アニメ『ゴールデンカムイ』第45話あらすじ/ネタバレ感想!金塊と刺青人皮の手がかりを探し、それぞれが動き出す

©野田サトル/集英社・ゴールデンカムイ製作委員会

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平太の遺品の中から金塊の標本を見つけた杉本達は、これを金塊の手がかりと考えます。アシリパの父が金塊を隠しなおしたことを考えた時、白石は囚人の中で、「海賊」と呼ばれる男の存在を思い出します。

その頃、土方の元へ尾形が帰還し、樺太で手に入れた情報を伝えると、間もなくして札幌で殺人事件が発生。これも囚人の仕業だろうと考えた土方達は動き出します。

同じ頃、谷垣にもう一度アシリパを追うよう命じた鶴見中尉も殺人犯探しを開始。その捜査に宇佐美を抜擢します。鶴見中尉は菊田に対し、彼は役に立つと話しますが…。

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アニメ『ゴールデンカムイ』第44話のあらすじと振り返り

路銀を稼ぐため、雨竜川で砂金を採ろうと考えた杉本達は、そこで砂金掘り師の松田平太と出会います。砂金についている箔によって第二のゴールドラッシュが起きていると聞かされた杉本達は、川で必死に砂金を掘り始めるのですが、同時に掘り師たちがヒグマの被害に遭っている話も聞かされます。

アシリパの見立てでは、ヒグマの気配はなく、ウェンカムイとなったクマはもう何年も彼の周りをうろついていると聞かされ、違和感を覚えます。

かつて平太は網走監獄に収容されていた囚人。ウェンカムイの話を聞いていらい、自分の稼ぎを食いつぶす家族に憎しみを覚え、ヒグマのように人間を食い殺すようになった人物でした。そんな彼は、空想の家族が死んだと騒ぐも、最後にはアシリパの毒矢によって絶命。やっと罪を償うことができると、安らかに眠るのでした。

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【ネタバレあり】アニメ『ゴールデンカムイ』第45話あらすじと感想

谷垣の新たな任務

樺太で杉本達を追いかけるのを辞め、この戦線からも離脱しようとしていた谷垣。しかし、鶴見中尉達第七師団はこれを許しはしません。

網走で療養しているインカラマッが第七師団の手の中にいることを危惧していた谷垣ですが、彼女なら回復すれば自分の力で逃げ出すことができるだろうと考えての抵抗。しかし、彼女は今、谷垣の子をお腹に宿していると聞かされて考えを変えることとなります。

谷垣の本来の目的は、アシリパを祖母の元へと返すこと。そして鶴見中尉は銃を差し出し、杉本ともう一度接触するよう命ずるのでした。

KAMUI

インカラマッのアップから始まった今回のお話し。まさかそんなことになっているとは…という驚きの事態です。

砂金の行方と”海賊さん”

松田平太の刺青を手にしたことで、杉本達は本来の目的を思い出します。

KAMUI

どっちにしろお金絡みではあるんですが…。

川によって砂金の形は微妙に違う。砂金を見ればどこで採れた砂金なのか判断がつくと言っていた平太は、砂金の標本を作り、それを熊が彫られた煙草入れに入れていました。

砂金を集めて一か所に隠されているが、アシリパの父がこれを移動させたのですが、協力者がいるはず。そしてその人物は砂金の近くにいるだろうと考えた白石は、かつて砂金を乗せて転覆したと言われる支笏湖の砂金に着目しました。

支笏湖と言えば、北海道で最も深い湖。潜るのは至難の業だろうと考えるアシリパですが、平太の標本の中には、支笏湖の砂金もありました。そこには“海賊さん”という言葉が…

海賊とは、刺青囚人の1人・海賊房太郎。秀でた潜水能力を持ち、人を水の中に引きずり込んでは金品を巻き上げるという所業をしていた人物です。かつて平太は彼と行動をし、支笏湖の砂金を手にしていることから、杉本達は彼を見つけ出そうと考えるのでした。

KAMUI

OPに登場していた一際存在感のある囚人がやっと登場。結構気になっています!

北海道へと戻って来た尾形

北海道へと戻って来た尾形は、土方と合流し。樺太でソフィア・ゴールデンハンドという女がいること、アシリパが暗号を解くカギを思い出したことを伝えます。

数日後、札幌で娼婦が殺された事件が発生。新聞記者の石川啄木はこれを土方達に伝えに来ます。横浜で遊女をめった刺しにした脱獄囚がいることに気づくと、一刻も早く彼を捕まえようと考えます。第七師団が嗅ぎつける前に…。

KAMUI

こっちの囚人は顔が見えません。一体誰なんでしょ。

土方の思惑とは違い、第七師団は既に娼婦殺しに目をつけていました。そこで鶴見は菊田と宇佐美を札幌へと向かわせます。お互いともに行動するのは嫌だと口にする2人ですが、鶴見は一言「宇佐美は役に立つ」と菊田に告げるのでした。

宇佐美の愛は鶴見中尉を”共犯”にする

時は遡り、明治28年。新潟新発田。

日清戦争から帰って来た鶴見中尉に会うため、14歳の宇佐美は柔道場へと通っていました。軍人として鶴見に強いあこがれをこのころから持っていた宇佐美は、同門の親友・高木智春の元に彼が泊まると聞けば足を運び、一緒に乱取りをしてほしいと懇願することもありました。

君はもっと強くなると鶴見から言われていた宇佐美ですが、自分が見えないところで智春に自分より強くなると鶴見が言っていたことを聞いて静かに激昂。進学のため上京するはずだった智治と乱取りをし、彼を倒した後にその首を満身の力で踏みつけて死なせてしまいました。

全てを見届けていた鶴見中尉は、智春は馬に蹴られて死んだことにし、宇佐美の共犯となるのでした。

KAMUI

家の関係で、鶴見と一緒に入れるのは智春。自分が一番強いと認めてくれることで全部我慢していたんですね。しかしこれもまたどこか歪んだ愛。死んだ親友に対しいて「それ」というところは震えました。

陸軍の軍人である智春の父は怒り狂って馬を撃ち殺してしまいました。馬は鶴見が乗って来た馬。おかげで鶴見は左遷されましたが、おかげで彼は宇佐美を向かい入れる準備をすることができるようになったのでした。

KAMUI

これもまた甘い嘘か…。指揮官は愛によって忠実に従う兵士を作り上げてきた鶴見中尉。恐ろしい。

アニメ『ゴールデンカムイ』第45話まとめ

後半パート…正直ぞっとしてしまいました。道場の裏側は自分が初めて人を殺した場所…それはすなわち童貞卒業の場所。札幌で娼婦を殺したという殺人犯は、何度も現場に戻って自分の所業を思い出して自慰行為をするだろうと考える宇佐美のその目がとにかく怖いです。

鶴見中尉の周りにいる優秀な兵士って、とにかく彼への愛が大きいのですが、やっぱり歪んでいると思えて仕方がない…。しかし、鯉登少尉の時とはやっぱり何かが違うきがします。

土方と鶴見は札幌で連続殺人をしているであろう囚人探し、そして杉本達は海賊房太郎探し。それぞれがそれぞれのルートを歩み出し、北海道がまた騒がしくなっていくのが楽しみです。

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