ドラマ『けむたい姉とずるい妹』 第1話 私の元カレは妹の旦那・・・険悪な姉妹が同居することに!

©「けむたい姉とずるい妹」製作委員会

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姉・東郷じゅん(栗山千明)と妹・三島らん(馬場ふみか)は、母(雛形あきこ)の葬儀で13年ぶりに再会。

じゅんは幼い頃から、母に“良い子”像を押し付けられ、お気に入りの服やおもちゃなどの大切なモノを自由奔放な妹・らんに奪われてきたことで不満を募らせていました。

さらに妹・らんの夫・律(栁俊太郎)はじゅんの元恋人。

葬儀後、じゅんが母が遺した家に住み始めると、妹夫婦も引っ越してきて・・・。

これ以上大切なものをらんに奪われるのは許せないじゅんは、2人と一緒に住むと啖呵を切り、妹、元カレであり妹の夫との奇妙な3人暮らしが始まりました。

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ドラマ『けむたい姉とずるい妹』 見どころ

原作は、ばったんさんの同名マンガ(講談社)。

性格が真逆なじゅんとらん。らんの夫・律がじゅんの元恋人だったことで音信不通だった姉妹が13年ぶりに再会します。険悪な姉妹は母の死をきっかけに互いを意識するあまり一緒に暮らすことになりますが・・・律がじゅんへの思いを再び募らせて、再び三角関係に!

じゅんを栗山千明さん、らんを馬場ふみかさん、律を栁俊太郎さんが演じ、一人の男をめぐって壮絶な姉妹喧嘩が始まります。

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【ネタバレあり】ドラマ『けむたい姉とずるい妹』第1話あらすじと感想

母の葬儀

東郷じゅん(栗山千明)は、末期がんだった母(雛形あきこ)を看取り、葬儀で喪主を務めることに。
親戚のおばさんは「泣いてもいいのよ」と言いますが、じゅんは泣くことができません。

本当は人目を気にせずに泣きたい。
でも、母から「しっかり者だから」「正しく生きるのよ」と言われ続けてきたじゅんには、とても難しいことでした。

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じゅんは清く正しくしっかり者の理想像を押し付けられたと思っています。

葬儀も終盤にさしかかった頃、妹のらん(馬場ふみか)が駆け込んできました。
らんは到着するなり母の棺の前で泣き崩れ、参列者の涙を誘います。
じゅんは、呆気にとられながら“ああ、全然変わってない”と思います。

「この女はいつも自分のものにしていく」

じゅんとらんが会うのは実に13年ぶりでした。
性格が真逆な二人。自由奔放ならんは、洋服やおもちゃなどいつもじゅんの大切なモノを奪ってきました。

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じゅんがそれを怒ると、母にはじゅんが怒られていました。

そして、らんの結婚で姉妹仲は決定的になります。
らんの夫・律(栁俊太郎)は、じゅんの高校時代の元カレだったのです。

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律はじゅんにとって「一番好きだった人」でした。

じゅんはこの葬儀をもって「姉妹は終わりにしよう」と固く心に誓うのでした。

引っ越し

じゅんはカウンセラーの仕事をしています。
今日も、3年前に浮気した夫のことを忘れられない女性の堂々巡りの話を根気よく聞き続けます。

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「自分で断ち切らないとずっと立ち直れない」というセリフが出て来て、このお話の芯になりそうです。

仕事を早上がりしたじゅんは、実家へ引っ越しました。
縁側に寝転がり久しぶりの感覚を懐かしく感じていると、玄関から物音がします。

なんと、らん夫婦が引っ越してきたのです。
じゅんは驚いて「あんたがここに住む資格なんてない」と噛みつきます。

moyoko

じゅんは母を一人で看病してきた自負があります。妹は何もしていないと思っているのです。

しかしらんは、じゅんがいない間に母の見舞いには行っていたと主張します。
らんにとって、姉はいつも自分が正しいと思っていて、自分だけが頑張っているという顔をしているように見えています。

