アニメ『鴨乃橋ロンの禁断推理』第11話あらすじ・ネタバレ感想!”慧眼のカワセミ”再び!翡翠のスランプを救うのは……?

© 天野明/集英社・鴨乃橋ロンの禁断推理製作委員会

© 天野明/集英社・鴨乃橋ロンの禁断推理製作委員会

「少年ジャンプ+」にて連載中の人気推理マンガをアニメ化した『鴨乃橋ロンの禁断推理』。

類稀な才能を持ちながら探偵資格を剝奪されてしまった天才探偵・鴨乃橋ロンと、ピュアでマヌケで真っ直ぐな警視庁捜査一課の刑事・一色都々丸(トト)がタッグを組み、さまざまな難事件を解決していくミステリー作品です。

雨宮から命じられた愛知出張で、久しぶりに翡翠と会ったトト。

部下の山根を失ってからスランプ状態の翡翠は、以前のような鋭い洞察力を失くしていました。

現在は「マッドカメレオン」と呼ばれる七変化の犯人による通り魔事件を捜査中ですが、トトと翡翠の目の前で新たな犯行が行われ……?

早速、第11話「マッドカメレオン殺人事件」をレビューしていきます。

\\『鴨乃橋ロンの禁断推理』を見るならここ!!//

31日間無料のU-NEXTで見る

アニメ『鴨乃橋ロンの禁断推理』前回第10話のあらすじと振り返り

週刊誌の一日密着取材を受けることになったトト。

記者の門季チコリは、難事件を次々と解決するトトの大ファンだそうです。

そんなチコリと入ったカフェで店員をしていたロンは、チコリが事件記者だと知ると、いい情報源になると見込んで彼女をもてなします。

その時、店内で殺人事件が起き、トトはチコリの目の前で謎を解くことに。

容疑者の一人になってしまったロンにヒントを貰いながら捜査を進め、推理を披露します。

この事件の鍵は、ロンが作ったカフェラテと被害者がSNSに投稿した写真、そして三人組の女性客の関係性にありました。

\\『鴨乃橋ロンの禁断推理』を見るならここ!!//

31日間無料のU-NEXTで見る

【ネタバレあり】アニメ『鴨乃橋ロンの禁断推理』第11話あらすじ・感想

愛知出張に抜擢?

もふが勤務する病院を訪れたロン。

検査の結果、ロンが無意識に犯人を追い詰めてしまうのは、先天的なものではないということがわかりました。

もふは専門の機関で詳しく調べることを勧め、紹介状を書いてくれます。

一方、トトは雨宮に命じられ、愛知出張へ向かうことに。

以前、合同捜査で一緒になった愛知県警の翡翠は、部下の山根を失ってからスランプに陥っているとの噂が……。

彼に敵対心を抱く雨宮は、意気揚々と様子を見てくるように言い渡しました。

そんな愛知出張には、ロンもついてきます。

事件の捜査ではないので何の意味があるのだろうと不思議がるトトでしたが、ロンは翡翠の様子次第では自分たちに難事件が回ってくるかもしれないと目論んでいました。

名古屋駅に到着すると、県警に行くトトとは別行動を取るというロン。

トトは特に気に留めず、一人で出張の目的を果たしに行きます。

用事が済むと、翡翠を探して近くの商店街へ。

そこには、普段の完璧さからは考えられないほどケアレスミスを頻発する翡翠の姿がありました。

urara

一見変わらない様子に見えますが、部下も狼狽えてしまうようなミスをする翡翠。 雨宮に聞いた噂は本当だったようです。

”慧眼”のスランプ

右腕だった山根を失ったあとも、気持ち自体は萎えていないという翡翠。

しかし、”慧眼のカワセミ”の異名を持ちながら、今まで見えていたものが見えなくなってしまったのだと語ります。

雨宮にもスランプだと伝えていいと告げる翡翠の表情は、どこか寂しげでした。

urara

完璧超人かと思われた翡翠の人間らしい姿、憂いのある表情に、トトも視聴者も落ち着かない気持ちになりますね……。

商店街を歩いていると、「マッドカメレオンに注意」と書かれた看板を見つけます。

マッドカメレオンとは、この辺りを騒がせている通り魔で、白昼堂々とレンチのようなもので大学生ばかりを狙い、スマートフォンを奪い去るのだそうです。

捜査の結果、単独犯だと判明しているものの、被害者の目撃証言からわかる犯人像が違い過ぎるため、その七変化っぷりから「マッドカメレオン」と呼ばれているのだとか……。

ある時は狐目の小学生、ある時は2メートル近い巨漢、ある時は華奢なOLと、さまざまな意見が出るため、捜査は難航していました。

その時、赤いジャンパーを着た男がスーツ姿の大学生をレンチで殴る事件が発生。

血を流して倒れた大学生からスマホを奪い、逃走します。

目の前で起きたマッドカメレオンによるものと思われる事件……。

翡翠は被害者に駆け寄り、トトに赤いジャンパーの男を追うよう言いました。

トトが追いかけると、男はすれ違った女性に肘鉄を喰らわせ、そのまま十字路を右折。

その先の道が通行止めになっていたため、手前の洋服屋に入っていきました。

トトは店内にいた人々をその場に留めましたが、赤いジャンパーを着ている人はいません。

おそらく脱いだ後、店内の服に混ぜたと思われます。

非常口は荷物で完全に塞がれていて、通りに面している出入口以外に、出入りできる場所はありませんでした。

今回、被害に遭った大学生は死亡が確認され、一連の事件の中で初の殺人が発生。

よって、通り魔事件は殺人事件へと変貌しました。

\\『鴨乃橋ロンの禁断推理』を見るならここ!!//

31日間無料のU-NEXTで見る

マッドカメレオン殺人事件

容疑者は店内にいた5人の男性。

翡翠の”慧眼”はやはり芳しくないようで、一旦容疑者を解放し、捜査は難航します。

その頃、ロンはもふに紹介された専門機関にかかっていました。

用事が済み、トトに電話を掛けます。

そこで殺人事件の概要を聞くと、すでに何かに気付いているような口ぶりで現場へ向かうと言いました。

urara

現場にいるわけでもなく、いつものように遺体の横に寝転ぶこともなく、それでも事件を見通し切っているロン。 翡翠がスランプを乗り切る一助になりそうです……!

