経理部としての仕事をきっちり果たすも、私生活が乱れ始めた森若(多部未華子)。
『これは経費で落ちません!』第3話では、太陽(重岡大毅)の要望により、森若がデートへ。
しかし、営業部の中島(松井愛莉)たちとばったり会ってしまい、それどころではなくなります。
そして話題は馬垣(岡崎体育)という男の話です。
逃げる男・馬垣に、会社は大いに荒れることになります。
目次
『これは経費で落ちません!』第3話あらすじ
山田太陽(重岡大毅)の熱烈なアプローチに根負けし、2人で食事に出かけた森若さん(多部未華子)。
しかし、後輩の真夕(伊藤沙莉)らと店で鉢合わせになり、営業部の希梨香(松井愛莉)の愚痴を聞かされる。
彼女が、怒りの矛先を向けるのは、一緒に新商品のデザインを企画している先輩社員・馬垣(岡崎体育)。
森若さんは、企画の責任者である山崎(桐山漣)から「馬垣は逃げる男だから気をつけて」と忠告されるが…。
出典:『これは経費で落ちません!』公式ページ
【ネタバレ】『これは経費で落ちません!』第3話の感想
太陽(重岡大毅)のせいで、森若(多部未華子)のプライベートが崩れていく
森若(多部未華子)との距離を縮めたい太陽(重岡大毅)は、やっとの思いで彼女と食事に行くことに成功。
森若の方は、1時間で帰ると決めます。
なので、フレンチに行こうという申し出を断り!居酒屋に行きます。
冷ややっこなど、1時間以内に済ませそうな物だけを頼む森若。
なんとか話を盛り上げ、距離を縮めたいと思う太陽。なかなかうまくは行きません。
そこに偶然、中島(松井愛莉)たち女子社員がやってきましてね。
「2人、付き合ってるんですか!?」と聞くのです。
森若は全力否定!太陽は落ち込みます。
しかも、隣りの席に座った中島たちの話が気になって仕方がない森若。
とある社員のせいでストレスが溜まりまくった中島は、会社の人を呼び、大宴会にしちゃいました。
森若は予定通り1時間で居酒屋を後にしますが、営業部のエースである太陽は返してもらえません。残念でしたね。
馬垣(岡崎体育)は逃げる男
中島のイライラの原因は、7年ぶりに本社に戻ってきた営業部の男性社員、馬垣(岡崎体育)の存在です。
仕事ができないならわかります。やらないんです!
仕事の経過を聞いてもやっていないので、中島が代わりにやると「手伝いましょうかー?」って、いやあんたの仕事ですよ!
しかも、パッケージのデザインをデザイン会社にお願いしたら、予定していたものと違うデザインで勝手にOKする馬垣。
これじゃマズいと言うと、デザイン会社は再びデザインをし直す羽目に。
中島が謝罪をするのですが、本来なら馬垣がするべきことです!
しかし、馬垣は早退し、交通事故に遭ったとかで、翌日両腕に松葉杖をついて出勤。
誰も怒るに怒れない状態なんですね。これは同僚として最悪。
同じチームなら確実に説教!そして仕事も回しません。
馬垣がこういう人物であることを知っている山崎(桐山漣)は、森若に馬垣の注意報を促します。
「彼は、逃げる男なんです。気をつけてください」
ということは、経理にも迷惑をかけてくるフラグですね。
あれは追うなと思っても…
松葉杖を付き、あんまり仕事できないモードの馬垣。
経理部にも、デザイン料の請求書を持ってきますが、バランスを崩して倒れそうになったりします。
それでも森若たちは、きちんと経理としての仕事をこなします。
そこに影響がなければ、正直経理部としては気にならないみたいです。
まぁ、余計に経費が掛かることは許せませんが…。
その日の夜は、定時で仕事を終わらせ帰宅する森若。
そこで彼女は見てしまいました。
馬垣が松葉杖を脇に抱えて歩いているではないですか!!
