アニメ『鴨乃橋ロンの禁断推理』第2話あらすじ・ネタバレ感想!冴えない事件には重要な秘密が隠されていて……?!

© 天野明/集英社・鴨乃橋ロンの禁断推理製作委員会

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「少年ジャンプ+」にて連載中の人気推理マンガをアニメ化した『鴨乃橋ロンの禁断推理』。

類稀な才能を持ちながら探偵資格を剝奪されてしまった天才探偵・鴨乃橋ロンと、ピュアでマヌケで真っ直ぐな警視庁捜査一課の刑事・一色都々丸(トト)がタッグを組み、さまざまな難事件を解決していくミステリー作品です。

トトを利用すれば探偵として事件が捜査できるとわかり、やる気満々のロン。

しかし、上司の雨宮に無能扱いされているトトは、重要な捜査に参加させてもらえず、回ってくるのは雑用レベルの事件ばかり。

そんな中、ロンはなぜか「貯金箱のお金が減った」という通報に興味を持ち……。

早速、第2話「密室の貯金箱盗難事件」をレビューしていきます。

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アニメ『鴨乃橋ロンの禁断推理』前回第1話のあらすじと振り返り

連続殺人事件を捜査中の警視庁捜査一課。

しかし、若手刑事の一色都々丸――通称「トト」は失敗続きで、上司の雨宮から帰宅を命じられてしまいます。

そんなトトに、総務課のキクは一人の探偵を紹介しました。

訪ねた先にいたのは、ボサボサ頭の風変わりな男・鴨乃橋ロン。

彼は、探偵行為を禁止された天才探偵でした。

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【ネタバレあり】アニメ『鴨乃橋ロンの禁断推理』第2話あらすじ・感想

”ゴミ箱”にやって来た事件

トトを利用すれば探偵として事件が捜査できるとわかり、やる気満々のロン。

しかし、上司の雨宮に無能扱いされているトトは、重要な捜査に参加させてもらえません。

そんなトトに、ロンは自分の過去を明かします。

かつて世界最高峰の探偵養成学校”BLUE”で常に成績トップだったロンは、学校始まって以来の天才と呼ばれていました。

ところが、実習授業で追っていた犯人が全員死亡してしまったことで容疑をかけられて追放、探偵資格を剥奪されてしまったのです。

探偵活動がバレると死罪になってしまうので、先日のようにトトを通じて事件の捜査を行いたいのですが、そのためにはまず、トトが事件を持ってこなくてはなりませんでした。

トトが雨宮に認められていないが故、雑用や重要性の低い事件ばかり押し付けられていると知ったロンは、トト専用の依頼箱、通称・”ゴミ箱”に回ってきた今日の事件について尋ねます。

「貯金箱のお金が減った」という、何かの間違いで捜査一課に回ってきてしまった事件は、「絶対不可能な犯罪」と言われているものの、ロンが興味を持つような謎には思えませんでした。

トトの予想に反してやる気になったロンは、不思議な作業着に変装すると、捜査に向かおうと意気込みます。

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小さな事件に見えても、天才探偵・ロンにかかれば思うところがあるようで……。 トトはロンの捜査についていけるのでしょうか?

ブタの貯金箱と持ち主の姉妹

貯金箱のお金が減ったという通報をしてきた家には、姉妹が暮らしていました。

迎えてくれた妹(CV.石見舞菜香)に、「貯金箱110番の金貯鴨夫(かねたまるかもお)」だと名乗ったロンは、玄関先に置いてあった大きなスーツケースに興味を持ちます。

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名字とかけているカモノハシモチーフの作業着と、名は体を表しすぎている偽名が、ロンの怪しさを醸し出しています……(笑)

