アニメ『鴨乃橋ロンの禁断推理』第3話あらすじ・ネタバレ感想!怪しい伝承が残る温泉旅館で殺人事件が発生?!

© 天野明/集英社・鴨乃橋ロンの禁断推理製作委員会

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「少年ジャンプ+」にて連載中の人気推理マンガをアニメ化した『鴨乃橋ロンの禁断推理』。

類稀な才能を持ちながら探偵資格を剝奪されてしまった天才探偵・鴨乃橋ロンと、ピュアでマヌケで真っ直ぐな警視庁捜査一課の刑事・一色都々丸(トト)がタッグを組み、さまざまな難事件を解決していくミステリー作品です。

ホームセンターの抽選会で、1等の温泉旅行ペアチケットを当てたロン。

その旅行にトトが付き合い、二人は紅染温泉の古びた宿・紅染旅館に宿泊することに。

出迎えた番頭は愛想よく接してきますが、彼の正体はロンを調査するためにBLUEから派遣された「追跡学」教官のシュピッツ・ファイアでした。

早速、第3話「紅染温泉殺人事件【前編】」をレビューしていきます。

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アニメ『鴨乃橋ロンの禁断推理』新たな登場人物・キャスト

シュピッツ・ファイア/CV.八代拓

・探偵養成学校BLUEの『追跡学』教官
・専門の追跡能力を活かし、探偵行為を禁じられたロンが活動していないか監視する
・ロンに近付いた目的は他にもあるようで……?

アニメ『鴨乃橋ロンの禁断推理』前回第2話のあらすじと振り返り

トトを利用すれば探偵として事件が捜査できるとわかり、やる気満々のロン。

しかし、上司の雨宮に無能扱いされているトトは、重要な捜査に参加させてもらえず、回ってくるのは雑用レベルの事件ばかり。

そんな中、ロンはなぜか「貯金箱のお金が減った」という通報に興味を持ち、捜査へ出向きます。

ロンが勘付いた通り、その些細な事件は一筋縄ではいかない、とある殺人事件に繋がっていました。

トトは初めてロンの代わりに推理を披露し、二人は無事に事件を解決するのでした。

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【ネタバレあり】アニメ『鴨乃橋ロンの禁断推理』第3話あらすじ・感想

ロンの豪運

――探偵養成学校BLUEにて。

校長のエメ・エメリッヒ(CV.井上喜久子)や副校長(CV.東地宏樹)をはじめ、教官陣が集まっていました。

『クローズドサークル学』教官のジョン・グリズリー(CV.山路和弘)、『解剖学』教官のDr.ヒルシュ(CV.津田健次郎)、『密室学』教官のフィン・フェネック(CV.潘めぐみ)、『変装学』教官(CV.中尾隆聖)、『時刻表学』教官(CV.乃村健次)、そして、『解剖学』教官のシュピッツ・ファイア(CV.八代拓)……。

日本で探偵行為を再開したという知らせがあったロンの現状を調査するため、彼のもとへ派遣されることとなったシュピッツは、自ら手を挙げるのでした。

――ところ変わって、日本。

トトはロンから「緊急事態」だと連絡を受け、とあるホームセンターに慌てて駆け付けます。

ところが、それは猫のエサを買うお金を貸してほしいという「通常事態」でした。

呆れたトトが支払いを済ませると、抽選会のチケットをもらいます。

喜び勇んで抽選会に向かったロンは見事1等の温泉旅行ペアチケットを当て、二人は「紅染温泉」へ行くことに。

ホームセンターには、そんな彼らの様子を監視するシュピッツの姿がありました。

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シュピッツは自ら手を挙げてロンの調査にやって来ました。 ただの任務とは別に個人的な目的がありそうですが……?

ボロ旅館と謎の番頭

タクシーに乗って温泉へ向かう途中、昨日までこの辺りは悪天候だったと教えてくれた運転手は、「紅染温泉」の名前の由来を語ってくれました。

その昔、周辺の紅く染まった山の紅葉が温泉の水面に綺麗に映る様を、当時の殿様が詠んだからだといいます。

親切そうな運転手は、装丁された旅館のパンフレットを手渡してくれましたが、そこに書いてある「本館」という文字を見て、ロンは自分たちが当たったのは「別館」だと伝えました。

すると、運転手は驚き、焦ったように一枚の紙を差し出します。

本館とは違い、別館にはパンフレットがなく、運転手たちが手作りした白黒コピーの用紙しかないのだそうです。

やがて辿り着いた紅染旅館の別館は、そこだけ台風が通ったような荒れ具合の古びた宿でした。

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ロンとトトを降ろすとすぐさま帰って行くタクシー運転手。 別館だと伝えた時の反応からも、何かに焦っている様子が感じ取れましたが……。

