アニメ『ゴールデンカムイ』第46話あらすじ/ネタバレ感想!出産間近のインカラマッは、月島を占う

©野田サトル/集英社・ゴールデンカムイ製作委員会

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家永の診察のおかげで、インカラマッのお腹はどんどん大きくなり、9ヶ月が経過していました。

彼女を人質に取られている谷垣は、鶴見中尉の命じるがままに杉本を殺し、アシリパをとらえるべきなのかどうかと悩み始めます。

それぞれの出した答えが、意外な結末へと続いていきます。

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アニメ『ゴールデンカムイ』第45話のあらすじと振り返り

平太の刺青人皮を手に入れた杉本達は、彼の遺品の中から砂金の標本を発見。ウイルクが隠した砂金がどこの湖のものなのかを調べるため、杉本達は平太と共に砂金を探したと思われる囚人・海賊房太郎を見つけ出すことを決意します。

その頃尾形は土方達と合流し、樺太で手に入れた情報を彼らに渡します。また、札幌で娼婦を狙った殺人事件が起きていると聞くなり、これも網走監獄の囚人の仕業ではないかと考え、すぐに犯人を見つけ出そうと動き出しました。鶴見中尉率いる第七師団よりも先にと土方は考えますが、鶴見もすでに動き出している模様。菊田と宇佐美を札幌へと向かわせます。

幼いころから鶴見に憧れ、忠犬とも呼べる宇佐美は、犯人についての考察を始めるのでした。

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【ネタバレあり】アニメ『ゴールデンカムイ』第46話あらすじと感想

谷垣の葛藤と完璧な母

身籠ったインカラマッを人質に取られる谷垣は葛藤していました。杉本を殺し、アシリパをフチの元へと戻せば、インカラマッと子供との生活を確かなモノにできる。しかし、杉本を失ったアシリパをフチの元へと戻すことは良いことなのだろうか…そもそも頭を撃ち抜かれても死なない杉本を殺すことができるのだろうかと、馬を走らせながら谷垣は考えます。

その頃、インカラマッは家永の診察を受けながら、穏やかな生活を過ごしていました。占いで鯉登少尉からの信頼を勝ち取り、二階堂とのトラブルもあっさり解決。月島からは自分を懐柔しようとするなと言われるも、彼女は穏やかな笑顔を浮かべます。

KAMUI

二階堂と鯉登の小話はいわば箸休めですね。クスリと笑えました。

インカラマッが妊娠して9ヶ月。ずっと彼女を診てきた家永は、自身の母の話をします。母は完璧な人で、聖母のように完璧だったことから、インカラマッの出産を最後まで手伝いたいと言ってくれました。

KAMUI

家永の見た目は母の姿の模倣だったんですね。素敵な関係だなと思った矢先の「胎盤は頂戴ね」という家永の言葉を聞いて、この人も囚人だったことを思い出しました。

再開。それぞれの決断

アシリパ探しを辞め、インカラマッを連れて身を隠す決意をした谷垣は、馬を走らせて彼女を探し始めます。病院に聞けば移送先が分かるでしょうが、それでは鶴見中尉にすぐに知られてしまうと悩む谷垣。すると、1人の女性が谷垣に声をかけてきました。

KAMUI

クマちゃんみたいなスケベなおとこが来たら谷垣って…どういう認識ですか!?そしてそれでよく伝わったなぁと思ってしまいます。仕方がないです、谷垣ニシパは作者もお気に入りのそういうキャラクターですからね。

インカラマッに渡すよう言われた絵葉書を見た谷垣は、小樽の病院に移動したと気づき、夜な夜な忍び込み、ついに彼女と再会を果たしました。

月島軍曹がお風呂にいっている間に抜け出そうとする谷垣。しかし、月島は谷垣の動向にすでに気づいていたのです。

油断した谷垣に銃を向ける月島。それがあなたの正義なら自分を先に殺せと、インカラマッが谷垣を庇います。すると今度は家永が月島を背後から捉え、注射器で薬を注入。もみあいになった結果、家永は撃たれてしまいました。インカラマッが母となって完璧になるための決意のもと、彼女は命を落とし、月島が眠っている間に、谷垣とインカラマッは病院を抜け出します。

廊下では鯉登少尉が銃を構えて2人を待つが、彼は静かに銃を降ろし、2人を見逃すのでした。

KAMUI

インカラマッを助けるために鯉登少尉は見逃したとも見えますが、違和感。それって鶴見中尉への裏切りになりません?あの鯉登少尉が?

