Netflixでシーズン2まで配信開始された『環魂』のご紹介です。
この世には実在しないテホ国を舞台に霊魂を巡る術士たちの物語。
豪華な出演陣で話題になりましたが、その出演陣に劣らないストーリーやセット、衣装に魅了されます。
また、演出は『キム秘書がいったいなぜ?』『真心が届く』を手掛けたパク・ジュンファ、脚本はラブコメと言えばのホン姉妹です!
登場人物の多さ、複雑な設定、史劇ならではの小難しさがありますが、楽しめる作品で、主人公チャン・ウクの成長、ウクの小間使いであるムドクを巡る四角関係など見どころは満載です!
・ヒロインのチョン・ソミンは安定の演技力!
・NU’ESTのミンヒョンなど注目の若手俳優からベテラン俳優まで豪華な出演陣です!
目次
『環魂 シーズン1』の主演・注目キャスト
【イ・ジェウク】(役:【チャン・ウク】)
・チョンブ館 官主チャン・ガンの息子
・12人の師匠から破門された
・わがままで傲慢、やりたい放題だが信念は貫く強運の持ち主
【チョン・ソミン】(役:【ムドク】)
・元々は盲目だったが刺客ナクスの魂が入り見えるようになった
・普段はウクを”坊ちゃん”と呼ぶが実はウクの師匠
・ナクスの父親は名門四家に殺されたと思っている
【ファン・ミンヒョン】(役:【ソ・ユル】)
・名門四家のソ家の息子
・無口で穏やかな性格だが天才術士
・驚いたり心が動揺すると方向音痴になる
【ユ・インス】(役:【パク・ダング】)
・松林の総師パク・ジンの甥
・明るく朗らかで空気を読みながら周りに合わせられる人物
・術士としても才能があり、次期総師と言われている
【アリン(OH MY GIRL)】(役:【チン・チョヨン】)
・チンヨ院の院長チン・ホギョンの次女
・ウクのことが好きで縁談を持ち掛けたが破談になったことがある
・いいとこのお嬢様感満載の人物
【ネタバレあり】『環魂』あらすじ・感想
まずは説明から
●登場する主要な場所についてご説明します!
天附館(チョンブ館):天気について記録する王室直属の機関 チャン・ガンが官主
松林(ソンリム):テホ国最大の企業 パク・ジンが総師
鎮妖院(チンヨ院):テホ国内の妖器など貴重な物を保管している場所 チン・ボギョンが院長
穗竹院(セジュク院):テホ国一の医療機関 ホ・ヨムが院長
精進閣(チョンジン閣):術士の教育をする機関
●続いて術士のレベルについてご説明します!
集水(チプス):水の気を集める
流水(リュス):水の流れから気を集める
治水(チス):大気中の水を操る
換水(ファンス):すべての気を操る神業
還魂(ファノン):魂の交換(禁術)
集水 ←弱い 強い→還魂
ウクとムドク
テホ国には名門といわれる家門が4つあります。
パク家、チン家、ソ家、そしてチャン家です。
それぞれの跡取りは若き優秀な術士なのですが、父の手で気門を全て閉じられたチャン・ウク(イ・ジェウク)だけは、12人の師匠に仕えるも術士にはなれずにいました。
口だけは達者で賢く、傲慢なウクは強くて自分の気門を開いてくれる師匠を探していました。
そんな時、多くの術士を手に掛けた刺客ナクス(コ・ユンジョン)が術士との戦いの最中、深手を負います。
ナクスは逃げ込んだ場所で魂を入れ替える”環魂”という邪術を使って、盲目のムドク(チョン・ソミン)の中に魂を入れることに成功します。
Tomomo
そんなムドクと偶然出会ったウクはひと目で環魂人だと気が付きます。
気が付いてないふりをしながら様子を見ていたウクでしたが、ムドクの中のナクスを利用しようと考えます。
ムドクもまたウクを利用しようと近付き、ムドクがウクの13人目の師匠となりました。
修行すれば上手くいくと思っていた2人でしたが、事は上手く運びません。
気門を開いたホ・ヨム(イ・ドギョン)の真気を自分のものには出来たものの、それを操ることが出来ず世子(シン・スンホ)を計らずとも襲ってしまいます。
この事態に松林に軟禁されたウクに総師がウクは「チャン・ガンの息子ではない」と衝撃の事実を伝えました。
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世子を襲ったことで松林を出入り禁止とされたウクは、ムドクと共にタニャン谷に向かいます。
ムドクはそこでウクの修業をするはずでしたが、ウクは術士にはならずに平和に暮らしたいと願っていました。
そこで最高術士の麻衣イ先生(イム・チョルス)に出会います。
ウクの成長
ムドクに諭され修業を始めたウクは目を見張る勢いで成長していきました。
そんな時、町に戻ったムドクがチョンブ館の副官主チン・ム(チョ・ジェユン)の部下であるキルチュに中身がナクスだとバレてしまいます。
キルチュは黙っている代わりにウクに還魂したいと言い連れてくるようムドクに言いました。
キルチュと対峙したウクは環魂されそうになりますが、直前で難を逃れます。
しかもそのことがきっかけで弾水法を習得し、右手の制御ができるようになります。
