アニメ『鴨乃橋ロンの禁断推理』第6話あらすじ・ネタバレ感想!脳神経外科医・もふ先生vs超能力トリック?!

© 天野明/集英社・鴨乃橋ロンの禁断推理製作委員会

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「少年ジャンプ+」にて連載中の人気推理マンガをアニメ化した『鴨乃橋ロンの禁断推理』。

類稀な才能を持ちながら探偵資格を剝奪されてしまった天才探偵・鴨乃橋ロンと、ピュアでマヌケで真っ直ぐな警視庁捜査一課の刑事・一色都々丸(トト)がタッグを組み、さまざまな難事件を解決していくミステリー作品です。

超能力の有無を検証するテレビ番組に夢中のロン。

生放送中の番組では、超能力者・虎毛団吉と脳神経外科医・卯咲もふが対決していました。

虎毛はボードに書いた文字で脳を操るという超能力を披露しますが、その被験者はボードの「death」という文字を見た途端、突然倒れてしまい……。

早速、第6話「生放送殺人事件」をレビューしていきます。

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アニメ『鴨乃橋ロンの禁断推理』新たな登場人物・キャスト

卯咲もふ/CV.東山奈央

・精密な脳手術で天才的な腕を誇る脳神経外科医
・日常生活では何をやっても不器用
・いつも些細なことで怪我をしては下手な包帯を巻いている

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アニメ『鴨乃橋ロンの禁断推理』前回第5話のあらすじと振り返り

連続殺人事件の合同捜査のため、超敏腕刑事・翡翠臣疾が捜査一課へやって来ます。

翡翠と張り合う雨宮は、あえて役に立たないトトを貸し出しますが、トトの存在は翡翠の視界にすら入っていませんでした。

新たな死体発見現場にコンサルタントとして現れたロンは、切れ者の翡翠にライバル心を燃やします。

やがて、発見された死体は翡翠とその部下・山根が犯人として追っていた男だと判明。

当初は翡翠の失態によって取り逃がしたと言っていましたが、実際には山根の失態を庇ってのことでした。

ロンは違和感を覚え、これまでの連続殺人を模倣し、その犯人を殺したのは山根だと気が付きます。

山根は完璧な上司である翡翠の右腕として、してはならなかった失敗を隠すために殺人まで犯してしまったのです。

翡翠は自身の性格が災いして山根を追い詰めていたことに気付き、連行されていく山根に「待っている」と告げて見送りました。

そんな翡翠は、トトが披露した推理はロンによるものだと見抜いており、ロンの活動にトトが必要なように、自分の活動には山根が必要だったのだと思うのでした。

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【ネタバレあり】アニメ『鴨乃橋ロンの禁断推理』第6話あらすじ・感想

生放送殺人事件

ある日、トトがロンの自宅を訪れると、ロンの目は真っ赤に充血していました。

どうやら外界と距離を置くために手放していたテレビを改めて入手し、超能力の有無を検証する番組に釘付けになっていたようです。

番組はちょうど生放送中で、超能力者・虎毛団吉(CV.三宅健太)と脳神経外科医・卯咲もふ(CV.東山奈央)が対決をする企画が流れていました。

もふはおっちょこちょいが故にいつもどこかを怪我しているらしく、彼女の下手に巻いた包帯だらけの姿に驚くトト。

しかし、ロンによると彼女は世界屈指のスーパードクターだといいます。

番組では、虎毛がボードに書いた文字で人の脳を操るという超能力を披露していました。

観客の中から選ばれた被験者役の男性はヘッドホンで聴覚を遮断し、「jump(飛べ)」と書かれたボードを見ればその場で飛び、「run(走れ)」と書かれたボードを見れば走り出します。