あの時、らんは姉から「二度と顔を見せるな」と言われたから、気を遣って顔を合わせないようにしてきました。

「私はあなたを一生許さないから」

「勝手に怒ってればいいじゃん」

moyoko

バッチバチの姉妹バトルです。

律は「じゅんちゃん、ごめんね。勝手なことして」と謝ってきますが、じゅんには届きません。

じゅんは煙草を吸いながら、これまで妹に奪われてきたものを思い返します。
ダイヤのピアス、べっ甲の髪留め、カシミアのマフラー、ラベンダー色のカーディガン・・・そして一番好きだった男。

何より腹立たしいのは、そのどれもが自分よりずっと妹に似合うこと。

「やっぱり、私、ここに住む!」

これ以上妹に奪われたくないと思ったじゅんは、そう妹夫婦に啖呵を切ります。

moyoko

緊張感のある家になりそうですね・・・。

真っ黒な眼

じゅんと律は高校の同級生でした。
律はいつでもどこでも寝ていて、なのに成績はいつもトップ。

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いわゆる努力せずになんでも出来る人というやつです。

じゅんは律の真っ黒で底のない穴のような眼が苦手でした。
ある日、じゅんは河原に座る律と遭遇します。律は煙草を吸っていました。

「一緒にさぼる?」

そう言って自分を見る律の真っ黒な眼に、じゅんは真っ逆さまに落ちて行ったのです。

moyoko

でも、今は妹の方が律のことをよく知っているのでしょう。

じゅんは今日も堂々巡りの患者を相手にしていました。
患者はじゅんがいつも自分の話をちゃんと聞いてくれるので、「先生は本当に良い人ですね」と言いました。

その時、じゅんのトラウマが蘇ってきます。

「あなたはいい子なんだから」

という母の言葉です。
そのことで仕事を忘れてしまったじゅんは、患者に少しキツイ言葉をかけてしまいました。

けむたい夜

その夜、堂々巡りの患者がパニックに陥り、オンライン診療を受けたいと連絡が入りました。昼間の自分の発言のせいだと思ったじゅんは、急いで対応します。

自分の部屋で相談を受けていると、酔ったらんが帰ってきました。
らんは、介抱する律に「眠るまでここにいて」と甘えています。

じゅんは集中して患者に語りかけます。

「物事は小さな事が積み重なって今の結果を招いている」
「あなたに何一つ間違いなんてない」
「出来事全てに原因があるわけではない」

じゅんは自分の口から出る言葉を、頭の中で否定し続けます。

moyoko

自分にとってその言葉は当てはまらないと思うからです。

「あの時あいつに会わせなければ・・・」

じゅんは患者には「もう過去に囚われるのはやめませんか」と言いながら、自分は過去に囚われっぱなしでした。

「今、そっち側にいるのは私だったのに」

落ち着きを取り戻した患者は、「先生は本当に良い人ですね」と言って診療を終えました。
パソコンを閉じたじゅんは「ダメだ」と思います。

「こんなところにはいられない」

じゅんは荷物をまとめて玄関に向かいます。
すると、縁側から煙が漂ってくるのが見えます。

煙草を吸っているのは律でした。

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律は、煙草を嫌がるらんのために「やめた」と嘘をついていました。

律はあの時のように「一緒に吸う?」と言いました。
じゅんが律の隣に座って煙草を取り出すと、律は顔を近づけ、くわえた煙草でじゅんの煙草に火をつけました。

「俺、ずっと会いたかったよ。じゅんちゃんに」

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おっとーーー!!

じゅんは、あの時と同じように真っ逆さまに落ちていくのでした。

ドラマ『けむたい姉とずるい女』 第1話 感想&まとめ

漫画原作ということもあり、あらすじだけで面白そうだなと思い見始めましたが、期待どおりの作品でした。お三人とも、ハマり役だと思います!

らんは、実家に住むことを「復讐」だと言いました。そして、律が怒っているかどうかをずっと気にしています。当然ながら、らんにはらんなりの思いがあるはずです。

バチバチの姉妹バトル、今後の展開が楽しみです!

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