アニメ『ゴールデンカムイ』第40話あらすじ/ネタバレ感想!「ボンボン」と言われた鯉登少尉の過去。鶴見中尉との出会いは月寒あんぱんで結ばれた?

©野田サトル/集英社・ゴールデンカムイ製作委員会

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海軍将校の息子の鯉登音之進は、家柄の良さを鼻にかけ、調子に乗っていた事故がありました。しかし、鶴見中尉と出会い、彼は変化していきました。

16歳の頃も調子に乗り、学校でも問題児だった鯉登はロシア兵に捕まってしまいます。父・鯉登平二は誘拐犯から息子を助けたい一心で、鶴見中尉に助けを求めます。

今では鶴見中尉に心酔している鯉登少尉。2人の出会いの物語が語られます。

そして、「バルチョーナク」という言葉はこの時にも…。

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アニメ『ゴールデンカムイ』第39話のあらすじと振り返り

第七師団御用達の登別温泉・地獄谷へとやって来た宇佐美と二階堂は、菊田特務総長と有子一等卒と合流。夜の雪山で下駄で走る男の存在を菊田と有子が探索しているのを聞くと、宇佐美たちはそれが刺青囚人だと勘づきます。

按摩として登別に潜伏していた囚人の都丹は、第七師団の人間に気づかれしまった責任を負い、夜に菊田を襲撃。しかし、登別を良く知っている有子の策にハマり、都丹は雪崩で生き埋めにされてしまうのでした。

都丹の体を掘り起こすのは手間がかかると思った有子は、刺青が入った彼の皮膚を剥ぎ、菊田への手土産の銃を持って近くのアイヌの家へと身を潜めます。有子が生きていると気づいた菊田は彼の元を訪れ、宇佐美や二階堂を出し抜いたうえで鶴見中尉への良い手土産多で来たと喜ぶのでした。

その頃樺太では、杉本達も樺太アイヌの家で人休憩。鯉登はロシア語にたけている月島に「ロシア語でバルチョーナクとはどういう意味だ」と問いかけます。尾形に言われたその言葉は「ボンボン」という意味だと聞かされ、鯉登少尉は苦い顔をするのでした。

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【ネタバレあり】アニメ『ゴールデンカムイ』第40話あらすじと感想

鯉登音之進と鶴見中尉の出会いは…

海軍将校・鯉登平二の息子・音之進は、家柄を鼻にかけ、地元鹿児島で好きほうだいしていました。彼が14歳の時、父の持ち物であるディオン=ブートンの三輪車で走り回り、1人の男を撥ねてしまっても悪びれることなく走り去ってしまいます。

しかし男は音之進を追いかけて説教。自分は海軍の息子だと言えば、「喧嘩をするなら自分の名前でやりなさい」と言われてしまいます。示現流の使い手としても自信を持っていた音之進は老人の杖を借りて男に人たち浴びせようとするのですが、あっさりと受け止められてしまった上に頬を叩かれてしまいます。剣の腕に自信があったのにあっさりと止められてしまったこと、大人に叩かれたことがなかった音之進は衝撃を受け、彼に謝罪をします。その男こそが、後に彼が心酔する鶴見中尉だったのです。

KAMUI

どうやら連載時はきちんと降りて謝罪したらしいですが、コミックス版になるとそこはカット。調子に乗ったボンボンは、最初は礼儀正しくしようとしたものの、とんでもなく調子こいてたってことですね。それをポキっと折ったのが鶴見中尉というのはだいぶ納得できます。

16歳ボンボンの鯉登音之進はロシア人に誘拐される

撥ねてしまったお詫びに西郷隆盛の墓地まで鶴見を案内した鯉登は、彼から月寒あんぱんをもらい、これを気に入ります。鶴見と戦死した兄のことなどを話し、2人は再会を願いました。

鯉登が16歳になった時、彼は函館の海軍学校へと入るも、ここでも態度は悪く、辞めさせられるのではと噂が流れていました。そんなことを気にせず三輪車を乗り回す音之進でしたが、ある時馬車に乗ったロシア人に誘拐されてしまいました。

