「ジャンプSQ.」「少年ジャンプ+」にて連載中の城戸みつるによる同名作品をアニメ化した『カワイスギクライシス』。
あまたの星々を支配下に置く宇宙帝国”アザトス”の調査員であるリザ・ルーナが、派遣先の地球で”猫”と遭遇するところから始まるSFコメディです。
ついに、うさぎを飼うことを決心したガルミとラスタ。
メルヘルム店長による”うさぎを飼うための試験”にも無事合格し、晴れて「ひなた」を飼うことに。
ガルミとラスタはひなたのモフモフカワイイを宇宙に広めるために動画配信をすることにしますが、なかなか再生数が伸びないことに悩んでいました。
そこで、先輩配信者の薫に相談します。
早速、第9話「ヒカゲモノ」をレビューしていきたいと思います。
目次
アニメ『カワイスギクライシス』前回第8話あらすじと振り返り
ガルミは地球上に可愛い生き物があふれている中、地球人たちがどうやってペットを選んでいるか不思議に思っていました。
飼い主とペットの出会いを聞くため、様々な飼い主の話を聞くことにしたガルミ。
次第に自身も運命的な出会いをしたいと思うようになり、アニマルカフェ・「メルヘルム」に単身赴きます。
そこでメルヘンな可愛い動物・うさぎと出会い、やがて飼い主となることを検討し始めるのでした。
【ネタバレあり】アニメ『カワイスギクライシス』第9話あらすじ・感想
猫と仲良くするには?
リザ家にやって来たフィアナは、ガルミがうさぎにご執心だと知り、うさぎの写真を見せてもらいます。
その可愛さにノックアウトされたフィアナは、リザやガルミが可愛い生き物と仲良くしているのにもかかわらず、自分は好かれないことを気に病んでいました。
そんなフィアナに、リザはよぞらと遊ぶ様子を見学させることにします。
なんだかんだリザも未だによぞらとのコミュニケーションに悩んでおり、スキンシップに慣れていっているところでした。
一方のよぞらは、当たり前のようにリザの膝に懐いており、悔しいフィアナはよぞらにおもちゃを差し出してみます。
すると、よぞらはリザを見上げ、まるで「相手をしたほうがいいか」と問うような視線を投げかけてきました。
リザが面倒なフィアナの相手をしてあげてほしい……と念じると、よぞらに上手く伝わったのか、フィアナの持つおもちゃをちょいっと触ります。
フィアナは大喜びし、リザが心中でよぞらを褒める中、事件が発生。
何気なくリザが振ったおもちゃに、よぞらは大きなリアクションを示したのです。
結局、リザのほうが懐かれていると実感することになったフィアナは悔しさを露わにし、リザは誇らしい気持ちになってしまいました。
urara
運命的な出会いじゃなくても……
――5年前。
輪から外れて一人でいたラスタに声を掛け、一緒にいると言ったガルミ。
「みんなと違う景色を見ている君は、みんなと違う楽しさを持ってると思う」と笑ったガルミに、ラスタは心打たれました。
――そして、現在。
メルヘルムでうさぎを飼うか検討中だったガルミは、輪から外れて一羽でいたうさぎが気になり、ずっとそばで見ています。
ラスタはその様子に昔の自分たちを重ね、不思議な気持ちになっていました。
どちらにせよ、ガルミが幸せならいい、そんな想いで……。
メルヘルムの店長・波風から、一度保護者を交えて話し合おうと提案されたガルミは、リザを連れて再来店します。
ガルミは気になっているうさぎを飼おうか悩み、さらに自分はモフモフなら何でもいいんじゃないかと悩んでいました。
リザは、最初は運命的な出会いでなくても、一緒に暮らしているうちに「うちの子が宇宙一カワイイのでは」という心境になってくると語ります。
やがてリザと鮫井の親バカ対決が繰り広げられ、ガルミはその隙にラスタに相談しました。
ラスタは動物アレルギーがあるので、ペットを飼うことになれば家を追い出されてしまうのではないかという可能性まで考えていましたが、あくまでガルミはラスタと一緒に飼うつもりです。
ガルミのそばは「日向みたいに暖かくて心地いい」と話すラスタは、集団行動が苦手なこのうさぎには共感できるし、うさぎも同じように思うのではないかと言います。
こうして二人はうさぎを迎え入れることに決め、ガルミはラスタの言葉から「ひなた」と名付けるのでした。
urara
ようこそ、うさぎさん
波風によるうさぎを飼うための試験に見事合格したガルミとラスタは、ついにひなたを自宅へお迎えしました。
そろそろ、しばらくはケージから出さないほうがいいと言われていた最初の一週間が経ちます。
リザはすっかりうさぎ派になったガルミと、猫派の自分とで、宇宙を巻き込んだカワイイの覇権争いが始まってしまうと懸念していました。
それを聞いた華澄が「心底どうでもいい」とお茶をすする頃、ガルミとラスタはひなたの可愛さを宇宙に伝えるべく、動画投稿に挑戦!
なかなか再生数が伸びず、先輩配信者の薫に相談することにしました。
薫は、ひなたの可愛さに夢中すぎてアップで録りすぎているガルミと、そんなガルミを止めたいのにアレルギー反応が出てしまい止められないラスタの姿を見て、早速匙を投げます。
自分には手に負えない案件だと言って帰ろうとする薫に、ガルミとラスタは縋りついて引き止め、お礼を用意していると言いました。
そのお礼――小町がやって来て、薫は帰ろうとしていた足を止めるのでした。
urara
駆け出し動画配信者!
おとなしくて、基本的にじっとしているひなた。
最初は動画映えしないと言っていた薫ですが、ガルミとラスタの様子を見て考えが変わります。
初めてケージから出た時も堂々としていて、客人が来ても我関せずと落ち着いているひなたを、「マイペースな子なんです」と伸び伸び飼育している二人。
そう言われてみれば、ひなたは貫禄があるようにも見え、薫はそんなひなたの特徴と、ひなたの可愛さを言葉で表現できるガルミとラスタの能力を活かしていこうと提案しました。
薫の考えた「初めての部屋の散歩なのに全然動かないひなた」というタイトルで投稿した動画をきっかけに、高評価をつけてもらえるようになったガルミとラスタ。
これでひなたの可愛さを宇宙に広められる、憧れのリザにも追いつける、と奮闘する二人を見て、リザは覇権争いなどと考えていた自分に反省します。
そして、二人の後輩のことをそっと応援することに決めたのでした。
urara
アニメ『カワイスギクライシス』第9話まとめ
いかがだったでしょうか。
前回に続き、うさぎ回だった第9話。
ついにガルミとラスタがうさぎをお迎えし、モフモフカワイイ仲間が増えましたね。
フィアナは未だに生き物とのコミュニケーションに悩んでいますが、リザの宇宙の仲間たちに猫やうさぎの可愛さが伝わるのも遠くない(?)気がしてきました。
次回、第10話も楽しみです。