしていればやがて消える。
ただ、手に入らなかったものは美しい・・・。

律は、仕事へ向かうじゅんの後ろ姿をじっと見つめます。

欲しいものは手に入らない

今日の律の仕事は、担当作家と共に賞の受賞連絡を待つことでした。
賞がとれたら、律にもお祝いがしたいという作家に、律は「関われただけで十分」と答えます。

人のことも自分のことも興味がなさそうな律に、作家は今まで心の底から欲しかったものはあるかと尋ねました。

「昔から欲しいものが手に入らない傾向にあるので・・・」

律の母はとても弱い人でした。
父が出て行った時、意気消沈する母を放っておけなくて、律は「僕はずっとそばにいる」と約束しました。
しかし、その後母は、人生の焦りと寂しさを全て律にぶつけるようになります。

母は正しくて間違いのない道を歩んで欲しいと、律が好きなものは全て取り上げ、「お母さんの言うことされ聞いていれば間違いない」と言いました。

moyoko

あららら・・・。

そのことから、自分の欲望を抑えるようになった律。
ただ、頭の中は自由だと、小説を書いて現実逃避をするようになります。

moyoko

しかし、その作品も母は否定します。

律が怒って家出をしようとすると、母は「私を一人にするのか」とカッターナイフを手首に押し付けました。

moyoko

アウトー!

母が普通ではないと気がついた時、律は「諦めること」で自分の身を守ることにしました。
そして、それにだんだんと慣れてきました。

でも、そうじゃないと気づかせてくれたのは、高校の時に出会ったじゅんでした。
自分が意見を言ったところで、何も変わらないと律が諦めた姿勢を見せた時、じゅんは言いました。

「自分の意見は自分だけのものでしょう」

それから二人の間はどんどん縮まっていき、律はじゅんに夢中になっていきます。

「彼女は初めて手に入れた大切な人」

しかし、母はじゅんのことが気に入らない様子でした。
母がじゅんの文句を言った時、律は初めて「うるせぇ」と反抗します。

そして、いつかじゅんと暮らすためにバイトを始めました。

moyoko

でも、何故今は妹と結婚しているんでしょうか・・・?

律はある日じゅんからこう言われました。

「らんとホテル行ったんだって?二人まとめて死ねばいい!!」

ただ、それは誤解でした。
でも、律はその誤解を解くことができませんでした。

moyoko

ちなみに、律の母はらんのことをとても気に入っています。タイプが近いからかもしれません。

気持ちは自分のもの

律の担当作家は無事賞をとりました。
作家は律に感謝し、周りも皆「おめでとう」と祝ってくれました。
らんも、ごちそうを作って待っていると言います。

「俺はこれで十分だ」

律もそう思おうとしていました。
でも・・・。

高校生の頃、バイトから帰った律は、自分の部屋で立ち尽くす母の姿を見ます。
手には、アパート情報のチラシが握られていました。

moyoko

部屋の中に置いておくのはダメですよ・・・。

たまらず家を飛び出すと、じゅんに出くわします。
じゅんは、律の顔を見るなり「らんとホテルに行ったんだって?」と言いました。

律が弁解する間もなくじゅんは走り出します。律は慌てて追いかけますが、信号に阻まれてしまいます。
信号を待つ間、病院からの電話で母が睡眠薬を大量に飲んだと知らされました。

moyoko

最悪・・・。

その時に律は思います。「やっぱり俺は、好きなものが手に入らないんだ」と。

なんとなく家に帰りたくなくて、河原で煙草を吸う律。
昔のことを思い出すうち、だんだん悔しさが滲み出てきました。小説のアイデアも、タイトルも律が考えたものだからです。

moyoko

律は小説が書きたかったんですよね。

そこへ、帰り道に一服しようとしていたじゅんと出くわします。
律は、作家の受賞が素直に喜べないことをじゅんに話すと、じゅんは煙を吐きながら言いました。

「別にいいんじゃない?あんたの気持ちはあんたのものだよ」

moyoko

じゅんが変わらないので、ホッとする反面、後悔が押し寄せる律。

その頃らんは、家で一人SNSの自分の投稿に対するアンチをブロックしながら「大丈夫。私は幸せ」と呪文のように言い聞かせていました。
結婚して8年。子供が欲しいのに、まだ来てくれません。

「早く来て。私たちと繋ぎとめてよ」

moyoko

怖い・・・。ダメですよ子供をダシにしたら・・・。

律とじゅんは、肩を並べて家路についていました。
付き合っていた頃、律が家まで送ってくれたことがありました。

家に明かりがついているのを見た時、母とらんがいるかと思うと、帰りたくないと思ったじゅん。律も、あの時帰らなかったらどうなってたんだろうと考える時がありました。

家の前で、どちらからともなく手をつなぐ二人。
気がつけば、踵を返して走り出していました。

ドラマ『けむたい姉とずるい妹』 第3話 感想&まとめ

家には帰らなかった律とじゅん。らんはその間もひたすら律の帰りを待っています・・・。

泥沼の始まりですね。

それにしても、何故律はらんと結婚することになったのでしょう?らんは子供がいないのにベビーグッズを持っています。恐らくその辺にも事情がありそうです。

今後の展開に目が離せません!

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