音之進の父・鯉登平二は息子を助けたい一心で、鶴見中尉に協力を要請しました。敵の行動を理解する鶴見は、カーテンを閉めて作戦見抜かれないように配慮したりなど、慎重に行動をして行きました。

音之進開放の条件の連絡が入ってくると、鶴見は電話のつなぎ先の番号を調べあげ、彼が捉えられているのは五稜郭にある訓練所だと突き止めるなり、平二と2人で急ぎます。

KAMUI

音之進を死なせたくなければ戦艦を破壊しろって…ボンボンは調子に乗ったがゆえにとんでもないことをしてしまいましたね。これらに冷静な判断で対応していき、場所を突き止めた鶴見中尉はマジですごいです!

月寒あんぱんが引き合わせた運命

人質でありながらもロシア人たちに頭突きをして大暴れする音之進。彼を救うため、鶴見は鯉登平二が運転する三輪車に乗り、五稜郭へと急ぎます。

KAMUI

鶴見中尉、真顔で鯉登平二の後ろに乗って体を倒して曲がったりしてるんですけど、体を倒す角度が『魔女の宅急便』レベル!完全にオマージュですよね!?道行く女性にウインクをする余裕…鶴見中尉が面白すぎます。

大使館を張っていた男が2人を追いかけてきますが、鶴見がこれを撃って撃退。しかし、前が見えなくなってしまったことで、三輪車は馬車に突撃して大破してしまいます。ボロボロになってもなお走って音之進を助けに向かう鯉登平二は、ついに息子が捉えられている訓練所へと到着しました。

KAMUI

助けにきた父が上半身裸のオーバーオール。三輪車のハンドルをギター代わりにする姿…。どんな父親ですか!?

拳銃を突き付けられ「バルチョーナク」と言われる音之進。そして平二は彼の目の前で気絶させられてしまいます。音之進が縛られ、扉の向こうで銃声が起きます。音之進が「父上―」と叫ぶと、14歳の時に月寒あんぱんをくれた鶴見がそこに現れました。

意識を取り戻した父によく頑張ったと褒められる音之進。月寒あんぱんをくれた人が自分を助けに来てくれたことに運命を感じ、父、鶴見と共に喜ぶのでした。

KAMUI

これは、鯉登音之進が鶴見中尉を溺愛するの仕方がないです。そして、ロシア人の遺体を回収している兵がよく見たら月島や菊田…。彼ららもすでにここで出会っていたんですね。

海軍将校の息子である音之進は鶴見中尉の力になりたい一心で、陸軍士官学校を受けて見事合格。陸軍と海軍の橋渡しになるのかなと、期待をかけられます。鶴見中尉に挨拶を終え、平二と共に屋敷を後にしようとしたその時、鯉登音之進は、若き尾形百之助とすれ違うのでした。

尾形は心の中で言います。「バルチョーナク」と…

KAMUI

この時からずっと言われてたか…しかし、こう見るとなんとも相性が悪そうな2人。というか、尾形が相当鯉登のことが嫌いなんでしょうね。

アニメ『ゴールデンカムイ』第40話まとめ

初登場時は訛り過ぎて何を言っているのかさっぱりわからなかった鯉登少尉。今でも土佐言葉が訛り過ぎてわからない時がありますが、彼の存在は異質でとっても魅力的なキャラと思っていました。鶴見中尉に対してすごく忠誠心熱い礼儀正しい人だという印象でしたが、幼い頃はすごく調子に乗っていたと思うとこれまた面白いなと、しかも彼を更生させたのが鶴見中尉とか……、彼の人生だけを見ているとすごく面白いなと思いました。

「バルチョーナク」という言葉は、ロシア人にも尾形さんにも言われたわけですが、どうもこの言葉は鯉登少尉にこれからもついて回る言葉かもしれませんね。そして、もう3週くらい杉本やアシリパさんの動きがないのですがそろそろ……どうなのでしょうか。次回も楽しみです。

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