迎えた番頭は愛想よく接してきますが、トトの革靴の爪先部分が汚れているのを見て刑事だと推理するなど、どこか掴みどころのない男です。

実際には事前に受け付けていた顧客情報から得たものであり、ロンはトトに「だまされるな」と言うと、革靴の汚れだけなら記者もあり得ると口にします。

番頭は「歓迎のお遊びなのでお許しください」と笑うと、二人を館内へ案内しました。

風呂や夕食の時間が決まっていることから、他にも客がいると推測したロンが質問すると、二人以外に3組いるといいます。

納得したロンとトトが部屋へ向かっていくのを見送った番頭は、心の中で「あの洞察力……間違いなく鴨乃橋ロンだ」と独り言ちました。

番頭の正体は、シュピッツだったのです。

紅染の伝承

早速、露天風呂に入ったロンとトト。

ロンが「あとは紅く染まると雰囲気が出る」というと、トトは運転手から聞いた話を思い出します。

するとロンは、あれは表向きの内容で、実際には裏の伝承が残っているのだと言いました。

すぐそばに流れている川は高低差があり、昔から氾濫しやすかったということで、困った村人たちは若い女性を人柱にしたそうです。

翌日、氾濫はおさまったものの、それから何日も一帯の川と温泉が紅く染まったといいます。

そんな怖い話にトトが眉を下げる一方、ロンはとても楽しげでした。

トトはふと、ロンの首に浮かんだ「96」のように見えるタトゥーについて尋ねます。

ロンはタトゥーではなく傷跡であり、身体中に大怪我をした際になぜかこの部分だけ残ってしまったのだと説明しました。

しかし、「6」は自身の出生にゆかりのある数字で、気に入っているといいます。

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ロンの首筋に残る大きな傷……「96」、そしてロンのいう「6」とは、一体どんな意味があるのでしょうか。

その後、温泉から出て食事処へ向かった二人は、そこで1組の夫婦と、ひとりの女性客と居合わせました。

残る1組の姿は見当たらないまま食事を終え、次に廃墟と化した遊戯場へ行ってみると、そこで紅染の裏の伝承について描かれた巻物を発見します。

伝承は本当だったのかもしれないと信憑性が増す中、卓球セットを見つけたロンは「負けた者は勝った者の一生奴隷」という凶悪ルールの勝負を仕掛けました。

先手を打たれたトトが負け、穴の開いた窓ガラスから飛び出していったピンポン球を追って外へ出ます。

川に落ちた球を無事に回収した二人は、冷えた身体を温めるため、再び露天風呂へ向かいました。

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女湯にて殺人事件発生

ロンとトトが二度目の露天風呂を楽しんでいると、女性の声が聞こえてきます。

男湯と女湯を間違えて入ってきてしまったのは、なんと雨宮でした。

ホームセンターの抽選会で2等を当て、ここへやって来たもう1組の客は彼女だったのです。

――22時頃。

裸で鉢合わせてしまったことに落ち込んだ雨宮は、恋心を抱く相手であるロンに変態だと思われたかもしれないとヤケ酒に走ります。

そんな彼女を見守っていると、ラウンジに居合わせた夫婦の妻・幸子(CV.大井麻利衣)が夫(CV.白熊寛嗣)に向かって「離婚しましょう!」と叫んでいました。

痴話喧嘩のようにも見えますが、幸子のほうはヒートアップしています。

その時、酔っ払って泣き上戸になっていた雨宮が「離婚しちゃダメ」と泣き始めました。

どこか落ち込んだ様子のまま部屋へ戻っていった雨宮の姿が見えなくなると、夫婦の喧嘩も落ち着いたようでした。

気分転換のために温泉へ向かった幸子を見送り、一人になった夫を捕まえたロンは、女性客・ミチヨ(CV.伊瀬茉莉也)にも声を掛け、人生ゲームをしようと提案します。

――2時頃。

トトが1位、ロンが最下位になり、ゲームはお開きに。

ゲームのように人生をやり直せたらいいのにとミチヨが零すと、夫もそれに同意します。

一同がそれぞれの部屋に帰っていったのは、2時17分頃のことでした。

――翌朝。

従業員の悲鳴が聞こえ、雨宮を筆頭に女湯へ駆け付けると、温泉には幸子の死体が浮かんでいました。

死亡推定時刻は0時~2時頃……。

雨宮に続いて湯に入り、死体に近付いたロンは「君の無念は必ず晴らすからね」と呟きました。

死体とともに浮かんでいる紅葉を見たミチヨは、昨晩はなかったものだと証言し、裏の伝承の祟りではないかと怯えます。

ロンに促されて従業員に聞き込みを始めたトトは、夜間に勤務していた従業員はトトたちと同じラウンジにいた番頭だけだと知りました。

その番頭は、幸子より先に部屋に戻ったのは雨宮だけだと言います。

それはもちろん、全員が見ていたことでした。

ところが、ロンは「犯人はここにいる別の人間だ」と告げ、この状況を作ること自体が雨宮には不可能だったのだと語りました。

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すでに状況を見通しているロンに、ひっそりと笑う番頭ことシュピッツ。 事件の真相は、後編へ続く!

アニメ『鴨乃橋ロンの禁断推理』第3話まとめ

いかがだったでしょうか。

怪しげな伝承が残る温泉旅館にて殺人事件発生。

容疑者はまさかの雨宮!

確かに彼女にはアリバイがありませんが、他の客たちもどこかワケアリに見えます。

ロンはすでに事件の全容を見通しているようですが、シュピッツに見られているため、ハラハラしてしまいますね。

後編では、ロンに代わって推理を披露するトトの姿が見られるのでしょうか。

また、夜間にラウンジにいたシュピッツは、頻りに腕時計を見て時間を確認していました。

そこにも何か理由があるのか、気になってしまいます。

次回、第4話も楽しみです。

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