一方、現場には相変わらず答えを見出せずにいる翡翠の姿がありました。

そこへ現れたのは、”近眼のカモセミ”を名乗るロンでした。

ロンは、マッドカメレオンは変装で姿を変えているわけではないと考えています。

そして、被害者は全員嘘をついているのだと言って、トトと翡翠を驚かせました。

被害者自身に何か後ろめたいことがあったのではないかと語るロンが、被害者の大学生たちの共通点として「スーツ姿」だったことを挙げると、翡翠は目を見開いて叫びます。

「……オレオレ詐欺!」

翡翠は、被害者たちが特殊詐欺の受け子だったのだと気付きました。

受け子は銀行員などを装うためにスーツ姿で日中に行動しており、一連の通り魔事件の特徴に当てはまっています。

自分が被害に遭ったとはいえ、犯人が捕まってしまうと詐欺に関わっていたことがバレてしまうので、皆一様に嘘をついたのでしょう。

つまり、犯人は被害者が受け子だと知っていた人物――詐欺グループの一員の可能性がありました。

犯人と被害者たちの間で何らかの金銭トラブルがあったとすれば、犯人がスマホを奪うのも、連絡した痕跡を消すためだと考えられ、辻褄が合います。

ロンの推理に敬意を表す翡翠でしたが、ロンは普段の翡翠ならこのくらいの推理はできていたはずだと発破をかけました。

「ここからは君の出番さ、”慧眼のカワセミ”」

指導の賜物

ロンに発破をかけられても尚、煮え切らない様子の翡翠。

ロンは翡翠の「ピンセット指導」を模した「トング指導」を行い、睡眠や食事をおろそかにしていることを見抜いて翡翠を追い詰めていきます。

山根のことを言及されると、翡翠は「山根のようにプレッシャーで追い詰めてしまうことがないよう、指導一つにも細心の注意を払っている」と言い返しました。

しかし、ロンはそれが間違いだと指摘し、翡翠のやる気を引き出していきます。

いよいよ我慢できなくなった翡翠は、めちゃくちゃなロンに対し、得意の「ピンセット指導」を行いました。

突然普段通りになった翡翠を見て驚きを隠せないトトでしたが、彼の目が生気を取り戻していることに気付きます。

ロンにキレキレの指導を行ったことで慧眼の本領を発揮した翡翠は、あることを閃き、トトに向き直りました。

赤いジャンパーの男は逃走中、すれ違った女性に肘鉄を喰らわせていましたが、それは左腕だったかと尋ねます。

トトが質問に頷くと、翡翠は犯人は肘鉄を喰らわせたのではなく、時間帯通行止めの看板を見て腕時計を確認した仕草だったのだと言いました。

しかし、時間を勘違いし、実際には通行止めの時間に右折してしまったのです。

そのため、急遽手前にあった洋服屋に入った可能性がありました。

翡翠は容疑者の中に一人だけ時間が狂った腕時計をつけていた男がいるといい、時間を勘違いする可能性があったその男を疑います。

ところが、男が残していった連絡先や住所はデタラメで、行方がわからなくなってしまいました。

店内からは犯人が着ていた赤いジャンパーが発見されたものの、服の中からスマホは見つからず、再び難航するかと思われたその時、ロンが言います。

「僕らはすでに目にしている。 探しているスマホは、通話中だ」

トトが困惑する一方で、翡翠は言葉の意味を理解したようでした。

――その後。

営業再開した店内にやって来た男は、マネキンの手にハマったスマホに触れようとします。

瞬間、見張っていた警察が男を取り囲み、その中心に立つ翡翠が男を逮捕しました。

翡翠の表情からは強張りが取れ、すっかり”慧眼”を取り戻したようでした。

urara

スマホの隠し場所はマネキンの手元でした。 確かに見逃しそうな場所です!

同じ頃、トトとロンは帰りの新幹線に乗っていました。

そこでトトは、ロンがもふに紹介された脳科学の研究所へ行っていたことを知ります。

勧められていた精密検査の結果、もしかしたら症状を和らげられるかもしれないとわかったそうです。

喜ぶトトをよそに、ロンは鋭い視線で窓の外を見つめていました。

アニメ『鴨乃橋ロンの禁断推理』第11話まとめ

いかがだったでしょうか。

スランプに陥っていた”慧眼のカワセミ”・翡翠を救ったのは、ライバルのような、同志のようなロンと、地元で発生した事件でした。

一方、翡翠が復活したことで、雨宮にはまた敵が出来てしまいましたね。

トトが八つ当たりされないことを祈ります……!

また、ロンの犯人を追い詰めてしまう病についても進展があり、先は明るく感じられます。

ところが、ロン本人は思うところがある様子。

先天的でないということは、後天的なものであるということ。

その謎について考えているのでしょうか?

次回、第12話も楽しみです。

\\『鴨乃橋ロンの禁断推理』を見るならここ!!//

31日間無料のU-NEXTで見る