衝撃の瞬間を見た森若は「うさぎは追うな!うさぎは追うな!」と、深い入りしないように足を止めます。
つまり、交通事故も嘘。謝るのが嫌だった馬垣は、やっぱり逃げたということですね。
森若も、ここで馬垣を追わなくても、この後の展開で絶対問い詰めるべき時が来るであろうとわかります。
緊迫した経理部。少しの気遣いも許されない
家に帰り、予定通り食事をすませた森若。
するとそこに、経理部の後輩である佐々木(伊藤紗莉)から電話が入りました。
実は彼女、定時の時間にはすぐに上がらず、10分程度の残業で終わると思って残りました。
が、振り込みの合計金額とシステムの金額が合わず、10分以上も残業をすることになったのです。
書類上の数字より、システムの数字の方が遥かに多い!
しかも、その差額は119万4千円!
90円の誤差でも必死で原因を探し、数字をキチンとしていかなくてはいけない立場上、そんな大金が合わないとなると経理部として大問題です。
翌日、佐々木、森若、田倉(平山浩行)は定時より早く出勤し、手あたり次第に原因を探し出すために書類をひっくり返します!
部長の新発田(吹越満)も手伝おうとしますが、「結構です!」と全員に断られます。
仕事に集中するため、田倉は耳栓をし、もう誰も話しかけてはいけないムードです。
経理部のこのピリピリ状態を見た吉村(角田晃広)はニヤニヤしますが、太陽はここぞとばかりにお茶を持っていき、場を和ませようとしました。
彼としては、森若からの好感度を上げるチャンスだと思ったのでしょう。
「お茶はデスクに置かない!ファイルから遠くの場所に置く!」
怒鳴られ、完全に裏目になりました。
原因は…やっぱり馬垣(岡崎体育)
どれだけ探しても原因となる請求書が出てこない経理部。
記載ミスやシステムのバグも考えられますし、間違ってデータを消してしまったなんてことも考えられます。
が、佐々木は以前にそのミスをしたことがあるので慎重になっています。
しかし、その延長線上におかしなことがありました。
馬垣からのデザインの請求書を受理したのですが、そのあと森若も馬垣からのデザインの請求書を受理したのです。
2重に申請をしてしまったと思った佐々木は、馬垣に確認し、森若の方を消していいと言われたので佐々木はそれを消したのです。
すぐに確認を取ろうと馬垣を呼び出そうとしましたが、なんと父親が交通事故に遭ったから帰ったと…。もう、明らかに嘘です!
翌日には何事もなく出社してきたので馬垣を経理部に呼び出し、話を聞いてみると、なんとそんな確認をされた覚えはないと言います。
佐々木は電話で聞いたと主張しますが、電話なんてもらってない、責任を擦り付けるなという馬垣。
これは…さすがに許せんよ!森若も許せんと思ったのでしょう。
馬垣さん、仕事中にケガをしたということは、労災の申請をしたのですよね?病院には行かれましたか?などと、保険の話を始めたのです。
これに言葉を詰まらせる馬垣。あー、病院に行っていないことがバレますねぇー。
ただ包帯を巻き、松葉杖を付いているだけだということを知っているからこそツッコめるわけです。
そして、馬垣が経理の数字をメチャクチャにした証拠がついに登場。
中島が馬垣のデスクから、くしゃくしゃになった多額の請求書の書類を見つけ出したのです。
これらの合計を合算すると、ついに数字はピタリと合いました。
数字を隠蔽したり、逃げたり、書類を捨てようとしたりするのはもちろん悪いですが、何でもかんでもポンポン判子を押す吉村も叱責されます。
これはさすがに言い返せない吉村。
自らも頭を下げ、馬垣も厳しく叱り、営業が経理に頭を下げる形となりました。
これで一件落着?
馬垣は結局、処分を受け、今まで迷惑をかけられていた中島は彼から解放されてスッキリ!です!
食えない男の山崎(桐山漣)、森若(多部未華子)にすべて見透かされる
それにしても、どうして丸めた領収証があったのか、森若はそこが気になったのです。
中島に話を聞くと、どうやら彼女は山崎から指示を受けて馬垣のデスクから書類を探している時に見つけたのでした。
これはもしかして、中島に書類を見つけさせるため山崎が指示したのでは?
