アニメ『鴨乃橋ロンの禁断推理』第10話あらすじ・ネタバレ感想!カフェで事件発生!トトに憧れる記者の前で謎解き!

© 天野明/集英社・鴨乃橋ロンの禁断推理製作委員会

© 天野明/集英社・鴨乃橋ロンの禁断推理製作委員会

「少年ジャンプ+」にて連載中の人気推理マンガをアニメ化した『鴨乃橋ロンの禁断推理』。

類稀な才能を持ちながら探偵資格を剝奪されてしまった天才探偵・鴨乃橋ロンと、ピュアでマヌケで真っ直ぐな警視庁捜査一課の刑事・一色都々丸(トト)がタッグを組み、さまざまな難事件を解決していくミステリー作品です。

週刊誌の一日密着取材を受けることになったトト。

記者の門季チコリは、難事件を次々と解決するトトの大ファンだそうです。

そんなチコリと入ったカフェで店員をしていたロンは、チコリが事件記者だと知ると、いい情報源になると見込んで彼女をもてなします。

その時、店内で事件が起き……。

早速、第10話「毒入りカフェラテ殺人事件」をレビューしていきます。

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アニメ『鴨乃橋ロンの禁断推理』前回第9話のあらすじと振り返り

トトは関係者たちを集め、ロンに仕込まれた事件の真相とともに、犯人は館長の十文字だと語ります。

最初は反論していた十文字でしたが、トトに次々とトリックを暴かれ、やがて観念しました。

ところが、十文字は隠し持っていた毒薬で自ら命を絶ち、最期に今回の事件がロンを陥れる罠だったと明かします。

さらに、事件の裏には何者かの存在があることがわかり、その人物はロンの人生を狂わせた「血の実習事件」の黒幕でもありました。

その黒幕――モリアーティ家の者たちは、「シャーロック・ホームズとジェームズ・モリアーティの両方の血」を引くというロンのことを狙っていたのです。

しかし、トトのみならず、ロン本人ですら、そんなことは知る由もありませんでした。

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【ネタバレあり】アニメ『鴨乃橋ロンの禁断推理』第10話あらすじ・感想

事件記者現る!

南暖島から帰ってきたロンとトト。

天文台殺人事件の犯人を乗せた船が沈み、乗組員全員が行方不明となったことを知ったロンは、それが事故ではなく事件であり、黒幕は自身を狙う存在と同一だと考えていました。

トトは、背後に危険が迫っている状態なのにのんきなロンを心配しますが、ロン本人はしっかり準備をしつつ日常を楽しむと笑います。

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天文台での出来事には黒い謎が残り、今後の展開に大きく関係する事件となってしまいました。 それでも日常に帰ってきたロンとトトは、それぞれのテリトリーで日々を送ります。

