「ジャンプSQ.」「少年ジャンプ+」にて連載中の城戸みつるによる同名作品をアニメ化した『カワイスギクライシス』。
あまたの星々を支配下に置く宇宙帝国”アザトス”の調査員であるリザ・ルーナが、派遣先の地球で”猫”と遭遇するところから始まるSFコメディです。
ガルミは地球上に可愛い生き物があふれている中、地球人たちがどうやってペットを選んでいるか不思議に思っていました。
飼い主とペットの出会いを聞くため、様々な飼い主の話を聞くことにしたガルミ。
次第に自身も運命的な出会いをしたいと思うようになり、アニマルカフェ・「メルヘルム」に単身赴きます。
そこでメルヘンな可愛い動物と出会い……。
早速、第8話「メグリアイ」をレビューしていきたいと思います。
目次
アニメ『カワイスギクライシス』前回第7話あらすじと振り返り
部屋が猫グッズだらけのリザは、母船に一時帰還するよう指令が出たので、猫の可愛さに慣れさせるためにいくつか持っていくことにします。
その後、リザは艦長の指示でよぞらのサイボーグを作成。
そのサイボーグ――メカよぞらは、よぞらの行動を学習し、だんだん可愛さを磨いていきます。
すると、よぞらがリザを取られまいとさらに甘えてきて、よぞらVSメカよぞらのカワイイ大戦争が始まりました。
そんな中、フィアナがメカよぞらを回収しに来ます。
知能が高すぎたメカよぞらは、オリジナルのよぞらに敵わないことを察し、卑屈な言動を繰り返してはリザと離れることを拒みました。
しかし、母船のリザの部屋で飼われると知ると、得意気に帰っていくのでした。
【ネタバレあり】アニメ『カワイスギクライシス』第8話あらすじ・感想
巡り合い?
可愛い生き物が溢れる地球で、地球人たちがどうやってペットを選んでいるか不思議に思っていたガルミ。
リザの勧めで、ペットを飼っている人たちから話を聞くことにしました。
最初に話を聞かせてくれたのは、柴犬の「豆彦」を飼っている猿藤七絆(CV.稗田寧々)です。
リザたちの生活圏内に住んでいる七絆は、まだ「地球のカワイイ」に免疫がなかった頃のガルミとラスタを知っているので、あからさまに警戒しています。
しかし、豆彦について聞かせてほしいと頼むと即座に食い付き、豆彦との出会いを語ってくれました。
かつて引きこもりだった七絆は、豆彦を飼い始めたことで現在の明るい性格になったらしく、それこそ暗かった過去など想像できないほど話し続けます。
リザはまだまだ話し足りない様子の七絆の相手を引き受け、ガルミとラスタを先に帰らせるのでした。
urara
ペットと飼い主、運命の出会い
リザに七絆のことを任せたガルミとラスタは、光彦とささらを訪ねました。
urara
光彦はハムスターが大好きで、現在飼っているミツ郎は17匹目のペットなんだとか。
友人が飼っていたハムスターに子供が生まれ、その子供の可愛さに衝撃を受け、譲ってもらったのが始まりだと言います。
ペットのハムスターが亡くなるたびに、悲しすぎて「もう飼わない」と思うものの、運命的な出会いを繰り返し、今のミツ郎まで至っているそうです。
一方、ささらが飼っているハリネズミ・ネギ丸との出会いは、ペットショップでした。
祖父が飼っているハムスターを見てペットへの憧れがあったささらは、初めてハリネズミに触れた時、素手ではいけないと言われていたのにもかかわらず、素手で触りました。
そして、トゲトゲして痛いと言ってもタワシくらいだろうと思っていたのに、実際には剣山レベルの痛みだったハリネズミのトゲトゲに、見事ハマってしまったのです。
なかでも、最初に触ったネギ丸が一番トゲトゲしていたため、ネギ丸を迎え入れたとのことでした。
光彦の話には半ば感動していたガルミとラスタでしたが、ささらの特殊な話にはついていけず、呆気に取られてしまいました。
その後も、向井や小町からペットとの出会いについて聞き、きっかけや理由はいろいろあっても、皆同様にペットと運命の出会いを果たし、強い絆で結ばれているのだと知ります。
メルヘン可愛いウサギたち!
飼い主たちからペットの話を聞き、次第に自身も運命的な出会いをしたいと思うようになったガルミ。
薫の友人である鮫井咲仁(CV.梅田修一朗)が働くアニマルカフェ・「メルヘルム」を紹介してもらい、勉強のために一人で乗り込みます。
リザが初めて猫カフェへ行き、猫と出会った時のような衝撃を体験したいというガルミの思いを尊重して、彼女を見送ったリザ。
華澄と小町の話から、メルヘルムが「ウサギ」のカフェであり、犬や猫に次ぐ人気を誇るペットだと知ると、まだ見ぬウサギの姿に思いを馳せます。
結局、ガルミが心配で落ち着かなくなり、ラスタとともにメルヘルムへ向かうことにしました。
するとそこには、ウサギのあまりにもメルヘンな可愛さにノックダウンされたガルミの姿が……。
そして、リザとラスタも同様に、骨抜きにされてしまうのでした。
urara
ガルミのことが心配で追いかけてきたのに、再起不能になってしまったリザは、自宅へ強制送還。
残ったラスタはウサギでもアレルギー反応が出てしまうようで辛そうでしたが、ガルミとともにウサギについて学びます。
ウサギの可愛さを広めたい鮫井は、自身のペットであるウサギの「モモ」にも会わせてくれました。
ウサギの魅力とは?
メルヘルムには、薫と小町もやって来ました。
カップルデーだから割引だと教える鮫井に、「付き合っていない」と言いながらまんざらでもない様子の二人。
薫は「”まだ”告白してない」と呟き、小町をドキドキさせるのでした。
そんな薫は、鮫井に宇宙人の知り合いを紹介してしまったことを心配していましたが、当の鮫井はガルミのことを気に入ったようです。
ウサギを飼おうか検討しているガルミに、メリットだけでなくデメリットも交えて、飼い方などをレクチャーしてくれました。
やがて、鮫井の父でありメルヘルムの店長である鮫井波風(CV.立木文彦)に店番を交代すると、店から繋がる自宅スペースでモモと交流させてくれます。
urara
モモはあまのじゃくなところがあるようで、鮫井に懐いてはいるようですが、なかなか指示通りに動いてくれません。
モモの魅力を伝えきれず悔しがる鮫井でしたが、ガルミとラスタは思わぬタイミングでモモの可愛いポーズや仕草を目撃し、その可愛さに感激します。
リザの自宅へ戻ったガルミとラスタは、メルヘルムでの話を聞かれますが、ウサギにハマって帰ってきたはずなのに、上手く説明できずにいました。
なぜなら、帰り際に会った店長・波風のキャラが濃すぎて、記憶を塗り替えられたような気持ちになっていたからでした。
アニメ『カワイスギクライシス』第8話まとめ
いかがだったでしょうか。
ウサギ回だった第8話。
ふわふわもこもこでメルヘン可愛いウサギさんたちに、みんな骨抜きにされてしまいました。
あまのじゃくで内弁慶なモモちゃんも魅力的!
また、ペットと飼い主の運命的な出会いが描かれ、様々な関係の在り方が見えましたね。
リザの一口に運命とは言わない姿勢も素晴らしかったです。
次回、第9話も楽しみです。