「ジャンプSQ.」「少年ジャンプ＋」にて連載中の城戸みつるによる同名作品をアニメ化した『カワイスギクライシス』。
あまたの星々を支配下に置く宇宙帝国”アザトス”の調査員であるリザ・ルーナが、派遣先の地球で”猫”と遭遇するところから始まるSFコメディです。
リザは日々よぞらの可愛さを広めるためにSNSへ写真を投稿していました。
記念すべき100人目のフォロワーが猫写真集も出している大人気アカウントの「白猫しろみ」であることに驚くリザ。
しかも、しろみの飼い主と思われるアカウント主は、お世辞にも上手いとは言えないリザの写真をベタ褒めしてきます。
不思議に思ったリザは直接本人に会いに行き、真意を聞くことに……。
早速、第10話「ダイニンキ」をレビューしていきたいと思います。
目次
アニメ『カワイスギクライシス』前回第9話あらすじと振り返り
ついに、うさぎを飼うことを決心したガルミとラスタ。
メルヘルム店長による”うさぎを飼うための試験”にも無事合格し、晴れて「ひなた」を飼うことに。
ガルミとラスタはひなたのモフモフカワイイを宇宙に広めるために動画配信をすることにしますが、なかなか再生数が伸びないことに悩んでいました。
そこで、先輩配信者の薫に相談し、ひなたの魅力とラスタたちの良さを活かした動画作りを模索していきます。
【ネタバレあり】アニメ『カワイスギクライシス』第10話あらすじ・感想
100人目のフォロワーは……？
リザは日々よぞらの可愛さを広めるため、SNSへ写真を投稿していました。
よぞらの可愛さに思わず手が震えてしまい、ブレブレの写真しか撮れなかったリザが、ようやくまともな写真を投稿できるようになってきた頃、フォロワーが100人に到達！
その記念すべき100人目のフォロワーは、猫写真集を出すほどの大人気アカウント「白猫しろみ」でした。
しろみの写真集を買うほどのファンであるリザは、しろみの写真を撮っている飼い主と思われるアカウント主にも憧れを抱いており、フォローされたことに驚愕します。
しかも、このアカウント主は、お世辞にも上手いとは言えないリザの写真をベタ褒めするリプライを送ってきて、初期のブレブレ写真にもいいねを付けてくれました。
予想外の展開に華澄や小町、向井も動揺する中、不思議に思ったリザは直接本人に会おうとDMを送ります。
華澄たちはリザの行動力に衝撃を受けますが、しろみの飼い主が快く承諾してくれたため、リザまでもが驚くことになりました。
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「白猫しろみ」の中の人
華澄とともに「白猫しろみ」のアカウント主の自宅を訪れたリザ。
しろみやアカウントのイメージから、アカウント主は美女なのでは、大人の女性なのではなど妄想していると、家から申し訳なさそうに出てきたのは、女子高生でした。
その女子高生――羊間茜子(CV.大橋彩香)こそ、「白猫しろみ」のアカウント主であり飼い主の「あかネコ」と呼ばれる人物です。
リザが思っていたよりも若かった茜子に驚く一方、茜子もリザの銀髪を見て外国人だったのかと衝撃を受けます。
やがて、しろみが顔を出すと、本物のしろみに興奮したリザがソファごと倒れたり、上手く喋れなくなったりする様子にも驚かされました。
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ようやく本題に入り、なぜリザの投稿を気に入ってくれたのか尋ねると、茜子は自分に自信がないこと、少し自信のあったカメラを活かして、しろみの写真を投稿し始めたことを語ります。
しかし、予想以上の反響にプレッシャーを感じるようになってしまい、SNSへの投稿を楽しめなくなってきていたそうです。
そんな時、リザの写真を見て、ブレブレでも投稿する勇気や、バズりを気にしない心意気に感銘を受けたといいます。
褒められているのか貶されているのか、わからなくなるような茜子の言葉に、思わず声を上げてしまうリザ。
茜子はリザの胆力に、リザは茜子の写真の技術に憧れ、お互いに「弟子入りしたい」と小競り合いを始めるのでした。
謎の師弟関係
どちらが師匠なのかで揉めるリザと茜子を見て、呆れた様子の華澄。
リザがじゃんけんに勝ったので、まずは茜子が写真について教えることになります。
茜子は自分に特別な技術はないとしながらも、しろみのふとした瞬間、ふとした仕草を見逃さず、静かながら素早い動きで撮影する技術を持っていました。
茜子にとっては何でもない行動でしたが、猫を驚かせたりしたらフォロワーに叩かれるかもしれないといったネガティブな考えや不安が動力源になっていることが判明。
そんな茜子に、リザは「胸を張ってほしい」とイケメン発言をし、茜子もキラキラした目でリザを見つめます。
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リザは自分がよぞらを撮影するところを見てもらおうと考え、「宇宙人」であることをカミングアウトしました。
そして、驚く茜子を連れて自宅へワープします。
白猫と黒猫の撮影会
茜子としろみが自宅へやって来ると、よぞらはどこか緊張した面持ちに……。
やがて、常に堂々としているしろみに触発されたのか、すぐに警戒心を取り払い、お互いの鼻をすり合わせていました。
そんな可愛すぎる奇跡の瞬間を前に、カメラを向けるリザ。
しかし、リザはいつも通りスマホを持つ手が震えてしまい、かろうじて写っている程度のブレブレ写真しか撮れませんでした。
一方の茜子は、リザや華澄が気付かないようなスピードで「鼻チュー」の瞬間を写真に収めており、二人を驚かせます。
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上手く撮れなくても楽しそうにしているリザを見て、茜子は自分も元々は楽しく撮影していたことを思い出していました。
茜子は猫たちの衣装を持ってくると、よぞらとしろみにおしゃれをさせて撮影会を始めます。
あまりの可愛さに卒倒しそうになるリザには、寝転がってインカメラで撮影することを提案。
ところが、リザの上に乗ってきたよぞらがスマホにじゃれついてきて、上手く撮れないだけでなく落としてしまいました。
一方、床に転がったスマホを覗き込むよぞらとしろみは、じゃれついた時にシャッターを押したらしく、見事なツーショット自撮りをしています。
猫のほうが上手く撮れていることに大笑いする茜子は、自分の悩みが晴れていくような気持ちになっていました。
その後、茜子はこれまでと同じく、可愛くておしゃれな写真を撮りつつ、しろみの自由な姿も投稿するようになり、さらに人気になっていくのでした。
アニメ『カワイスギクライシス』第10話まとめ
いかがだったでしょうか。
リザには師匠ができ、よぞらにはお友達が増え、楽しい時間を過ごした第10話。
ラストカットでは、母艦でミキティ艦長とメカよぞらがすれ違う場面が描かれていました。
メカよぞらを見て何か思うところがある様子の艦長……一体何が起こるのでしょうか。
次回、第11話も楽しみです。