そんなある日、雨宮に「仕事を用意した」と言われて向かった会議室でトトを待っていたのは、週刊誌の記者をしている門季チコリ(CV.小原好美)でした。

数々の難事件を取材してきたチコリは、ここ最近活躍しているトトのファンだといいます。

彼女は幼少期に誘拐されたことがあり、その際に助けてくれた刑事に憧れて今の職に就いたらしく、一部で名刑事と呼ばれ始めたトトに注目していました。

実際にはロンが推理しているため、いたたまれない気持ちになるトトでしたが、ロンの素性を明かすわけにはいかず、チコリの一日密着取材に応じることになります。

ボロが出ないうちに取材を終わらせようと考えたトトは、カフェでサクッとインタビューしてもらおうと、通りかかった店に入りました。

すると、そこには何故か「茶作鴨休」と名乗る店員のロンがいて、いつもの調子でトトを振り回します。

この店のオーナーと知り合いで手伝いをしているというロンは、トトと一緒にいるチコリの特徴から記者だと見抜きました。

そして、事件記者だと知ると、いい情報源になるかもしれないと思い、手厚くもてなそうとします。

その時、ジュリー(CV.内田真礼)、速水(CV.石川由依)、玉田(CV.千本木彩花)という女性三人組が連れ立って来店しました。

毒入りカフェラテ殺人事件

ジュリーは来店するなり、店の看板を撮ってくると言い置いて外へ出て行きます。

速水と玉田はレジへ向かい、三人分のカフェラテを注文しました。

ロンは手際良く三つのカフェラテを淹れると、可愛らしいカモノハシのラテアートまで披露します。

ロンの能力に驚くトトでしたが、商品を受け取りに来た速水にはアヒルと勘違いされてしまいました。

速水がカフェラテを持ってジュリーと玉田が待つ席に戻るところを見送っていると、チコリがトトの写真を撮ります。

トトが取材を受けていると知り、チコリをもてなすためにしつこく絡んでくるロン。

チコリは迷惑そうなトトを見て、ロンを注意しました。

その時、女性三人組の席から大きな物音と悲鳴が聞こえてきます。

振り返ると、カフェラテを飲んだジュリーが倒れていました。

駆け寄ったロンは救急車を呼ぶように指示したあと、すぐに警察もだと付け加えます。

ジュリーは毒殺されていたのです。

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すぐに毒殺だと気付いたロン。 しかし、そのカフェラテを淹れたのはロン自身で……。
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三人の容疑者

現場に警察が駆け付け、すぐに捜査が始まります。

鑑識の調べにより、ジュリーが飲んだカフェラテの中に青酸化合物が入ったカプセルが混入していたことがわかりました。

ロンはいつものように亡くなった被害者の隣に寝転ぶと、「君の無念は晴らすからね」と告げます。

すると、ロンをただの店員だと思っているチコリが声を荒げ、「超名刑事」であるトトの邪魔をしないよう注意しました。

彼女の大げさな発言に慌てるトトをよそに、ロンは「それは心強い」「容疑者の僕も安心して任せられるよ」と言って口角を上げます。

何故なら三人しかいない容疑者に、ロン自身も含まれるからです。

ジュリーのカフェラテに毒を入れるチャンスがあったのは、カフェラテを淹れたロンと、ジュリーと同席していた速水、玉田のみ……。

誰が毒を入れたのかが問題だと語るロンに、チコリは名刑事のトトが解決すると力強く宣言しました。

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トトの活躍に期待する、というよりも何故か確信を持っているチコリ。 ロンはそんな彼女を面白そうに眺めていますが……?