森若のこの読みは当たっていました。
山崎としては、馬垣が何をミスしようとも、問題を起こそうとも気にしないという姿勢。
それは、自分の意思を会社がいつまでも聞いてくれないからという、若干恨みめいた気持ちから来ていたみたいです。
営業部で多くの実績を上げている山崎ですが、本当は商品開発をしたくて天天コーポレーションに入社したのでした。
しかし、営業力を見込まれてしまったことで営業部へ。
10年経ったら異動するよ!みたいな約束をされたのですが、その10年が経った今、異動をしてくれなさそうだったんです。
自分の意見を通してくれない。だからこそ、馬垣のことも放置する会社がどうなるか、見ていようと思ったのです。
森若に対し、馬垣は逃げる男と忠告はしたものの、そんな彼をどうにかしなくてはという想いは山崎にはなかった様子。
二枚目なのに、太陽と違って結構冷めた人でした。
経理部は逃げることのできない部署だからこそ言える
馬垣を野放しにしていても、自分の責任ではないと主張する山崎。
しかし、経理の観点から言えば、山崎にも責任があります!これにはとっても驚きました。
もし山崎が、馬垣が請求書を隠蔽したりなどしなければ、経理部の早朝出勤分の給与や、佐々木の残業代などのコストがかかることがなかったのです。
結果、山崎は会社に2万9,964円の損害を出したことになるのです。
会社が自分の言い分を聞いてくれないからと言ってそうしたということは、山崎も逃げる男になっていたということ。
それを聞かされ、山崎はハッとします。
営業部は失敗しても挽回のチャンスがあります。
しかし、経理はそうは行きません。
会社のお金から一切逃げることができない、それが経理の仕事!
そう言われると、どれだけ森若たちが勇敢なことか!頭が上がりません。
嫌いじゃないが好きでもなく、得意
森若の言葉に感化された山崎。
開発部への異動を聞き入れてくれないという理由で、退職届を出しました。
これには吉村も焦ります!
なんとかなんとかはぐらかそうとしますが、山崎も引き下がりません。
ひたすら問答!いや、コントです。
結局、はぐらかされてしまった山崎ですが、仕方がないなぁという表情です。
今までは営業の仕事が大嫌いだった山崎ですが、得意なことは確か。
そして何よりも、今はそこまで嫌いじゃなく、仕事に前向きに取り組むことができるようになったのです。
森若の言葉は本当に人の心を変える天才。
そんな森若が苦戦するのは太陽の存在。
またも食事のお誘い!ガンガン押してくる太陽と、押されてまくって嫌いじゃないんだけど…という気持ちの森若。
ふたりの恋の行方も、この先の楽しみですね!
『これは経費で落ちません!』第3話あらすじ・ネタバレ感想まとめ
【 #これは経費で落ちません !】出演: #多部未華子 、 #重岡大毅 、 #桐山漣 、 #松井愛莉 、 #岡崎体育 ほか。今夜10時第3話放送です。岡崎体育演じる馬垣の持ってきた請求書で経理部がパニックに!こいつ・・やばい奴かも!? pic.twitter.com/rqSP87Uc8v
— NHKドラマ (@nhk_dramas) August 9, 2019
経理部の佐々木は、間違ったらすぐに謝る人です。
そして、二度と同じ間違いをしないように、より一層注意をすることができます。
しかし、馬垣は自分に都合が悪くなると逃げます。
しかも、嘘の理由を並べまくるのでたちが悪く、ケガをも捏造。
悪いことをしたのにもかかわらず、悪びれず、逃げる!
これやる人、世の中にもいますよねぇ。
少なくとも、私は人生で結構この手の人に会いました。
後ろめたい気持ちがある人って、やっぱりいい仕事できませんし、人間関係も良くないので、あまり良い人生を送っている人はいませんでした。
ミスをしたならきちんと謝る!逃げない!
逃げたっていいことないことを、改めて知らされました。
子供でも分かりそうなことなんですが、プライドが邪魔したりしてなっちゃうんですよね。
失敗は恥ずかしいことじゃありません。成長に必要です!
しかし逆に、失敗が許されない経理部。
だからこそ、原因をしっかり突き止めるという姿勢があるからこそ、森若たちは仕事を続けられるのです。
あんな経理部がいれば、安心できるビジネスができるだろうなぁと思いました。
そんな森若ですが、恋やプライベートがなかなかうまくいかなくなってきました。
太陽に対する想いも変化しているので、今後どうなるのかが楽しみです!
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