実家に帰省していた姉(CV.加隈亜衣)の持ち物のようですが、貯金箱とスーツケースを間違えたロンに、妹は引き気味です。

早速リビングに案内してもらい、例の貯金箱を見せてもらうと、ゴム製の蓋によって簡単には中身を取り出すことができないタイプの、黄色いブタの貯金箱でした。

ピンク色が人気の貯金箱だそうですが、近くの雑貨屋に黄色だけが残っていたため、こちらを購入したといいます。

トトは、ロンの奇行とアドバイスにより、姉のジュエリーの存在に気付きました。

金目のものを目的とした犯行ならば、開くはずのない貯金箱の中身よりも、剥き出しで飾られたジュエリーを狙うはずです。

最近は貯金箱の変化以外にも、無言電話がかかってくることが気になっていたと妹が話す頃、姉が帰ってきました。

一昨日は姉妹ともに出掛けており、特に姉のほうは実家の手伝いで1泊していたそうです。

そして昨日、姉に続いて帰ってきた妹が小銭を入れようと貯金箱を持った時、軽くなっていることに気付いたといいます。

通報した妹に対し、姉が「気のせい」ではないかと話すと、ロンも「もういいんじゃないか? 気のせいで」と返しました。

すると、妹は「(貯金箱は元々)鉄の置物かってくらい重かった」と反論します。

ロンは妹の発言を聞くと、指先で前髪をピンッと弾き、満足そうに「それが聞きたかった」と呟きました。

その後、ロンの提案で貯金箱を割り中身を見てみると、やはり小銭は減っているように思われます。

トトに中の小銭を鑑識へ回すよう指示したロンは、散歩をしてくるからあとで落ち合おうとだけ告げました。

重なる二つの事件

夕方になり、ロンとトトは姉妹の家の近くにある河川敷で落ち合いました。

ちょうどトトのもとには鑑識から電話がかかってきて、貯金箱に入っていた小銭から妹の指紋が検出されなかったと告げられます。

予想通りの結果が出たことに口角を上げるロンが見つめる先には、河川敷を捜査する警察の姿がありました。

今朝死体が見つかったこの現場には「来るな」と言われていたトトですが、雨宮の姿を見つけ、声を掛けに行きます。

一方、トトの制止を無視して男の死体に近寄ったロンは、「この殺人事件、一色都々丸が解決したりして」と雨宮に笑いかけました。

そして、先日の事件の時のように死体の横に寝転ぶと、「すべてそろった」と呟き、トトに紙袋を渡します。

「君の出番だ」

そう言われたトトは、ハッとしました。

その後、雨宮や河川敷を捜査していた警察関係者だけでなく、例の姉妹も呼び出したロンとトトは、今回の事件の謎解きを始めます。

まず、貯金箱の小銭から妹の指紋が検出されなかったことについて。

ロンがトトに渡した紙袋に入っていたのは、姉妹の持ち物と同じ黄色いブタの貯金箱でした。

これは近くの雑貨屋に売っていたもので、同じ貯金箱を用意できることの証明になっていました。

姉妹の貯金箱はそもそも中身が減ったのではなく、新しい貯金箱にすり替わっていたのです。

なぜなら、姉が壊してしまったことを隠そうとしたから。

――昨日、姉が帰宅した時。

彼女を待ち受けていたのは、無言電話をかけてきていたストーカーの男でした。

家のリビングまで押し入ってきた男を退けようと、鉄の置物のように重たい貯金箱を振りかざした姉は、男を貯金箱で殴り殺してしまいます。

殺人の事実を隠すため、砕けてしまった貯金箱と血の付いた小銭を処分すると、代わりに新たな貯金箱と小銭を用意し、死体は大きなスーツケースで河川敷まで運びました。

だから、貯金箱の小銭から妹の指紋は検出されず、実家に1泊するには大きすぎるスーツケースが玄関先に置かれていたのです。

……トトの推理を聞いた姉は、自らの罪を認めました。

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ロンにサポートされながら推理を完遂したトトですが、安心するのも束の間……。

凸凹コンビの幕開け

殺人を認めた姉に、ロンは川を指差しながら「沈め」と告げます。

ロンの「犯人を追い詰めて殺す病」が発動したと気付いたトトは、姉に声掛けをしながら、ロンの身体を羽交い絞めにしました。

しかし、ロンの瞳は青く光り、姉の瞳にも同じように青い光が宿ります。

やがて、トトの声掛けも虚しく、姉は「沈む」と呟きながら川へ向かって駆け出してしまいました。

咄嗟に追いかけた雨宮が取り押さえるものの、何かに取り憑かれたように振り払い、川へ走る姉。

沈んでいく姉を追いかけるように飛び込んだトトは、無事に彼女を救い出しました。

一方、河川敷に取り残されていたロンは意識を取り戻し、自分がまた犯人を追い詰めてしまったこと、トトが犯人を救ったことを察して一人呟きます。

「無事でよかった……ありがとう、トト」

――後日。

男の死体や殺人現場となったリビングからさまざまな証拠が見つかり、姉の自白と一致したことから、彼女の正当防衛が認められ、情状酌量の余地があるかもしれないと知らされたトト。

雨宮は「一件落着」だと伝える一方で、トトとロンの規則違反について叱責します。

そして、トトの知人であるというロンの名前を問いました。

ロンの正体を明かすわけにはいかないトトは、咄嗟に「鴨夫です……」と答えます。

すると雨宮は怒るのではなく、うっとりとした表情で「鴨夫様か」と独り言ちました。

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雨宮先輩、まさかのロンに恋心?! 鬼上司かと思いきや、コメディリリーフ的なポジションも担ってくれます。

その後、トトは事件の顛末を報告しに、ロンを訪ねます。

ロンは「ピュアなマヌケなりに素晴らしい仕事をした」とトトを褒め、トトはロンの推理と解決のスリルを楽しみにしている自分に気付くのでした。

――その頃、BLUEでは……。

ロンが探偵行為を再開したという疑いがあるとの報告が入っていると、校長や教官たちの間で会議が行われていました。

ロンの調査を行うことが決まると、一人の男が名乗りを上げます。

アニメ『鴨乃橋ロンの禁断推理』第2話まとめ

いかがだったでしょうか。

いよいよトトがロンの代わりに推理を披露するようになりました。

今回は無事に事件を解決、犯人を逮捕することができましたが、どうやらロンのいた探偵養成学校”BLUE”から刺客が送られてくる様子……。

これから始まる凸凹バディの活躍は、一筋縄ではいかないようですね。

次回、第3話も楽しみです。

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