戸惑いながらもトトは捜査を開始し、三人の容疑者に話を聞きます。

ロンはさておき、速水によると女性三人組の動きはこうです。

速水が三人分のカフェラテを運ぶと、ジュリーが写真を撮ろうと言い出し、カフェラテとともに写真撮影をします。

しばらくして電話が掛かってきた速水が応対を始めると、ジュリーはその隙に店内の写真を撮りに行きました。

その間、玉田は速水の電話が終わるのとジュリーが席に戻るのを待っています。

速水とジュリーの用が済んで三人が席に揃ったところで、最初にジュリーがカップを手に取りました。

そして、カフェラテを飲んだところで倒れたといいます。

やはり、容疑者はカフェラテを淹れたロン、席まで運んだ速水、ずっと席に残っていた玉田の三人だけです。

トトはここまでの話を聞いて、ロンには動機もなければ、誰かを狙って殺害するのは不可能ではないかと発言します。

確かに、ジュリーの手前に来るよう予測して毒入りのカップを配置することは難しいでしょう。

しかし、玉田と速水は困ったように顔を見合わせ、ジュリーは手前ではなく一番奥のカップを手にしたと証言しました。

何故わざわざ奥のカフェラテを選んだのかはわかりませんが、どちらにしても手に取るカップを操作することは難しいように思えます。

トトとチコリが頭を悩ませていると、ロンはスマホを差し出しました。

スマホの画面には、「被害者のSNSと記者の写真」と書かれています。

ロンからのヒントになっていた文を正しく理解したトトは、チコリが撮った写真を見せてもらいました。

自己中心的な人々

トトの写真ばかり撮っていたチコリですが、一枚だけ女性たちが注文したカフェラテを撮影していました。

ジュリーのSNSを探し出し、カフェラテの入ったカップを持つ彼女の写真を表示。

チコリの写真と見比べてみますが、特に異常はないように見えました。

頭を抱えて汗だくで悩むトトの姿に、チコリは少し驚きます。

名刑事と呼ばれるからには、もっとスマートに事件を解決すると思っていたからです。

一方、ロンは何かに気付いた様子で、店のグッズであるタオルを持ってきました。

「マーク入りでSNSでも映える」と語るロンに、「目立ち方間違ってるから」と呆れながら返すトト。

するとロンは、「それが鍵だよ」「目立ち方を間違えると人生も間違える」と告げ、指先で前髪をピンッと弾きました。

それは、ロンの「謎が解けた」合図。

トトはロンの推理を聞くために、二人でその場から離れようとしました。

そして、その間にチコリには厨房の刃物を隠しておいてほしいと頼みます。

本当はロンが犯人を殺してしまう要素を減らすためでしたが、チコリは第二の殺人を防ぐためだと勘違いして、頼みを聞き入れてくれました。

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ロンの謎が解けた合図は、トトにとっては出番がやって来た合図でもあり、いつしか緊張の瞬間になりましたね。 いよいよ推理フェーズです。

――再び関係者を呼び出し、謎解きを始めるトト。

犯人はジュリーがどのカップを選ぶかわかっていた人物だといいます。

そのヒントはジュリーのSNSにありました。

彼女はどの写真でもみんなの中心に立ち、自分が一番際立って見えるように気を遣っていることがわかります。

そんな彼女が最も見栄えのいいカフェラテを選ぶことは必然的でした。

三つとも同じカモノハシのラテアートでしたが、一つ以外を爪で引っ掻くだけで、このトリックは完成します。

その証拠に、ジュリーが投稿した三つのカップが並ぶ写真には、表面が引っ搔かれて少しだけ見た目が崩れた二つのカフェラテと、ジュリーが選んだ綺麗なカフェラテが映っていました。

このトリックを実行することができたのは、証拠となる写真を撮る前に人知れずラテアートを引っ搔くことができた――カフェラテを運んだ速水だけです。

犯人だと名指しされた速水は、小さく叫びながらその場に座り込んでしまいました。

ジュリーは自分が中心になるだけでなく、他人が中心になることを許さなかったと語る速水。

それを証明するように、速水の彼氏が芸能プロダクションにスカウトされた瞬間、奪っていったといいます。

トトは「たとえどんなに憎くても、人を殺めて解決するなんて間違っている」と告げました。

速水が何か言い返そうとした時、ロンの病が発症してしまい、怪しい瞳で「打ちつけろ」と呟きます。

ロンに洗脳されたように歩き出した速水は、壁に飾られたオブジェの尖った部分に頭を打ち付けようとしました。

トトはコーヒー豆が詰まった袋で速水に体当たりし、彼女の自死を防ぐのでした。

事件は解決したものの、速水を止める拍子にチコリともぶつかってしまったトトは、チコリが取材に使っていたボイスレコーダーを壊してしまったことを詫びます。

しかし、全く気にしていない様子のチコリは、当初のイメージとは違ったトトに、むしろ好感を抱いていました。

アニメ『鴨乃橋ロンの禁断推理』第10話まとめ

いかがだったでしょうか。

もふ先生やオリヒメに続き、トトの仕事ぶりを評価してくれる存在として、チコリが加わりました。

ロンの推理あってのトトなので本人はいたたまれない気持ちになっているようですが、ロンはトトの活躍や成長を嬉しそうに見守っている節があります。

3週にわたって続いた天文台での殺人事件を乗り越えたロンとトトはどんどん良い関係になっていて、ロンの背後に忍び寄る危険にも二人で打ち勝ってくれそうですよね。

次回、第11話も楽しみです。

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