アニメ『鴨乃橋ロンの禁断推理』第1話あらすじ・ネタバレ感想!ワケあり凸凹コンビが送る華麗で良質なミステリー!

© 天野明/集英社・鴨乃橋ロンの禁断推理製作委員会

© 天野明/集英社・鴨乃橋ロンの禁断推理製作委員会

「少年ジャンプ+」にて連載中の人気推理マンガをアニメ化した『鴨乃橋ロンの禁断推理』。

類稀な才能を持ちながら探偵資格を剝奪されてしまった天才探偵・鴨乃橋ロンと、ピュアでマヌケで真っ直ぐな警視庁捜査一課の刑事・一色都々丸(トト)がタッグを組み、さまざまな難事件を解決していくミステリー作品です。

原作は『家庭教師ヒットマンREBORN!』の天野明先生による約8年振りの週刊連載作品で、ミステリアスな事件を華麗に解決していくバディものとして人気を集め、アニメ化に際して再び注目を浴びています。

主人公・鴨乃橋ロン役には『機動戦士ガンダム 水星の魔女』グエル・ジェターク役で知られる阿座上洋平さん、ロンの相棒となる一色都々丸役には『呪術廻戦』虎杖悠仁役で知られる榎木淳弥さんがキャスティングされました。

第1話では、ロンとトトの出会いが描かれますが……?

早速、第1話「大都会連続溺死事件」をレビューしていきます。

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アニメ『鴨乃橋ロンの禁断推理』主な登場人物・キャスト

鴨乃橋ロン/CV.阿座上洋平

・世界最高峰の探偵養成学校”BLUE”でトップの成績を修め、天才と呼ばれた青年
・とある事件によって探偵免許の取得資格を剥奪された
・「探偵」を奪われ失意と退屈の日々を送っていたが、トトとの出会いにより犯罪捜査に関わっていく

一色都々丸(トト)/CV.榎木淳弥

・警視庁捜査一課で”お荷物”扱いされている刑事
・後先考えずに行動してしまうが、ピュアでマヌケなところをロンに気に入られてパートナーとなり、「トト」と呼ばれるようになる
・事件では表立って捜査ができないロンに代わり、推理を披露する

雨宮/CV.日笠陽子

・警視庁捜査一課の刑事で、トトの先輩
・警視総監を目指し、一課では事件の担当決めをする立場にある
・その美しさと切れ者ぶりから署内にファンも多いが、やや荒い性格でトトには恐れられている

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【ネタバレあり】アニメ『鴨乃橋ロンの禁断推理』第1話あらすじ・感想


ピュアでマヌケな若手刑事

連続殺人事件を捜査中の警視庁捜査一課。

5人目の被害者が発見された日、若手刑事の一色都々丸――通称・トト(CV.榎木淳弥)は、上司の雨宮(CV.日笠陽子)から帰宅を命じられてしまいます。

それは日頃から失敗続きゆえに”お荷物”扱いされていたからでした。

被害が出ているのに事件解決の糸口が見えない状況の中、黙って帰ることができないトトは、総務課のキク(CV.中博史)に泣きつきます。

するとキクは、「鴨乃橋ロン」という探偵の写真を渡し、会いに行くよう告げました。

ロン自身が管理人をしているらしいマンションに辿り着いたトトは、管理人室のドアの前に立ちます。

チャイムを押そうと手を伸ばした瞬間、「期待するな」「自分でやれ」と立て続けに声が聞こえてきました。

鳴らしてもいないインターフォン越しに話しかけてくるその声は、トトが名乗る前に自分への客人だと気付いており、ここに来る前に神社へ立ち寄ったことさえ見抜いていました。

「いいから帰れ、用はない」と一貫してトトを相手にする気のない様子でしたが、トトがキクの名前を出すと、ゆっくりとドアが開きます。

部屋から出てきたのは、写真の中にいた凛々しい青年とは似ても似つかない、ボサボサ頭の風変わりな男――鴨乃橋ロン(CV.阿座上洋平)でした。

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目が見えないほど髪が伸びているロンと、思ったことがすべて口に出てしまうトト……互いにマイナスの印象から始まった二人の出会いは、事件を解決に導くのでしょうか?