テレビの前で虎毛の超能力を応援していたロンでしたが、「もふ先生は気付くかな?」と口角を上げました。

その時、もふは「人の動きは指紋と同じで変えることができない」と言います。

そして、人の動きを解析するバイオロジカルモーションアプリを使って被験者を見たところ、以前の対決と同じ被験者であることがわかったと明かしました。

つまり、男性は虎毛に用意されたサクラだと考えられます。

これにはロンも気付いていたようで、番組を見ながら嬉しそうに笑いました。

すると、虎毛はもふに反論した後、一同に「death(死ね)」と書かれたボードを見せ、続いて同じボードを真横に立つ被験者へ向けました。

まさか死ぬわけないと誰もが思いましたが、ボードを見せられた被験者はその場に倒れてしまいました。

虎毛は倒れた被験者に近寄り、手首に触れて脈を取ります。

「……死んでいる」

スタジオ内は騒然とし、番組は放送休止画面に切り替わるのでした。

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生放送中に起こった衝撃の事件! ロンは虎毛を応援しつつも超能力は信じておらず、もふ先生に興味を持っているようですが……?

ロンvs超能力者

トトは生放送をしていたスタジオに駆け付けます。

同行したロンは虎毛の「にわかファン」を名乗り怪しまれてしまったため、トトは慌てて捜査に協力してくれる専門家だとフォローしました。

しかし、そのフォローも虚しく、「どうやって殺したの?」と虎毛に直球で尋ねるロン。

自分の超能力が殺したと豪語する虎毛に、ロンはサインを要求します。

本番中に使っていたペンでサインをしてもらうと、ペンが太くて読みづらい仕上がりに……。

どこか残念そうなロンをよそに、虎毛はもふが超能力を信じなかったせいで「death」の検証を行うことになったのだと、もふを責めました。

もふ自身も自責の念に駆られ、彼女の助手である鹿田(CV.新藤みなみ)が心配するほど落ち込んでいます。

もふの検視によると、死因は神経性の毒だそうです。

亡くなった被験者の首の後ろに斑点状の毒針の痕があったといい、それらはロンとも同じ考えでした。

もふには超能力者に負けられない特別な事情があるらしいと知ったロンは、「あれは超能力じゃない」と言い切り、トリックを解き明かそうと告げます。

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虎毛の「にわかファン」を名乗っていたロンですが、生涯本当のファンであり続けるのは”真実”だけなのです。