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キルチュから環魂されそうになるも運よく逃れられたウクでしたが、一緒にいたムドクは深手を負ってしまいました。
環魂に失敗したキルチュから肩を捕まれ毒気を身体に流し込まれたのです。
瀕死の状態のムドクを発見し治療したのはソ・ユル(ファン・ミンヒョン)でした。
ユルは少年時代にナクスに会ったことがあり、ナクスに心惹かれていたことがあります。
そしてムドクの行動や言動からムドクの中にナクスがいることに気が付いていました。
その後、弾水法を習得したウクは世子との正式な決闘で見事勝利し、やっと松林の精進閣(チョンジンガク)に入ることを総師から認められました。
チン・ムの策略
王妃(カン・ギョンホン)が還魂人ではないかと疑い始めたウクと松林の人達は、その正体を探るべく調査を始めます。
同じ頃、10年前に行方不明になったチンヨ院の長女チン・ブヨンが見つかるのですが、それはチン・ムが作り上げた偽物なのです。
チン・ブヨンになりすましているのはサリ村から来た詐欺師ソイ(ソ・ヘウォン)で、本物のブヨンに似ていることからチン・ムの目に止まり、ブヨンとしてチンヨ院に入り込むことになりました。
ソイをブヨンに仕立て上げるためにはチンヨ院の扉を開けることができなければなりません。
チン家の血を吸わせた血虫をソイの身体に入れ込んだものの、ソイが扉の前に立ち手をかざすもびくともしなかった扉は、そこに偶然居合わせたムドクの力で開きました。
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チン・ムの目的は換水の力を持った”氷の石”を自分のものにすることです。
王妃が握っている氷の石をチンヨ院に戻し、チンヨ院の後継者にソイが就けば思い通りにできると考えたのでしょう。
氷の石と帝王星
氷の石が万長会(術士の長が集まる会)で披露され、公認としてチンヨ院でそれを保管することがチン・ムの目的でしたが、万長会の長たちはそれぞれが保管すると言い出し小競り合いが始まります。
しかしウクが先代の意志を尊重すべきだとして言い出し、一旦争いは収まりました。
ウクやユル、世子が裏でこの事態をなんとかしようとしている時、王が氷の石の力を確かめたいと言い出し、人を生き返らせることができると聞いた王はその場にいたムドクに一度死ぬよう告げます。
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そもそもムドクは還魂人です。
氷の石の力を取り込むことができれば、ナクスとしての力を取り戻し暴走することなく生きていけるため、ムドクは絶好の機会を得たわけです。
しかし、殺されかけたその時、氷の石に何かが起こりその力によって精進閣は結界に包まれてしまう事態となりました。
この事態を解決したのは帝王星の元に産まれたウクです。
自分が持つ全ての水の気を使って精進閣に閉じ込められた人を救ったウクは、術士を諦めムドクと共に生きていることを選んだのです。
王妃の正体とムドクの暴走
王妃の正体がわかり、チン・ムの策略は阻まれ全てがいい方向に向いているように見えました。
松林の後継者であるパク・ダング(ユ・インス)とチンヨ院のチェヨン(アリン)の結婚が決まり、ウクもまたムドクと結婚して都城から離れることになっていました。
しかし、囚われずに逃げ延びたチン・ムが環魂人ムドクを万術鈴(パンスリョン)を使って暴走させたのです。
無意識のまま暴走したムドクはナクスとなりチョヨンの父を殺し、セジュク院で大暴れ。
森に逃げ込んだナクスを追い詰めた松林の術士たちでしたが、ウクが身を挺してナクスを守りました。
そんなウクになんの躊躇いもなく剣を突き刺したナクスは、その瞬間我に返りウクに縋ります。
しかし、悲しみの中再び万術鈴の音色が耳に届きナクスは森の奥へと消えました。
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森へ消えたナクスは還魂人の墓場と言われる崖から身を投げました。
ウクはというと、ムドクの中に刺客であるナクスが入っている事を知っていたことから罪人とされ葬儀をすることなく遺体は燃やされることに・・・。
炎に包まれたウクでしたが、赤かった炎は蒼く光り爆発のような現象を起こした後、炎が消えたその場所から生きて現れたのです。
『環魂 シーズン1』キャスト・あらすじ・ネタバレ感想まとめ
『還魂 シーズン1』をご紹介しましたが、いかがでしたか?
登場人物が多く、関係も複雑ですが、笑えるシーンやシリアスなシーンが程よく混ざっていたためか最初から最後まで楽しむことが出来る作品です。
セリフの言い回しホン姉妹ならではでしたね。
中でも度々出てきた「虚勢ではなく気勢だ」「何もしないなら死ね」というセリフが心に残ったセリフとなっています。
中身の濃いシーズン1だっただけに、シーズン2に期待です!
ぜひお時間がある時にじっくり観て頂きたい作品です。
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