怠惰で風変わりな名探偵

ひとまずロンの部屋に入れてもらったトトは、殺風景な部屋で死んだように眠る猫が転がっていることに驚きます。

キクは自分の息子と学友だったロンのことを心配しているらしく、この猫を送ってきたのもキクだそうです。

ロンの部屋は床全体がクッションになっており、それを「怠惰の床」と呼ぶロンは、床にパッタリと倒れ込んでしまいます。

うつぶせになったままのロンは、キクがこれまでにもロンのパートナーとして秀才な若手を送り込んでくることがあったと語りました。

失意と退屈の日々を送っているというロンが今は探偵をしていないことを知ったトトは、キクからの紹介という前提もあり、負けじと捜査協力を依頼します。

しかし、ロンは事件の概要を聞こうともせず、頑なに追い返そうとしました。

彼の態度が気に入らなかったトトは帰ろうとしますが、その前になぜ自分が神社へ立ち寄ったことがわかったのか質問します。

するとロンは、トトの肩についた松の花粉や、ポケットに入った缶コーヒーと小銭を手掛かりに見抜いたと語りました。

さらに、トトの様子や行動から祖父母に育てられたこと、捜査一課でお荷物扱いされていることまで暴き、トトを驚かせます。

ロンの類稀な才能を目の当たりにしたトトは、再びロンに協力してもらおうと説得を始めました。

その時、雨宮から連絡が入ります。

6人目の被害者が発見され、現場の一番近くにいたトトが向かうよう指示されたのです。

通話を終えて振り向いたトトが見たのは、冷や汗をかいて悶え苦しむロンの姿でした。

ロンは事件の話を聞くと解決したくてたまらなくなりますが、探偵として致命的な欠陥を抱えているため、探偵業から離れているようです。

事件の話を耳に入れないためにネットやテレビのない部屋で暮らし、人と会わないようにするために昼夜逆転生活を送っていました。

一連の話を聞いたトトは、ロンが重大な病気を抱えているために探偵ができないのだと考え、自分がサポートすると提案します。

トトの真っ直ぐな言葉に心動かされたロンは、捜査に協力する代わりに「絶対に僕から目を離すな」と告げました。

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キレのある流暢な推理からロンがただ者ではないことがわかりますが、探偵としての「致命的な欠陥」とは一体?
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大都会連続溺死事件

現場の公園に到着したロンとトト。

6人目の被害者は個人投資家の男で、とある実業家のパーティーに向かう途中で殺害されたようでした。

トトが現場にいた警官から説明を受けている最中、ロンが死体の隣に寝転がり、「君の無念は晴らすからね」「君は不思議な死体だな」と一人で話し始めます。

「死体は話したがり」だと語るロンは、この連続殺人事件の内容を知らなかったにも関わらず、被害者の死因がすべて溺死だと理解していました。

それも、目の前の死体が溺死だと見抜いてのことでした。

9ヶ月の間に、羽振りのいい男たちが無抵抗のうちに殺され、金目のものが奪われていたこの事件……。

被害者は全員男性という点以外に共通点はなく、発見された現場もエリアとしては重なるものの、溺死の原因となるような水辺は近くにありません。

現場に到着してからここまで3分ほどでしたが、ロンはすでに事件の全容を見通していました。

そして、指先で前髪をピンッと弾くと、何かに気付いた様子で死体に礼を言います。

5年のブランクがあっても自身の才能が衰えていなかったことを喜ぶロンは、犯人逮捕に向かうため、初めて「トト」と呼び掛けると、お金をおろすよう指示しました。

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死体と向き合って手掛かりを得るロンはどこからどう見ても変人奇人の類ですが、改めて目の当たりにした探偵としての才能はピカイチ……原作でもお馴染みの前髪をピンッと弾く描写は、丁寧に演出されていてかっこよかったです!

凸凹コンビ結成?!