月島軍曹は、自分の仕事をするしかない

馬で逃げ出す谷垣を月島が狙撃。致命傷にはならなかったものの、彼の血を目印に月島は追いかけてきます。

KAMUI

月島軍曹…ターミネーターばりに怖い…

逃走中にインカラマッは破水。そこで谷垣は月島を巻くため、わざと馬を撃って血を流させ、月島にはその血を負わせて逃げ逃れます。彼女を抱え、谷垣はアシリパの家へと転がり込むのですが、間もなくして月島軍曹も到着。追い詰められた谷垣ですが、追いかけてきた鯉登少尉に咎められます。

裏切り者である谷垣を殺すのが自分の任務だと考える月島に対し、アシリパを見つける手掛かりは他にもあるだろうと、鯉登少尉は咎めます。その邪魔をするなら、鶴見中尉を裏切る造反組かと、月島軍曹は銃口を彼に向けます。

鶴見中尉の行く道でみんなが救われるなら良い、その道程で自分達親子が利用されていても構わないと考える鯉登少尉。しかし、その道に失望が待っているかもしれないなら、谷垣とインカラマッを殺すべきではないと考えたのです。

今まで大切なものを捨て、たくさんの人を利用し、殺してきたからこそもう後には戻れないと考える月島軍曹。だからもう後には戻れないと考えたのです。彼女は今どこに…月島軍曹はインカラマッにこれを問いかけるのでした。

KAMUI

月島軍曹も、葛藤してきた感がスゴイです…。しかし、訛り前回の鯉登少尉が通常後になっていることにビックリ。そして情感としての威厳も見せたところにグッときましたね。

出産

月島軍曹の望むことを占おうとしたその時、インカラマッの陣痛は増し、ついに出産の時を迎えることとなりました。
何人もの子供を取り上げてきたフチとオソマの母に支えられ、インカラマッのお産が本格的に始まると、谷垣、鯉登、月島の3人はオソマの母にやることを告げられ、忠実にこれをこなします。

間もなくして家の中から赤子の泣き声が聞こえてきました。谷垣は涙を流しながら娘の誕生とインカラマッが無事にお産を遂げたことを喜ぶのでした。

KAMUI

なんか…グッと来てしまった。インカラマッ、大変だったろうに…。もらい泣きしちゃいます。

指の骨

フチの家を見張っていた兵は、オソマの母によって連日吞み潰され、身動きが取れないでいました。鯉登少尉は彼を叩き起こし、これからもこの場所は問題ないと報告するよう告げ、鶴見中尉への報告を不問としました。

樺太で鶴見中尉達と合流する前日、計画的に自分を利用していたと感動していた鯉登少尉でしたが、彼の本当の目的に心当たりはないが、自分の私利私欲だけではないだろうと考えます。

心当たりはないかと尋ねられた月島軍曹は、かつて鶴見中尉が1人、指の骨を見続けていたことを思い出します。それは誰の骨かはわかりません。

鯉登少尉は、月島の忠誠心は問題があるももも、これからも自分に着いてくるよう命じ、谷垣達を南へと逃がします。

インカラマッは千里眼で見た答えを月島に告げようとしました。しかし、彼は手でそれ以上を制し、必要ないと告げるのでした。

KAMUI

指の骨…これ一体誰の骨なんでしょう。

アニメ『ゴールデンカムイ』第46話まとめ

家永が身を呈し、鯉登少尉が見逃したゆえに、インカラマッは無事に女の子を出産。人が死んでいく作品の中で、生まれるってなんだか不思議な感覚でした。

鯉登少尉や月島軍曹のおかげで、谷垣はこの戦線から離脱。しかしもう出てこないなんてことはないでしょう。またもフチに助けられたという谷垣は、何かしらの形で出てくると思うので、その時を楽しみにしたいです。

さて、今回杉本達は出てこなかったわけですが、次は如何に!?

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