「ジャンプSQ.」「少年ジャンプ+」にて連載中の城戸みつるによる同名作品をアニメ化した『カワイスギクライシス』。
あまたの星々を支配下に置く宇宙帝国”アザトス”の調査員であるリザ・ルーナが、派遣先の地球で”猫”と遭遇するところから始まるSFコメディです。
様子がおかしいリザを心配し、地球に後輩のガルミとラスタがやって来ました。
そこで、よぞらを見た二人は、あまりの可愛さに暴走してしまいます。
改めて地球のカワイイ生き物は危険と感じたリザは、猫と犬以外のペットを飼っているささらと光彦を、華澄に紹介してもらうことにしました。
うちの子が宇宙一カワイイと豪語する二人のペットに、リザは耐えられるのでしょうか……。
早速、第3話「ユズラナイ」をレビューしていきたいと思います。
目次
アニメ『カワイスギクライシス』前回第2話あらすじと振り返り
捨てられていた猫・「よぞら」を飼うことになったリザ。
可愛すぎるよぞらが全力で甘えてくるので仕事に手がつかないばかりか、部屋から出ることすらできない危機的状況に陥ってしまいます。
地球人はこのカワイイの波状攻撃にどうやって抗っているのか、猫を飼っている向井や隣人の小町に聞いてみることに。
しかし、向井も小町も相当な親バカで、リザの悩みの解決には至りませんでした。
【ネタバレあり】アニメ『カワイスギクライシス』第3話あらすじ・感想
リザの後輩たち
リザの後輩であるガルミとラスタが地球に降り立ち、早速リザを尋ねてきます。
一方のリザは、後輩たちが急に猫の可愛さを浴び、卒倒してしまうことを心配して追い返しました。
それでも諦めないガルミとラスタが部屋へ戻ってくると、リザは気持ちよさそうに眠っているよぞらを華澄と小町の背後に隠し、後輩たちの相手をします。
リザがあまりにも調査報告をしないため、アザトスにはだいぶ歪んだ猫の情報が伝わっていると知った華澄と小町は苦笑しますが、宇宙人たちは至って大真面目。
やがて、姿の見えない猫の気配に興味津々なガルミとラスタのうち、ラスタが身体の異変を訴えます。
咳、目の充血、肌のかゆみなどなど……これは猫の毒か、攻撃かと騒ぐラスタはついに吐血してしまいました。
ラスタにのみ起こっている異常事態に、リザも慌てて華澄に助けを求めます。
華澄は冷静に「猫アレルギー」ではないかと伝えました。
リザたち宇宙人は、「アレルギー」の存在を知らなかったのです。
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もふもふに狂わされる宇宙人
結局、猫の姿を見られなかったガルミとラスタは、リザの隣の部屋に引っ越してきます。
ラスタが猫アレルギーだと発覚したこともあり、リザ宅には立入禁止命令が出ていましたが、よぞらのエサの時間に合わせて帰っていくリザの後を追い、再び部屋までやって来ました。
バレないようにこっそりと、廊下で様子を窺う後輩たち。
よぞらにエサをあげようとするリザと、エサを催促してリザに甘えるよぞらのやり取りは、姿が見えていれば微笑ましいじゃれ合いです。
ところが、聴覚のみで情報を得ているガルミとラスタにとっては、まるでリザがよぞらに襲われているように思えました。
その矢先、リザが目を離した隙に扉を開けてしまったよぞら。
ガルミとラスタはついに猫――よぞらと対面し、その可愛さに驚きます。
しかし、リザが初めて猫と出会った時のように取り乱すこともなく、ただよぞらを見つめて「可愛い」「もふもふ」と嬉しそうに感想を言い合っていました。
心配していたような事態にはならず、ひと安心のリザと華澄。
意外と大丈夫だったと油断したところに、不穏な空気が流れ始めます。
ガルミはよぞらのもふもふ加減に興奮が抑えきれず、触りたい気持ちでいっぱいになり、力いっぱい抱きつこうとしました。
よぞらは驚いて固まってしまい、リザは慌てて抱き上げます。
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興奮状態で暴走するガルミに対し、ラスタは冷静に見えましたが、猫アレルギーの症状が出ているにもかかわらずよぞらに触りたがり、吐血をしてもなお執着していました。
最終的に後輩たちを拘束したリザは、アマトに連絡を取ってその姿を見せ、今は多くを語れないが猫にかかわると同じ目に遭うと脅すのでした。
地球の生き物は可愛すぎる
ガルミとラスタの暴走を見て、改めて地球の可愛い生き物は危険だと感じたリザは、華澄の祖父といとこが猫と犬以外のペットを飼っていると聞き、紹介してもらうことに。
同行するガルミとラスタは、マンションの前で初めて柴犬を目撃し、そのあまりの可愛さに再び暴走してしまいます。
リザはまたしても二人を拘束し、ようやく亜妻邸に到着しました。
出迎えてくれた亜妻光彦(CV.緑川光)と亜妻ささら(CV.富田美憂)は、リザたちが宇宙人だということを受け入れ、親切に対応してくれます。
ところが、リザが「猫ほどじゃないけど可愛い生き物を探している」と言った瞬間、途端に表情を変えて怒りを露わにしました。
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何はともあれ、二人のペットを見せてもらうことに。
光彦のペットであるハムスターの「ミツ郎」と、ささらのペットであるハリネズミの「ネギ丸」が登場します。
手乗りサイズの小動物を初めて目の当たりにしたリザは静かに分析しつつ悶え、ガルミとラスタはすでに暴走状態、つまり拘束済み。
宇宙人たちが可愛さにやられている姿に苦笑する光彦とささらでしたが、可愛さをわかってもらえて嬉しいと微笑みます。
しかし、リザが負けじと「うちのよぞらのほうが可愛い」発言をしたために、親バカバトルの火蓋が切られました。
うちの子自慢バトル!
バイト終わりの華澄を呼び出し、始まったのはうちの子自慢選手権。
それぞれが自分のペットの可愛いところをプレゼンしていくので、話を聞くだけで暴走してしまう可能性があるガルミとラスタは拘束状態のまま……。
リザはお留守番中のよぞらの愛らしい行動を見せ、ささらはネギ丸の「究極可愛い形態(アルティメットカワイイフォーム)・丸まり」と「最終リラックス形態(ファイナルリラックスフォーム)」のギャップを披露。
光彦はミツ郎がジャケットの胸ポケットから顔を出したり、袖口を出入りしたり、頭の上に乗ったりする懐いた姿を自慢します。
そんな中、華澄は以前飼っていたゴールデンレトリバー・「ムラマサ」との思い出、今飼っているマサムネとの絆を語りました。
感動的な話に、リザとささらは思わず涙を流します。
結局、みんな可愛いし、自分のペットの可愛さは飼い主がいちばんわかっているものだというリザ。
バトルもひと段落ついたと思いきや、ささらと光彦は自分たちのペットの「ケツ」の可愛さをごり押ししてくるのでした。
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アニメ『カワイスギクライシス』第3話まとめ
いかがだったでしょうか。
ガルミとラスタが地球の生き物の可愛さに打ちのめされる一方、アザトスでは猫がどんどん脅威認定されています。
新キャラクターの光彦とミツ郎、ささらとネギ丸も登場し、リザの周囲が賑やかになっていく中、次週は誰が「カワイイ」の餌食になっていくのでしょうか……?
次回、第4話も楽しみです。