言われるがままにお金をおろしたトトが連れていかれたのは、とある高級ブティック。

趣味の悪い高級服を着せられて憤るトトでしたが、ロンは潜入捜査だと言います。

その格好のままで次に向かったのは、「飛び込み歓迎」と看板に書かれた床屋でした。

トトが床屋に入っていくのを見送ったロンは、店が入っている雑居ビルの前の道に寝転び、黒蜜を吸い込んでいます。

そんなロンが通りすがりの少女たちに変人扱いされている頃、トトはシャンプー台に案内されていました。

頭を下げるかたちでシャンプー台に向かうトトは、床屋の主人(CV.花輪英司)が声を掛けても、眠ってしまったのか返事をしません。

すると、主人はひっそりと口角を上げ、シャンプー台に水を貯めていきました。

トトの顔が水に浸かる頃、ロンが「そこまでだ」と言いながら床屋に入ってきます。

鍵をかけていたはずなのに人が入ってきたことに驚く主人へ、ピッキングに使用した針金を見せるロン。

この床屋の主人こそ、連続殺人犯だったのです。

その瞬間、トトが思い切り顔を上げます。

トトは、シャンプーの時に1分息を止めて何も話すなと、ロンに指示されていました。

なぜなら、主人はシャンプー台に貯めた水を酸欠空気で満たすことで客を失神させ、溺死させていたから……。

このトリックのためにはシャンプーの時に頭を下げる態勢になる床屋、特に一見さんが入って来やすい「飛び込み歓迎」の看板が出ている店であることが重要でした。

被害者たちは金持ちで、オフィシャルな場所に向かう途中でありながら、髪が伸びていたり生え際が染まっていなかったりとボサボサだったため、用事の前に床屋へ寄ったのです。

床屋は客と会話ができることから、被害者が事前に誰かに「床屋へ行く」と伝えているかどうかも直接確認できました。

そのため、ロンはトトに高級服を着せ、株で儲けた話までさせていました。

道から見えない雑居ビルに入っている店ということが決め手となったようですが、ロンの推理は当たっており、床屋の主人は慌てて屋上へ逃げていきます。

逃げ切れなくなった主人は、株で借金を作り、金持ちに恨みを持っていたことを明かしました。

トトが犯人の単なる逆恨みだと驚き呆れる一方、ロンは「(屋上から)飛べ」と呟きます。

すると、なぜか主人は素直に聞き入れ、「飛ぶ」と言って本当に飛び降りてしまいました。

トトが駆け出したその時、ハッとしたロンは自分が「また」やってしまったことに絶望します。

しかし、トトの声で再びハッとして振り返ると、犯人の足を掴んで必死に引き上げようとしている姿が目に入りました。

ロンは犯人が生きていることを嬉しく思いながら、二人を助けます。

……ロンの抱える「致命的な欠陥」とは、自覚と記憶にはない無意識下で犯人を死ぬほど追い込み、殺してしまう病気でした。

だからロンは、事件解決率は100%ですが、犯人検挙率は0%だったのです。

今回、トトのサポートのおかげで初めて犯人逮捕にこぎ着けたロンは、自分が探偵行為を禁じられていることを明かしたうえで、トトに舞い込んでくる事件を持ってくるよう言います。

「今日から君は名探偵だ」

それは、ロンが本格的にトトの捜査に協力するという意味を持っていました。

アニメ『鴨乃橋ロンの禁断推理』第1話まとめ

いかがだったでしょうか。

ついに始まったアニメ『鴨乃橋ロンの禁断推理』。

ロンとトトの軽快な掛け合い、よどみない推理シーン、ロンが答えを得た時に見せる前髪をピンッと弾く描写……。

丁寧な演出と綺麗な映像で、良質な謎解きを見せてもらえたと満足感の得られる第1話でした。

今後登場するキャラクター、キャストも明かされていますし、期待は高まる一方!

ロンとトトの凸凹コンビがどんな難事件に挑んでいくのか、見逃せません。

次回、第2話も楽しみです。

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