……被験者はボードを見た後に、スッと目を閉じドサッと倒れました。

ところが、もふが心臓マッサージをしている時に一瞬息を吹き返して苦しみだしたといいます。

そのあとは再び呼吸が止まってしまったそうで、首の後ろに毒針を刺すタイミングは誰にもなかったと思われました。

毒針自体も未だ現場から発見されていません。

トトが絶望しかけた時、ロンは「そろったよ」と呟き、指先で前髪をピンッと弾きました。

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超能力トリックの真相

トトは関係者を集め、現場であるスタジオ内で推理を披露します。

事件の再現を行おうと、被験者役にもふ、虎毛役に自分をキャスティングし、条件を揃えるために同じボード、同じペンを用意しようとしました。

しかし、番組側はボードを貸してくれたものの、虎毛はペンを渡そうとしません。

そんな虎毛の態度に、人が亡くなっているのに、と憤るもふ。

虎毛に向かっていったもふはいつもの不器用さを発揮し、勢いよく転んだ拍子に虎毛に体当たりしました。

虎毛のペンは床に転がり落ち、もふがそれを拾うことで謎解きのピースが揃います。

早速、トトは虎毛の筆跡に似せた字体で「jump」「run」とボードに書き、もふに見せました。

もふは亡くなった被験者同様、飛んだり走ったりします。

そして、次に「death」と書かれたボードを一同に見せ、続いて真横に立ったもふへ向けました。

すると、もふはスッと目を閉じて、ドサッと倒れたのです。

一同は騒然としますが、当然のことながら、もふは死んでいません。

実は、このトリックはボードの見せ方がキモになっていました。

まず正面にいる一同にボードを見せ、その次に真横にいる被験者に見せる……。

虎毛は一同に「death」のボードを見せてから一度伏せて台に置き、上下逆に持ち直して真横にいる被験者に見せていたのです。

少し崩れた癖のある字体で書かれた「death」は、上下逆にすると「sleep(眠れ)」に見えました。

つまり、もふや被験者の男性は、眠ったフリをしていたのです。

ヘッドホンで耳を塞いでいた被験者の男性は、スタジオが騒がしくなっていることには気付かず、虎毛に脈を取られている時も眠ったフリを続けていました。

そして放送休止後、虎毛は周囲のパニックに紛れてうつぶせになっている男性の首の後ろから毒を注入し、殺害しました。

もふが心臓マッサージをしていた際に苦しみだしたのは、毒が少し遅れて回り出したからだと考えられます。

虎毛は毒針が見つかっていないことを理由に、容疑を否認しました。

そこでトトはペンを持ち出し、ロンがサインを求めた時に何故わざわざ書きづらい太いペン先で書いたのかと尋ね、それは細いペン先に毒針を仕込んでいたからだと言い切ります。

そこまで見破られた虎毛は、いよいよ自分が犯人だと認めました。

ロンの追い詰め癖、もふの見解

虎毛はサクラを頼んでいた被験者の男性から、儲けの9割を渡さないとタネをバラすと脅迫されていたことを理由に、犯行に及びました。

それを聞いたロンは虎毛にペンを投げつけ、「自分を刺せ」「人の命を軽んじるやつにこの世を生きる資格はない」と告げます。

ロンの眼光は怪しく光っており、トトはロンが犯人を追い詰めるモードになっていることに気が付きます。

虎毛はロンの言う通り、細いペン先を自身の首元に近付けていきました。

トトは勢いよく虎毛に飛び込み、自殺行為を止めます。

その拍子にトトの手のひらにはペンの染みがつき、毒が回ってしまうのではないかと焦る一同。

しかし、虎毛はペンのインク部分を抜いて毒針に替えていたと白状し、今持っていたもの自体に毒は入っていないと告げました。

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もふ先生が虎毛からペンを奪った際、偶然にも毒針ペンと入れ替わっていたんですね……セーフ!

事件は解決し、トトの身の安全も証明され、無事に事態は収束。

ところが、ロンだけは自分の病気のせいでトトを殺してしまうところだったと後悔し、現場復帰は間違いだったのだと落ち込んだ様子で去っていきました。

その時、トトはもふに声を掛けられます。

もふは過去に超能力での治療を信じるが故に手術を拒否して亡くなった患者がいたことを明かし、そのために超能力者との対決に負けるわけにはいかなかったと語りました。

トトは、今日の推理のおかげで救われた命があると感謝され、気持ちを新たにします。

別れ際、ロンの「殺人犯を追い詰める癖」で驚かせてしまったことを詫び、その場を後にしました。

トトの背中を見送ったもふは、「あれはただ追い詰めると言うより……」と考え込むように独り言ちます。

一方、ロンは一人で帰ろうとしたところをトトに引き止められます。

落ち込んでいたロンに、トトは「鴨乃橋ロンを信じてやれ」「お前の行動原理にはいつも人の命がある」と励ましの言葉を掛けました。

そして「流星鑑賞会」と書かれた招待状を手渡し、差出人はよく知らない人だけれど良い気分転換になるのではないかと提案します。

ロンも事件から距離を置いてみようと考え、その提案を受け入れるのでした。

アニメ『鴨乃橋ロンの禁断推理』第6話まとめ

いかがだったでしょうか。

エンディングムービーでピックアップされている卯咲もふが登場。

第1話から描かれていたので姿はお馴染みでしたが、ついに声が聞けましたね。

もふはロンの「殺人犯を追い詰めてしまう癖」について、何か思うところがあるようでした。

ロンは不治の病だと考えているようですが、脳神経外科医のもふから見て気が付くことがあるならば、何らかの脳の治療が可能なのでは? と期待してしまいますね。

次回、第7話も楽しみです。

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